1dayインターンへの参加を考えている就活生のみなさん!
インターンは、実際に企業に出向き、社員と顔を合わせることができます。
参加することで内定に影響があるのかは気になるところですよね。
1dayインターンでは、実際に学生が評価されるという時間は設けられていません。
ほとんど「企業説明会」と同じだと考えても良いでしょう。
しかし、「企業と接触するなら少しのチャンスも逃したくない!」という就活生であれば、努力次第で1dayインターンをチャンスに変えることができます。
実際に1dayインターンに参加した就活生の中には、社員さんに顔を覚えてもらい選考を有利に進めることができた人がいます。
今回は1dayインターンで内定のチャンスを手に入れる方法を伝授します!
1dayインターンをチャンスと捉えた者だけが見た「内定への光」
「1dayインターンは本選考に関係ありません」
1dayインターンの募集要項にそう書いてある企業はたくさんあります。
特に、大手企業を中心とした経団連(日本経済団体連合会)に所属する企業は、インターンと選考を切り離すことが原則なので、わざわざそう表記してあるのです。
実際に企業も、「1dayインターンで学生を採用しよう」という気はありません。
企業説明を聞いている学生を見ただけで内定を出してしまうような企業は、逆に怪しく感じてしまいますしね。
しかし、そんな1dayインターンでも自分をアピールして内定に近づけることは可能です。
1dayインターンと内定を結びつけられるかどうかは、自分にかかっています。
1dayインターンで気を抜くのはもったいない!
例えば、企業の説明を聞いているときの態度。
それを後ろから見守る社員さんの中には、就活生の特徴を捉えて覚えている人もいます。
特に「一生懸命メモを取る」「話に対してうなずく」「挨拶や拍手をきちんとする」といった行動はしておくと良いでしょう。
「あの学生、スーツもビシッと着ていて笑顔で挨拶してくれた。このまま社会に出ても恥ずかしくない姿だった。」
という印象を与えることができれば、その日のうちに社員間で情報が共有されることもあります。
逆に、説明会でぐっすり寝ている、挨拶がきちんとできない、私語に夢中になっているような学生は悪目立ちしていますよ。
もし選考で面接官に「どこかで見たことあるな…」と思われたら、その時の印象がそのまま反映された評価をされてしまうので注意が必要です。
1dayインターンの規模が小さければ小さいほど印象に残りやすいので、志望している企業の1dayインターンは「評価されないから…」と思わずにまずは参加しましょう!
1dayインターンの後は社員さんに話しかける
先ほどの話で、「企業の説明の態度だけじゃ効果が薄いのでは?」と思った就活生も多いですよね。
たしかに、数百人が参加する説明会で自分だけ目立つことは難しいでしょう。
では、1dayインターンでできることはそれだけでしょうか?
どうしても入りたい企業であれば、その企業に出向いたり社員さんに会ったりできる機会を無駄にはできません。
たとえ1日でも自分のできることはやったほうが良いでしょう。
説明会を聞いてもっと深掘りしたいなと思ったところがあれば、聞いたときにメモを取っておきましょう。
そのメモを元に、社員さんへの質問を考えます。
そして、質問を受け付ける時間や、解散の時間になったら積極的に話しかけましょう。
ここでは「せっかく社員さんと関われる機会なのだから、いいことを言おう!」と話のネタを考える必要はありません。
まずは接触し、たくさんの学生の中から顔を覚えてもらうだけで良いのです。
これが後々効果を発揮します。
注意点は、社員さんたちが忙しそうな場合は話しかけないほうが良いということです。
空気が読めない学生だと思われては困るので、臨機応変に動きましょう。
1dayインターン参加後のお礼のメールが大切です!
