エントリーシートには、「趣味・特技」を書く箇所があり、基本的にはどんなことを書いてもかまいません。
自己PRやガクチカとは違い、そこまで気合を入れて書く方も少ないでしょうが、実は趣味や特技こそ企業に自分の個性をアピールする絶好のチャンスなのです。
そこで今回は、エントリーシートで使える趣味・特技についてや書き方のポイント、注意点などについてご紹介します。
「何を書いたらいいかわからない」「エントリーシートにかけるような趣味や特技が見つからない」といった方はぜひ参考にしてみてくださいね。
エントリーシートで使える趣味・特技62選
趣味・特技のなかには、エントリーシートに書けば好印象を残せられるものもあります。
そこで今回は、以下の4つに分類してそれぞれの趣味や特技62個についてご紹介します。
これまで経験した何気ないことでも、エントリーシートにできるものもあるのでぜひ参考にしてください。
- 社会人として重宝されるもの
- 勉強系
- クリエイティブ系
- そのほか
社会人として重宝されるもの19選
以下の趣味や特技は社会人になっても続けている方が多く、仕事上の付き合いなどでも重宝するのでおすすめです。
また面接の際にも面接官に共感してもらえたり、話が盛り上がるきっかけにもなるでしょう。
社会人として重宝されるもの19選
- ゴルフ
- ドライブ
- フィッシング
- お酒
- 囲碁・将棋
- キャンプ
- スポーツ観戦
- ロードバイク
- ジム
- 野球
- スキー
- 乗馬
- ボルダリング
- マラソン
- 温泉巡り
- フットサル
- 登山
- 海外旅行
- ダーツ
➀ゴルフ
ゴルフは年配の面接官にも共感されやすい趣味なので、おもに大手や有名企業で好印象を残せます。
始めたきっかけや、具体的にどのくらいのスコアになったかなどを述べれば、「努力できる人」だと思われるはずです。
例文
私の趣味はゴルフです。
元々は父の趣味ということもあり、小さいころから休みの日はゴルフといった生活を送っていました。
中学校時代からはスコアも気になりはじめ、打ち方なども自分なりに研究や練習をしてきました。
結果、最初はスコア170だったのですが、今では100を切るほどまでにスキルアップするようになりました。
これからも自分の最高スコアを更新していきたいと思っています。
②ドライブ
車の運転免許は原則、高校卒業とともにとれるのでドライブを趣味にしている人も多くいるでしょう。
「こんなのエントリーシートに書いて良いの?」と思われるでしょうが、具体的に何㎞走ったのかや場所を明記すれば、「目標を達成できる人」といった印象を残せます。
③フィッシング
学生の趣味としては珍しいですが、フィッシングもまた話を広げやすい趣味なのでおすすめです。
釣り関連の業界はもちろんのことですが、グループで参加するようなタイプのものならコミュニケーション能力の高さなどもアピールできます。
また地元で働きたいと考えている方は、「地元の自然を大切にできる人」だと思われるでしょう。
例文
私の趣味はフィッシングです。
休みの日は、同じ大学の同期やサークル仲間とよく〇〇という渓流に行きます。
先日フィッシングに行ったところ、地元の人に良く釣れるスポットを紹介してもらい、10匹程度連れました。
これからも地元の自然や人との出会いを大切にしていきたいと思っています。
④お酒
社会人になったら、コミュニケーションのひとつとしてお酒の場はよく設けられます。
したがって、お酒を飲むのが趣味であることをアピールすれば、一緒に働いているイメージを持たれやすくなるでしょう。
〇杯飲んだなどの自慢ではなく、具体的に「〇〇の酒造が好き」などを伝えるのがコツです。
ただしお酒でのエピソードはマイナスイメージにつながるおそれがあるため、なるべくいれないようにしてください。
⑤囲碁・将棋
囲碁や将棋などはボードゲームの中でもかなり難易度の高いものだと言われていますし、日本人にはなじみの深い趣味なのでおすすめです。
たとえば、囲碁や将棋をきっかけに年の離れた知り合いなどが増えたことなどをエピソードに加えれば、「年齢層の幅広い職場でも上手くやっていけそう」だと思われます。
また囲碁・将棋で何かしらの段を取得していれば、より具体的な実績や特技として強調できます。
⑥キャンプ
社会人サークルや職場によっては、定期的に社員旅行としてキャンプをする会社も少なくありません。
とくに若年層が多いベンチャー企業や社員が少ない職場、風通しのよさを謳っている会社では、行事のひとつとしてよく取り入れられています。
たとえば、ひとりでキャンプする方は行動力の高さ、グループでキャンプする方はチームワークの良さなどもアピールできます。
⑦スポーツ観戦
野球やサッカー、バスケットボールなどスポーツ観戦を趣味とする方は多いでしょう。
スポーツ観戦もまた、社会人でも趣味としている方が多いので盛り上がるきっかけになりやすいです。
例文
私の趣味はサッカー観戦です。
高校時代からサッカーのマネージャーをしていたことがきっかけで、サッカーの面白さに気づきました。
とくに○〇といったチームを応援しており、月に1階は試合観戦をしています。
ほかにも最近では、SNSをつかって若手のサッカー選手を見つけたり、日々サッカーの魅力を発信しています。
⑧ロードバイク
ロードバイクもまたドライブと同様に、面接官から質問されやすく盛り上がりやすい趣味のひとつです。
ロードバイクを始めたきっかけや、気分転換らリフレッシュにつながることなどを記載すると好印象を残せます。
ただし、暴走系や走り屋の匂いなどを感じさせるものだと、かえってマイナスイメージにつながる恐れがあるため注意しなければいけません。
⑨ジム
学生時代から、自発的なジムやトレーニングを趣味としている方もたくさんいるはずです。
ジムやトレーニングは自己研鑽といったイメージにもつながりやすいので、面接でも好印象を残しやすいでしょう。
「ダイエット目的」「筋肉をつけたいと思った」などの目標が元々あったのなら、きっかけとしても述べられます。
さらに、「実際に〇㎏減量できた」「〇〇という大会にも出た」といった実績があれば、よりインパクトを残せるのでおすすめです。
⑩野球
部活やサークル、プライベートの趣味としても野球をしている方は多くいます。
野球は一人ではできないスポーツなので、チームワークや協調性、コミュニケーションスキルの高さなどをアピールできます。
また会社によっては、草野球を社内イベントや車内サークルとして設けているところもあるので、再現性も高めです。
⑪スキー
季節限定の趣味にはなりますが、スキーやスノーボードも趣味としては有効です。
趣味をきっかけにできるようになった技名や、インストラクターとして誰かに指導した経験があればより話も広がります。
例文
私の趣味はスキーです。
もともと実家の近くにスキー場があったことがきっかけで、小さいころから何度も滑り続けていました。
