就活が始まる前に用意しなければならないのが、就活用スーツですよね。
面接で良い印象を与えるためには、ふさわしいスーツを選ぶ必要があります。
「洋服の青山」などのスーツ量販店で相談して購入するのも良いですが、先にポイントを押さえておきたいですよね。
今回は、就活用スーツを選ぶポイントと、併せて買うべきアイテムを解説します!
また、この記事を読めば就活に必要なアイテムも分かるので、是非最後まで読んでみてくださいね。
- 就活に必須な「リクルートスーツ」って?
- 就活は身だしなみが命!スーツで第一印象を上げよう
- 就活用スーツの相場って?何着用意しておくべき?
- 【男性編】就活用スーツを選ぶポイント
- 【女性編】就活用スーツを選ぶポイント
- 就活用スーツは機能性が重要!動きやすい・洗えるものがオススメ
- 【男性編】就活用スーツを選ぶポイント
- 【女性編】就活用スーツと併せて買いたいアイテム
- かたちやサイズなどを自分の目で確かめて購入しよう
就活に必須な「リクルートスーツ」って?
そもそも、就活用スーツである「リクルートスーツ」がどんなものなのかはご存知でしょうか?
「社会人が仕事で着るスーツと何が違うの?」と思う人もいますよね。
スーツの中にはビジネススーツと呼ばれるものもありますが、ビジネススーツの中でもシンプルなものが就活で使える「リクルートスーツ」です。
色は黒や濃いグレー、濃いネイビーなどに限られています。
リクルートスーツは、就活のどの場面でも着用することができる上、冠婚葬祭などのシーンでも対応できるためもっておいて損はないでしょう。
ビジネススーツの中でもきっちりした印象を与えるリクルートスーツを着用することで、面接官に好印象を与えます。
社会人になってから新しいスーツを買えるようになるまでは、リクルートスーツを仕事用として使用する場合が多いです。
【ポイント】
- リクルートスーツはビジネススーツの1種
- 黒や濃いグレー、濃いネイビーでシンプルなスーツを指す
- 社会人になってからも仕事や冠婚葬祭のシーンで使用可能
就活は身だしなみが命!スーツで第一印象を上げよう
就活では、身だしなみが結果に大きく影響します。
第一印象が悪ければ、どれだけ良いことを言っても挽回することは難しいでしょう。
そのため、第一印象を左右する髪型や服装は非常に重要です。
就活にふさわしい色、自分に合ったサイズのスーツはしっかりとした印象を与えます。
スーツは「指定さているから着る」だけでなく、選考の結果に関わるものだと考えて選びましょう。
就活用スーツの相場って?何着用意しておくべき?
就活を意識し始めたばかりの学生は、スーツであまりよく知らないのではないでしょうか。
値段が高いイメージがあるため、買えるかどうか不安という人もいるはず。
就活用スーツのポイントを解説する前に、スーツの相場や何着用意するべきなのかについてお話します。
- 約7割の就活生が3万円以内でスーツを購入
- 約8割の就活生がスーツ量販店でスーツを購入
- 半数以上の就活生が2着以上スーツを持っている
約7割の就活生が3万円以内でスーツを購入
就活生のスーツ事情について洋服の青山(青山商事)が調査したところ、以下のような結果であると分かりました。
Q就活スーツの予算や相場は?
1万円以下…1.6%
1万~2万…31.4%
2万~3万…36.7%
3万~4万…15.9%
4万~5万…8.5%
5万~6万…3.1%
6万円以上…2.8%
3万円以内でスーツを購入している人が全体の約7割を占めており、スーツ量販店でも3万円以内で買えるスーツを取り扱っています。
限られた予算の中で就活を行わなければならない学生が多いため、低価格のものが人気です。
社会人になってからも長く着たいため、高くて質の良いものを選ぶ人もいます。
約8割の就活生がスーツ量販店でスーツを購入
また、多くの就活生が「洋服の青山」「AOKI」などのスーツ量販店でスーツを購入しています。
スーツ量販店では、リーズナブルなものや機能性のあるものが多く取り扱われているためオススメです。
デザインやサイズについてスタッフに相談することもできるため、安心してスーツを購入することができます。
半数以上の就活生が2着以上スーツを持っている
次に、就活生が持っているスーツの着数について。
1着…43%
2着…50%
3着…5.7%
4着…1.3%
ほとんどの就活生がスーツを1着~2着持っています。
また、2着以上スーツを持っている人が半数以上という見方もできますよね。
就活では、1日に何社か面接で訪問することもあるため、スーツを着てかなり動き回ることになります。
何社の選考を受けるか、選考やOB訪問の頻度によって1着で十分という人もいれば、2着ほしいという人もいるでしょう。
シワや痛みを防ぎ、スーツを長持ちさせるためには2着以上持っていることが望ましいです。
また、汚してしまったり、クリーニングに出したりする場合に備えて2着持っておくと安心でしょう。
【男性編】就活用スーツを選ぶポイント
ここからは、就活用スーツを選ぶポイントを詳しく解説していきます!
