25卒の学生はまだまだ先のこととまだ何もしていない人も多いのではないでしょうか。
しかし25卒の学生の中にも、インターンを考えている方や就活のスケジュールについて情報を収集している方もいます。
就活は事前準備と情報収集が何よりも重要です。
そこで今回は25卒の学生に向けて、就活スケジュールや流れ、注意点などについて解説していきます。
「就活って何から始めたらいいの?」「25卒の就活では何に気をつければいいの?」と不安な方はぜひ参考にしてみてくださいね。
25卒の就活スケジュール
25卒の就活スケジュールは、例年の就活スケジュールとは変わりません。
一般的な就活スケジュールは以下のものになります。
時期 | 就活生の動き |
---|---|
2023年4月~ |
|
2023年7月~ |
|
2023年10月~ |
|
2024年1月~ |
|
2024年3月1日~ |
|
2024年6月~ |
|
2024年10月~ |
|
2025年4月~ |
|
上記が基本的な25卒の就活スケジュールです。
ただし企業によっては、就活解禁日よりも早い時期から採用をはじめるところもたくさんあります。
とくに外資系企業やベンチャー(ミドルベンチャー・メガベンチャー含む)などでは、25卒の学生でも大学3年生(2023年10月あたり)の時点でもうすでに内定を出す企業も。
狙っている企業や業界があるのなら、夏のインターン以前から早めにスケジュールを確認しておくことが大事です。
また25卒の理系の学生であれば、学校推薦のスケジュールを把握しておくといいでしょう。
申請の期限を過ぎてしまうと優良な企業もなくなってしまうので、不安な方は前倒しで必要書類を用意しておくのがベストです。
なお理系学生のなかには院進を検討している方もいるでしょうが、就活をするか院に進むかは遅くとも3月の就活解禁日までに決めておくのがおすすめです。
企業側の25卒の採用スケジュール
では反対に、企業側の25卒の採用スケジュールとはどのようなものなのでしょうか?
企業側の採用スケジュールを把握しておけば、より効率的に就活を進められるメリットがあります。
ここでは一般的な企業の採用スケジュールについてご紹介します。
時期 | 企業の動き |
---|---|
2023年4月~ |
|
2023年7月~ |
|
2023年10月~ |
|
2024年1月~ |
|
2024年3月1日~ |
|
2024年4月~ |
|
2024年10月~ |
|
2025年4月~ |
|
一般的な企業の採用スケジュールは上記のような流れになります。
しかしすべての企業が上記の通りに募集を始め、秋ごろになって募集を終了するわけではありません。
なかには、「通年採用」といった1年間を通して採用活動をおこなう企業もありますし、内定辞退した学生の空き枠を埋めるために秋ごろからもう一度募集をかけるところも。
また、外資系やマスコミ業界、経団連に加盟していいない企業の場合、就活解禁日である3月1日よりも前に募集を締め切っていたり、内定が確定しているケースもあるので要注意です。
25卒の学生の場合、企業は2023年の夏ごろから24卒の募集を終了することが多く、同時に夏のインターン生を募集するため参加しましょう。
インターンに参加すれば、実際の仕事内容や業界状況、働いているイメージがつくといったメリットがたくさんあります。
ほかにも、インターンによって早期選考や書類選考・適性検査などを免除した特別選考ルートに案内してくれるなんてことも。
たとえインターン先の企業に就職しなくても得るものは多いので、ぜひ参加してみてくださいね。
25卒の就活の流れ
そもそも就活ではどんなことをしなければいけないのでしょうか?