10年以上続けてきたため、最近では冬休みに実家に帰った際、スタッフとして働いたこともあります。
社会人になってからも、帰省する際は必ず立ち寄り、スキーの楽しさを広めたいと思っています。
⑫乗馬
乗馬や馬術はサークルとしてかなり珍しいですが、面接官からは必ず興味を持ってもらえるのでおすすめです。
また、ほとんどの人は初心者から始めることが多いため、「どうやって馬との距離を縮められたのか」「普段どんなことをするのか」といったエピソードなども付け加えやすいメリットもあります。
⑬ボルダリング
ボルダリングは学生の趣味としては珍しいため、面接官からの興味を引けます。
「そもそもボルダリングってどんなことをするものなの?」「どういったところに魅力を感じる?」「どこでやっているの?」など何かと質問もされやすい趣味でもあります。
「難易度を上げたら達成感がある」「運動嫌いだったが楽しめた」といった魅力を伝えるといいでしょう。
⑭マラソン
ランニングは年齢関係なく趣味として挙げることが多く、目標に対する達成度の高さなどもアピールできます。
また、マラソンは大会なども開催されていますし、具体的に「〇㎞を〇時間で走った」「タイムを伸ばすために〇〇をした」などエピソードも付け加えられやすいです。
例文
私の趣味はマラソンです。
元々は部活中の連取メニューの一つとしてやってきましたが、今でも走り込みだけは継続しています。
ブランクがあったのではじめは数㎞程度しか走れませんでしたが、1年間続けていると10㎞以上走れるようになりました。
また最近では、マラソンの〇〇大会に出場し、〇㎞を〇時間で完走できました。
社会人になってからも目標を定めて、自己ベストを更新できればいいなと思います。
⑮温泉巡り
温泉巡りは比較的多くの人から共感を得られやすいので、趣味として書くにはおすすめです。
温泉巡りにハマったきっかけや、具体的にどこの温泉地にこれまでいったことがあるのか、これからどこに行きたいのかなどを書くとよりいいでしょう。
⑯フットサル
フットサルやサッカーなどは、社会人になってからでも会社内のサークルやイベントでもやりがちなので、趣味として書くと「社風に合う人材である」と思われる可能性が高いです。
またフットサルはチームワークやコミュニケーション能力、協調性などが必須なので、ポジティブイメージにもつながります。
どこのポジションだったのか、どんなところに魅力を感じるのかまで書くのがポイントです。
⑰登山
登山は登頂といった一つの目標があるので、計画を立てて目標を遂行する能力などがアピールできるためおすすめです。
ただし、山の名称を挙げても初心者の方にはいまいち伝わりづらい可能性もあるため、「日本で〇番目の」「どのくらいの装備や準備が必要だったか」などを加えるようにしてください。
また登山では、メンタル面の強さや忍耐力などがアピールできるので、少々ハードめの業界では好印象につながりやすいといったメリットもあります。
⑱海外旅行
学生期間のうちに海外に旅行した経験のある人は、そのまま趣味として書くのがいいでしょう。
海外旅行は国内とは違い、文化も話し言葉も違うため、さまざまなハードルを乗り越えなければいけません。
「なぜ旅行しようと思ったのか」「旅行先で何を学んだのか」「具体的にどんな文化や価値観に触れたのか」を述べると説得力も増すはずです。
⑲ダーツ
学生としては少し大人っぽい趣味ではありますが、ダーツもまた練習が必要な競技なので目標達成力などをアピールできます。
ほかにも、はじめは遊びきっかけでも、「大会に出るまでに至った」「プロに指導を受けるまでハマった」など、エピソードも付け加えられやすいのでおすすめです。
勉強系15選
受験以外の勉強につながる趣味や特技があれば、「どんな仕事でも自分から学ぼうとする姿勢がある」「仕事へのモチベーションが高い」といった好印象につながります。
また学び方は人それぞれなので、就活生がどんな価値観や考え方を持っているのかを採用側が判断する基準にもなります。
具体的にアピールとして有効な勉強系の趣味・特技には以下のものが挙げられます。
勉強系のもの15選
- 英会話
- 手話
- 史跡巡り
- 読書
- 音楽鑑賞
- アート巡り
- 裁判傍聴
- 株・FX
- ライティング
- 資格取得
- 競技かるた
- 専門以外の分野
- 動画編集
- 収集活動
- 舞台鑑賞
➀英会話
英語に自信のある方や留学経験のある方は英会話を趣味として挙げるといいでしょう。
とくに外資系企業やグローバルな展開をおこなっている企業であれば、効果的なアピールポイントにもなります。
英会話はだれでも始めから話せるものではないので、「海外でも通用する英語力が身についた!」などのエピソードがあれば努力できる人だと判断されます。
②手話
趣味としては珍しい手話ですが、覚えるのにはある程度の時間や知識が必要なので勉強系の趣味としてはおすすめです。
「はじめは覚えるので精いっぱいだったが、今ではボランティア活動でも使えるくらいの知識が身についた」といったエピソードにもつながります。
③史跡巡り
歴史好きな方であれば、史跡巡りを趣味にするのもひとつです。
国内外問わず、「〇〇の史跡を見に行くために〇〇まで行った」なども言えますし、そこで経験した具体的なエピソードなども付け加えられます。
ただし、「なぜその史跡に興味を持ったのか」「どこに魅力を感じるのか」「今後行ってみたいところはあるか」など質問される可能性があるため、しっかり準備しておく必要があります。
④読書
ありきたりな趣味ではありますが読書も伝え方次第では、面接官に印象付けられる立派な趣味です。
とくに出版業界やメディア系、紙に関する会社では好印象を残せる趣味になります。
「月に〇冊読む」「特に〇〇のジャンルが好き」など数字や具体性をもたせるとより説得力が増すでしょう。
ただし読書を趣味とする人が多いからこそ、よりマニアックな質問をされる可能性が高いためしっかりと準備しなければいけません。
⑤音楽鑑賞
音楽鑑賞もまた読書同様ありがちな趣味ですが、音楽関連の業界や楽器を取り扱う業界だと好印象につながります。
「〇〇年代の音楽が特に好き」「〇〇のジャンルをよく聴く」など、具体性を持たせることがポイントです。
また、あえて音楽鑑賞を趣味とする理由やエピソードなどがあればよりいいでしょう。
例文
私の趣味は音楽鑑賞です。
学生時代ずっとバンド活動をしていたこともあり、もともとはいろんなジャンルの音楽を聴いていました。
しかしある時友人に勧められたことをきっかけに、〇〇というジャンルにハマりました。
今では月に一度はライブに赴くようになりました。
社会人になってもできるだけライブにはいきたいと考えています。
⑥アート巡り
美術館は全国にたくさんあるので、学生でもアート巡りを趣味としている人は多いのではないでしょうか?