色や柄も重要ですが、一番こだわるべきなのはサイズです。
手間ではありますが、面接時に好印象を与えるためにも店舗で直接スーツを選びましょう。
【男性編】と【女性編】に分けて解説しています。
- 色
- 柄
- サイズ
スーツの色は「黒」または「濃紺」
就活用スーツは、「黒」または「濃紺」が基本です。
黒のスーツを着用している就活生の方が多いため、色に迷ったら黒を選びましょう。
グレーやベージュなどの明るい色は、面接官に良くない印象を与える可能性があります。
ただし、黒に近いグレーなどはOKなので、グレーのスーツを買いたい場合は販売スタッフなどに一度相談しても良いかもしれません。
スーツの柄は無地が無難
スーツの柄は、無地を選びましょう。
スーツにはストライプやチェックなどの柄が入ったものもありますが、就活用スーツで柄物はNG。
面接官に良い印象を与えるためにも、デザイン性のあるものは我慢しましょう。
受け入れられるスーツの色や柄は、業界や企業によって異なりますが、「黒」で「無地」ならどの業界でも大丈夫です。
スーツのボタンの数は2つ!
ボタンの数はスーツによって異なります。
就活用スーツには、2つボタンのものがふさわしいと言えるでしょう。
就活用として購入していないスーツを使用する場合は、ボタンが2つであるか確認してください。
少し前のデザインだと、3つボタンである可能性もあるため、誰かからもらったり古着を購入したりした場合には注意が必要です。
自分に合ったサイズのスーツを選ぶことが大切
スーツ選びで一番大切なのは、自分に合ったスーツを選ぶことです。
どれだけ良いスーツを選んだとしても、サイズが間違っているとだらしなく見えてしまいます。
スーツをかっこよく着こなしたいのであれば、サイズをきちんと測り、試着をした上で購入しましょう。
- 肩幅…ピッタリサイズのジャケット
- 胴回り…ボタンを留めた際に少し余裕がある
- 着丈…ヒップが隠れる
- 袖丈…手首が隠れる、ワイシャツの袖が1cm~1.5cm出る
【女性編】就活用スーツを選ぶポイント
続いて、女性の就活用スーツのポイントを解説します。
- 色
- 柄
- 素材
- サイズ
スーツの色は「黒」が基本
就活用スーツは「黒」が基本です。
男性は濃いグレーや濃いネイビーでも目立ちませんが、女性はほとんどが黒を着用しています。
スーツの柄は無地を選ぼう
スーツの柄は無地が無難です。
柄物は面接官に悪い印象を与えてしまう場合があるため避けましょう。
黒で無地のスーツは地味ですが、明るい印象は適度なメイクや表情でつくることができます。
光沢やツヤのある素材はNG
就活用スーツは、光沢やツヤがない方が良いです。
素材はウールやポリエステルをオススメします。
スーツは通販でも購入できますが、光沢感やサイズ感は写真で判断することが難しいです。
失敗しないためにも、きちんと自分の目で確かめてから購入しましょう。
自分に合ったサイズのスーツを選ぶことが大切
先ほどもお話しましたが、スーツは自分に合っていることが一番大切です。
小さすぎる・大きすぎる場合は見た目がカッコ悪くなってしまいます。
スーツを選ぶ際は実際に着てみた上で購入しましょう。
- 肩幅…ピッタリサイズのジャケット
- 胸囲…ボタンを留めた際に少し余裕がある
- 胴回り…ボタンを留めた際にくびれが分かる
- 着丈…ヒップが覆い隠されない程度
- 袖丈…手首が隠れる、ブラウスの袖が隠れる
- スカート丈…立った時にひざが半分隠れる
- パンツ丈…パンプスのヒールが少し隠れる
就活用スーツは機能性が重要!動きやすい・洗えるものがオススメ
就活用スーツは機能性にもこだわるべきです。
毎日スーツを着て動き回るため、快適で手入れがしやすいものを選びましょう。
最近は自宅の洗濯機で洗えるものや、シワになりにくいものが増えています。
スーツを購入する際は機能性もチェックすると良いですよ。
