多くの大学生はバイトをしていますが、一つのバイトが長く続かないという人も少なくありません。
続かない理由は、人それぞれあると思いますが、以下のような特徴を持つ人が多くいます。
- バイトの内容に期待しすぎている
- 新しく人間関係を築くのが苦手
- 飽きっぽい
- バイトをする意味が分からない
- バイト以外のことで忙しい
上記の特徴について、それぞれの解決策を含めご説明していきます。
バイトが続かない大学生の特徴5つ
バイトの内容に期待しすぎている
新しいバイトを始めるときは、実際にどのような内容かワクワクしますよね。
しかし、バイトの内容に期待をしすぎてしまうことはおすすめできません。
もしバイトを始めて、理想の仕事内容とはかけ離れたものだった場合、そのバイトは長く続かないでしょう。
バイトの募集条件には、比較的魅力的なことばかり掲載されています。
募集要項の良い条件のみに注目してしまい、その業界やお店の評判など、リサーチを行わずに応募をすることにはリスクがあります。
特に大学生になって、バイトを始めるひとはしっかりリサーチを行ってから、バイトに応募しましょう。
新しく人間関係を築くのが苦手
新しくバイトを始めるということは、新しい出会いもあります。
そこで、元々そのバイト先で働いている人たちと、良い人間関係を築くことで、バイトの時間もより有意義になります。
通常のバイトでは、既にコミュニティが出来上がっていることが多いです。
よって、その中に馴染むことができなければ、そのバイトは長く続かないでしょう。
やはり新しく人間関係を築くのが苦手という人や、人と話すことにストレスを感じるという人もいます。
そんな人には、同僚と会話をして、コミュニケーションをとる必要が少ないバイトがおすすめです。
例えば、
- 工場ラインの仕分け
- 清掃員
- チラシのポスティング
- 飲食店のキッチン
- 新聞配達
- 宅配デリバリー
上記はその一部ですが、比較的人と話す必要がないバイトは多く存在します。
新しく人間関係を築くのが苦手な人は、自分に合ったバイトを探しましょう。
飽きっぽい
飽きっぽい性格の人は、バイトによって長続きしない可能性が高いです。
バイトは基本的に、単純作業のような仕事内容が多くなります。
正社員ではないことから、責任が伴う仕事は多くはないため、バイトの仕事はルーティーン業務になりやすいです。
よって、飽きっぽい人にとって、バイトは続かないことが多いです。
しかし、バイトでも比較的退屈しないものもあります。
例えば居酒屋のバイトは、接客が伴います。毎日初対面の人と話して、その場を楽しませる必要があります。
会話は毎回異なる話題があがり、その人に合った話をすることになります。
飽きっぽいひとにとって、毎回違う接客をすることは刺激的になるでしょう。
バイトをする意味が分からない
バイトをすることに、意味を見出せない大学生も少なくありません。
バイトをすることの最大の目的は「お金を稼ぐ」ことです。
よって、バイトをすることでお金を稼ぐ経験ができます。他にも以下のようなメリットがあります。
- 友達が増える
- 様々な職種が体験できる
大学生になって、バイトを通して友達が増えていくことは多くあります。
他大の友達が増えると、同じ大学の人に相談できないことができたり、就活の情報交換ができたりします。
また、バイトは就活と異なり、気軽に応募して働けるので、様々な職種を体験することができます。
将来的にどんな仕事に就きたいか決まっていない人には、様々な種類のバイトをしてみて、自分にあった業界を探すのも一つの手です。
バイトをする意味がないと感じるひとでも、上記のような考え方で、バイトをする意味を見出せるかもしれません。
大学生でアルバイトしないのってやばい?バイトをしないメリットとデメリット
バイト以外のことで忙しい
バイト以外のことが忙しいことが原因で、バイトが続かない大学生も少なくありません。
大学生は、所属する学部やゼミ、部活、サークルによって、忙しさが大幅に変わります。
本業が忙しいと、バイトを続けることが難しくなります。
そんな人には、日雇いでできるバイトがおすすめです。
通常のバイトだと、シフト制になるので、予定が組みづらいです。
しかし、日雇いバイトであれば、急にできたオフの日にバイトを入れることができます。
日雇いバイトに以下のようなものがあります。
- イベントスタッフ
- 試験監督、採点スタッフ
- 清掃員
- デリバリー業務
- 引っ越し運搬
- 工場仕分け
上記以外にも日雇いバイトの募集は多くあります。
バイト以外のことで忙しい人は、急なオフの日でも働ける日雇いバイトがおすすめです。
バイトが続かない原因は選び方にあるかも
バイトの選び方を間違えてしまうと、それが長く続かない原因になってしまいます。
以下のような、条件のバイトは選ばないようにしましょう。
- 自宅や学校から遠い場所
- 時給が低い
- 興味がない職種
- シフトの融通がきかない
それぞれについて、ご説明していきます。
自宅や学校から遠い場所
自宅や学校から遠い場所でのバイトは、おすすめしません。
