大学生になると「一人暮らしをしよう!」と考える人は多くいるでしょう。
「実家からでも通えるけど、時間がかかるし迷う…」という人や、「お金が心配…」という人も多いと思います。
ここでは大学生の一人暮らしの割合や費用、通学時間別の割合を比較します。
自分の大学の学費や実家からの通学時間と照らし合わせて、本当に一人暮らしをすべきかを検討してみてください!
大学生の居住形態別の割合
大学生のうち、どれぐらいの人が一人暮らしをするのでしょうか。
ここでは、大学生の居住形態別割合を見ていきます。
しかし、全ての大学生が同様にこの割合で一人暮らしをしているとは限りません。公立か私立かでその割合は大きく異なります。
一人暮らしの割合は約40%
学生生活調査(JASSO)によると、実家に住む学生が56.5%、アパートなどの一人暮らしが38.0%、学生寮が5.5%でした。
実家から通う学生が最も多くの割合を占めています。大学生といえば一人暮らしというイメージを持つ方も多いかもしれませんが、一人暮らしを選ぶ学生は意外にも半分を切っています。
ちなみに、男女別の割合を見ると、男性が55%、女性が61%の割合で、一人暮らしをしています。男性よりも女性の方がやや多く一人暮らしを選んでいるようです。
国立か私立で割合は異なる
ここまでは、大学生全体の一人暮らしの割合を見てきましたが、次に国公立と私立の一人暮らしの学生の割合を比較していきます。
自宅 | アパート寮 | 学寮 | |
---|---|---|---|
国立 | 31.3% | 63.0% | 5.7% |
公立 | 39.4% | 57.5% | 3.1% |
私立 | 63.3% | 31.1% | 5.7% |
表から分かるように、国公立大学に通う学生は6割が一人暮らし、それに対して私立大学に通う学生は3割が一人暮らしをしています。
これを見ると一概に大学生の4割が一人暮らしをしているとは言えないことがわかります。
なぜこのような差が生まれるのでしょうか。考えられる理由は学費の差です。
国立と私立では4年間の学費に大きな差があります。
学費が高くなれば生活にかけられるお金もその分抑える必要があります。
一人暮らしにかかる費用
実際、一人暮らしにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
ここでは生活費と学費をそれぞれ見ていくことで、私立と国立の学生生活にかかる費用を比較していきます。
生活費
生活費は家賃、食費、光熱費が大部分を占めます。
これらはアパートなどに一人暮らしする場合と寮に住む場合で異なります。
食費
「学寮」は年間およそ245,200円、「アパート等」は年間およそ263,700円。
夏休みなどの長期休暇を考慮せずに365日で割ると、1日当たりそれぞれ約672円、約722円です。
学寮には食堂が付いているところもありますが、アパート等の場合、食事は自分で用意することが前提です。
学食を利用したり、自炊をして食費を抑える努力が必要になってきます。
家賃・光熱費
「学寮」は年間 およそ288,700円、「アパート等」は年間およそ 447,900円。
住居・光熱費に関しては、学寮のほうがかなり安くなっています。
アパート等の場合は学寮より家賃が高く、学寮で管理費や共益費などの名目で抑えられている光熱費についても、使った分だけ支払わなければならない点が大きいと考えられます。
なお、アパート等の年間費用を12カ月で割ると、1カ月当たり37,325円。しかしこの金額は地方と都心で大きく異なります。
都内で一人暮らしをする学生の家賃平均は5~7万と、全国の平均を大きく上回ります。
そのため、都心に近い埼玉や千葉などの郊外で家賃を抑えて一人暮らしをする学生も多いようです。
私立と国立の学費
次に私立と国立でかかる学費を比較していきます。国立の1年間の学費はおよそ50万400円、私立の1年間の学費はおよそ102万2200円と大きく異なります。
これらを加味すると、それぞれ国立、私立で一人暮らしをする学生と実家暮らしをする学生にかかる費用は以下のようになります。
実家暮らし | 一人暮らし | そのうち授業料 | |
---|---|---|---|
国立 | 109万100円 | 174万3500円 | 50万400円 |