ただし、アートはジャンルが幅広く、面接官には以下位置伝わらない可能性もあります。
もしエントリーシートに書く場合は、初心者でもわかるように、具体的な作品名や場所について明記するのがポイントです。
また、これから行ってみたい美術館や印象に残った作品、どんなところに惹かれたのかを述べるとより印象を残せます。
⑦裁判傍聴
法曹界だけではなくても裁判傍聴は、かなり珍しい趣味なのでインパクトを残したいのならおすすめです。
もし裁判傍聴を趣味として書くのなら、必ずなぜ関心を持ったのかを面接官に聞かれるため、きちんと答えられるように準備しておかなければいけません。
たとえば、「もともと大学で犯罪心理学を学んでいたから興味があった」「弁護士が出てくるドラマが好きなので実際はどうなのか気になった」などであればきっかけになるでしょう。
⑧株・FX
趣味としてはかなりリスキーですが、株やFXはほかの就活生と差別化が図れるといった面ではおすすめです。
株やFXを趣味とする場合、「株を始めるにあたって経済の勉強を始めた」「世界の経済状況について調べるようになった」など情報収集能力の高さをアピールするのがポイントです。
⑨ライティング
「文章を書くのが好き」「レポートでいい成績を修めることが多い」といった方は、ライティングを特技にするのもひとつです。
ライティング能力は編集系の仕事だけではなく、メールや報告書などでも活かせるためあらゆる業界でも通用するので便利です。
たとえばライターとして実際に報酬ももらっていたのなら、「検索上位に表示された回数」「具体的な文字単価」「執筆していたジャンル」などを述べるといいでしょう。
⑩資格取得
資格取得はガクチカ以外でも特技や趣味でも使えるのでおすすめです。
「たくさんの資格を取った!」といったアピールもひとつですが、単なる興味や関心がきっかけで資格取得に至ったというものでも充分です。
なかでもエクセルやワード、プログラミングといったものであれば実践的な能力があるとみられます。
しかし実際、資格取得はどんな資格でもかまいません。
取得しようと思ったきっかけやプロセス、難しいと思ったエピソードなどがあれば具体的に述べれば説得力も増します。
⑪競技かるた
最近では大学のサークルなどでも競技かるたをおこなうところが増えてきていることから、趣味の欄でも書く人はたくさんいます。
競技かるたでは、瞬発力や判断力、記憶力などをアピールできるので、就活でもアピールポイントになります。
競技かるたもまた趣味としては少数派なので、面接官から「なぜ競技かるたを始めたのか?」を聞かれる可能性があるため用意しておきましょう。
⑫専門以外の分野
自分の専門以外の分野でも、興味や関心を持って自発的に勉強するケースもありますよね。
専門以外の学問の場合だと、ガクチカではなく趣味や特技として挙げられるのでおすすめです。
資格同様、専門以外の分野もジャンルはなんでもかまいません。
自由選択の授業がきっかけで自分でも調べるようになったなどであればわかりやすいでしょう。
とくにSNSマーケティングなどであれば、学校ではなかなか学べないものですしIT業界だと重宝されやすいですよ。
⑬動画編集
最近はYoutuberとして活躍している学生もいるので、そのまま動画編集スキルを特技や趣味として書くのもおすすめです。
専門学校ならともかく、動画編集スキルは基本的に独学で学ぶ人がほとんどです。
Youtubeの動画を企画から編集まで一人で行う場合、面接官にとっては「自分でいちから考えて行動できる人」といっ好印象にもつながります。
また、動画編集スキルをのみで報酬をもらっているのであれば、自分から仕事を取りに行く営業力や納期遵守能力をアピールできたりもします。
例文
私の特技は動画編集です。
私は〇〇といったチャンネル名で、週に1度の頻度で〇〇の動画をあげています。
はじめは数百人くらいしか見てくれる人はいませんでしたが、動画編集スキルを自分なりに学ぶことで徐々に登録者数も〇万人と増えていきました。
社会人になっても自分の出来る範囲で動画をあげ続けていきたいと考えています。
⑭収集活動
なんてことない収集活動であっても、就活で使える趣味のひとつになります。
ただし収集活動とする場合、「なぜ〇〇を集めるようになったのか」「どんなところに魅力を感じるのか」といったところを詳しく書く必要があります。
また、収集によって「ものを見ただけでいつ発売されたものか当てられる」「時代や歴史に詳しくなった」といったプラスアルファなどがあるとなおいいでしょう。
⑮舞台鑑賞
好きな芸能人がいることで、お笑いライブや舞台鑑賞などを定期的に行く学生もいるでしょう。
もし舞台鑑賞を趣味とするならば、「具体的にどんなところが魅力に感じられるのか」「どのくらいのペースで見に行くのか」などを明確にして書くのがポイントです。
また、映像ではなくあえて生の舞台を見に行く理由や、特に印象に残った作品名や理由などもあるとなお説得力が増します。
クリエイティブ系18選
