「何のために就活をしているのかわからない…」
「複数内定がもらえる人は一体どうやって就活をしているんだろう…」
就活に行き詰まると、就職する意味や自分の気持ちがわからなくなってしまいますよね…
就活の場で優秀に見えるあの学生は、就活に対してどんな考え方をもち、どのように就活を進めているのでしょうか。
また、就活期間中は友人と近況を報告し合うことも少なくなり、自分ひとりで考える時間が増えすぎるあまり、人生や就職について難しく捉えてしまうこともしばしば。
この記事は、このまま就活を進めて上手くいくのだろうかと不安に感じている就活生のみなさんのために書きました。
就活に失敗する人と成功する人の考え方の違いを知って、今の自分を振り返ってみてください。
- 就活をどう捉える・考えるべきか
- 就活に失敗する人の考え方
- 就活の成功する人の考え方
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就活をどう捉える・考えるべきか
就活生のみなさん、「就活」「就職」とは何だと思いますか?
大学3年生になり、周りが就活を始めたから自分もなんとなく…という人も多いのではないでしょうか。
大学受験をする際に経験がある方もいると思いますが、受験勉強を「周りが始めたから」という理由で行きたい大学も学びたい分野も決めないまま始めてしまうと、なかなか成績が伸びません。
就活も同じです。
自分自身に目的意識や、「この企業に行きたい」「こんな仕事がしたい」「こんな人生にしたい」という意志がなければ就活は後悔の残るものになってしまうでしょう。
就職は大学卒業後の人生を大きく左右します。
就活は自分を知り、生き方を考える良い機会ですし、今後のため軽く捉えるわけにはいきません。
まずは、自分にとって「就活」や「就職」とはどんな意味をもつのかを考えてみてください。
今の自分の「就活」への考え方に自信がない・不安を感じている人は、今回紹介する「就活に失敗する人・成功する人の考え方」を知ることが前に進むカギです。
就活に失敗する人の考え方
それでは早速、就職に失敗する人の考え方を紹介します。
失敗だと感じることは、人によってさまざまでしょう。
- 本命企業の選考に落ちる
- 受けた選考が全滅する
- 自分のやりたいことが見つからないまま就活が終わる
- 満足だと感じる就活ができない
では、そんな「就活に失敗した」と感じる就活生はどんな考え方で就活期間を過ごすのでしょうか?
ひとつひとつ説明していきます。
- 就活の意味を理解しようとしない
- 焦って早く就職先を決める・内定をもらおうとする
- 目的をもたない・見失ったまま就活を続ける
- 不採用をいつまでも引きずる
- 不採用から何も得ようとしない
就活の意味を理解しようとしない
就活に失敗する人は就活をする意味がわからないまま就活期間を過ごします。
先ほども述べたように、「みんながやっているから」「この時期になったらやるものだから」といった本質を全く考えていない学生は選考に落ちることが多いです。
採用担当者はこれまで多くの就活生を見てきました。
「この学生、周りに流されているだけだな」
「企業に対してそんなに熱意がないな」
就活をする意味がわかっていない学生は、見ればすぐにわかってしまいます。
就活にモチベーションがないと、企業研究や自己分析、ES・面接対策にも当然力が入りません。
準備不足のまま、たいして熱量もない企業の選考を受けて落とされては、自信がどんどんなくなっていくだけです。
焦って早く就職先を決める・内定をもらおうとする
就活に失敗する人の中には、就活に対しての意識が高い人もいます。
企業研究も自己分析も一生懸命やって、就職先も無事に決まったのに、入社後すぐにやめてしまうパターンです。
就活を頑張ったのは事実ですが、就活の本質を見失ったまま「就職」が目的になってしまうと上記のように「企業と合わなかった」という事態に陥ります。
周りの「外資系に就職することにしたんだ」「もう内定出たし、就活も終わり」というような話を聞くと焦ってしまいますよね。
しかし、「自分も早く業界を絞ろう」「早く内定をもらいたい」と、自分と周りを比較して納得して志望していない業界や企業を選んでしまうのはよくありません。
焦って就職先を決めたとしても、自分がやりたいこと、思い描く人生には近づくことができませんよね。
内定をもっていない状況が不安なのはわかりますが、就活はスピード勝負ではありません。
目的をもたない・見失ったまま就活を続ける
就活中は、企業説明会や1日~2週間の短期インターン、OB訪問など、面接本番に至るまでにさまざまなイベントに参加しますよね。
また、就活を始めると企業研究や自己分析といった言葉を耳にすることが増えるため「自己分析やらなきゃ」といった義務感を感じることもあるでしょう。
しかし、ただ企業説明会やインターンに参加する、自己分析をしても得られるものは少ないのです。
- 企業説明会では企業のどんなところを知りたいのか
- インターンではどのようにして社員さんに自分をアピールするのか
- 今日の自己分析では自分のどんなところ(強み弱みや好きなことなど)を知るのか
就活をする際には上記のような目的意識がないと、イベントや自己分析の意味がありませんよ。
結果、たくさんの企業説明会や面接に行ったのに、自分の成長を感じられない・なかなか内定をもらえないまま時間が過ぎていきます。
不採用をいつまでも引きずる
就活に失敗する人は、選考に落ちたことをいつまでも引きずります。
落ちてしまった選考は、どうすることもできませんよね。
通過すると思っていた選考に落ちてショックを受けるのは悪いことではありませんが、長い期間落ち込んでいても正直意味がありません。
落ちた会社のことをいつまでも考えるくらいなら、これからどうするのか、このあとの選考はどうするのか考えるべきです。
