常に私たちの身近にある音楽ですが、今は音楽配信サービスなどが進化して、昔と比べると非常に容易に利用できるようになりました。
近年は、学生もスマートフォンを持つのが当たり前になってきて、手軽に多くの曲を視聴できて、手放せないツールになっています。
もはや学生たちの最先端のトレンドを生み出してくれているものと言っても過言ではないでしょう。
とはいえ、無料で利用できるものばかりではないため、月々の利用料金は極力減らしたいのが本音ではないでしょうか。
そこで今回の記事では、学割を利用して楽しめる音楽配信サービスを紹介していきます。
この記事を読んで、自身に最適なアプリを見つけて、音楽を楽しんでくださいね。
学生におすすめの音楽配信サービス7選
学生は特に音楽の流行に敏感で、複数のサービスやアプリを使いこなしている人もいるかもしれません。
音楽配信サービスも種類が多いため、1つに絞るのも難しいかもしれませんが、その分利用料金の負担が必要になるのも事実です。
以下で、学割が利用できるサービス7選を紹介します。
学割料金や特徴もそれぞれのサービスによって異なるため、自身の利用用途とサービスとを検討して、効率的に使いこなしましょう。
Spotify | AWA | LINE MUSIC | Apple Music | Amazon Music | Youtube Music | 楽天ミュージック | |
料金 | 480円/月 | 480円/月 | 480円/月 | 580円/月 | 580円/月 | 680円/月 | 480円/月 |
学割 有効期限 | 最長4年間 | 在学中 | 在学中 | 最長4年間 | 最長4年 | 最長4年間 | 最長6年間 |
学割 対象者 |
| 中学生 以上 | 中学生以上 |
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無料体験期間 | 1〜3ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 |
利用料金や学割対象者、収録楽曲数などに違いが見られます。
以下で、おすすめの音楽配信サービス7選の詳細について解説していきます。
Spotify
Spotifyの特徴は以下のものになります。
- 音楽配信だけではなく、様々なコンテンツも視聴できる
- レコメンド機能の質が高い
- 無料プランでも十分利用はできる
Spotifyは、世界で最も多くのユーザーが利用している音楽配信サービスです。
1億曲以上の楽曲を配信しており、ポッドキャストも500万番組以上を配信しています。
ポッドキャストとは、インターネット上で音声データを配信するプラットフォームや、その番組のことを指します。
そのポッドキャストも含め、音楽・映画・アニメ・ゲーム・マンガなど様々なテーマのトーク番組が用意されています。
中には、人気・実力を兼ね備えた22組の漫才師が、約30分にわたって一発撮りした「聴漫才」など、Spotifyならではのコンテンツも充実しています。
また、お気に入りの楽曲を分析して、おすすめの楽曲を届けてくれるレコメンド機能の質の高さが特徴です。
自身の趣向に合う楽曲を提案してくれるのですが、その精度が非常に高いのです。
さらには、おすすめしてくれることによって、自身で好きな楽曲を探す手間が省けるのは効率よく音楽を楽しむうえではありがたいですよね。
ちなみに、無料プランでも、全ての楽曲のフル再生が可能で、ポッドキャストについても無制限で楽しむことができますよ。
AWA
AWAの特徴は以下のものになります。
- 広告なしでオリジナルプレイリストの作成・オフライン再生が可能
- 画像・音での検索が可能
- 音にこだわりたい方に最適
AWA(アワ)は、サイバーエージェントとエイベックス・デジタルの共同出資により設立されたAWA株式会社が提供する音楽アプリです。
1億2,000万曲以上が無料で聴き放題で、オリジナルプレイリストの作成やオフライン再生も可能です。
広告なしで利用できるため、広告に遮られることなく音楽を楽しめます。
AWAでは楽曲やミュージシャンの名前のワードの検索だけでなく、画像や音でも検索もできるのです。
それだけで、探している可能性の高い楽曲やプレイリストを提案してくれます。
生活の中で、街中で流れてきた音楽や、カフェで流れている音楽を知りたいと思った時にはすぐに調べられるため非常に便利です。
さらには、音質が綺麗で、プロによる音質評価調査でも総合一位を獲得しているため、音にこだわりたい方にはぴったりなサービスです。
低ビットレート環境でも高音質を維持できるため、ギガ消費を抑えながら高音質を楽しめます。
そのため、外出時にもWi-Fi環境を探したり、ギガ消費を気にしなくて良いのが嬉しいポイントです。
また、AWAの中で楽しめるオンライン空間「LOUNGE(ラウンジ)」で、同じ空間に集まって一緒に音楽を聴きながらチャットで交流できるサービスもあるのです。