就活生がやるべきことは、実は毎年大きく変わりません。
ここでは25卒の就活の流れについて解説します。
25卒の就活の流れ
- 自己分析
- 業界・企業研究
- インターンへの参加
- 企業説明会・書類選考
- 本選考
- 内定
➀自己分析
就活の基本である自己分析。
書類選考や面接でのガクチカや自己PRはもちろんですが、「そもそもどの企業や業界を目指すか」といった軸を考えるうえでも非常に重要です。
反対に自己分析をおろそかにしてしまうと、志望動機や自己PRの内容が何となく薄くなったり合わない業界を受けるなんておそれもあるので要注意。
自分自身の長所や短所、どんな働き方をしたいのかのような価値観を洗い出し、就活の方向性を固めていきましょう。
結局自己分析ってどうやるの?上手く自己分析をして就活を楽にしよう
②業界・企業研究
自己分析で自分がどの業界を目指すか定めたら、継は興味を持った企業や業界について研究していきましょう。
業界の将来性や具体的にどんな仕事をしているのか、どんな人材を必要としているのかといった面を探ることが大事です。
就活サイトや企業のホームぺージなどをチェックするのもいいですが、最近ではSNSをつかって就活情報を得る人も増えてきています。
またここで就活解禁日まで時間があるのなら、インターンやOB・OG訪問に参加して実際の業務を体験してみるのも有効。
希望企業で働いている先輩に話を聞いてみると、より就活へのモチベーションもあがるので情報収集はしっかりとやっておきましょう。
③インターンへの参加
インターンの参加は就活において必須ではありませんが、メリットはたくさんあるので就活をスムーズに進めたい方にはおすすめです。
なかでも長期インターンでは実務経験を通じて、企業や業界の雰囲気を知れますしので企業研究にも役立ちます。
またインターンに参加することで、企業側からリクルーターがつき内定までサポートを受けられたり、本選考とは違う特別選考ルートを案内してくれることも。
憧れている業界や企業でも「思ったところとは違った…」と入社後に後悔するケースも決して珍しくないため、ミスマッチを防ぐためにもインターンへの参加は有効です。
④企業説明会・書類選考
就活解禁日を皮切りに、各企業では説明会や書類選考が活発に始まります。
説明会には、個別でおこなう「企業説明会」といくつかの企業が一度に集まって説明会を開催する「合同説明会」と呼ばれるものがあります。
どちらに参加しても情報は得られるでしょうが、説明会に参加すればホームページなどではわからない社風なども知れるのでおすすめです。
ほかにも説明会では必ず質疑応答の時間が設けられるので、自分が気になったことを実際に働いている人から聞けるのでいろいろな企業の説明会に参加してみましょう。
⑤本選考
一般的に面接を含めた本選考は、6月からスタートする企業がほとんどです。
本選考は先ほど紹介した自己分析や企業・業界研究などの事前準備によって完成度がガラッと変わってきますので、しっかりと対策をしておきましょう。
また最近ではコロナ禍の影響により、オンラインでの面接も増えてきています。
聞かれる内容などは基本的に変わりませんが、通信障害などの対策や表情の研究などをしておくと安心です。
ポイントや自分が言うべきことが分かっていれば、本番でも自分の言葉で効果的に伝えられるはずです。
もし普段から緊張しやすいといった方は、就活エージェントや学校の就活をサポートしてくれるところで書類・面接対策などをしえもらうのがおすすめ。
客観的な視点でフィードバックをもらえますし、場慣れもできるのでぜひ利用してみてください。
⑥内定
順当に最終面接まで通過すれば、晴れて内定となります。
早いところだと6月には内々定、一般的な企業だと10月ごろには内定を出す企業がほとんどです。
なかには、入社後までに研修などをおこなう企業もあるので、いつまでも学生気分ではなく徐々に社会人としての意識を持つようにしていきましょう。
また就職をきっかけに引っ越しが必要な方は、家探しや引っ越しの手続き、荷造りといった作業があるため、計画的に進めていくことが大事です。
【就活の流れ】内容や時期をわかりやすく解説!就活の流れを理解しよう!
