「インターン後の懇親会って出たほうがいいの?」
「懇親会で社員からの評価を上げるにはどうすればいいの?」
単刀直入にいうと、インターン後の懇親会は出ておいたほうがお得です。
インターン後の懇親会での振る舞いで、社員さんに良い印象を与えることができます。
また、企業の雰囲気や就活が有利になる情報を知ることができます。
今回は、インターン後の懇親会の目的と、好印象を与える方法を解説します!
インターン後の懇親会ってなにするの?
インターン後の懇親会では、インターンに参加した学生と社員さんでお酒を飲んだり、食事を楽しんだりします。
簡単に言えば飲み会です。
インターンよりもラフに会話ができるため、社員さんに自分の人間性を知ってもらい、顔を覚えてもらうチャンスです。
基本的に5日間の短期インターン後に開催されます。
インターン後に懇親会を開く企業は意外と多い
インターン後に懇親会を開くという企業は意外とあります。
インターン当日にそのままインターン会場や居酒屋などで行ったり、後日ホテルで開催されたりします。
会場が広い場合は、インターンに参加していなかった社員さんも出席することがあるので、人事とは別の視点から企業について聞けるかもしれません。
インターン後の懇親会は強制ではありませんが、参加しておくことをおすすめします。
飲み会が苦手な人にとってはあまり乗り気にならないイベントかもしれませんが、就活の一貫として割り切ることも必要です。
なぜなら、学生にとってインターン後の懇親会はメリットだらけだから。
では、インターン後の懇親会の企業側と学生側の目的は一体何なのでしょうか?
インターン後の懇親会は優秀な学生を見つけるためにある
インターン後の懇親会は、企業と学生がお互いを評価する場だと思っておいて間違いはありません。
企業側は会場や食事、人件費など、インターンとその後の懇親会に時間やお金をかけています。
なぜかというと、優秀な学生が企業を志望してくれれば、最終的に企業の利益に繋がるから。
企業の最終的な目的は成長と売り上げアップです。
インターンとその後の懇親会という2つの場面から学生の能力や人間性を判断します。
新卒採用で企業側が重要視しているのは、なによりも学生の人柄です。
インターンという緊張する場ではなく、懇親会でお酒も入り、リラックスした場で学生の本当の人間性を見ようとしているのです。
もちろん、懇親会で場を盛り上げられる人だから良いというわけではなく、インターンでの取り組みも評価の対象です。
インターンでも懇親会でも気を抜かず熱意をアピールしましょう。
インターン後の懇親会ではコミュニケーション能力が大切
インターン後の懇親会では、コミュニケーション能力が試されます。
インターンのようにプロジェクトが用意されているわけではないので、相手の話を聴く力、自分の気持ちを伝える力が最重要です。
コミュニケーションに自信がない人も、事前に準備をしておけばインターン後の懇親会で他の学生に勝つことは可能です。
後ほど説明しますが、質問をあらかじめメモしておいたり、自分の話しやすい環境をつくったり、工夫次第でなんとでもなります。
参加するインターンの後に懇親会があると分かっているなら、インターン対策と一緒に懇親会の対策もしましょう。
インターン後の懇親会は企業のイメージアップのためでもある
インターン後に懇親会を開催するもうひとつの目的は、企業のイメージアップです。
インターンでは伝えられない社員同士の仲の良さや会社の雰囲気を伝えることができます。
また、学生とラフに話すことができるので、「ウチにはこんな魅力があるんだ」ということを直接伝えられます。
インターンに参加した学生に「こんな良さがあるんだ」「この企業で働きたい」と思ってもらいたいのです。
社員さんと学生が仲良くなれば、学生の志望度もグンと上がりますよね。
「社員の〇〇さんと働きたい」という理由で入社した人は離職率が低いというメリットもあります。
就活において学生は、「選ばれる」立場でもありますが「選ぶ」立場でもあります。
インターンの懇親会に参加することで「自分に合う企業かどうか」ということを確認しましょう。
インターン後の懇親会で気をつけるべきマナーを解説
続いて、インターン後の懇親会での服装やマナーを解説します!