私立 | 175万9400円 | 249万2500円 | 102万2200円 |
年間支出200万の壁
表のように、学費の差によって一人暮らしにかかる費用は国立と私立で大きく異なってきます。私立の場合、一人暮らしをすると費用は200万を超えてしまいます。
一般的にこの年間支出200万円を超えるかが一人暮らしをするかを考える基準となるようです。
しかし、支出の限界は家庭によって異なります。ここでの生活費などを目安に、自分の大学の学費を確認し、年間支出がどれくらいかを計算して一人暮らしができるかを考えてみましょう。
実家からの通学時間
次に、一人暮らしをするか検討する材料として、実家からの通学時間が挙げられます。日本学生支援機構が行った学生生活調査によると、実家からの通学時間は
0~10分の学生 | 1.4% |
---|---|
11~20分の学生 | 5.2% |
21~30分の学生 | 8.4% |
31~60分の学生 | 30.4% |
61~90分の学生 | 29.5% |
91~120分の学生 | 19.6% |
121分以上かかる学生 | 5.6% |
以上のような結果となりました。30分~120分の学生が多くを占めています。
そして、120分以上になると割合は急に小さくなっています。つまり通学時間が120分以上になると一人暮らしを選ぶ傾向にあると考えられます。
一人暮らしの費用を抑えるには
これまで、費用と通学時間を比較して、一人暮らしをすべきかを検討してきました。金銭的に一人暮らしができる余裕がある人でも、いざ暮らしてみるとやはり「お金がない…」という人が多いのではないでしょうか。
一人暮らしをする学生は、親からの仕送りをもらう場合が多いでしょう。
仕送りの平均は5万円といわれています。仕送りを差し引いても日々の生活費と+αを稼ぐにはバイトをして稼ぐ必要があります。
しかし、忙しい大学生にとってバイトにかけられる時間も限られたもの。
つまり稼ぐだけでなく、支出を減らすことも必要になってきます。ここでは日々の生活で支出を減らす方法をご紹介します。
食費を減らすには
- 自炊をして外食費用を無くす
- 自販機を利用せずに水筒を持ち歩く
- まかない付きのアルバイトで食事をする
以上のような方法が考えられます。
特にまかない付きのアルバイトをすることは、忙しくてなかなか自炊ができない学生にとって、食費や時間が節約できるうえに給料ももらえるので一石三鳥といえますね!
電気代、その他を節約する
- 使わない電化製品はコンセントを抜く
- 格安SIMを使い通信費を抑える
- エアコンの温度を固定して、1回の使用を長時間にする(夏は26度、冬は20度)
日常生活で行っていることでもこまめに気を付けることで節約できることは多くあります賢く暮らすことで生活費を抑え、少しでも自分の好きなことや楽しいことに使えるお金が増えれば、より良い一人暮らし生活が送れそうですね!
節約したい大学生はクレジットカードをつくっておこう
一人暮らしの大学生にはさまざまな出費があります。
生活していくのもやっとなのに、サークルや飲み会まであって大変…
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大学生のうちから一人暮らしをしておくと社会人になっても安心
大学生のうちから、一人暮らしの経験を積んでおけば、将来的に社会人になって実家を出るときにも安心です。
家庭の事情から仕送りが難しいという場合、アルバイトをしなければなりませんが、それも必ずや将来の糧となるでしょう。
大学生でアルバイトしないのってやばい?バイトをしないメリットとデメリット
しかし奨学金制度を利用しすぎてしまうと、社会人になってもずっと返済をしなければならず、大きな経済的負担となってしまうケースもあります。
一人暮らしをすべきか悩んでいる学生の方は、収支のモデルケースを計算してみて、無理なく生活できるか判断しましょう。
またアルバイトを考えている学生には、有給型の長期インターンシップもおすすめしています。お金を稼ぎながら就活に役立つ貴重な経験やスキルを身につけることができるので、興味のある方はぜひ求人を探してみてください。
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