「ヤバイ…単位落としそう…」
「どれくらい単位を落としたら留年になるの?」
「単位を落とした人ってどうなるの…?」
大学生になると、「受験も終わったし、遊ぶぞー!」という気持ちになる人が多いですよね。
また、今年は新型コロナウイルスの影響でなかなか課題やテストの相談はできる友だちを作れなかった人もいるのではないでしょうか。
そんな大学生に待ち受けるのは、落単の嵐です。
大学生活は暇なイメージがありますが、卒業するためには意外と授業や課題に時間を費やさなければならないことに気付いた頃でしょう。
今回は、大学で単位を落としたらどうなるのか?単位を大量に落とした場合の対処法について解説します!
この記事を読んでわかること
- 大学で単位を大量に落とした場合の対処法
- 大学で単位を落とすデメリット
- 1年間で何単位以上取ると留年を回避できるのか
- 留年するとどうなるのか?就活への影響
大学1年生で単位を大量に落とした場合の対処法4つ
それでは早速、単位を体調に落とした場合の対処法についてお話します。
単位を取得する時期としては、大学1,2年生が勝負です。
大学3年生以降は、卒業に必要な単位数をとにかく必死に取るしかありません。
そのため、本記事では大学1,2年生にフォーカスしました。
もちろん大学3,4年生で使える方法もあるため、単位を大量に落としてしまった全大学生必見です。
1年生後期~2年生で挽回しないとヤバイ
大学1年生で大量に単位を落とした人は、正直後期か、大学2年生の間には挽回しないとヤバイです。
大学2年生までの単位数で進級できるか決まる大学もありますので、「大学3,4年生で頑張ろう~」と思っていると留年する危険があります。
- 対処法①成績発表時に意義を申し立てる
- 対処法②大学2年生以降は取りたい単位数よりも多く履修する
- 対処法③自分の得意な授業を分析する
- 対処法④「選択と集中」で確実に単位を取りに行く
対処法①成績発表時に意義を申し立てる
まれに、教授の成績の付け方が厳しすぎたり、採点ミスをしたりすることによって単位を落とすことがあります。
そのため、落とした単位を数でひと括りにせず、一つひとつ落ちるべくして落ちた単位なのかを確認することが重要です。
つまり、大量に落とした単位の中には、本当は取得できる単位なのに眠っているだけのものがあるかもしれないということ。
- 授業の出席回数
- 授業態度
- 課題(レポート)の提出回数
- 課題の質
- 単位取得の必須条件
(出さなければ単位がもらえない課題など)
まずは、これらを丁寧に確認し、「この単位もらえてもおかしくないのになあ…」というものがあれば意義申し立てを行いましょう。
多くの大学では、正式に意義申し立てを受け付ける期間を設けています。
その期間外に意義申し立てを行っても受理されないため、必ず自分の大学の意義申し立てできる期間を確認するようにしましょう。
対処法②大学2年生以降は取りたい単位数よりも多く履修する
授業を履修して、成績が出たことで、「どれくらい頑張れば単位が取れるのか」がなんとなく分かった人もいるでしょう。
例えば、40単位分の授業を取って20単位しか取れなかった場合、自分が普通に生活していると履修した授業の半分しか単位が取れないことが分かりますよね。
来期も同じ気持ちで生活すれば、同じように半分しか単位が取れないでしょう。
7割取れた人は7割、3割しか取れなかった人は3割です。
それなら、来期は履修できるだけ履修し、取れる単位の数を増やすしかありません。
もちろん一つひとつの授業や課題の質が落ちるのはいけませんが、1年生のときにそもそもあまり授業を履修していなかった人には効果的な対処法です。
対処法③自分の得意な授業を分析する
これは、私の実体験から生まれた対処法です。
大学の授業は、テスト重視型、課題(レポート)重視型、出席重視型など、科目によって評価の比重が異なりますよね。
- テスト重視型
- 課題(レポート)重視型