バイトは基本的に時給計算なので、バイト先が近ければその分長くバイトに入れます。
よって、収入が増えることに繋がります。
自宅や大学から遠い場所でのバイトは、そのバイト先に向かっている時間が本来働ける時間なので、無駄になってしまいます。
大学生でバイトを始めるなら、自宅から近い場所や、大学への通学途中でのバイトがおすすめです。
時給が低い
単純に時給が低いバイトは続かない可能性が高いです。
バイトをする人にとって、時給は特に重要な要素です。
時給が少しでも高ければ、長期的にみて収入が大きく変わってきます。
時給が低いと働くモチベーションもなかなか上がりません。
バイトの仕事内容が著しく魅力的なものでなければ、時給はなるべく高いものを選ぶのがおすすめです。
注意点として、同じチェーン店で同じ業務をするバイトでも、地域やお店ごとにバイトが変わります。地域別の最低賃金は以下の通りです。(2020年7月30日時点)
東京都 | 1013円 |
---|---|
神奈川県 | 1011円 |
大阪府 | 964円 |
千葉県 | 923円 |
北海道 | 861円 |
茨城県 | 849円 |
青森県 | 790円 |
沖縄県 | 790円 |
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/
このように、時給は地域によって異なる傾向にあります。
バイトに応募する際は、その地域の時給の基準と、チェーン店であれば他店舗とどれだけ時給に差があるか確認しましょう。
興味がない職種
興味がない職種のバイトは、長く続かないかもしれません。
大学生にとって、バイトは多くの時間を要します。
そのバイトの時間が有意義でなければ、当然飽きてしまうこともあります。
よって、興味がある職種のバイトをするのがおすすめです。
しかし、自分の趣味などに直接関係するバイトに就くことは、簡単ではないかもしれません。
その場合は、少しでも自分が興味のあることに近い業界や、趣味に近い分野のバイトをするのがおすすめです。
また、後々就職しようと考えている業界でバイトをすることで、就活で経験を活かすことができます。
全く興味がない分野よりも、少しでも興味があるバイトならば、比較的長く続けやすくなります。
大学生でバイトを始めるのであれば、少しでも自分の興味があるバイトを始めましょう。
シフトの融通がきかない
毎月のシフトに希望が出しづらいバイトは、長く続かない可能性があります。
基本的に多くのバイトはシフト制です。
しかし、シフトの希望を自由に出すことができるかどうかは、そのバイト先によります。
シフトにある程度希望が出せないと、毎月の予定をたてることができないため、生活の自由度が落ちます。
大学生はテスト期間やサークル、部活など比較的イベントが多いので、シフトに融通が利かないと、イベントに参加できなくなります。
特にテスト期間にバイトが多く入ってしまうと、学業に支障が出てしまうので、注意が必要です。
大学生でバイトをする際は、シフトに融通が利くかどうか確認するようにしましょう。
大学生に絶対おすすめしない8つのバイト!入って後悔する前に読んで!
ひとつのバイトを長く続けるメリット
様々な職種を体験するのに、いくつかのバイトを経験することはおすすめです。
一方、ひとつのバイトを長く続けると、下記のようなメリットがあります。
- 一通り仕事ができるようになる
- 続けると昇給するバイトもある
- バイト先の人と信頼関係が築ける
- 就活でアピールできる
それぞれの特徴について、ご説明していきます。
一通り仕事ができるようになる
一通り仕事ができるようになると、そのバイトに関する知識が豊富になります。
よって、業務のなかでできることも増えます。
バイトの仕事内容に慣れると、バイトを始めたときよりも、よりそのバイトにやりがいを見出せるでしょう。
また、一通り仕事ができるようになると、後々似た職種のバイトを再度始めるときに、イチから覚える必要がなくなります。
バイトの業務はある程度共通した部分があるので、一通り仕事を覚えた経験を他で活かしていくことも可能です。
続けると昇給するバイトもある
バイトでも長く続けると昇給するケースがあります。
アルバイトでの昇給は、時給が少しずつ上がっていくものなので、すぐに収入アップを感じられないかもしれません。
しかし、少しでも時給が上がれば、長期的にみるとそのバイトを続けることのメリットが増えます。
また、社員登用制度があるバイトもあり、学生時代のバイトから評価されれば、そのまま社員として入社する可能性もあります。
昇給制度や社員登用制度があるバイト先では、長く続けるメリットが大きいです。
バイト先の人と信頼関係が築ける
ひとつのバイトを長く続けると、バイト先の人と信頼関係が築けます。
バイトをしている時間がより有意義になったり、仕事がやりやすくなったりします。
急に休まなければならない予定ができた際は、シフトを変わってもらえる可能性もあります。
また、プライベートで遊ぶ仲にもなれることも少なくありません。