インターンやその後の懇親会、就活の場では、「学生」意識は捨てましょう。
社会人の一員として、TPO(時、場所、場合)を踏まえた言動が重要です。
- 会場によって服装を考えよう
- 立食形式の場合は片手を常に空けておく
- 一度に使えるお皿は1枚だけ
- 周りへの気配りを意識する
- インターン後の懇親会は学生だけでかたまらない
- インターン後の懇親会ではお酒の量に気をつける
会場によって服装を考えよう
インターン後の懇親会は、会場によって服装を選びましょう。
インターン最終日にそのまま懇親会を行う場合は、スーツのままでOKです。
わざわざ着替えをもっていく必要はないので安心してくださいね。
考えなくてはならないのが、インターンとは別日に懇親会が開催される場合です。
懇親会の会場は企業によってさまざまです。
居酒屋でアットホームな懇親会を開く会社もあれば、ホテルで会場を借りて行う場合も。
居酒屋でパーティードレス、ホテルでジーンズなどラフな格好だと浮いてしまいます。
インターネットで調べれば場所にふさわしい服装がわかる時代なので、「気が遣えないな」「常識がなってないな」と思われないように服装を考えましょう。
注意点ですが、ワンピースやドレスを着る場合は派手な服装は避けましょう。
あくまでも就活の一貫ということを忘れないでください。
インターン後の懇親会は立食形式が多い
インターン後の懇親会は、オフィスやホテルで行う場合立食形式です。
立食形式の食事会に慣れていない学生も多いので、基本のマナーを確認しておきましょう。
ただし、社員さんも相手が学生だということは分かっているので、マナーに敏感にならなくても大丈夫ですよ。
立食形式の場合は片手を常に空けておく
立食形式の懇親会は、常に片手を空けておくのがマナーです。
なぜかというと、急に握手を求められたときに対応できないと困るから。
握手は利き手で求められることが多いため、右手を空けておきましょう。
コップ、お皿、フォークを片手でもつことに慣れていないかもしれませんが、社員さんを参考にやってみてください。
冷たい飲み物を持つ場合は、水滴が手につかないように紙ナプキンを巻くのがおすすめです。
手が濡れている状態よりも品を感じられます。
一度に使えるお皿は1枚だけ
立食形式の懇親会では、1度に使うお皿を1枚だけにします。
また、お皿は途中で取り替えてOKです。
汚れていると見栄えが悪いので、自分の持ち物は常にきれいにしておきましょう。
周りへの気配りを意識する
立食形式の懇親会では、人が動き回ります。
常に周囲を意識した行動を心がけましょう。
例えば、食事が置いてある前でかたまって話をしたり、はや歩きをして人にぶつかったりすると周りの人に迷惑がかかります。
社員さんから評価も下がってしまいますよ。
インターン後の懇親会は学生だけでかたまらない
インターン後の懇親会は、学生だけで集まらないようにしましょう。
短期インターンを終え、仲良くなった他のインターン参加者とはなしたい気持ちもわかります。
しかし、インターン後の懇親会は「社員と学生の交流の場」です。
社員さんと話す気がなく、学生同士でわいわいしている様子は良くない印象を与えてしまう恐れもあります。
学生同士のほうが話していて楽しいかもしれませんが、業界や企業について知る場、社員さんと仲良くなる場だと認識してください。
「ひとりで社員さんに話しかけるのはハードルが高い…」という方は、インターンで同じグループだった学生と一緒に話しかけにいきましょう。
自分たちのグループの課題や成果について話せば、「インターンに一生懸命取り組んでくれていたんだな」と感心してもらえます。
インターン後の懇親会ではお酒の量に気をつける
インターン後の懇親会では、飲みすぎないように気をつけましょう。
先ほどからお話していますが、インターン後の懇親会はあくまでも「就活の一貫」です。
インターンほど緊張する必要はありませんが、「評価されている」「就活に関わる」という意識はもったままでいてくださいね。
お酒が苦手、すぐ酔っ払ってしまうという方は、勧められても無理に飲む必要はありません。
社員さんには残念がられるかもしれませんが、一社会人として自分の意志で断りましょう。
酔っ払って社員さんに失礼なことを言ってしまったり、迷惑な行動をしたりしては懇親会自体が台無しになってしまいます。
インターンでせっかく頑張ったのですから、好印象のまま選考を受けたいですよね。
インターン後の懇親会は内定のチャンス!