音楽を一人で楽しむ以上に、コミュニティを築きながら、コンテンツを楽しめるのは新鮮な気分で利用できますよね。
LINE MUSIC
LINE MUSICの特徴は以下のものになります。
- ストリーミング再生可能
- LINEとの相性が良い
- 広告なしで楽曲を楽しめる
LINE MUSICは、コミュニケーションアプリであるLINEが2015年にスタートさせた定額制音楽ストリーミング配信サービスです。
学生プランは、月額480円(税込)で、中学生以上からと最も幅広い年齢層で学割を利用できます。
ストリーミング再生が可能であるため、デバイスにダウンロードせずに利用できます。
そのため、デバイス本体の容量を気にせず楽しむことができます。
さらには、LINE MUSICというだけあって1,200万種類以上のLINEスタンプが使い放題です。
LINEのプロフィールやトーク画面で流すBGMや、着信音に設定できたりするため、LINEとの相性も抜群です。好きな人だけ音楽を変えたりして、楽しむこともできます。
また、オリジナル音源でカラオケが楽しめる機能が備わっているため、アプリを利用しながら家族や友人とカラオケボックスさながらの雰囲気を楽しめるのも嬉しいポイントです。
コース | プレミアム | フリー |
機能 |
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Apple Music
Apple Musicの特徴は以下のものになります。
- 学生プランへの入会でApple TV+の利用もできる
- 個別のアプリダウンロードの必要なし
- 学生プラン利用対象者に制限あり
Appleが提供している音楽アプリで、iOS標準の「ミュージック」アプリでの利用となります。
Apple Musicの学生プランの月額料金は580円(税込)で、Apple TV+の視聴までもが可能です。
Apple TV+とは、受賞歴のあるシリーズ、ドラマ、ドキュメンタリー、子ども向けコンテンツ、コメディなどのAppleオリジナル作品を視聴できるストリーミングサービスです。
毎月新しいApple作品が追加されるため、無料で付帯している学割プランは非常にお得なプランであるといえます。
注意すべきは、学生プランを利用できるのは、以下の対象者に限られているという点です。
- 大学・短期大学生
- 大学院生
- 専門学生
- 高等専門学校生
そのため、残念ながら中学生・高校生は学生プランに登録できない点には注意が必要です。
Amazon Music
Amazon Musicの特徴は以下のものになります。
- スマートスピーカーとの連携が可能
- プライムとアンリミテッドの2種類から選べる
Amazon Musicは、Amazon(アマゾン)が提供しているサービスで、学生であれば月額580円(税込)で1億曲の音楽やポッドキャスト、MVを楽しめる音楽アプリです。
また、Alexa(アレクサ)などのスマートスピーカーやFire TV Stickとの連携が可能で、様々なデバイスで視聴したい方に最適なアプリです。
Amazon Musicには、プライムとアンリミテッドの2つのサービスがあります。
プライム | アンリミテッド | |
楽曲数 | 1億曲以上(シャッフル再生のみ) | 1億曲以上(スキップ無制限で自由に再生可能) |
月額料金 |
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特徴 |
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両者は基本的に同じサービスではありますが、プライムはAmazon Primeに用意された特典で、プライム会員だけが利用できるサービスです。
一方で、アンリミテッドはプライム会員でなくても利用できます。
プライムであれば、楽曲や聴き方に制限がかかってしまうため、音楽だけを純粋に楽しみたいという方であればアンリミテッドをおすすめします。
さらに、アンリミテッドでは、立体的なサウンドを楽しめる空間オーディオを既存のヘッドフォンやスピーカーでの利用が可能となるため、上質な音を楽しみたい方にもぴったりです。
ただ、料金も低額で利用できるため初めはプライム版でお試ししてみて、物足りなくなってきた際に、アンリミテッドにアップグレードを検討してみても良いでしょう。
Youtube Music
TouTube Musicの特徴は以下のものになります。
- YouTubeの動画がそのまま楽しめる
- 学割プラン対象者に制限あり
- オフライン再生やバックグラウンド再生が可能
Youtube Musicは、YouTubeで配信されている音楽やミュージックビデオを視聴できるサービスです。
最大の特徴は、他のアプリにはない、アーティストの歌ってみた動画やカバー曲を視聴できる点です。
動画サイトのYouTubeと連携されているため、YouTube側で作成した音楽動画のプレイリストを、YouTubeMusicアプリでも楽しめます。