- 出席重視型
実は、前日に徹夜してテスト勉強をすれば高得点が取れるタイプ、暗記は苦手だけど小論文は得意なタイプ、勉強がそもそも苦手だけど真面目に授業に出席できるタイプなど、人によって得意な授業の型があるのです。
- 前日に徹夜してテスト勉強をすれば高得点が取れるタイプ
- 暗記は苦手だが小論文は得意なタイプ
- 勉強がそもそも苦手だけど真面目に授業に出席できるタイプ
私は文章を書くことをあまり苦に感じませんが、暗記が非常に苦手です。
大学1年生の前期に、テスト重視で、しかもテストの内容が100%暗記系の科目がありました。
みなさんもう結末はお分かりでしょう。
私はほとんど毎回授業に参加し、テスト勉強をしたのにも関わらず単位を落としたのです。
そこから私は、自分の特性を分析し、得意な型に絞って履修を組むようにしました。
- テストだけで評価されない科目(出席や課題重視)
- テストがあるとしても、小論文
この対処法はかなり効果的ですので、是非実践してみてください。
対処法④「選択と集中」で確実に単位を取りに行く
単位を大量に落とした理由が、「あれもこれも手をつけたら全部中途半端になってしまった」という人におすすめの対処法です。
たくさん授業を履修したけど、バイトやサークルが思った以上に忙しく「全部の予習復習や課題をしっかりやるのは無理!」となることがありますよね。
そんなとき、単位をすべて取ろうと思うと、逆に多くの単位を落としてしまう可能性があります。
そのため、「ヤバイかも!」と思った瞬間に「選択と集中」に切り替えることが大切です。
必修科目などの卒業に必要な科目や得意科目などを選択し、苦手な科目は捨てます。
捨てるといっても、できるだけ授業には出て「ギリギリで取れればラッキー」という状態はつくっておきましょう。
ただ、テスト期間にはすべての科目をバランス良く勉強するのではなく、自分が選択した科目を中心に勉強をします。
大量に落とした前科がある人は、来期はできるだけ被害を拡大させないようにする努力が必要です。
【大学生あるある12選】ノリついていけない人のための対処法も解説!
大学2年生で単位を大量に落とした場合の対処法3つ
次に、大学2年生で単位を大量に落とした場合の対処法を紹介します。
大学2年生で本記事を読んでいる人はかなり追い詰められた状況であることを自覚しましょう。
大学2年生は、大学1年生の対処法も合わせて読んでくださいね。
また、大学1年生もこちらの対処法は使えますので、引き続き読むことをおすすめします。
大学3年生で巻き返さないと後がない
大学2年生で単位を大量に落とした人は、もうほとんど後がありません。
後輩や教授に対するプライドを捨てて、本気で単位を取りに行く必要があります。
「無理なら留年すればいいや~」と軽い気持ちで留年を考えている人もいるでしょうが、留年は休学と違い学費を1年分しっかり払わないといけません。
1年分の学費は80 万~180万程度です。
- 対処法①大学3,4年生の生活を把握しておく
- 対処法②単位の取得を優先した生活を送る
- 対処法③授業ごとに話せる友だちを作る
対処法①大学3,4年生の生活を把握しておく
まずは、大学3,4年生でどのように単位を取っていくか計画を立てましょう。
大学3,4年生は1,2年生とは少し違った生活を送る大学生が多いです。
なぜかというと、就活のためにインターンに参加したり、就活をしたり、やりたいことがどんどん増えて授業よりもそちらを優先したくなったりするから。
周りは1,2年生で単位をほとんど取って、就活や好きなことに打ち込んでいる状況ですので、自分はそんな友だちの様子を見ながらも授業を受けなければいけないのです。
やりたいこと、大学卒業後に進みたい業界などをなんとなくでも考えて、どのように時間をつくって授業と両立させていくのか考えましょう。
「バイトもしたいけど将来のためにスキルアップもしたい…でも授業があって時間がない!」という人には長期インターンがおすすすめです。