クリエイティブ系の趣味は、就活生自身の価値観やセンス、完成までのモチベーションがそのまま仕事にも通ずるため好印象を与えられます。
とくにクリエイティブ系の業界や、発想力などが求められる仕事では面接官にも興味をもたれるはずです。
ここではクリエイティブ系の趣味についていくつかご紹介します。
クリエイティブ系18選
- イラスト制作
- 裁縫
- 料理
- 盆栽
- 工作
- プラモデル作り
- 茶道
- マジック
- カラオケ
- ダンス
- DIY
- ネイル
- 書道
- 作曲活動
- サイト制作
- 陶芸
- インテリアコーディネート
- 楽器演奏
➀イラスト制作
イラストを描いてSNSで発信している方は、趣味の欄でもほかの人との差別化ができます。
たとえばイラスを書く際にIlustratorやPhotoshopなどを使って作業をしているのであれば、デザイン会社でも即戦力としてアピールできます。
また特殊な作業をしていなくても、LINEスタンプなどを作っていなたなどの実績があれば、「自分でいちから何かを作って、人を喜ばせられる」と好印象を残せます。
②裁縫
手芸や裁縫といった作業は集中力や目標を達成する力などが必要となるため、コツコツと仕事を進めていく業務がある企業では好印象を残せる可能性が高いです。
ほかにも、手先の器用さや正確性の求められる作業なので、「仕事もひとつひとつ丁寧にやってくれそう」といったプラスイメージにもつながります。
たとえば、「空いた時間を使って〇日かけて小物をつくった」「何カ月もかけて編み物をした経験がある」といったエピソードがあれば、話も膨らましやすくなります。
例文
私の趣味は裁縫です。
もともとは家庭科の授業で楽しかったのがきっかけで始めたのですが、今では作ったものをハンドメイドサイトで売るまでになりました。
はじめは需要が分からず、ただ自分の好きなものばかり作っていましたが、ほかの人の作品や流行などを取り入れることで月に数万円程度の収入までアップしました。
これからも時間の許す範囲で、人に喜んでもらえるようなものを作っていきたいと考えています。
③料理
ひとり暮らしの方にとっては当たり前かもしれませんが、料理も立派な趣味や特技のひとつになります。
料理は「元々は苦手だったが、ひとり暮らしの自炊をきっかけに作るようになった」「レパートリーが増えた」「お菓子作りまでしている」など、具体的なエピソードも作りやすいのでおすすめです。
また、「はじめは〇〇しか作れなかったが、〇〇を作れるようになった」といった、成長が感じられるものがあるとなおいいでしょう。
④盆栽
盆栽は学生の中ではかなり珍しい趣味にはなりますが、だからこそほかの就活生との差別化ができるのでおすすめです。
もともとは親や祖父母からの影響で始めて、徐々に愛着がわくようになったなどだと共感も得られやすいでしょう。
また、盆栽のメンテナンスにはこまめな手入れが必要だという内容を盛り込めば、根気強さやコツコツを努力できることなどをアピールできます。
⑤工作
「ものづくりに関わりたい!」方は、工作を趣味として提出するのもおすすめです。
工作は創作の中でも幅広く、とくに学校で電子や工学などを学んでいる方は、「〇〇の部分で苦労した」など何かとエピソードにしやすいでしょう。
ただし専門的な言葉を多用すると企業側に伝わらないおそれがあるため、なるべく知識がない人にも伝わりやすい言葉に変換することが大切です。
もし不安な方は、自分の創作について知らない第三者の人にチェックしてもらうのがおすすめです。
また工作を作品として販売したり、展示したことのある方であれば、「どこで展示したのか」「物を作るうえで意識したこと」などを盛り込むとなお内容も深まります。
⑥プラモデル作り
プラモデル作りは、手先の器用さや忍耐力の高さ、根気強さなどをアピールできるので、ハードな仕事や業界ではアピールになります。
車や神社仏閣など、具体的にどんなプラモデルをこれまで作ってきたかなどを盛り込むとよりいいでしょう。
⑦茶道
茶道ではおもてなしの心や作法などが学べるので、伝統を重んじる傾向のある老舗企業や、規律が厳しい業界では好印象に残せます。
ほかにも、人をもてなす精神は接客業や販売業などにも必要な能力なので重宝されるはずです。
これまでの部活やサークルでのちょっとしたエピソードや、具体的にどんな活動をおこなっていたのかを述べるのがポイントです。
⑧マジック
意外ですが、マジックは人前で自分を表現できるといった点において、面接官からは好印象を与えられるといわれています。
テレビなどでもマジックはよくやっているので、エントリーシートでもひとめで大きなインパクトを与えられます。
例文
私の特技はマジックです。
私は大学時代、マジック同好会に所属しており、全国を回ってマジックを披露していました。
マジックはカードから大道具が必要なものまで、年齢を問わず驚いてくれるため、やっていて達成感があります。
これからも自分の技を磨いて、会社の方にもいつか披露したいと思います。
⑨カラオケ
学生だと何かと人づきあいなどでカラオケによく行く人も多いのではないでしょうか?