- ストレッチ機能
- ウォッシャブル機能(自宅の洗濯機で洗える)
- 防シワ機能
- 静電気防止機能…ホコリが付くのを防ぐ
- オールシーズン使える
【男性編】就活用スーツと併せて買いたいアイテム
ここからは、就活用スーツと併せて買いたいアイテムを紹介します。
就活は、スーツを購入しただけでは行えませんよね。
ワイシャツやネクタイ、靴下など、細かな部分にも気を遣わなくてはなりません。
- インナー
- ワイシャツ
- ネクタイ
- ハンカチ
- ベルト
- バッグ
- 靴下
- 革靴
- コート
また、今回は詳しく解説しませんが、就活には腕時計も必須です。
就活にふさわしい腕時計の特徴についてはこちらの記事をご覧ください。
インナーはワイシャツから透けないものを
就活では、インナー選びから気を抜いてはいけません。
柄やプリントの入ったインナーはワイシャツから透けてしまうため、白または肌色で、無地のものを選ぶことをオススメします。
ユニクロのエアリズムはシンプルなデザインで機能性も高いため、暑い時期の就活に役立つでしょう。
ワイシャツは「白」で「無地」のものを
就活で着用するワイシャツは、「白」で「無地」のものが基本です。
スーツと同様、自分にピッタリのサイズを選びましょう。
大きめのシャツは、たとえスーツを上から着たとしてもだらしない印象を与えます。
襟の形は「レギュラーカラー」または「ワイドカラー」のものがオススメ。
細身または標準体型の人はレギュラーカラーが似合います。
また、ワイドカラーはがっちりした体型の人や首が太めの人に似合うでしょう。
ネクタイは自分が与えたい印象で選ぼう
ネクタイの色や柄には、たくさんの種類があります。
就活では、派手な色や奇抜な柄はNGです。
ネクタイは面接時にも目に付くポイントなため、きちんと結ぶことにも気を付けます。
ネクタイによってかなり与える印象が変わるため、色が与える印象を考えて購入すると良いでしょう。
ネクタイの色や柄、選び方はこちらの記事を参考にしてください。
ハンカチにもスーツ用がある
就活時に身に付けるハンカチは、落ち着いた色やデザインが良いです。
また、ハンドタオルではなくスーツ用のハンカチを選びましょう。
スーツ量販店やスーツを取り扱うお店では、ハンカチを取り扱っている場合も多いためスーツを購入する際に見てみると良いでしょう。
面接時に見せるものではありませんが、会場で使用した際に良くない印象を与えないためにもふさわしいものがオススメです。
ベルトはできるだけシンプルに
スーツには必ずベルトを着用しましょう。
「パンツが下がってこないしいいや」と思う人もいるでしょうが、ベルトをしていないことは一瞬で分かります。
デザインは黒のレザーが基本で、金具ができるだけ少ないものが好まれます。
黒のレザーのベルトで、ベルト穴が目立つデザインのものもありますが、就活時にはふさわしくありません。
こちらもできるだけシンプルなものを選びましょう。
バッグは資料が入るサイズがオススメ
就活用スーツには、黒のブリーフバッグが基本です。
サイズはいくつかありますが、パンフレットやクリアファイルがそのまま入るものが便利。
また、説明会や面接ではバッグをイスの横に置くため、自立型がオススメです。
靴下もスーツ用を用意しよう
靴下も、普段履いているもではなく、黒または紺色の無地のものを選びましょう。
座ったときに見えるため、柄物や派手な色の靴下はNGです。
革靴は「黒」のひも靴が最適
革靴は、黒が最もふさわしいです。
就活用にオススメのデザインは、「プレーントゥ」または「ストレートチップ」というタイプのもの。
プレーントゥは甲の部分に縫い目などの飾りがなく、シンプルなデザインです。
ストレートチップは革靴の中で最もフォーマルなデザインで冠婚葬祭などでも使えます。
また、革靴には「内羽根」と「外羽根」の2種類があります。
