エントリーシートでは志望動機を必ず聞かれます。
しかし就活生の中には「書き方が分からない」「なんとなくほかの就活生と似通ってしまう」「エピソードがそもそもない」と悩む人も少なくありません。
志望動機はエントリーシートなどの書類選考だけではなく、次の面接でも必ずあらためて聞かれることがあるので対策しておかなければいけません。
また、どの企業でもいえそうなことを志望動機にしてしまうと差別化にならず、なかなか内定には繋がらないでしょう。
そこで今回は、エントリーシートの志望動機の書き方やポイントについてご紹介します。
企業がエントリーシートで志望動機を聞く目的とは?
そもそもなぜ企業は就活生の志望動機を重視するのでしょうか?
企業が志望動機を聞く目的には以下のものが挙げられます。
企業がエントリーシートで志望動機を聞く目的
- 入社への熱意や意欲を知りたい
- 就活生の人柄を把握している
- 企業へのマッチング度
➀入社への熱意や意欲を知りたい
企業が志望動機を聞く理由には、就活生の入社への熱意や意欲を知りたいといったものが挙げられます。
そもそも採用にはかなりのコストがかかるので、企業側としてはなるべく早期退職者を採用したくないといった思いがあります。
したがって、エントリーシートで志望動機を聞くことで、早めに長く働いてくれそうな人材を見極めているのです。
また、志望動機を作成にするにあたって、自己分析や企業・業界研究は必須です。
「本当に自社について興味があるのか」「自社が求める人物像について調べられているかどうか」を企業は志望動機で知ろうとしています。
②就活生の人柄を把握している
一緒に働きたいと思える人材かどうか、就活生の人柄を把握するために志望動機を聞く企業もあります。
とくに新卒向けの就活はこれまでの経験やスキルではなく、ポテンシャル採用が中心です。
たとえばチームワークを重視する企業だと、「ひとりで作業する方が好き」「個人戦で活躍していた経歴を持つ」とやはり社風には合いませんよね。
もしチームワークを大切にする企業であれば、チームで行う競技経験や大人数で何か実績を残した経験を書くと再現性が高いでしょう。
志望動機では、就活生の考え方や行動のきっかけが特に表れやすい質問です。
就活生もまた、企業に就職したい理由をただ述べるだけではなく、入社してからどんなことをしたいのか、自分のどんな長所を活かしたいのかまで述べるのが大切です。
③企業へのマッチング度
志望動機では、自社へのマッチング度の高さを見極めています。
やはり企業はできるだけ長く働いてほしいと思っていますので、採用の時点で企業に合う人材を採りたいと思っています。
志望動機から、「学生が将来何をしたいと思っているのか」「自社で叶えられる目標なのか」を見ることで、相性がいいかどうかを判断するのです。
もし企業に合う人材であることをアピールしたいのなら、事前の企業・業界研究を徹底的におこなうのが大事です。
企業・業界研究を深く進めることで、志望度の高さもアピールできるでしょう。
エントリーシートの志望動機を書く前にやること
エントリーシートの志望動機を書く際、いきなり書き始めるのはオススメしません。
ここでは、志望動機を書く前にやっておくべき準備についていくつかご紹介します。
エントリーシートの志望動機を書く前にやること
- 企業のどんなところに魅力を感じるのかを考える
- 企業や業界について調べる
- 就活の軸を考える
➀企業のどんなところに魅力を感じるのかを考える
まず志望動機を書く際には、「自分が希望企業のどんなところに魅力を感じるのか」を考えることが大事です。
たとえば、はじめに企業を探す際は以下のポイントをチェックしておくといいでしょう。
- 企業理念、経営理念
- どんな商品やサービスを取り扱っているか
- 社風
- 事業内容
- 実際に企業で働く人のタイプ
- 勤務環境
とくに取り扱っている商品やサービスについては、「昔からよく利用していた」「〇〇という商品のファン」といった興味や関心の強さがあることをアピールできます。
ただし、いくら好きだからといっても商品開発部や営業職に就けるとは限りません。
あくまでエピソードのひとつとして取り上げる程度にしておくといいでしょう。
今回ご紹介したポイントについては、いずれも企業のホームページや合同・企業説明会で配られるパンフレットなどに掲載されています。
さらにより深く情報を得たい方は、OB・OG訪問などで直接実際に働く人に話を聞いてみるのもおすすめです。
OB・OG訪問で聞いておくべき質問例56選!パターンごとに紹介