不採用をいつまでも引きずってしまう人は、長期にわたる就活でメンタルが疲れてしまったり、連鎖的に他の選考もだめにしてしまいます。
不採用から何も得ようとしない
選考に落ちてしまったとき、そこから何も得ようとしない人も就活に失敗しやすいです。
先ほどは不採用を引きずりすぎてはいけないというお話をしましたが、反省もなく開き直ってしまうのもよくありません。
たとえ不採用になったとしても、せっかく受けた選考を無駄にしてはもったいないです。
どんな面接だったか、どんな質問になんと答えたかなどをメモしたり、他の選考で反省点を活かしたりしないと就活に失敗してしまいますよ。
就活の成功する人の考え方
ここまでは、就活に失敗する人の考え方を紹介しました。
次に、就活に成功する人の考え方を紹介していきます。
就活においての成功とは
- 自分について正しく把握し、ESや面接でアピールできる
- 志望する企業についてよく調べ、深く知る
- 自分のやりたいことができる企業の内定をもらう
- 自分に合う社風や経営戦略に企業から内定をもらう
- 就活を振り返ったとき満足できる
では、上記のような成功を収めるためには、どのような考え方で就活に取り組めばよいのでしょうか。
ひとつひとつ解説します。
- 自分から考えて動くことを大切にする
- 「就職」ではなく「自己実現」を目的にする
- 就活の過程にも意味や成長を感じようとする
- 選考に落ちてもすぐに切り替えて次に活かす
- 年収やブランドではなく社風や自分のやりたいことを重視する
自分から考えて動くことを大切にする
就活に成功する人は、「なぜこれをやるのか」「なぜこの企業を選ぶのか」などを自分で考えることを大切にしています。
企業説明会やインターンでも、常にアンテナを張り自分で企業の良い点・良くない点を考えたり、何か聞いておきたいことはないか考えたりします。
面接の際も、「面接ではこうすると良い」という情報をそのまま実行するのではなく、「なぜこのアピール方法が効果的なのか」「この企業にはどんな話をするのが良いのか」を考えているのです。
そして、自分で考えて良いと思ったことやアイデアをすぐに行動に移します。
大勢の学生がただ企業説明会を聞いて帰るところを、社員さんと話すチャンスだと捉えて質問しに行ったりするのです。
自分から考えて動くということを難しいと感じる就活生のみなさんもいるでしょうが、「難しそうだから自分にはできない」「それは優等生がやること」とやってみる前から思うのは良くない考え方です。
意識高い系や優等生でなくても実践することができるので、ぜひやってみてください。
まずは、就活や生活の中で行うことに「なぜやるのか?」という疑問を投げかけてみましょう。
考え方を変えるだけで、自然と就活や自分についての理解が深まりますよ。
「就職」ではなく「自己実現」を目的にする
就活に成功する人は、「就職」すること自体を目的としていません。
就職を自分の人生の一部と捉え、「自分が満足できる人生を送るためには何をするべきか」「自分が人生の中でやりたいことはなんなのか」という視点から就職先を考えます。
「大学を卒業したら就職しなければならない」
「みんな就職しているから私も就職する」
といった、自分のありたい姿を考えない就活は本質とズレていると思いませんか?
「どんな自分でいたいのか」を一度整理することで、企業に求めることが見えてきます。
有名企業や年収の高い企業でなくとも、気の合う人と働ける・熱量のある人たちから刺激をもらえる環境・福利厚生が充実している・多くの人を幸せにできる仕事ができるなど、自分本当に大切にしたいことがあるはずです。
「就職」するという目的意識を一度捨て、「自己実現」のために自分はどうしたいのかを考えてみてください。
選択肢は就職だけではありません。
就活は、自分を知るために動き、満足のいく結論が出せれば成功といえるのです。
就活の過程にも意味や成長を感じようとする
就活に成功する人は、内定をもらうことだけに意味を成しません。
たとえ落ちたとしても、ESや面接の練習をしたことに意味があったと捉えます。
就活の過程すべてに意味があると捉え、不採用だったESや面接からも学ぼうとする姿勢は、結果的にその先の内定に繋がっているのです。
最初から強みを理解している人、話すことが得意な人だけが就活に成功するわけではありません。
選考に落ちてもすぐに切り替えて次に活かす
上手くいかない経験がありながらも、そこから何か得ようという考え方が大切です。
現在就活が上手くいっていない・行き詰っていると感じている人も遅くありません。
前向きな考え方を取り入れることで、今からでも就活を成功させることができますよ。
年収やブランドではなく社風や自分のやりたいことを重視する
就活に成功する人は、年収や企業名だけで企業を選びません。
もちろん、企業研究をした結果、理念に共感したり自分に合っていると思ったりした企業であれば、大企業や有名企業でも構いません。
しかし、「この企業に入ればお給料が高いから」「○○会社に入ったって言えばみんなすごいって言うから」といった、他人からの評価や企業の中身を見ようとしない就活はもちろん上手くいきません。
上記のような考え方では企業に対する熱意が伝わらず不採用になる可能性が高いですし、採用されたとしても、自分の本当にやりたいことができません。
先ほどもお話しましたが、「自己実現」のために就活をすることを意識し、自分について何度も振り返りながら就活をすることが大切です。
考え方を変えるだけで就活は前に進む!
いかがでしたか?
就活に失敗する人・成功する人の考え方を見ればわかるように、成功する人の考え方のほうが長期的で前向きです、
就活生のみなさん、この記事を参考に、もう一度自分の就活の考え方を見直してみませんか?