冠婚葬祭などのフォーマルな場では「内羽根」、休日などのカジュアルな場では「外羽根」の革靴を履くのが一般的です。
「外羽根」の革靴は仕事で着用してもOKですが、就活時はフォーマルさを重視して「内羽根」のものを選びましょう。
まとめると、一番無難なのは「内羽根」の「ストレートチップ」ですが、デザインは「プレーントゥ」でも問題ありません。
コートは派手でなく実用性のあるものを
寒い時期の就活ではコートを着用します。
オフィスや面接会場内では基本的に脱いでいるものですが、手に持っていたり、会場周辺で着たりするため就活用を用意しましょう。
色は「黒」または「濃紺」、デザインはステンカラーコートやトレンチコートが定番。
こちらも柄や装飾がなく、落ち着いた色が就活にふさわしいです。
コートについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
【女性編】就活用スーツと併せて買いたいアイテム
次に、女性が就活で買っておくべきアイテムについて解説します。
ブラウスやストッキングの色でかなり印象が変わってくるため、面接前に就活にふさわしいかどうかチェックしておきましょう。
- ブラウス
- ストッキング
- ハンカチ
- ベルト
- パンプス
- バッグ
- コート
ブラウスは「白」で「無地」のものを
ブラウスは「白」が基本です。
大学の入学式では、ピンクや水色のものを着用した人もいると思いますが、就活では色のあるものはNG。
また、襟には2種類のデザインがあります。
「レギュラーカラー」は真面目さや誠実さをイメージさせ、「スキッパーカラー」は明るさや活発さをイメージさせるものです。
志望する企業の求める人物像や社風に合わせて選ぶと良いかもしれません。
ストッキングは20~30デニールがオススメ
ストッキングは自分の肌の色に近いものを選びましょう。
柄は無地で、厚さは20~30デニールがオススメです。
ストッキングは動き回ると伝線する恐れがあるため、予備を1つ持っておくと良いでしょう。
伝線していると清潔感がダウンしてしまいます。
ハンカチはシンプルなデザインを選ぼう
ハンカチは派手なデザインや色のものを避けましょう。
また、あまりにもボロボロなものはNGです。
就職後も使えるため、スーツに合わせて新調しても良いですね。
ハンカチと同じように、就活では腕時計を身に付けるのが基本です。
就活にふさわしい腕時計についてはこちらの記事が参考になります。
パンツスーツにはベルトが必要
パンツスーツの場合は、ベルトを着用する必要があります。
黒のレザーで、太さは2cm程度のものがオススメです。
こちらも柄や装飾のないシンプルなデザインが好まれます。
パンプスはヒールが3cm~5.5cmのものを
パンプスも黒のレザーが最適です。
プレーンタイプとストラップタイプ、どちらのデザインでも構いません。
ヒールの高さは3cm~5.5cm程度が良いでしょう。
就活は移動が多いため、靴ずれをするとかなり辛いです。
店舗で実際に履いてみてから購入することをオススメします。
バッグはショルダータイプがオススメ
就活用のバッグは黒のブリーフバッグが基本です。
サイズは、資料などが折らずに入るものがオススメ。
説明会や面接ではバッグを床に置くため、自立型のものが良いでしょう。
また、バッグを持ったままでもメモが取れるよう、ショルダータイプのものが便利です。
女性用のコートがベージュでもOK
女性用のコートはベージュまたは黒が最適です。
しかし、他のアイテムと同じように、シンプルで落ち着いた印象を与えるものを選びましょう。
コートについてはこちらの記事でも紹介しています。
かたちやサイズなどを自分の目で確かめて購入しよう
いかがでしたか?
就活用のスーツは、面接官に好印象を与える重要な役割を果たします。
ふさわしいサイズやデザインを選んで、第一印象を良くしましょう!