②企業や業界について調べる
志望動機を書く前には、企業や業界について深く掘り下げることが大事です。
やはり志望企業の情報や業界の状況について把握していない人は、把握している人と比べると志望動機の内容や企業への熱意に差が生じます。
たとえば、志望動機において企業の事業内容にまったく触れられていなかったり、何に魅力を感じたのかの具体性がないと志望度が低いのではと思われるおそれがあります。
さらに、「なんとなくかっこいいから」「みんなが目指しているから」といった理由のみで就活をしていると、就活生にとっても入社後のミスマッチにもつながるので注意が必要です。
企業・業界研究については、志望動機の場だけではなく面接対策としても有効です。
ホームページやニュースなどをこまめにチェックし、基本的な事業内容や経営方針、業界の将来性についてしっかり頭に入れておくようにしましょう。
③就活の軸を考える
志望動機を書く前には、「自分が企業選びで何を重視しているのか」の就活の軸を定めておかなければいけません。
企業を選ぶ際、経営方針や福利厚生、仕事内容、社風、給与の高さ、キャリアアップのイメージなど何を優先するのかは人それぞれです。
就活の軸をはじめに明らかにすれば、企業の志望動機もブレにくくなりますし、より説得力や熱意の伝わる志望動機が完成するでしょう。
反対に就活の軸が定まっていないと、「結局何をしたいのかわからない」「入社後のミスマッチ」にもつなり、就活の失敗にもなります。
就活で後悔しないためにも、あらかじめ就活の軸を考えるようにしましょう。
就活の考え方!就活に失敗する人と成功する人の違いはココにあった
エントリーシートの志望動機の作り方
では実際、エントリーシートの志望動機はどのように作ればいいのでしょうか?
志望動機では、企業の採用担当者や人事に対して分かりやすく熱意を伝えることが大事です。
そして分かりやすさや熱量を効果的に伝えるためには、「PREP法」の流れに沿って説明するのが良いでしょう。
- 結論(私は〇〇だと考える)
- 理由(なぜなら~)
- 具体例(たとえば~、実際に合ったエピソードなど)
- 結論(つまり私は〇〇だと思う)
ここでは、上記の流れに沿った志望動機の書き方について説明していきます。
「志望動機ってどう書いたらいいかわからない」「何を書けばいいの?」といった方はぜひ参考にしてみてくださいね。
➀なぜ企業を希望するのか
志望動機ではまず、「なぜ企業を希望するのか」の結論となる部分を書く必要があります。
面接での受け答えもそうですが、基本的には結論から先に述べなければ聞く側や読み手にとっては混乱してしまいます。
とくに採用担当者はたくさんのエントリーシートを読まなければいけないので、1文目で結論がわかるものの方が通過率は高い傾向にあります。
たとえば志望動機の場合、「御社の〇〇の企業理念に共感したため志望した」などを書くのがベターでしょう。
②根拠となるエピソード
結論の次は、根拠となるエピソードにあたる理由や具体例が必要です。
やはりどれだけキャッチーな志望動機の結論を述べたとしても、まったく似ても似つかない価値観や考え方、エピソードだと一貫性がなありませんからね。
エピソードについては、なるべく数字や分かりやすい実績などを使って説明すれば、より説得力が増します。
よくあるのは、学生時代の時に経験したサークルやアルバイト、インターン、課外活動での経験などが挙げられます。
大きな実績がなくても、企業や業界に関わる独自のエピソードや自分の人柄につながるものがあれば志望動機になるので、改めて自分の人生を振り返ってみてください。
エピソードがなかなか思い出せないといった方は、「これまでの経験が活かせる」「〇〇の仕事に興味がある」と感じた瞬間について思い出してみると、いくつか出てくるはずです。
③入社後にどのように活躍したいか
最後に結論となる部分で、入社後にどのように企業で活躍したいかを述べます。
学生時代の経験で得たものや価値観、モチベーションをもって、どう企業に貢献したいのかについて具体的に書きましょう。
ここでは単に長所を書くのではなく、企業が求める人物にいかに自分がマッチしているのかについてアピールすることが大事です。
どれだけ素晴らしい経験や実績があったとしても、どのように活躍したいかがわからないと、採用担当者側も就活生のキャリアビジョンや将来性を感じられません。
実際に目標を達成するかどうかは別として、起業で活躍できる人材であることをしっかり伝えられるようにしましょう。
エントリーシートの志望動機を書く際のポイント6つ