長期インターンは有給ですので、お金を稼ぎながらスキルアップや就活が行えます。
対処法②単位の取得を優先した生活を送る
単位を大量に落としてしまう人は、生活に問題がある可能性が高いです。
そのため、大学にきちんと通える生活、勉強に時間を割ける生活に変えていくことを意識しましょう。
- 深夜までバイトがある
- オールで飲み会をするのが好きだ
- 朝自分の力だけで起きるのが苦手
- 大学以外に熱中していることがある
など、自分が大学に通えない、単位が取れない理由を考えてみてください。
対処法③授業ごとに話せる友だちを作る
大学の単位を取るためには、協力者が必要なこともあります。
授業ごとに話せる友だちを作っておくことで、ひとりよりも効率よく課題やテスト勉強ができるのです。
後輩や教授に対して変なプライドをもっている場合ではありません。
落としそうな単位があればすぐに教授に相談し、協力し合えそうであれば年下でも積極的に関わっていきましょう。
大学で単位を落とすデメリット6つ
次に、大学で単位を落とすデメリットについてお話します。
落単にメリットはほとんどありません。
単位を落とすと自分が苦しくなることばかりですので、軽い気持ちで単位を落とさないように気をつけましょう。
- 留年する可能性がある
- 自由な時間が少なくなる
- 友だちと同じスケジュールで動けなくなる
- 再履修のときに相談できる友だちがいない
- 単位を落とす癖がつく
- 理系であれば就活に影響する
留年する可能性がある
一番のデメリットは留年する可能性が高まることです。
「社会人になるまでの期間が伸びてラッキー」と思う人は留年した際の学費や周りの環境について考えたことがあるでしょうか?
予定していたよりも100万円以上の費用がかかる上に、周りは全員年下です。
大学に長く在学したいのであれば、休学という手段を取ったほうが費用がかかりませんし聞こえも良いと言えます。
軽い気持ちで留年を選ばす、必死で進級を目指しましょう。
自由な時間が少なくなる
大学生のうちにしかできないことがたくさんあります。
それは、自由な時間が小中高生や社会人よりも長く、体力もある時期だからです。
また、必修科目を落とした場合には自分の本当に学びたい科目と再履修の時間が被る可能性もあります。
自分のやりたいことや好きなことをやるためにも、単位はしっかり取りましょう。
友だちと同じスケジュールで動けなくなる
自分だけ大量に単位を落とした場合、友だちと一緒に行動できなくなります。
友だちは先に帰宅したり遊びに行ったりするのに、自分だけ大学で授業を受けることにならないように気をつけましょう。
再履修のときに相談できる友だちがいない
先ほどもお話しましたが、再履修では後輩と授業を受けることになります。
後輩の人間関係に飛び込むのはかなり難易度が高いと言えるでしょう。
相談できる友だちがいないと、1回目よりも単位を取得しづらくなるためできるだけ必修科目は1発で取ってしまいたいですよね。
単位を落とす癖がつく
私が今まで見てきた大学生にも言えますが、単位を落とす人は4年間落とし続ける傾向にあります。
初年度に大量に単位を落とした人が、次の年にフル単なんてことはまずありません。
課題の締め切りに「まあいっか」となってしまったり、授業のサボりぐせがついてしまったりするため、他の人の「普通」が難しくなるのです。
そのため、できるだけ早く生活を「普通」にしなくてはいけません。
理系であれば就活に影響する
理系では、ゼミや研究室を選ぶ際に成績(GPA)が重視されることが多いです。
所属するゼミや研究室はそのまま就職先に影響するため、成績と自分の将来は結びついていると考えるべきでしょう。
「NNT」ってどういう意味?内定がもらえない就活生の9つの特徴と解決策
授業によって重要度が違う!必修科目単位を必ず取ろう!
単位について考えるときに、科目の種類を考えたことはありますか?
