「そろそろ短期インターンについて調べないとな…」
「短期インターンに行くと何が得られるの?」
就活を意識し始めるこの時期、短期インターンについてもっとよく知りたいですよね。
最近では、就活生の8割以上が参加する短期インターン。
しかし、「とりあえず参加しておくか…」では有意義な時間が過ごせません。
メリット・デメリットを把握した上で、自分の目的に合う短期インターンを選ぶことが重要です。
なぜかというと、短期インターンを通して出会う企業が、就職先となり人生に大きく関わる可能性が高いから。
今回は、短期インターンのメリット・デメリットと、知っておきたい短期インターンの基礎知識を解説します!
- 短期インターンのデメリット4つ
- 短期インターンのメリット4つ
- そもそも短期インターンの定義って?実は種類がいくつかある!
- 自分の目的に合った短期インターンに参加しよう!
短期インターンのデメリット4つ
それでは早速、短期インターンのデメリットを大きく4つに分けて解説していきます!
短期インターンは期間が短く、長期休暇中であればいくつかの企業のものに参加することができますよね。
しかし、短期間であることは、企業の雰囲気や業務内容について詳しく知りたい学生にとってはデメリットになることも…
本記事では、短期インターンにデメリットを感じる人の最善の行動も提案していくので、是非最後まで読んでくだいね。
- 短期間で企業について理解を深めるのは難しい
- 企業にとって都合の良い情報しか知れない
- 選考が有利になるわけではない
- 倍率が高いため参加できない可能性がある
短期間で企業について理解を深めるのは難しい
短期インターンのデメリットの1つ目は、短期間では企業について十分に理解できないことです。
短期インターンに参加する学生のほとんどが、企業や職種、その業界についての理解を深めたいという思いをもっていますよね。
たしかに、「百聞は一見に如かず」というように本やインターネットで情報を集めるよりも、実際に働いている人から直接話を聞いたり、企業に足を運んだりしたほうが多くのことを吸収できます。
しかし、短期インターンに参加したからといって、企業や業界について完璧に理解できるわけではありません。
つまり、短期インターンに1度参加しただけで業界研究や企業研究が完結することはなく、OB訪問を行ったり、長期インターンに参加して実際に働いてみたりする必要があるのです。
「まずは世の中にどんな企業や業界があるのかを知ろう」という思いで参加するには十分ですが、志望する企業について深く理解することは難しいでしょう。
実際の業務を経験できるわけではない
短期インターンですべてを理解できない理由は、内容にあります。
短期インターンは長期インターンと異なり、実際の業務を経験できるわけではありません。
また、一方的に企業についての説明を受けたり、学生同士でディスカッションしたりする場面が多いため、社員さん同士の仲の良さなどを知ることも難しいです。
行きたい業界や企業が明確な場合は、より企業の中身を知れる長期インターンへの参加をオススメします。
長期インターンについてはこちらの記事を参考にしてください。
企業にとって都合の良い情報しか知れない
短期インターンのデメリットの2つ目は、企業について説明しているのがその企業の人であるということです。
何が言いたいのかというと、都合の悪い情報は無いように扱われるため、客観的に見てどのような企業なのかはわからないということ。
短期インターンで説明されることが間違っているというわけではありませんが、社員さんが言っていることを鵜呑みにするのはキケンです。
短期インターンで得た情報は「企業はココをアピールしたいんだな」くらいに思っておきましょう。
企業は、自分たちが魅力的であること、強みである部分を全面に押し出してきます。
悪いことではないのですが、企業に期待しすぎると入社後にギャップを感じてしまう恐れがあるため注意が必要です。
選考が有利になるわけではない
短期インターンのデメリットの3つ目は、必ずしも選考に有利に働くわけではないということです。
「短期インターンに参加すれば選考が有利になるかも…!?」
選考を有利に進めていくために短期インターンに参加する学生は多いですが、本当の目的は違いますよね。
たしかに3年生の夏から短期インターンに参加したり、周りよりも早めに就活を始めたりすることで、就活に成功する確率が高くなります。
しかし、それは選考が直接的に有利になるイベントに参加したからではありません。
たくさんの企業を見たり、自分の適性や本当にやりたいことに向き合ったりするから、自分にとって納得のできる企業に出会えるのです。
つまり、「短期インターンに参加する」という行動自体は自分の就活を有利にも不利にもしません。
短期インターンを選考につなげたいのであれば、短期インターンで何を得たいのか、どんな風に成長したいのかを明確にしましょう。
短期インターンで評価されないと逆に選考でマイナスになるかも…
短期インターンは選考と直接関係ないというお話をしましたが、一部の企業では学生の言動を評価して選考に結び付けているところもあります。