エントリーシートの志望動機を書く際は、いくつか気を付けなければいけないことやコツがあります。
逆にコツをおさえられていないと、熱意や志望度の高さが効果的に企業に伝わらないおそれがあります。
そこでここでは、エントリーシートで志望動機を書くうえで大事なポイントについていくつかご紹介します。
エントリーシートで志望動機を書く際のポイント
- 結論から述べる
- 企業ならではの魅力を伝える
- 自分を採用するメリットを述べる
- エピソードで考え方や価値観を書く
- 具体的なキャリアビジョンを伝える
- 文字数を調整する
➀結論から述べる
先にも述べたように、エントリーシートの志望動機ではまず結論から先に述べることが大事です。
結論から書くことで採用担当者にも話が伝わりやすくなりますし、より読み手の興味や関心を惹きつけることもできます。
結論を明示すれば、続けて理由や具体的なエピソード、そして最後にもう一度あらためて結論を述べます。
また、結論から述べる方法は志望動機だけではなく、ほかの自己PRや長所、短所といったあらゆる質問、さらに面接でも役立つのでほかの場面でも使ってみましょう。
②企業ならではの魅力を伝える
内定につなげるためには、希望企業ならではの魅力を伝えることも志望動機では重要です。
魅力を伝える際のポイントは、できるだけ他社にはない希望企業にしかない特徴や魅力を伝えるようにすることです。
魅力を伝えることで入社への意欲の高さをアピールできるだけではなく、「しっかり企業について調べてきているな」といった信頼にもつながります。
反対に企業ならではの魅力を上手く伝えられないと、「競合他社でもいいのでは?」「自社である必要はないのではないか」と思われてしまうので要注意です。
希望企業にしかない魅力を見つけるためには、ホームページをチェックするのはもちろんですが、インターンなどに参加しておくのもおすすめです。
③自分を採用するメリットを述べる
志望動機で注目を集めるには、自分を採用するメリットについて述べることがポイントです。
たとえば、「入社後に自分がどんな仕事をしたいのか」「長期的な目標や目的」など。
やはり企業は、自社で活躍してくれそうな人材を欲しいと考えていますので、入社後の野望を述べることで、より企業で働いている再現性が高まります。
逆に入社してやりたいことや達成したいことなどが一つもない場合、「自社への志望度が低いのかな?」「仕事へのモチベーションが低いのではないか」とマイナスイメージにつながるので注意が必要です。
就活生自身も、明確な目標ややりたいこともないのに入社すると早期離職のリスクもあるので、「自分が何をしたいのか」をよく考えてから志望動機を書くようにしましょう。
④エピソードで考え方や価値観を書く
志望動機では、具体的なエピソードで自分の考え方や価値観を書くといいでしょう。
たとえば、「海外に憧れがあったから留学した」よりも、「〇〇を見て実際に見てみたいと感じた」「異国の人と友達になってみたいと思ったから」などのほうがより具体的ですよね。
このほかにも、数字や具体的な名前(個人名などは除く)などもおすすめです。
事実そのものを単に述べるのではなく、「〇〇だと思った」「感動した」「〇〇と考えた」など行動のきっかけや当時自分がどう感じたのかを述べた方が、採用担当者からの興味を惹けます。
⑤具体的なキャリアビジョンを伝える
志望動機では入社後に活躍できる人材かどうかを企業は見極めたいので、具体的なキャリアビジョンを伝えることも大切です。
具体的なキャリアビジョンについては、おもに最後の結論の部分で述べます。
キャリアビジョンでは実際に達成するかどうかが大事なのではなく、仕事に対してどのくらいのモチベーションで取り組めるかをアピールするためのものです。
「入社したらなんでもします!」よりも、「〇〇のプロジェクトに関わりたい!」「〇〇の人を対象としたサービスを提案したい」のほうが、企業側にも熱意が伝わります。
キャリアビジョンと聞くと難しい印象を受けるかもしれませんが、企業・業界研究を深く進めていくことで見えてくるはずなので、しっかり練るようにしましょう。
⑥文字数を調整する
エントリーシートなどには志望動機を含め、指定文字数の9割以上埋めるのが鉄則です。
やはりひとめ見たときに空白部分が多く手目立ってしまうと、「企業への熱意が足りない」「就職へのモチベーションが低い」といった印象につながってしまいます。
また、逆に指定文字数に対してあまりにもオーバーしすぎてしまうのもよくありません。
