「友だちがインターンに参加しているらしい」
「私もそろそろインターンのこと調べないとな…」
「最近インターン行ってるよ~」と話す友だちや、インターンの案内を見ると焦りますよね…
インターンには期間や得られる情報、お給料が発生するのかなど、いくつかの種類が存在します。
インターンへの参加を考えている方は「今の自分にはどのインターンが必要なのか」を知っておかなければなりません。
「選考までまだあと数か月あるし…」と思っていると、就活の時期はすぐに終わってしまいます。
1、2年生のみなさんも、既に参加できるインターンはたくさんあるので、今から動き出すことをおすすめします。
限られた時間の中で必要なインターンに参加することで、後悔のない大学生活・就職活動をしましょう!
インターンの内容には種類がある!
先ほども述べましたが、インターンの内容にはいくつかの種類があります。
- 企業説明会・セミナー型インターン
- 課題解決・プロジェクト型インターン
- 実際に企業で働く長期インターン
「企業説明会・セミナー型インターン」は基本的に1day、「課題解決・プロジェクト型インターン」は1~1週間の短期インターンです。
「課題解決・プロジェクト型インターン」の中には、他のインターン参加者と一緒に宿泊をしたり、無人島に行ってミッションに取り組んだり、バスツアー形式のものもあります。
また、「実際に企業で働く長期インターン」は1、2年生の参加者も多く、短期インターンとは全くの別物といってもいいでしょう。
自分の就活の進み具合や、将来やりたいことによって参加するべきインターンは異なります。
まずは、インターンについて種類ごとにわかりやすく解説します!
企業説明会・セミナー型インターン
企業説明会・セミナー型のインターンは、開催する企業が一番多いのが特徴です。
基本的に1dayなので、学生は他の種類のインターンよりも気軽に参加することができます。
インターンに参加するための条件も厳しくなく、人数制限があっても先着または抽選です。
先着順の場合、人気企業だと募集を開始してスグに枠が無くなってしまうこともあるので、情報は今のうちから集めておきましょう。
就活は情報戦でもあるので、インターンを甘くみていると他の学生に差をつけられてしまいますよ。
業界や企業についての概要が分かるため、「どんな業界があるのか色々見てみたい」「興味のある企業についてもう少し知りたい」といった人におすすめです。
ひとつの企業に費やす時間が短くて済むため、たくさんの業界や企業のインターンに参加することができます。
長期インターンに参加している人も、自分が所属する企業とは異なる業界を見ることができるので参加する価値はあります。
次に解説する「課題解決・プロジェクト型インターン」に参加するための条件で「企業説明会・セミナー型インターン」にしなければならない場合があるので、種類関係なく早めに調べておくことをおすすめします。
企業説明会・セミナー型インターンがおすすめの人
- 就職活動を始めたばかりの人
- 行きたい企業が決まっていない人
- 色んな業界や職種を知りたい人
企業説明会・セミナー型インターンの特徴
- 基本的に1dayのため予定が合わせやすい
- 業界・企業への志望度が低くても参加可能
- 他の種類のインターンに比べて情報が浅い
- ほとんどの場合選考とは関係がない
課題解決・プロジェクト型インターン
課題解決・プロジェクト型インターンは、1~1週間で実施されるインターンです。
先ほど説明した説明会・セミナー型のインターンとは異なり、出された課題について考え、意見やアイデアを出します。
グループワークである場合が多いため、同じ業界を目指す学生との人脈を築くこともできますよ。
自分の考え方や取り組み方を評価されるため、受けたい企業のインターンには積極的に参加しましょう。
企業側はある程度選ばれた学生に参加してほしいと思っているため、インターンに参加するための条件を提示している場合が多いです。
例えば、ES(エントリーシート)や志望動機書、面接等の選考があったり、以前企業のインターンに参加したことがある人のみが応募資格を手にすることができたりします。
企業は「選考とは関係がありません」と言いつつも優秀な学生がいないかインターンで探すので、行きたい企業や入りたい業界の課題解決・プロジェクト型インターンの情報はすぐにでも調べましょう。
宿泊やツアー型の短期インターンも存在する
先ほども軽く紹介しましたが、宿泊型やツアー型のインターンも存在します。
企業はお金をかけている分インターンに本気なため、選考がより厳しいものになります。
しかし、宿泊やツアーで経験できる情報量や社会人との交流は価値のあるものだと言えます。
企業の雰囲気を知る機会にもなるため、見つけたらぜひ応募してみてください。
課題解決・プロジェクト型インターンがおすすめの人
- 行きたい業界が決まっている
- 企業の雰囲気を詳しく知りたい
- 企業に自分をアピールしたい
- 志望する企業の内定がほしい
課題解決・プロジェクト型インターンの特徴
- 社員さんや他の学生と話せる