25卒の就活スケジュールのポイント3つ
就活では、就活スケジュールを立てることが重要です。
就活スケジュールを立てる際は、以下のポイントを踏まえるといいでしょう。
25卒の就活スケジュールのポイント3つ
- 正しい情報を収集する
- 内定までの予定を逆算して計画立てる
- 動き出すのは早めがベスト
➀正しい情報を収集する
就活の流れについては毎年そこまで大きく変わりませんが、それでも企業や業界によっては毎年公開している情報が変わる可能性は充分あります。
「いつの間にか終わっていた」とならないように、必ず正しい情報を収集するようにしましょう。
最近では就活サイトのほかにSNSや口コミサイトなど情報を得るものはたくさんありますが、中には信ぴょう性に欠けるものや正しくない情報も数多くあります。
あくまでSNSの情報は参考程度におさえ、自分でも必ず企業のホームページは確認するようにしましょう。
②内定までの予定を逆算して計画立てる
就活スケジュールを考える際は、内定までの予定を逆算して計画立てることが大事です。
「〇〇までに内定を目指したい!」と考えているのなら、「それまでに自分は何をしておくべきか」「いつまでに対策や書類などを用意する必要があるのか」などの期限や内容をできるだけ具体的に考えましょう。
反対に、なんとなくインターンや選考を受けたいと思っているだけでは意味がありません。
実際に選考を受ける前は、業界・企業の基礎知識を身に着けていくことでも変わってきます。
内定後や希望企業で働いている自分をイメージしながら就活スケジュールを立てていけば、モチベーションアップや採用担当者にも熱意が伝わるでしょう。
③動き出すのは早めがベスト
就活スケジュールを立てても、全てが予定通りに上手くいくわけではありません。
学校の授業進度やアルバイトなど、スケジュール通りに動けない可能性もあるので、できるだけ行動は前倒しにしておくのが大切です。
もしインターンに参加する予定があるのなら、インターンの募集は大学3年の春から夏にかけて始まるので早すぎるということはありません。
「時間がない!」といった方は、企業の方から直接オファーが来る逆求人型サイトなどもおすすめ。
プロフィールを作成するだけで興味を思った企業の方からメッセージが来るので、早期内定につながりやすいメリットもあります。
就活は長引けば長引くほど精神的・経済的負担も大きくなってくるため、「できるだけ早めに内定したい」方はとくに入念な準備をするようにしましょう。
25卒の就活の注意点
就活は年々少しずつ傾向が変わってきます。
そこでここでは25卒の就活生向けに就活での注意点についてご紹介します。
25卒の就活の注意点
- 早期選考をする企業は増えてきている
- 企業はインターンシップ重視傾向に
- オンラインメインだが、オフラインの需要も高まってきている
早期選考をする企業は増えてきている
先ほども述べたように、一般的な就活解禁日は3月1日とされていますが、実際は3月よりも前に募集・内定する企業も少なくありません。
たとえば大学3年や修士1年の春ころには、インターンシップ募集と同時に新卒採用エントリーなどができる企業も。
ほかにも早期選考ではなくても、1年を通して募集をおこなっている「通年採用」といった形式を採用する企業もあります。
したがって一般的な就活スケジュールにとらわれすぎず、自分が目指す企業・業界ごとに必ずスケジュールを把握しておくようにしましょう。
企業はインターンシップ重視傾向に
最近ではインターンシップ重視した採用活動をおこなう企業も増加傾向にあります。
たとえば、実際にインターンシップに参加した学生に対して書類や一部の面接を免除した特別選考や、そのまま新卒採用選考につなげる「採用直結型」といったスタイルを実施する企業も。
就活生にとってインターンシップに参加することは、自分の適性や業界研究ができるほか、企業とのミスマッチングを防げるといったメリットがあります。
25卒向けのインターンシップの募集は2023年の春ごろから情報やエントリーが解禁されるため、大学3年生の時点からこまめにチェックしておくといいでしょう。
また授業やサークルの都合などで夏のインターンに間に合わなかった方やインターンの選考に落ちた方も心配することはありません。
秋から冬にかけて募集する企業もありますし、最近ではオンラインや短期でのインターンシップなども開催されています。
インターンに参加すれば、仕事や就活への考え方も変わるためぜひ機会を逃さず積極的に参加するようにしましょう。
オンラインメインだが、オフラインの需要も高まってきている
2020年のコロナ禍以降、就活でも面接や会社説明化など徐々にオフラインからオンラインに切り替える企業が増えていきました。
とくに22卒向けの就活では、インターンシップや就活セミナー、最終面接に至るまでほとんどの就活イベントが続々と中止に。