カラオケも社会人になってからも重宝する趣味なので、面接官からは興味を持ってもらいやすいのでおすすめです。
ただしあまりにもマニアックすぎるジャンルのものだと共感されない可能性があるため、「どんな曲を歌うのですか?」と聞かれたときはなるべくメジャーなものを選ぶといいでしょう。
⑩ダンス
ダンスはジャンルも多く、かなりの練習量や時間が必要となるため、エピソードも交えやすい趣味のひとつです。
「〇〇の大会に出た」「発表会に出た」などであれば、わかりやすい実績や特技である所以なども伝えられます。
もしダンスを趣味や特技とするのなら、とくに苦労した部分やどのように克服したのかなどの内容を加えることが大事です。
⑪DIY
DIYは独学で学ぶケースが多いため、「自分から学ぼうとする姿勢」や「目標までコツコツと作業できる」といったプラスポイントにつなげられます。
また、「〇〇のために」「○○が不便だと感じた」などきっかけがあるとなお説得力も増します。
いすや机、棚など具体的にこれまで何を作ってきたのかや、どのあたりで苦労したのかを述べるといいでしょう。
例文
私の趣味はDIYです。
もともとは妹のために小さな棚を作ったことがきっかけでした。
喜んでくれる顔や完成に至るまでの試行錯誤の時間が好きで、どんどんのめりこみました。
最近では父親に本棚を作ったり、自室の小さな椅子を制作しました。
⑫ネイル
とくに女性をはじめ、ネイルを趣味や特技とする方も多いのではないでしょうか?
ネイルはデザインを考える力や手先の器用さをアピールできます。
たとえば、「ひとつひとつテーマを決めて塗っている」「友人や家族にネイルをしてあげたことがある」などの圧壊方であれば、男性の採用担当者からも関心を持ってもやいやすくなります。
また自分が施したネイルアートをSNSなどで発信しているといった方は、反響の大きさなどを伝えるとより内容も深まります。
⑬書道
書道は段といた具体的なレベルを示すものがあるため、よく知らない人にも伝わりやすい特技です。
もし書道サークルなどに所属していたのであれば、「横断幕や文化祭の看板に書いたことがある」「〇〇の展示会に出展したことがある」などのエピソードがあるとなお分かりやすくなります。
また書道が得意な人は、「字がきれいな人」といったプラスイメージにもつながるので、エントリーシートでも強調できます。
⑭作曲活動
作曲活動はだれでもできるわけではないため、特に音楽関連の業界では注目されやすい趣味・特技です。
最近ではSNSなどでも発信できるので、反響の大きさなどを具体的に伝えられるとより印象を残せます。
しかしなじみがない趣味・特技のため、わからない人にも伝わるような書き方に注意しなければいけません。
⑮サイト制作
サイト制作には、マーケティングやデザインの知識などあらゆるスキルが必要なので、WEB業界だと即戦力として評価される可能性が上がります。
「はじめは閲覧数が少なかったが、〇〇の工夫をすることで比較的に伸びた」など具体的なエピソードがあるとなおいいでしょう。
サイト名やURL、どんなジャンルを取り扱うものなのかなどを記載すれば、チェックしてもらえるかもしれません。
⑯陶芸
学生の趣味や特技として陶芸は珍しいですが、年配の社員が多い会社などであれば興味を持たれやすいのでおすすめです。
またやっている人も年齢層の高い人がやっていることが多いので、「どんな人とでも交流を深められる」といった好印象にもつながります。
ものづくりの中でも「なぜ陶芸にのめりこんだのか」「陶芸のどのような部分に惹かれるのか」を述べると説得力も増します。
例文
私の趣味は陶芸です。
もともとは修学旅行でおこなったことがきっかけですが、今は地元にある〇〇という場所で月に1度通っています。
焼き上がりなどなかなかうまくいかないことも多いですが、自分のイメージしたものが形になっていくところに魅力を感じています。
⑰インテリアコーディネート
頻繁に模様替えをする方であれば、インテリアコーディネートを趣味として挙げるといいでしょう。
例え独学であっても配色バランスや工夫などが必須なので、「自分がどのような点を意識しているのか」を書ければ興味を惹けます。
またインテリアコーディネートのほかにも、ファッションなどにもつなげられるのでおすすめです。
⑱楽器演奏
サークルや部活などでバンドを組んでいた人は必ず練習が必要となるため、立派な趣味や特技にもなります。
とくにバンド活動は、ほかの人との協調性やチームワークなども必要になるので、「会社でも活躍してくれそう」といった好印象にも繋げられます。
具体的にどんな演奏をしていたのかのジャンルや楽器、集団における自分の役割などを示すとより具体的になります。
そのほかの趣味・特技10選
エントリーシートにかける趣味や特技はほかにもあります。
「こんなものでも趣味や特技になるの?」といったものもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
そのほかの趣味・特技10選
- 掃除
- 節約
- クレーム対応
- 衣装制作
- トライアスロン
- コミュニケーションスキル
- 人にものを教えること
- 占い
- 絶対音感
- モノマネ
➀掃除
「家事なんて趣味や特技になるの?」と思われるかもしれませんが、片付けられない人もいますし、作業環境を整えることは大事なことです。
休日の過ごし方の一つとして挙げるのもひとつですし、もともと神経質なところがあるなど自身の性格とひもづけることもできます。
もし掃除を趣味や特技とするのなら、「掃除をすることで意識しているポイント」「どこまで掃除するのか」「掃除をするメリット」などを描くのがコツです。
②節約
お金を貯めることや節約も立派な趣味や特技に含まれます。
具体的にいくら貯まったのかや削減できたのか、そもそもなぜ節約をしようと思ったのかのきっかけを述べると、どんなことがモチベーションになるのかをアピールできます。
節約は学生時代だけではなく、社会人になってからでも必要なスキルなので面接官からも共感されるかもしれません。
例文
私の趣味は節約です。
もともと友人と旅行に行くために節約したのがきっかけだったのですが、意外にも無駄な出費が多いことに気づき今でも継続しています。
節約は具体的な数字として把握できるので達成感もひとしおです。
また、節約を趣味することでお金の勉強も始めました。
社会人になっても収支管理のバランスを意識して生活していきたいと思っています。
③クレーム対応
学生時代にコールセンターや接客業などでバイトをしていたのなら、クレーム対応を特技にするのもひとつです。
クレーム対応はそのまま業務に直結することもありますし、どの業界でも似たような場面はたくさんあるので、働いているイメージを持たれるでしょう。
自分がクレーム対応で意識していることなどを述べればより説得力も増します。
④衣装制作