「会社に入っても上司の指示が聞けないのではないか」「書類の説明をきちんと見ていないのではないか」「注意散漫」といった、就活生の働き方を不安視される可能性もあります。
文字数が多すぎても少なすぎてもいけないエントリーシート。
ここでは、文字数が少ない場合と多い場合に分けて対処法について解説していきます。
文字数が少ない場合
文字数が圧倒的に少ない場合、まずはエピソードを膨らませるのがおすすめです。
指定文字数にもよりますが、結論や理由のみだとどうしても文字数は稼げないので、「何を考えて行動したのか」「どう感じたのか」といったものやプロセスなどを丁寧に書くようにするといいでしょう。
ほかにも、「どんな課題を持っていたのか」「どのように課題を解決したか」「きっかけは何か」などについて書くことでも、字数を増やすには有効です。
また、エピソードを膨ら和ませる方法以外には、より具体的な情報を入れるといった方法もあります。
数字や固有名詞を盛り込むことで、文字数自体が増えるだけではなく、採用担当者側の理解も深まるメリットもあります。
たとえば、「成績や結果などを数字で示す」「具体的な店舗名や扱っていた商品を明示する」「担当していた役職名や仕事内容を詳しく書く」などで取り入れてみてください。
文字数が多い場合
では反対に、文字数が多い場合はどうすればいいのでしょうか?
文字数が多すぎてしまうのであればまず、不要な箇所をどんどん削っていくようにしましょう。
たとえば、「たくさん」「多くの」といった漠然とした表現は「〇人」などにする、「とても」「なかなか」「~のような」「おそらく」などなくても意味が通じるものは消していくと文字数も減っていくはずです。
またよくあるのは、「~することができる」の表現は「できる」に変えていくのが正解です。
ほかにも同義語や類義語、重複している表現がないかどうかなどをチェックしていくと、案外指定文字数に収まっていくでしょう。
また、無駄に説明する表現や名称などをやたらと使っていたりする可能性もあるので、意味が通る程度に抑えてみるのもひとつです。
志望動機は面接のときにも改めて聞かれる質問のひとつですので、あえてエントリーシートに書く内容は最低限にしておき、面接で詳しく述べる方法もおすすめです。
エントリーシートの志望動機を書く際のチェックポイント
エントリーシートの志望動機では、文章を書き終わった後に読み直すことが大事です。
読み直す際は、なるべく声に出しながら言うと書き間違いなどに気づきやすいのでおすすめです。
またほかにも、以下のチェックポイントをおさえておくといいでしょう。
- 一度読んだだけできちんと理解できるか
- 結論が簡潔に最初に述べられていない
- 周りくどい、わかりにくい表現
- 説明が足りない
- 表記ゆれ(同音・同義で使われる言葉が異なって表記されていること)
- 句読点の場所や文章のつながりに違和感がある
指定文字数が足りていても、上記のチェックポイントに当てはまればわかりにくい志望動機としてマイナスイメージにつながります。
たとえば説明不足の場合は、もう少し具体名や数字を出したり、特定の分野について知らない人でも理解できるような簡単な説明を心がけましょう。
また、反対に回りくどい表現については重複になっていないか、「~という」「~のような」の表現を多発していないかを確認してみてください。
さらに誤字や表記ゆれについては、文章の校正ツールなどを利用してみるのもひとつです。
エントリーシートの志望動機の例文【業界・職種別】
エントリーシートの書き方やポイントについてご紹介してきました。
志望動機は採用担当者にいかにわかりやすく、企業への熱意を伝えられるかが大事です。
そこでここでは、業界や職種別にエントリーシートの志望動機について具体的な例文をご紹介します。
「〇〇の業界を目指しているけれど、どう書けばいいかわからない」といった方はぜひ参考にしてみてくださいね。
エントリーシートの志望動機の例文
- IT業界
- サービス業界
- 商社
- 出版
- メーカー関連
- 営業
- コンサルティング
IT業界
IT業界を目指すのであれば、企業理念やグローバルなことがしたいことをアピールしてみるといいでしょう。
私は御社の「ITの力で人々の生活を快適にする」といった企業理念に共感して、志望いたしました。
私は学生時代にボランティア活動をおこなっていましたが、イマイチ認知度が低く部員数もかなり少ない状態でした。
そこで私は、SNSによって自分たちの活動内容やいつ活動しているのかどうかなどを発信してみないかと提案しました。