- 必修科目単位は取れるまで卒業できない
- 同じ授業を2回履修することになる
- プライドを捨てて後輩と仲良くなろう
必修科目単位は取れるまで卒業できない
いくつか種類はありますが、中でも「必修科目」は大切です。
必修科目を落とすと進級や卒業ができないため、何よりもまず必修科目の単位を取ることを意識しましょう。
同じ授業を2回履修することになる
必修科目は単位が取れるまで何度も履修する必要があります。
そのため、聞いたことがある授業を聞くことになったり、やったことのある課題をもう一度やらなければいけなかったりするのです。
面倒ですので、1発で取る努力をしましょう。
プライドを捨てて後輩と仲良くなろう
必修科目は2回目から後輩と授業を受けることになります。
再履修の生徒は孤立しがちですが、話しかければ仲良くなれる可能性は大きいためプライドを捨てて自分から話しかけに行きましょう。
やはり単位取得に協力者は重要です。
遊ばない大学生でいいの?なぜ「若いうちに遊んでおいたほうがいい」のか教えます
1年間で何単位取ると安心?危険?
次に1年間でどれくらい単位を取ると安心して卒業できるのか、その目安について解説します。
- 40単位以上ならその調子!安心して卒業できます
- 30単位前後は実は危険!2年生までにたくさん取っておこう
- 20単位以下は留年を覚悟して!生活から変える必要アリ
- 10単位以下は誰も助けてくれないかも…
40単位以上ならその調子!安心して卒業できます
卒業に必要な単位数は4年生大学の場合大体124単位です。
毎年40単位を取得すれば3年生が終わるまでにほとんどの単位は取れますよね。
1,2年生のときにフル単なら、3,4年生はかなり楽ですよ。
30単位前後は実は危険!2年生までにたくさん取っておこう
30単位前後になると、一気に進級や卒業が危ぶまれます。
先ほどもお話したように、3,4年生になると就活が忙しくなるため、1,2年生と同じペースで授業を受けるのは難しいのです。
そのため、4年間で124単位取る計画を立てて、単純に124を4で割ると後悔するでしょう。
20単位以下は留年を覚悟して!生活から変える必要アリ
20単位以下は留年する可能性がかなり高いです。
学費を払っている家族に早めに事情を説明したり、教授に相談したりと、できることからやりましょう。
先ほどもお話したように、生活から変えていく必要があります。
10単位以下は誰も助けてくれないかも…
10単位以下になると、友だちや教授が救えるレベルではなくなってしまいます。
そもそも大学が必要なのか?と周りから思われるでしょう。
本当に大学に行く意味がないのであれば、自分の将来について真剣に考えてみてください。
大学で留年するとどうなる?就職に影響は出るの?
最後に、大学で留年するとどうなるのかについて解説します。
「就職に影響が出るのが一番困る!」という人が多いと思いますので、就職との関係性についても考えていきましょう。
- 予定よりも1年分多く学費を払うことになる
- 留年自体は就活に大きな影響はない
- 成績(GPA)が就活に影響を及ぼすことはある
予定よりも1年分多く学費を払うことになる
留年すると、予定しているよりも半年~1年分多く学費を払うことになりますよね。
100万円前後の費用を急に用意しようと思っても、なかなか難しいと思いませんか?
自分で用意するにしても、親に支払ってもらうにしても、留年は現実的ではありません。
何か理由があって留年になるなら話は別かもしれませんが、単位を落としたという理由で留年になる場合は親への感謝を忘れないようにしましょう。
留年自体は就活に大きな影響はない
「留年をした」ということ自体が就活でマイナスイメージになることはほとんどありません。
留年した理由や、その後どうやって挽回したのかを明確に話せれば問題ないでしょう。
ただ、留年した理由が話せなかったり、留年した理由を他人のせいにしたり、反省の気持ちが伝わらなかったりすると評価が下がることもあるので注意が必要です。
成績(GPA)が就活に影響を及ぼすことはある
先ほどもお話しましたが、単位を落とすことで下がった成績(GPA)が就活に影響を及ぼすことは大いにあります。
そのため、留年をした場合は成績を重視する企業への就職は難しいと考えましょう。
【まとめ】充実した学生生活のためにも単位はしっかり取ろう
いかがでしたか?
単位は大切、大量に落としてしまった場合は早めに対処しないと大変なことになります。
自分のやりたいことをやるためにも、授業や課題にはしっかり取り組みましょうね。