- 自分の思考力・コミュニケーション能力などが問われる
- 参加するために選考がある場合が多い
- 何も考えずに気軽に応募すると苦労する
実際に企業で働く長期インターン
最後に、長期インターンについて解説します。
長期インターンは、先に解説した2つの短期インターンとは全くの別物だと考えたほうが良いでしょう。
期間は1ヶ月~で、半年以上続ける人も多いです。
短期インターンは「知る」ことがメインでしたが、長期インターンは「実務」です。
実際の業務を任され、企業に貢献することが目的となります。
業界や企業研究が深まる上に、実用的なスキルをつけることが可能です。
企画、マーケティング、ライター、営業などさまざまな職種があり、主にベンチャー企業が募集しています。
当たり前ですが、短期インターンよりも企業について知ることができますし、社員さんとも仲良くなれます。
学年関係なく応募できる分、締め切る時期が早いため(3年生の春ごろまでなど)、参加したいのであれば早めに調べましょう。
基本的に有給ですので、アルバイトの代わりに参加することが可能です。
長期インターンがおすすめの人
- 働く経験がしてみたい人
- 就活でアピールできるスキルが欲しい人
- ベンチャー企業に興味がある人
- 「学生時代に力を入れたこと」で長期インターンについて話したい人
長期インターンの特徴
- 採用選考がある
- 実際に企業で働く経験ができる
- プレッシャーや責任感がある
- 早めに動き出さないと応募できない可能性
あなたはどのインターンに参加するべき?
以上の解説から、あなたがどのインターンに参加するべきなのかを確認してみましょう。
- 広く浅く、たくさんの業界について知りたい人→企業説明会・セミナー型インターン
- 興味のある業界に近づきたい!内定を意識する企業がある→課題解決・プロジェクト型インターン
- 学生のうちにスキルや経験を積みたい→長期インターン
1種類のインターンにしか参加できないわけではないので、自分の志望する業界が見えてきたら長期インターンを始めつつプロジェクト型インターンに参加することもできます。
長期インターンだけに参加すると1つの企業についてしか知ることができませんので、スケジュール管理をうまく行って短期インターンにも参加してみましょう。
短期インターンは基本的に長期休暇(夏・冬・春)に実施されることが多く、長期インターンは1年を通して募集を行っています。
短期インターンの応募は開催日から約1~3ヶ月前から始まります。
選考がある場合は、ESや面接の対策をする必要があるので準備は早めに始めましょう。
就活やインターンについて考え始めたら、インターンの情報を集めることをおすすめします。
インターンで有給なのは長期インターンだけ!
インターンには短期のものと長期のものがありますが、有給なのは基本的に長期インターンだけです。
本格的に就職活動が始まると、収入が少なくなるのに交通費等で支出が増えるため、お金がもらえることは結構大切ですよね。
長期インターンはアルバイトの代わりに始められるので、就活に活かせるマナーやスキルをつけつつお金を稼ぐことができます。
時給1000円以上や、成果によってはインセンティブがもらえるインターンもあるのでぜひチェックしてみてください。
もちろん、「就活のため」「お金のため」といった気持ちでインターンに取り組んでいても得られるものは少ないです。
「長期インターンに参加していた」だけでは就活でもアピールできないので、自分で考えて行動することや、どう成長したいのかを考えながら働くことを意識しましょう。
時期によってインターンを開催する企業の目的にも違いがある!
短期インターンは夏休み(7~8月)と春休み(2~3月)に開催されることが多いのですが、より選考時期に近い春休みは企業側もインターンに力を入れます。
夏休みにさまざまな業界のインターンに参加して知識を増やし、春休みは自分の狙っている業界・企業のインターンに参加したほうが良いでしょう。
「夏休みのインターンに参加したから」「春休みに行きたいインターンがあるから」と考えず、どちらのインターンにも参加しておくことが賢明です。
また、同じ業界を目指す学生やOBとも繋がっておくと、就活を有利に進められます。
人脈や情報収集のためにも、インターンにはたくさん参加することをおすすめします。
インターンに参加するにはそれなりの準備が必要
インターンに参加するために選考があったり、インターン内で自己紹介やプレゼンを求められたりします。
ES(エントリーシート)や面接、自己分析は、選考の時期がまだであっても考え始めておくことをおすすめします。
長期インターンへの参加は、社会人からフィードバックをもらえたり、過去に就活を乗り越えてきた先輩と交流したりする場でもあります。
短期インターンや就活対策のために長期インターンを利用するのもひとつの手ですよ。
自分が本当に必要なインターンを選ぼう!
いかがでしたか?
自分の状況や求めているものに合わせてインターンを選びましょう。
インターンや就活は動き出しが早ければ早いほど有利になります。
みなさんが後悔のない大学生活を送れることを願っています!