ただアニメ作品などを見ているだけではなかなか就活のエントリーシートに書くものとしてはアピールになりませんが、コスプレなどで衣装制作をしているのなら話は別です。
衣装制作はデザインの知識やスキル、配色などさまざまなスキルが必要となります。
またコスプレイベントに参加しているのなら、納期に間に合わせられる力があること、コミュニケーションスキルの高さなどもアピールできます。
クオリティの高さを実現させるために工夫した点などを加えるなど、できるだけ初心者の人にもわかりやすく伝えるように意識してみるといいでしょう。
⑤トライアスロン
トライアスロンとは、スイミング・自転車ロードレース・長距離走などを組み合わせた耐久競技です。
学生でトライアスロンをやっている人は少ないですが、かなり過酷な競技になるので一言でインパクトを与えられます。
またトライアスロンでは体作りなども必要となるため、大会にでるまでにやっているトレーニングや生活習慣などを詳しく述べるとより興味を持ってもらえるでしょう。
⑥コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルの高さは自己PRとしても書けますが、特技として書くのもひとつです。
ただし、数値化したり大会で優勝したなどの実績を伝えることができない分野のため、伝え方には注意が必要です。
たとえば「初対面の人とでも仲良くなれる」「海外留学や旅行に行った際にできた友達と今でも交流している」などの具体的なエピソードがあるといいでしょう。
コミュニケーションスキルは社会人になってからも必須なのでおすすめです。
⑦人にものを教えること
学生時代に塾講師をやっていたり、後輩や友人から「分かりやすい」といった評価をもらった経験があるのなら、人にものを教えること自体を特技にするのもひとつです。
ひとりに言われたなどであれば説得力はありませんが、「これまで〇人以上を指導してきた」「生徒のテストの点数を〇点上げた」といったエピソードがあれば説得力があります。
指導力は社会人になってからでも何かと必要になりますので、再現性も高めです。
教えるときに気を付けているポイントなどを聞かれる可能性があるため、きちんと答えられるように準備しておきましょう。
⑧占い
宗教的なものに至ってしまうとマイナスイメージにつながる恐れがありますが、占い程度なら趣味や特技としても使えます。
大切なのは占いが当たることではありません。
「占いの知識を得るためにどんな努力をしたのか」「占いによって得たスキルや経験」などを示すことが大事です。
たとえば、「占いによって人間関係の幅が広がった」「傾聴力が身についた」などメリットを述べると好印象につながります。
⑨絶対音感
ビジネスとしての実践的なスキルとして絶対音感は使えないかもしれませんが、エントリーシートでは興味を持ってくれる可能性が高いためおすすめです。
たとえば日常生活で絶対音感が生かされたエピソードなどがあるとよりよくなります。
例文
私の特技は絶対音感があることです。
もともとピアノを習っていたということもあり、小さいころから身についていました。
流行りの曲でも聴いたら何となくすぐに弾けるといったメリットはありますが、生活音が気になってしまう不便なところもあります。
⑩モノマネ
モノマネはユーモアのある特技のひとつとして、エントリーシートに書くのに適しています。
一見扱いづらいイメージがありますが、モノマネは「人を楽しませる才能がある」「集団におけるムードメーカーである」ことをアピールできます。
しかしモノマネは面接の際に「やってみてください」と言われる可能性があるため、すぐにできそうなものや広い年齢層の人にもわかるようなものにするのがおすすめです。
エントリーシートで趣味や特技を聞く理由とは?
そもそもなぜエントリーシートに趣味や特技の欄があるのでしょうか?
企業が就活で趣味や特技を聞く理由には以下のものが挙げられます。
エントリーシートで企業が趣味や特技を聞く4つの理由
- 仕事に対する熱意を見極める
- 就活生の人柄を把握する
- 面接のアイスブレイクのきっかけのため
- 企業との相性を確認する
➀仕事に対する熱意を見極める
趣味や特技を聞く理由には、仕事に対する熱意や就活生のモチベーションの高さなどを見極めるといったものが挙げられます。
趣味や特技には、上達するための工夫や努力、そもそもなぜ没頭するのかのきっかけがあるはずです。
とくに特技などは「はじめは得意でなかったが克服した」といったエピソードが含まれるケースもあります。
困難に対してどのように乗り越えたのか、趣味や特技への取り組み方が仕事にもつながるということです。
つまり趣味や特技は何をしているのかが重要なのではないのです。
②就活生の人柄を把握する
趣味や特技は、就活生がどんなことに興味を持ったのかの個性や人柄を判断する材料にもなります。
もちろん趣味や特技だけではすべての人柄が分かるというわけではありませんが、「どうして興味を持ったのか」「具体的にどんな活動をしているのか」を聞くことで、ある程度は把握できます。
だからこそ企業は志望動機やガクチカのほかに、趣味や特技でより個人的な内面の部分を知ろうとするのです。
③面接のアイスブレイクのきっかけのため
趣味や特技はエントリーシートだけではなく、面接の場でも聞かれる可能性が非常に高いです。
おもに面接で趣味や特技を聞くのは、エントリーシートの確認のほかにアイスブレイクのきっかけにするためであることも考えられます。
アイスブレイクとは、おもに研修前など緊張する現場において、参加者の気持ちをほぐすことを目的に自己紹介やミニゲームなどをおこなうことです。
面接は就活生だけではなく、面接官もまたお互いの初対面なので少なからず緊張しています。
そこで趣味や特技のような雑談に近い会話を織り交ぜることによって、面接の雰囲気を和らげることができます。
④企業との相性
エントリーシートで趣味や特技が聞かれるのは、企業とのマッチング度を確かめるためです。
先にも述べたように、趣味や特技は個人の嗜好や考え方、価値観などがとくに顕著に表れる質問のひとつです。
つまり、内面に触れる質問をすることで、企業が求める人物像に本当に合っているかどうかをチェックしているということですね。
やはり仕事をする上で企業と就活生との相性はかなり重要なポイントです。
どれだけスキルや志望度が高くても、社風と就活生の性格が合わなければ早期離職や内定辞退にもつながります。
たとえばチームワークが必要な職場なのに、趣味や特技がひとりで黙々と作業することだとミスマッチです。
趣味や特技の欄はどうしてもほかの志望動機・自己PR・ガクチカなどと比べると軽視してしまいがちですが、一緒に働いているイメージを持ってもらえるようしっかり描くことが大事です。
エントリーシートに書く趣味や特技の見つけ方
エントリーシートで×趣味や特技についてご紹介してきましたが、「そもそもこれまで熱中した経験がない!」と悩む方も多いのではないでしょうか?