しかし一度も会わずに内定を出すことで学生と企業とのミスマッチが多発してしまったり、コロナ感染者の減少によって就活でもオンラインからオフラインへの需要が高まってきています。
たしかにオンラインよりも、オフラインの方がより社風や社員の働き方が見えやすかったりするなど、得られる情報は多いですよね。
このようにオフラインの需要が高まったことによって、今後は企業でも社会情勢を見てオフラインでの選考やイベントが増えていくと考えられるでしょう。
25卒の就活生ができる事前準備4つ
先にも述べたように、就活では事前準備がどれだけできているかによって内定にも大きく影響してきます。
そこでここでは25卒の就活生ができる、就活に向けての事前準備についていくつかご紹介します。
「就活準備をしなければいけないと思っているけれど、具体的に何をすればいいの?」と悩む方はぜひ参考にしてみてくださいね。
25卒の就活生ができる事前準備4つ
- 就活サイトに登録しておく
- SNSを利用する
- 就活セミナーに参加する
- インターンシップやOB・OG訪問で情報を集める
➀就活サイトに登録しておく
就活解禁日や本選考までに時間があっても、とりあえずいくつかの就活サイトに登録しておきましょう。
実際に面接を受けるのが先であっても、情報収集や企業の採用情報を見ておけばより効率的に就活を進められるのでおすすめです。
また就活サイトに登録するのと同時に、インターンシップを紹介するサイトやOB・OG訪問に特化したサイトなどにも登録しておくとなおいいでしょう。
大学3年生の夏や秋ごろであれば、まだまだインターン制を募集しているところもあるので参加できるところは参加しておくのがベスト。
企業・業界研究にも役立ちますし、そのまま選考に進められる可能性もあるのでなるべく早めに登録しておきましょう。
②SNSを利用する
最近の就活では、就活サイトなどのほかにSNSによって就活の情報を得る就活生も増えてきています。
実際にも、FacebookやTwitterなどでも情報を開示している企業もたくさんありますので、就活用のアカウントを作成しておけばより多くの情報を得られるでしょう。
ただしSNSの情報の中には間違った情報や個人の感想によるものが含まれていることもあります。
SNSによる情報を過信せずあくまで参考程度にとどめておき、同時に就活サイトや企業のホームページも確認しておくようにするのがおすすめです。
③就活セミナーに参加する
「そもそも就活自体がよくわからない」「行きたい業界や企業がまだ決まっていない」といった方は、25卒向けの就活セミナーに参加してみるといいでしょう。
就活セミナーでは無料できるところがほとんどですし、最近ではオンライン形式で開催するところも増えてきています。
就活セミナーに参加すれば、自己分析や業界・企業研究などのほかに、面接やエントリーシート対策などができるためおすすめです。
「就活セミナーってどこで探せばいいの?」と気になる方は、学校の就活課やキャリアセンターを訪問してみてください。
就活課やキャリアセンターでは、就活に関するあらゆる不安や悩みに寄り添ってくれるので、「就活の仕方がわからない」人はぜひ利用してみてください。
④インターンシップやOB・OG面談で情報を集める
「企業企業で働いている人の話を聞きたい」「実際に働いて自分に合っているかどうか確かめたい」といった方は、インターンシップやOB・OG訪問で情報を集めるのがおすすめです。
とくにインターンシップでは実際の業務について知れるだけではなく、そのまま特別選考に案内されることもあります。
また最近では、インターンシップでOB・OG面談も増えてきており、企業に直接出向かなくても社員とやり取りできる機会も増えてきています。
インターンシップやOB・OG面談をしたからといって、必ず選考に進まないといけない決まりはありませんので、少しでも気になる企業があれば積極的に参加してみましょう。
~まとめ~25卒の就活スケジュールは早めに情報収集すると選考もスムーズに!
今回は25卒の学生に向けて、就活スケジュールや流れ、注意点などについて解説してきました。
25卒の就活は2024年の3月1日から解禁されますが、企業や業界によってはもっと早い段階から募集・内定するところも多くあります。
とくに外資系企業やベンチャー企業、マスコミ業界のような人気業界は応募が集中しやすいことから、2023年時点でもうすでに内定を出す企業もあるので要注意。
もし希望する企業や業界がるのなら、通年の就活スケジュールに則って動くのではなく、それぞれの企業のホームページを確認しておくと確実です。
また25卒の就活に向けて、2023年の春や夏ごろにはもうすでに行動に移している人も少なくありません。
就活は自己分析や企業・業界研究などやることはたくさんあり、ないがしろにしてしまうと企業とのミスマッチや内定獲得にも影響します。
時間に余裕のある時から少しでもできることから始めてみてくださいね。