はじめはフォロワー数が少なくなかなか知られませんでしたが、大学近くや有名な公園などの清掃活動の際の写真を投稿することで、徐々に認知されていくようになりました。
当初は10人にも満たないサークルでしたが、今や20~30人程度集まり、他校からも声をかけられるようになりました。
この功績によって私は世界中と繋がれるSNSやITの技術に感銘を受け、ほかの人の生活もITによって解決できるものがあるのではないかと思いました。
入社後は、クライアントがどんな問題を抱えているのかに寄り添って、適切なIT技術について提案することで御社にも貢献していきたいです。
サービス業界
サービス業界を目指す場合、接客業や販売系などのアルバイト経験があればアピールできます。
具体的なノルマやエピソードなどを盛り込むと、採用担当者からも興味関心をひかれるため盛り込んでいくといいでしょう。
私は御社が提供しているサービス内容や、ひとりひとりのお客様へのホスピタリティに感動し、御社を希望いたしました。
私は学生時代、とあるアパレル関係のアルバイトで働いており、月々のノルマ達成しに向けて日々努力してきました。
はじめはなかなかお客様とのコミュニケーションが取れず苦労し、結果の出ている先輩やお客様がどんな時に購入してもらいやすいかどうかを観察しました。
そうすると「自分が売りたい」のではなく、「相手が何を欲しているのか」が大事だということに気づき、以降ひとりひとりのお客様の好みや組み合わせに合わせて提案するようにしていきました。
結果、ノルマ達成どころか、その店での売り上げナンバーワンを達成することができました。
御社では他社に比べて〇〇といったサービスが充実していたり、マニュアルにとらわれないサービスがあり、たくさんの人に愛される企業です。
入社後は私のこれまでの経験を活かし、御社でもホスピタリティの高いサービスを提供して貢献していきたいと考えています。
商社
商社ではチームワークを重視する企業がたくさんあります。
しかしチームワークは、全体の就活生の中でもとくにアピールするものなので差別化が必要です。
私が御社を志望する理由は、チームで仕事をおこなう社風に共感したからです。
私は学生時代、サッカー部に所属しておりキャプテンを務めておりました。
私が入部したころは、なかなか結果が出ず伸び悩んでおり、大きな大会に出ることはできませんでした。
しかしなぜ大きな大会に出られないのかという理由を考えた際、メンバーがそろって練習する時間がかなり少ないということに気づきました。
そこで私がキャプテンになった際、メンバーが集まりやすい日に練習日を設定したり、個人的に面談をおこなうことでメンバーの悩みをこまめに把握するようにしました。
さらに、やはりサッカーはチームワークが大切なので、自分から積極的にコミュニケーションをとるようにしたり、ほめる習慣を意識するようにしました。
はじめは自分しかやっていませんでしたが、徐々にメンバーも真似するようになって、自然と雰囲気も良くなりました。
結果、他校との練習試合に勝つことが増え、全国の学校が参加する大きな大会にも出場することができました。
この経験から私は、チームワークや人とのコミュニケーションの大切さを知り、社会人になってからも仕事をするうえで重視したいと思うようになりました。
御社でも同僚や後輩、先輩との連携をはかり、チームワークによって高い目標を達成して貢献していきたいと考えています。
出版
出版では紙媒体だけではなく、最近ではデジタル媒体のものも増えてきていますので、あらかじめ企業・業界研究が大切です。
また好きなジャンルについてあまりにもこだわりすぎると、ほかの部署に所属してしまう可能性もあるので注意しなければいけません。
私は御社に入社し、マニアックでも良作なものを世の中にもっと広めていきたいと考え、志望しました。
私は話題作よりも、昔から人があまり知らない分野にハマる傾向がありました。
たとえば、私には〇〇といった趣味があるのですが、なかなか人に話してもはじめは理解されることはありませんでした。
しかし直接話すのではなくSNSで〇〇の分野について毎日投稿していると、徐々にフォロワー数が増えはじめ、なかにはバズッた投稿なども出てき始めました。
さらに、本名も知らない人から質問が来たり、「私も〇〇が好きです」といったDMが来るようにもなりました。
この経験から私は、メディアが持つ影響力について感銘を受け、媒体関係なく何か人に伝えられる出版業界に興味を持ち始めました。
御社ではさまざなまジャンルの雑誌やWEBサイトを取り扱っており、とくにキャッチーな言葉選びに魅力を感じました。