もしなかなか見つからないといった方は、以下の対処法を試してみてください。
エントリーシートに書く趣味や特技の見つけ方
- 自由時間についやってしまうこと
- 他人よりもできると感じること
- 一時的であってもハマってたこと
- やっていて楽しいと思えることや習慣
➀自由時間についやってしまうこと
「これと言って趣味がない…」といった方は、休みの日や授業などの空き時間などについやってしまうことを思い出してみてください。
自由時間に自分がどんな過ごし方をしているのかを振り返ることで、無意識に趣味につながるものが見えてくることもあります。
また1日や数時間など、自由な時間があれば何をしたいかで考えてみるのもおすすめです。
短時間でもやりたいと思えることこそ、本当の自分の趣味になるのです。
②他人よりもできると感じること
これまでの経験を振り返って、自分ではそこまで意識していないけれど他人に褒められたことや上手くできたことなどがあれば特技になります。
ほかにも、頼りにされたことなどがあればそれもひとつの判断基準にできます。
特技や長所はなかなか自分では気づかないものですが、他人から評価されるということは普通の人よりかはできるということですからね。
面接やエントリーシートでも、第三者からの評価があった方がより説得力が増すのでぜひ聞いてみるといいでしょう。
③一時的であってもハマってたこと
特技や趣味というと、「つい〇年以上継続しているものでなくてはならない」イメージがありますが、実際はそのような決まりはありません。
つまり、一時的なものであっても没頭してさえいればなんでも趣味になりえるということです。
確かにスキーが趣味の人であれば、一年の間でも冬の期間だけなどかなり限定的になってしまいますからね。
もし就活の時期に特にハマっていることがなくても、以前一時的に熱中したことがあれば思い出して書いてみてください。
しかし昔の趣味を書く場合、面接で「なぜ一時的に熱中して、今はやっていないのか」といった深掘りをされる可能性もあるため、しっかり答えられるように準備しておかなければいけません。
④やっていて楽しいと思えることや習慣
趣味が思い浮かばない場合、一度一日のスケジュールを洗いざらいで書き出してみてください。
普段何気なくやっていることでも、他人から見るとできないことや率先してやることではないこともありますからね。
たとえば、整理整頓や掃除、料理、家事などは人によっては苦手意識を持つこともあります。
また、時間を忘れてつい長時間没頭してしまうことや、やっていて楽しいと思えることも趣味や特技になります。
「就活で使える趣味はどれ?」といった判断で書き出すのではなく、とりあえずいろいろと挙げてみると自然と見えてくる可能性もあります。
エントリーシートに書かないほうがいい趣味・特技6つ
エントリーシートに書くおすすめの趣味や特技についてご紹介してきましたが、反対に書くべきではないものもあります。
おもに以下のものは、いくら趣味や特技であっても書くとマイナス印象につながるのでなるべく避けたほうが良いでしょう。
エントリーシートに書かないほうが良いNG趣味・特技6つ
- ギャンブル関連
- 政治や宗教に関わること
- 犯罪を連想させるもの
- アニメ・ゲーム
- 徹夜ができることを強調する
- いくらなくても記載しないのはNG!
➀ギャンブル関連
いくらハマっていることでも賭け事やギャンブル、競馬、競艇などは、どの業界でもマイナスイメージを与えかねません。
とくに金業界などお金を取り扱うような企業であれば、「金銭感覚がだらしない」「非常識である」といった印象につながります。
またギャンブルについては、どうしても娯楽のイメージが強いので、趣味や特技として挙げるのには不適切です。
ガクチカでも書く人がいますが、「遊んでいた」と捉えられることが多いので、熱中していたとしても書かないほうが良いでしょう。
②政治や宗教に関わること
一般的に政治や宗教に関わることもまた、趣味や特技としてもミスマッチです。
ギャンブルのように悪印象を与えるまではいかなくても、基本的に企業側は個人の宗教や信仰に対して口を放むことはできません。
つまり、政治や宗教に関わることを趣味として書いてしまうと、面接の際にも話が一方通行になるおそれがあります。
たしかに、宗教や思想は何を信じようと個人の自由です。
しかし、あまりにも過激なことを言ってしまうと、「偏った思想を持っているのかもしれない」と人間性を危険視される可能性もあります。
ただし、神社仏閣巡りや御朱印集め、占いといったスピリチュアルなものなら趣味として認められます。
なぜなら、上記の趣味は個人的な思想が入らない限り、一般的な趣味嗜好のうちに入るからです。
③犯罪を連想させるもの
当たり前ですが、明らかに犯罪を連想されるものはおすすめできません。
犯罪を連想させるものとしては、たとえばピッキングやハッキングといったものが挙げられます。
上記は知識やスキルが必要になるものですし、決して全員が全員犯罪者というわけではありません。
しかし会社は信用が第一なので、少しでも犯罪に関わる可能性のあるものに関わっている人を採用するわけにはいきません。
ほかにも、転売なども就活の場においてはマイナスイメージIにつながるため、たとえ実績があってもいWないようにしましょう。
④アニメ・ゲーム
アニメやゲームを趣味とする方は多いですが、就活ではほかとの差別化ができないうえに、娯楽のイメージが強いのでおすすめしません。
アニメの制作会社などでは重宝されるでしょうが、一般的な企業だとアニメやゲームの趣味は、「子どもっぽい」「活動的ではない」印象を与えてしまうおそれがあります。
もしアニメやゲームに関する趣味を書きたいのであれば、鑑賞ではなくアニメ制作やゲーム大会への出場経験などがあると差別化できるはずです。
⑤徹夜ができることを強調する
たまに特技として「徹夜で作業ができる」といったことをアピールする人もいますが、イマイチ企業側では評価がしづらいので避けるのが無難です。
なぜなら、ほとんどの企業では徹夜や残業をいとわない前提の働き方を求めていないからです。
つまり、徹夜できることでモチベーションの高さをアピールしても好印象を残せないため、注意しなければいけません。
もし、長時間没頭できることをアピールしたいのなら、「集中力が長く続く」「徹夜できるほど体力がある」といった書き方にするのがおすすめです。
⑥いくらなくても記載しないのはNG!