1dayインターンに参加するなら大切にしたいのが、「お礼のメール」を送ることです。
これはあらゆるインターンや就活に関する記事で言われていることですが、実践する学生は少ないのが現状。
ということは、そんな中で企業にお礼のメールを送った学生は確実に企業に良い印象を与えることができるのです。
お礼のメールは、できるだけ1dayインターンが終わってすぐに出すのが良いでしょう。
インターネットで調べると出てくるでようなテンプレートでも問題はないですが、最低限のメールのマナーを確認した上でオリジナリティを出したほうが効果は強まります。
テンプレートを元に作成する場合でも、最後に自分の言葉を添えておきましょう。
さらにその中でも評価を上げたい!という場合は、手書きで「お礼の手紙」を書くことをおすすめします。
実際に手書きの「お礼の手紙」で内定をたくさん手に入れた人もいますよ。
1dayインターン参加後にOB訪問をしよう
一生懸命企業の説明に耳を傾けたり、社員さんに質問して自分を印象付けたとしても、そのまま時が経てば忘れ去られてしまいます。
大学3年生の夏は、企業側が4年生の内定について対応している時期ですので、1dayインターンで話した学生のことはが頭から抜け落ちてしまう可能性があります。
1dayインターンで社員さんたちに与えた印象を殺してしまってはもったいないですよね。
「1dayインターンでの努力を何とか内定まで繋げたい…!」という方は、OB訪問で再接触を狙いましょう。
何度も接触して好印象を与えたり、社員さんと仲良くなったりしておけば、面接のときに最初からプラスのイメージでスタートさせることができます。
まさに内定に繋がる行動といえるでしょう。
社員さんと仲良くなる段階までいけば、自分より学歴やスキルのある学生と比べられても勝てる可能性さえあります。
情のある生き物だからこそ起こることですね。
OB訪問はマッチャーなど、企業と学生のマッチングサイトから申請したり、企業に直接連絡したりすることでできます。
また、企業がSNS等でOB訪問の募集することも増えてきていますので、一度調べてみてください。
1dayインターン参加者が受けられる待遇
ここからは、1dayインターン参加者が好印象を与えたということ以外に受けた待遇を紹介します。
これは、「1dayインターンで自分が評価されたから待遇を受けた」というわけではなく、「1dayインターンに参加した人」を対象に企業側が設けた待遇です。
全てのインターンに今回紹介する待遇があるわけではないので注意してください。
自分の参加する1dayインターンにそういった待遇があるのかどうかは調べて出てくる場合があるので、気になったら確認してみましょう。
1dayインターン参加者は選考のための説明会が免除
企業によっては1dayインターンに参加した学生は全員、選考のための説明会が免状になるという待遇があります。
これは、一度1dayインターンに参加した際に、企業の説明を一通り受けたと考えれば納得できますね。
1dayインターンへの参加は早めに応募する権利を得ることだと思っておけば良いでしょう。
1dayインターン参加者は早期選考が受けられる
1dayインターンへの申し込み時や参加する際に、名前や学校名、メールアドレスなどを記入する場合があります。
1dayインターン参加者に早期選考の権利を与えている企業は、そこで記入したメールアドレスなどの連絡先に早期選考の案内を送ってくれるのです。
ですので、就活中は迷惑メールも含め、どこから連絡がきているかこまめにチェックする癖をつけておきましょう。
早期選考は、他の企業の選考が立て込む前に選考を受けることができるという点や、選考に通過すれば内定を1つ先に手に入れることができるという点でメリットと捉えられます。
しかし、その分早めに面接対策を行う必要があるので注意です。
1dayインターン参加者は一次選考が免除される
なんと、1dayインターン参加者の一次選考が免除されるという制度を設けている企業も存在します。
ここまでの待遇だと、1dayインターンに参加する価値や1dayインターンから選考が始まっているという感じがしますよね。
この場合、会社の規模にもよりますが、二次選考で大量に落とされる場合があるので注意です。
せっかく一次選考を通過できたのですから、二次選考以降も気を抜かずに挑みましょう!
インターンを内定に結びつけたいなら、期間は長いほうがいい
1dayインターンにこだわらず、「選考前から企業にアピールしたい!」という就活生の方は、1dayではないインターンの参加も検討してみてください。
確かに1dayインターンは、予定の調整が簡単なため気軽に参加できますよね。
他の企業のインターンに参加する時間を確保することもできます。
しかしその分、企業側も軽い気持ちで参加した学生のことを見ているでしょう。
気軽に参加できるインターンに来る学生よりも、自分の企業に多くの時間を費やしてくれる学生のほうが、志望度が高く見えるのは当たり前のことです。
1dayより5days、5daysより長期インターン
1dayインターン、5daysインターン、長期インターン別に、学生の志望度と企業の(学生に対する)期待度をまとめました。
期間 | 学生の志望度 | 企業の期待度 |
---|---|---|
1dayインターン | 低 ・他の企業の1dayインターンにも参加する予定 ・どんな企業か知りたい ↓ | 低 ・多くの学生に企業について知ってほしい
|
5daysインターン | 中 ・選考を受けたい ・会社の雰囲気や業務内容について詳しく知りたい | 中 ・優秀な学生、会社に合う学生を見つけたい |
長期インターン | 高※ ・実際に働いてみて自分に合うかどうか確かめたい
| 高 ・社風や業務に慣れた状態で入社してほしい |
※長期インターンに参加する1,2年生には、就活とは切り離して自らのスキルアップ等を目的としている人もいます。
1dayインターンを内定に結び付けることは可能ですが、内定に繋がるインターンへの参加が目的であれば、5days以上のものがおすすめです!
いきなり5daysインターンが不安なら、まずは1dayインターンに参加しよう!
先ほど、5daysインターンの方が社員さんに印象を残しやすく、より選考に近いものになるとお伝えしました。
しかし、いきなり5daysインターンに参加するのは不安ですよね。
会社の雰囲気や業務内容をよく知らないまま、就活期間の5日間を費やさなければならないのは時間の無駄になりかねません。
1dayインターンは夏休み期間中に開催されることがほとんどで、それよりも濃い内容の5daysインターンは秋以降に開催されます。
ですので、気になる企業の1dayインターンは参加しておくのがベストです。
1dayインターンで企業の雰囲気を掴むことができれば、その後開催される長めのインターンにチャレンジしましょう。
1dayインターンが内定に影響するかはあなた次第!
いかがでしたか?
1dayインターン自体に選考要素はありませんが、自分の行動次第でいくらでもチャンスに変えることができます。
就活に勝てる学生の特徴は
- 当たり前のことができる
- あらゆる機会をチャンスと捉えて動く
の2点です。
自分のベストを尽くして、悔いのない就活にしましょう!