SNSで投稿していた経験を御社でも活かしたいと思っています。
メーカー関連
メーカー関連は取り扱っている商品やサービスの幅が広く、「幼いころから利用していた」「商品のファンだった」などのエピソードがとくに作りやすいでしょう。
ただし、「好きだから」「おいしいから」といった理由だ毛を志望動機にしてしまうと弱いので、具体的に何をしたいのかを示すことが大事です。
私が御社を希望するのは、子どものころから御社の商品が好きで、いつか商品に関わる仕事がしたいと考えていたからです。
私は御社の〇〇という商品を、小学生のころからよく習い事や勉強の合間に食べていました。
すぐに栄養を補給できるところや味のおいしさ、価格の手ごろさに魅力を感じていました。
また〇〇の商品は期間限定で新しく作られる味のレパートリーも多く、いつになっても飽きの来ないところも好きでした。
最初のころはただおいしいといった感想しかありませんでしたが、「どのように商品が作られるのか」に興味を持ち始めました。
御社の商品に対する愛情や熱意は誰にも負けません。
学生時代にお世話になった〇〇をつくっている御社で、今度は自分が支えたいと考えています。
営業
営業職はコミュニケーション能力が必須です。
コミュニケーション能力をアピールする手段にはさまざまありますが、留学経験などがあれば外資系企業でも通用するでしょう。
ただし、コミュニケーション能力の高さは結果として見えづらい部分もあるので、できるだけ具体的なエピソードや数字を使うのがおすすめです。
私が御社を志望した理由は、自分のコミュニケーション能力が結果として見えやすい営業職の仕事にあこがれを持ったからです。
私は学生時代、海外に留学していた経験があり、異国の地でも友人をたくさんつくることができました。
当時仲良くしていた海外の友達は今でも交流を続けています。
御社は取り扱う商品の幅も広く、実際に私も使ったことのあるものもたくさんあります。
ずっと購入してきた商品だからこそ、誰よりも魅力を伝えられると考えます。
もし御社に入社できれば、海外でも通用する私のコミュニケーション能力を活かして貢献したいと思っています。
コンサルティング
コンサルティングは簡単に言えば、クライアントの問題解決に向けてさまざまな提案をおこなう仕事です。
学生時代にコンサルティングに従事していた経験のある方はかなり少ないでしょうが、誰かや何かの相談に乗ったりしてきた経験は誰しもあるはずです。
どんな問題を抱えて、問題に対してどのように行動・アドバイスをおこなったのかを明確にすることで再現性も高まるでしょう。
私はコンサルティング業務を通して、たくさんのクライアントや企業を支えたいと考え御社を希望しました。
私は学生時代塾講師のアルバイトをしており、数多くの生徒を相手の勉強に関する悩みや相談にのってきました。
たとえば国語が苦手な生徒がいたのですが、「何が苦手だと感じるのか」「特にどの分野が苦手なのか」について綿密にヒアリングをおこない、授業改善をしました。
1ヶ月程度授業を続けていると、なんと定期テストの点数が20点ほどアップしました。
塾講師の経験を通じて、私は人の抱える問題に寄り添ってより良い解決策を考える仕事に就きたいと考えました。
御社では、BtoB・BtoC関係なく幅広いクライアントを相手にしており、ひとりひとりの仕事の裁量も広いところに魅力を感じました。
入社後もひとりひとり、ひとつひとつの企業に寄り添って貢献していきたいと考えます。
エントリーシートの志望動機は第三者に見てもらうのもおすすめ
今回は、エントリーシートの志望動機の書き方やポイントについてご紹介してきました。
志望動機はエントリーシートで必ず出てくる設問であり、面接でもあらためて聞かれるため入念な対策が必要です。
反対にエントリーシートの志望動機で、企業について触れられていなかったり、文章量が圧倒的に少ないもしくは多いなどだと、「志望度が低い」「企業で働いているイメージがわかない」などの印象につながります。
もし自分が書いた志望動機の内容に自信がないのであれば、キャリアアドバイサーや就活エージェント、友人などに見てもらうといいでしょう。
自分以外の第三者に添削してもらうことで客観的な意見をもらえるメリットがあります。
また、とくに専門性の高い内容を志望動機にいれる人であれば、まったく知らない人が読んでも分かりやすい内容になっているかもチェックできます。
志望動機を見る採用担当者が詳しいとは限らないので、「どんな人にも伝わる」内容を目指したい方はぜひ頼んでみてくださいね。