エントリーシートを提出する前までに趣味や特技が見つからなかったといって、全く記載しないというのは避けなければいけません。
先にも述べたように趣味や特技欄というのは、ほかのガクチカや自己PRと同様に就活生自身の価値観や適性を見極めるためにあります。
そこで無回答だったり、「特になし」といった回答をしてしまうと、「希望度が低いのでは?」「仕事へのモチベーションが低いのではないか」といったマイナスイメージにつながってしまいます。
せっかく趣味や特技の欄があるのなら、自分をアピールできる場だと思ってしっかり丁寧に書くようにしましょう。
もし何も思い浮かばないといった方は、自己分析や第三者に聞いてみるなどすれば思いがけず見つかるかもしれませんよ。
エントリーシートに趣味・特技の書く際のポイント5つ
どんな趣味や特技があるのかも大切ですが、どのように伝えるかは一番重要です。
いくら高尚な趣味があっても、エントリシートの書き方次第では、効果的に伝わらないおそれもあります。
エントリーシートで趣味や特技を書く際は、以下の5つのポイントをおさえておくといいでしょう。
エントリーシートに趣味・特技の書く際のポイント5つ
- 取り組んだきっかけ
- なぜ続けられたのかの理由を書く
- 具体的なエピソードを盛り込む
- 取り組みから得たもの
- どのように仕事に活かすか
➀取り組んだきっかけ
趣味や特技について具体的に述べた後は、「なぜ取り組んだのか」のきっかけを述べましょう。
行動の根本的な部分から伝えることで、より説得力も増します。
きっかけの内容については、「家族の影響」や「直感で面白そうだと感じた」など些細なものでかまいません。
話の流れを意識しながら、口頭でも自然に伝えられるように練習しておくといいでしょう。
②なぜ続けられたのかの理由を書く
一時的なものでも、趣味や特技はある程度没頭する時間や日数は続けているはずです。
きっかけについて述べたら、次は「なぜ続けられたのか」の根拠が必要です。
反対に、「ただ何となく」など特に目的意識もなく惰性で続けているような印象を与えてしまったら、マイナスの評価になる可能性があります。
「〇〇を達成するため」「〇〇になるまで」「優勝するため」といった目標を明らかにすれば、企業側にも「就活生は目標に対して努力できる人」と好印象を与えられます。
ほかにも、続けるのにはよほどの気力と体力が必要となるため、趣味で仕事へのモチベーションの高さを見極められることもあります。
③具体的なエピソードを盛り込む
エントリーシートで趣味や特技を書く際は、具体的なエピソードや数字などを盛り込むと説得力が増します。
たとえば、「〇〇という大会に出た」「月に〇〇回するほどハマっている」「フォロワーが〇〇〇人に増えた」など。
どれだけすごい実績を残していても効果的に伝わらないと嫌ですよね。
自分の活動の成果をアピールするためにも、できるだけわかりやすく伝えることを意識することが大事です。
また趣味や特技のジャンルがマニアックなものや専門的なものの場合、名称や数字を述べても企業が理解してくれない可能性もあります。
具体的なエピソードを盛り込むことは、自分の趣味や特技を正しく評価してもらうためにも有効な手段です。
「苦労したこと」「大変だったこと」「工夫したこと」などを中心に盛り込むようにするといいでしょう。
④取り組みから得たもの
何らかの目的意識をもって取り組んだことであれば、結果的に自分自身の成長や経験で得たものが必ずあるはずです。
新卒の就活では成長力のある就活生を企業は採用したいと考えているので、些細なことでも取り組みから何を得たのかを必ず書くことが大事です。
実績や成果の大きさ、知名度の高さなどは関係ありません。
もし分かりやすい実績がないといった方は、「〇〇の大切さに気付いた」「〇〇から〇〇まで伸びた」など自分の意識や考え方の変化を述べるといいでしょう。
⑤どのように仕事に活かすか
趣味や特技で得たものや経験は、「仕事ではどのように活かせるか」までつなげるとより再現性も高くなります。
趣味や特技欄に関わった話ではありませんが、とくにエントリーシートで落とされるといった方は、企業で働いているイメージがわかないといった可能性があります。
仕事への活かし方は企業とのマッチングが何よりも重要です。
とくに希望度の高い企業に応募する際は、どんな人物を求めているのかを事前に把握しておくのもひとつです。
趣味や特技で得た経験をどのようにして企業で活かし、今後成長したいかどうかを具体的に述べるようにしましょう。
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エントリーシートに書く趣味・特技は仕事への取り組み方をチェックされている!
今回は、エントリーシートで使える趣味・特技についてや書き方のポイント、注意点などについてご紹介してきました。
エントリーシートや面接では趣味・特技欄は必ずといっていいほど聞かれる質問です。
「何を書いたらいいかわからない…」「趣味や特技として認められるか自信がない」といった方もいるでしょうが、基本的にはどんなものでもかまいません。
ただし、犯罪を連想するものやギャンブルといったものはマイナスイメージにつながる可能性があるため注意しなければいけません。
また趣味や特技はただ単に書くのではなく、「どのように取り組んだのか」「なぜ熱中したのか」を明確にすることが大事です。
なぜなら趣味や特技の取り組み方が仕事への向き合い方として評価されるからです。
今回の記事で述べたポイントや注意点を踏まえて、説得力のある趣味・特技を書いてみてくださいね。