学割プランは月額680円(税込)で、広告なしで音楽を視聴でき、オフライン再生やバックグラウンド再生も楽しめるようになります。
学割プランの対象者は以下の通りです。
- 大学生
- 大学院生
- 短期大学生
- 専門学校・高等専門学校生
Youtube Musicについても、中学生や高校生は対象外となるため注意が必要です。
楽天ミュージック
楽天ミュージックの特徴は以下のものになります。
- 学割対象者は15〜25歳までの学生
- 様々な機能が揃っている
- 楽天ポイントが貯められる
楽天ミュージックは、1億曲以上の音楽が聴き放題の、楽天グループ株式会社が提供する音楽配信サービスです。
楽天ミュージックの学割プランは、月額480円(税込)であり、登録できる対象者は15〜25歳までの学生です。
注意すべきなのが、その中でも高校生は学割対象となりますが、中学生は対象外とされる点です。
とはいえ、高校生を対象外としているサービスも数多いため、対象範囲が広いサービスであるといえます。
楽天ミュージックには、様々なプレイリストやポッドキャストも用意されており、以下の基本的な機能が揃っています。
- オフライン再生
- 同期歌詞機能
- お気に入り・プレイリスト作成
- シャッフル再生
他のサービスと異なる点が、毎日楽天ミュージックにて一曲再生するたびに楽天ポイントがその都度1ポイント獲得できることです。
その後、貯めたポイントを楽天市場や街の加盟店で利用したり、もちろん楽天ミュージックの月々の支払いに充てることも可能です。
さらには、楽天ミュージックアプリ内でクーポンを獲得することもでき、楽天ブックスでの利用が可能であるため、楽天ミュージックのアプリを持っているだけでお得なサービスが豊富に利用できるというわけです。
楽天経済圏を利用することが多いという方には、最適なアプリであるといえますね。
学割プランのメリット
学割プランの最大のメリットといえば、通常の約半額程度と格安で利用できる点です。
本来は、月額980円で利用できるサービスであれば、学生は500円前後で利用できるというわけです。
学生の証明さえできればすぐに利用できるため、学生であれば誰しも利用すべきお得なサービスです。
学割プランのデメリット・注意点
学割プランは、学生の証明で手軽に利用できるため便利ではありますが、利用するうえでは注意すべき点もあります。
以下で、学割プランのデメリットや注意点について紹介していきます。
- 学生の証明が必要になる
- 中学生向けのものは少ない
➀学生の証明が必要になる
学生の証明ができれば利用できると先述しましたが、この学生の照明が面倒な場合があります。
サービス名 | 証明方法 | 必要な書類等 |
Spotify | SheerID | 3ヶ月以内に発行された在学証明書類・時間割・授業領収書・成績証・姓名が記載されている学校の発行書類のうちどれか |
AWA | 学生証をアップロード | 学生証明書 |
LINE MUSIC | 学校名と生年月日の入力 | 学生証 |
Apple Misic | UNiDAYS | 学校が発行しているメールアドレス 学校のオンラインポータルサイト (上記のいずれか) |
Amazon Music | SheerID | 在学証明書類・時間割・学費領収書・成績証・姓名が記載されている学校の発行書類のうちどれか |
YouTube Music | SheerID | 有効期限が記載された学生証明書・時間割・授業料の領収書のいずれか |
楽天ミュージック | 身分証をアップロード | 身分証 |
基本的には、UNIDAYSやSheerIDという認証システムにて項目を入力によって自動的に承認されます。
ほとんどの場合、自身の学校用Eメールアドレスや在籍番号を持っている方であれば問題はありません。
しかし、万が一承認されなかった場合は、上記の記載書類をアップロードする必要があるため、手間がかかってしまう場合があります。
さらには、サービスによっては毎年更新する必要があるため、面倒に感じる方もいるかもしれません。
②中学生向けのものは少ない
中学生から利用できるのは、LINE MUSICとAWAのみとなっています。
サービスによっては、ファミリープランなどの利用により家族と一緒に使用することができるため、サービス内容をよく調べてみると良いでしょう。
音楽配信サービスは「学割」がお得!
学割プランは、通常の個人プランよりもお得に利用できるプランです。
学生である間は、できるだけ月々の出費は減らしつつも、種類豊富な音楽を楽しめると嬉しいですよね。
しかし、音楽配信サービスといっても、今回紹介しただけで7種類あるため、どのサービスを利用するのが自身に合っているのかは事前にしっかり確認しておく必要があります。
基本的に、大学生や専門学生であれば、今回紹介した音楽配信サービスの学生割プランは利用できます。
また、いずれのアプリにしても無料トライアル期間があるため、自身での使い方を検討しながら利用するアプリを決めていくと良いでしょう。