評価されるポイントは、プロジェクトを進めていく中でどれだけアイデアを出しているか、リーダーシップはとれるか、周りの人と上手く関われるかなどです。
優秀な学生は短期インターンで発揮した力をそのまま内定につなげることができますが、逆にマイナスなイメージを企業側に与えてしまう可能性もあります。
そのため、選考に影響する短期インターンに参加する場合は、事前にきちんと準備しておく必要があるのです。
倍率が高いため参加できない可能性がある
短期インターンのデメリットの4つ目は、倍率の高さです。
短期インターンは、有名な企業であるほど人気が高く、選考を突破しないと参加することができません。
行きたい短期インターンに必ず参加できるわけではないため、注意が必要です。
選考の際には、志望動機や自己PRなどを伝えるES(エントリーシート)の提出や、面接が行われる場合があります。
倍率の高い短期インターンに参加するためには、早めにリサーチを行ったり、準備をしたりしなければならないのです。
短期インターンのメリット4つ
ここまでは、短期インターンのデメリットについてお話してきました。
デメリットばかりを考えると、「短期インターンに行く意味って…?」と不安になるかもしれませんが、短期インターンにはデメリット以上にメリットがあります。
何もしないよりも、行動してさまざまな企業を見て経験するほうが何倍も良いです。
短期インターンに参加する際は、自分なりの目的・目標をもつことを心がけましょう。
ここでは、短期インターンのメリットについて解説します。
- さまざまな業界・企業について知れる
- さまざまな学生・社会人に会える
- 自己分析や成長の機会となる
- 選考の練習になる
さまざまな業界・企業について知れる
短期インターンのメリットの1つ目は、短期間で業界や企業について知れること。
先ほどもお話しましたが、学生にとっての短期インターンの主な目的は、業界研究・企業研究です。
短期インターンは就活をする上で、業界研究・企業研究をするには最良の手段であると言えます。
そして、採用につなげたいという思いから短期インターンを開催する企業は年々増加しており、学生にとっては非常にありがたい時代だとも言えるのです。
たしかに短期インターンだけでは企業のすべてを理解できませんが、自分にあった業界や職種、企業を見つけていく上では参加したほうが良いでしょう。
短期インターンに参加する際は、
- 企業の何を知りたいのか(インターネットで調べて分かること以外で)
- どんな観点で他の企業と比較するのか
- 自分の求めている働き方・業務は何か
などをあらかじめ明確にしておくことで、短期インターンを有意義なものにできますよ。
さまざまな学生・社会人に会える
短期インターンのメリットの2つ目は、さまざまな学生や社会人と交流できることです。
短期インターンは、わざわざオフィスや会場に足を運ぶからこそ得られるものがあります。
それは、さまざまな学生や社会人との出会いです。
就活において「学生との出会いって意味あるの?」と思うかもしれませんが、さまざまな学生との交流は時に自分の人生に影響をもたらします。
まず、これまでに関わってきた学生とは違ってさまざまな大学や学部ですよね。
そして、同じ業界や職種、企業に興味があるという共通点があります。
つまり、バックグラウンドの異なる仲間やライバルに出会えるということです。
さまざまな学生との交流は、新しい価値観や考え方を知るきっかけになりますし、情報交換もできます。
また、社会人との交流でも新しい発見や刺激が期待できるでしょう。
自己分析や成長の機会となる
短期インターンのメリットの3つ目は、自己分析や成長につながることです。
プロジェクト型の短期インターンでは、自分の実力を知ったり、自分自身を成長させたりできます。
現段階で良い成績を出すことに自信がなくても、短期インターンを通して知識を得たり、自分のレベルを知れたりするだけで大きな収穫ですよね。
また、グループディスカッションやプロジェクトを進めていく中で、自分の得意・不得意ややりたいことが見えてくることもあります。
業界や企業について知るだけでなく、自分自身についても知るきっかけになるため、やりたいことが見つからない人ほど短期インターンには積極的に参加しましょう。
選考の練習になる
短期インターンのメリットの4つ目は、面接対策が行えることです。
実は、短期インターンは選考の練習にもなります。
短期インターンやOB訪問に一度も参加しないままだと、社会人に対する話し方やマナーなどを身に付けないまま面接を受けることになりますよね。
本番の面接前に、短期インターンの選考を受けてみたり、社会人と関わる機会を設けたりすることで、面接の質を上げることができるのです。
面接では、コミュニケーション能力や学生時代に頑張ってきたことも大切ですが、面接への慣れが結果に大きく関わります。
本番の面接で自分の伝えたいことを100%伝えるために、短期インターンで好印象を与える話し方や態度を身に付けましょう。
そもそも短期インターンの定義って?実は種類がいくつかある!