インターン後の懇親会は「学生と企業がお互いを評価する場」だとお話しましたよね。
ということは、懇親会の場で内定との距離を近づけることができるのです。
ここからは、具体的なアピール方法を紹介します!
インターン後の懇親会は社員と話す場
インターン後の懇親会は、とにかく社員さんと会話することを心がけましょう。
インターンに参加していた他の学生に話しかけられることもありますが、軽く挨拶をして別れた方が就活のためにはなります。
役職の高い人に話しかけにいく必要はありません。
学生の情報は後で会社内に共有されるので
- 自分と話が盛り上がりそうな人
- 学生に対して厳しい態度ではない人
- 学生に囲まれていない人
に話しかけることをおすすめします。
「会話がなかなか弾まないな…」と思ったら「たくさんの社員さんとお話したいので失礼します!また宜しくお願いいたします!」と言って別の社員さんに声をかけるのもアリです。
学生に対して辛口の人は、社内で情報共有した際に実際よりも悪い印象で伝わってしまう危険があるので避けておきます。
普段厳しい人に好印象を与えられれば社内でも話題になるかもしれませんが、コミュニケーションによほどの自信がない限りリスクは避けるのが無難です。
学生に囲まれている社員さんは話しやすいのでしょうが、社員さんからの印象が薄くなるためおすすめしません。
企業について知るためにも、できるだけ色んな社員さんと話してみましょう!
次に繋げるために名刺をもらっておこう
社員さんに話しかけたら、名刺をもらえるか聞いてみましょう。
名刺がほしいと言われるのは社員さんにとって嬉しいことですし、今後の就活につなげることができます。
名刺をもらったら、書いてあるメールアドレスにお礼のメールを送りましょう。
お礼のメールは、できるだけ次の日の朝までに送ります。
企業に対する熱意や感謝の気持ちを伝えることができれば、選考を有利に進められる可能性が高まりますよ。
また、OB訪問をお願いすることもできます。
「会社のことについてもっとお話を聞きたいので、お時間いただきたいです!」とインターン後の懇親会で言えるとスムーズにOB訪問ができますよ。
社員さんと1対1で繋がりをもつと、就活はかなり有利になります。
少し難易度が高いかもしれませんが、ぜひ挑戦してみてください!
質問や話題はあらかじめ用意しておく
社員さんとの会話は続けるのが難しいです。
沈黙が続いて、結局学生同士で集まってしまうことも少なくありません。
学生と社会人では生活や関心事が異なるので仕方がないことです。
多くの学生が社員さんとの会話に苦戦する中、話が盛り上がったら最強ですよね。
最強になるために、もともとのコミュニケーション能力は必要ありません。
質問をあらかじめ考えておきましょう。
インターンや採用面接でも同じことが言えますが、質問をすることによって「志望度の高さ」をアピールすることができます。
ここで、ポイントを紹介します。
- 質問は10個以上考えておく
- 考えた質問はメモしておく
- 会社の資料に書いてあることを聞かない
- インターネットで調べて簡単に出てくることは聞かない
- 年収などの「ぶっちゃけ話」はほどほどに
質問のメモはその場で見て確認しても大丈夫です。
ポイントを意識して質問を用意してみて下さい!
インターン後の懇親会に参加して就活を有利にしよう
いかがでしたか?
インターン後の懇親会は、就活を有利に進めるチャンスです。
あまり気が乗らないという人もいると思いますが、ぜひ参加してみてください!