したがって、バイト先の人と仲良くすることで、バイト中もプライベートも両方でメリットがあります。
就活でアピールできる
ひとつのバイトを長く続けることは、就活のアピールポイントとして活用できます。
就活では採用側は、少しでも長く働いてくれる人材を探しています。
近年、転職をすることが当たり前になってきていることもあり、採用側はすぐ退職する可能性がある人をなるべく排除したいと考えます。
そこで、ひとつのバイトを数年間続けたという経験があれば、企業に就職した際も長く勤務できることや、あきらめず物事をやり遂げることのアピールに繋がります。
したがって、ひとつのバイトを長く続けることは、就活でアピールできるメリットがあります。
ひとつのバイトを長く続けるデメリット
一方、ひとつのバイトを長く続けることには、以下のようなデメリットもあります。
- 飽きる
- 辞めづらい
- 新しいことに挑戦しづらい
それぞれの特徴について、ご説明していきます。
飽きる
ひとつのバイトを長く続けると、仕事内容に飽きてしまうこともあります。
バイトは基本的にルーティーン業務が多く、毎回同じ仕事をこなすことになる可能性が高いです。
したがって、出勤するたびに同じ仕事を繰り返すだけなので、飽きてしまう人も少なくありません。
バイトを少しでも長く続けたいという人は、ルーティーン業務ではないようなバイトに応募しましょう。
辞めづらい
バイトを長く続けると、職場の人間関係が深まることで辞めづらくなります。
退職を伝える事は、誰にとっても難しいことです。
なるべく円満で辞めるためには、早めにバイトを辞めたいことを責任者に伝えるのがおすすめです。
基本的に1カ月前までに申し出ることがマナーですが、シフト制の職場では来月のシフトが決まる前に申し出る必要があります。
バイトを長く続けると辞めづらくなりますが、早めに退職を伝えることで、円満退社がしやすくなります。
シフト制のバイトでは特に注意しましょう。
新しいことに挑戦しづらい
長くバイトを続けると、そのほかの新しいことに挑戦しづらくなります。
バイトをすることが生活に根付いてしまったり、バイトに慣れてきて出勤が増えたりすると、身体に疲労も溜まります。
大学生であればもちろん学業もあり、他に新しいことを続けるとなるとエネルギーが必要です。
しかし、バイトが原因で新しいことに挑戦できなくなるのは、避けるべき問題です。
大学生のうちは多くの経験をするべきなので、シフトに融通が利くバイトにしたり、日雇いのバイトにしたりと、改善していくのがおすすめです。
バイトが続かない人に伝えたいこと
大学生でバイトを長く続けられず悩んでいるひとは、少なくないでしょう。そんな人には、以下の3点をお伝えします。
- ひとつのバイトを無理して続ける必要はない
- 「続けられそう」と思えるバイトに出会うまでは辞めてもOK
- バイトを続けたいなら目的ややりがいをもとう
上記3点について、詳しくご説明していきます。
ひとつのバイトを無理して続ける必要はない
大学生でバイトを始めたからといって、そのバイトを無理して続ける必要はありません。
バイトであれば、仕事はいくらでも変えられますし、やりたくない仕事を無理して続けるのは精神的にも困難です。
数ヵ月試してみて、自分に合ってないと感じたのであれば、辞めることを選択肢に入れて一度検討するのがおすすめです。
身体や精神を大事に考え、バイトを無理してまで続けることは避けましょう。
「続けられそう」と思えるバイトに出会うまでは辞めてもOK
バイトを始めてみて、自分に合う仕事かそうでないかの判断をすることは重要です。
問題なく続けていけると納得がいくバイトを探すには、数をこなしていくことがおすすめです。
バイトであれば、履歴書に細かく載せる必要もありませんし、就活に悪影響が出る可能性も低いです。
むしろ様々な職種をバイトで経験できれば、就活でどんな業界に進みたいか目指す企業を絞りやすくなります。
したがって、「続けられそう」と思えるバイトに巡り合うまでは、様々な職種を試して辞めることを繰り返すことも問題ありません。
バイトを続けたいなら目的ややりがいをもとう
バイトを少しでも長く続けたいのであれば、そのバイトをする目的とやりがいをはっきりさせることが大切です。
例えば、貯金を目標額まで貯めることや、そのバイトで得られるスキルも身に付けるまでは続けるなど、自分なりの目的を決めましょう。
やりがいはバイトの職種それぞれで見出す事が可能です。
例えば、接客業はお客様から感謝の言葉をもらえることが、モチベーションに繋がることが多いです。
このように、バイトを続ける目的とやりがいをはっきり持つことで、少しでもバイトを続けやすくなります。
続かなくても悩まないで!たくさん挑戦して自分に合うバイトを見つけよう
今回はバイトが続かない大学生の特徴について、解決策を含めご紹介しました。
大学生にとって、バイトの時間は少しでも有意義にすべき時間です。
自分が興味ある分野のバイトや、続けられると思えるバイトを積極的に探していくのがおすすめです。
時給が低いバイトや、大学や自宅から遠い場所でのバイトはなかなか続けづらいので、注意しましょう。