短期インターンのメリット・デメリットは理解していただけたでしょうか。
本記事を読んでいる人の中には、「そもそも短期インターンって何するところなの?」という人もいるでしょう。
そこで、短期インターンについてわかりやすくまとめてみました。
- 「短期インターン」とは1日~1ヶ月のインターンのこと
- 短期インターンは主に就活生向けに開催されている
- 短期インターンは基本的に無給
- プロジェクト型・セミナー型などいくつかの種類がある
「短期インターン」とは1日~1ヶ月のインターンのこと
まずは、短期インターンの定義からお話していきます。
短期インターンとは、開催期間が1日~1ヶ月のインターンのことです。
1日や1週間(5日間)のものが多く、期間によって内容や規模はさまざま。
1日のインターンは「1dayインターン」と呼ばれることも多く、気軽に参加できるため多くの学生が参加します。
短期インターンは主に就活生向けに開催されている
短期インターンは主に就活生である大学3,4年生向けに開催されています。
1,2年生が参加できるものも増えてきていますが、参加者の割合としても就活に向けて動いている3,4年生が目立つでしょう。
しかし、内容としては1,2年生が参加しても問題ないものばかりです。
将来について考え始めるタイミングは人それぞれですので、1,2年生であっても短期インターンに参加したいと思えば是非参加しましょう。
学年問わず参加できるのは長期インターン
長期インターンは1~4年生の誰でも参加できるものが多いです。
むしろ、長期インターンは長く続ければ続けるほど結果を出しやすいですし、企業側としても嬉しいので早めに始めたほうが良いでしょう。
長期インターンは実際に企業に所属し、実務を通してスキルやマナーを身に付け、企業についての理解を深めます。
短期インターンと長期インターンの特徴を抑え、自分にはどちらのインターンが必要なのか、またはどちらも必要なのかを判断しましょう。
短期インターンは基本的に無給
短期インターンは基本的に給料が出ません。
「インターンって職業体験なのになぜ給料がもらえないの?」と思う人もいるでしょう。
給料が出る条件は、学生が利益に関わる業務を任されるかどうか。
短期インターンでは、実務を行わないため給料は発生しないのです。
ただし、6割以上の短期インターンが交通費支給ですので、就活にお金をかけたくないという人は交通費の出るものを選ぶことをオススメします。
短期インターンの目的はお金ではなく、知ること・経験することなのです。
プロジェクト型・セミナー型などいくつかの種類がある
短期インターンには内容にいくつかの種類があります。
大きく2つに分けると、
- プロジェクト型インターン
- セミナー型インターン
です。
プロジェクト型インターンでは、学生が新規事業を考えて提案したり、出された課題を解決したり、議題についてグループで話しあったりします。
社員さんからフィードバックがもらえるため、自分の実力を知れたり、成長につながったり、時には「この学生ウチに欲しいな…」と好印象を与えることも。
もうひとつのセミナー型インターンは、企業説明会の形で行われます。
講義形式で企業についての説明が聞けるため、企業や業界の概要を知りたい人にはオススメです。
多くの1dayインターンはこのセミナー型で、拘束時間が短いことが大きなメリット。
広く浅く、色々見て回りたい人は是非参加しましょう。
自分の目的に合った短期インターンに参加しよう!
いかがでしたか?
本記事で解説したように、短期インターンにもさまざまなものがあります。
自分が何を目的に短期インターンに参加するのかを明確にし、自分に合った内容のものを選びましょう。
短期インターンのメリット・デメリットを知った上で、参加する必要があるかどうか、自分自身で判断することが大切です。