「文系は理系大学生以上に時間が取れ、自由に使える」というイメージがありますが、その実をいうと「何から手を付けていいのか分からない」という学生が多いです。
その結果、自己成長ができず、そのまま就活を迎え、社会人となる文系大学生の割合が高いとされています。
「後悔がない大学生生活を送りたい!」
「でもまず、何から手を付けたらいいのか分からない」
そんな悩める「文系大学生」のために、今回は「文系大学生が今やるべきこと」を「勉強編」「プライベート編」に分けてご紹介します。
また「理系大学生がやるべきこと」下記サイトにてご紹介しています。
理系大学生が「今」この瞬間からやっておくべきこと! あなたの行動1つで充実した学生生活になる!
文系の大学生が今のうちにやるべきこと!
勉強編
英語学習(TOEIC、語学留学を視野にして)
文理系問わず「英語学習」は、国際社会と化している現代社会において、必須ともいえるものです。
しかし、がむしゃらに勉強しても身につくものはなく、モチベーションも維持されません。そこで資格証明にもなる「TOEIC600点以上」を目標に勉強をしていきましょう。
「600点」以上獲得できれば、就活時には「履歴書」記入ができるだけでなく、選考でも有利に働きます。
また「語学留学」も視野に入れて学習をしてみましょう。英会話が成り立つほどにまで上達すれば、国内外問わず様々な国の方と交流を深めることができます。
TOEIC900は就活に効果ナシ!?楽になる人と意味のない人の違いとは
「ITスキル」を身に着ける
「ITリテラシー」つまり「情報処理」に属する分野の学習は、現代社会において「英語学習」と同等に必須ともいえる分野です。
当分野には「プログラミング」「Webマーケティング」「Webライティング」などが含まれています。
また各大学では「除法処理」の講義が設けられ、「officeソフト」の扱い方を基礎から応用まで学ぶ講義もあれば、「C言語」や「Java」など誰でも簡単に取得ができるプログラミング学習を設けているところもあります。
これらを学ぶことで、「就活」における「業界選択」の幅を広げられたり、場合によっては独立、フリーランスとして活躍も見込めるからです。
金融リテラシーを学ぶ
「金融」関係の知識は、社会人であったとしても多く理解している人は少ないです。「金融」の仕組みが分かっていれば、社会人として働き始めた時、動きに切れが出ます。
その中で「金融リテラシー」は「投資」と「会計」の2種類に振り分けることかできます。
・投資
「投資」=「ギャンブル」をイメージされる方も多いですが、「短期的」なものとして見るものではなく「長期的な利益」を目指すことをここでは指します。
なぜ「長期的な投資」を学ぶかというと、「今の若い世代」は、「年金がもらえない」とされているためです。また定期貯金口座にお金を入れたとしても、理として得られる額は雀の涙程度のものです。一方で「長期的な投資」は1年では微々たるモノでも、長く投資することで、その利益は何十倍にも膨れ上がります。
人生がこれからという世代だからこそ、今のうちから投資の知識を身に着けておきましょう。
・会計
「会計」の知識レベルは、企業の「損益計算表(PL)」が読めるほどの知識を培えば、就活では敵なしといえます。
「損益計算表」とは、その企業の会計事情を指します。これかせよめるようになると、「企業分析」に長け、故に敵なしといえます。
「企業分析」ができれば、「どんなこと、分野に力を入れているか」「企業が抱える課題は何か」を見えてきます。
また「起業」を目指している学生は、身に着けるべき力といえます。
資格の学習をする
時間が取れるからこそ、「資格学習」も怠らず行いましょう。
とはいえ、こちらも「英語学習」同様に「モチベーション」になくては勉強する「意味」がありません。
ましてや、「資格取得」ができたとしても、それか社会で役に立つかは入った先見ないことには分かりません。そこで、以下のものは「業界問わず」取得していることに意味があるものです。
- TOEIC
- MOS(Microsoft Office Specialist)
- ITパスポート
などが有効です。
もっとも、これら資格の取得は「自分のスキルアップ」につながるものを選んで学習を進めていくのが合理的です。同様に語学学習を専攻している学生であれば、自分が専攻している科目と関連のある資格を取得するのがベストといえます。
プライベート編
読書や映画を嗜む
時間が取れる「文系大学生」だからこそ、「読書」や「映画」を嗜み、教養や知識を育んでもらいたいところです。
しかし、今はスマホの普及によって「ほしい情報はすぐに入り、それ以外は不要」ということから「流し読み」の傾向にあると同時に、「活字離れ」が問題視されています。
日ごろから本を読むことに抵抗がある方は、「簡潔にすぐ読み切れるもの」から読み始めてみましょう。そこから徐々に「読書の楽しみ方」を学んで本を読んできましょう。
映画も同様です。長時間拘束されるのが苦であると感じる方は、数十分で終わる「短編映画」から見始めていきましょう。
これらは知識や教養だけでなく、「集中力」を養うことができます。
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部活・サークルに所属
「部活」や「サークル」に所属することで、その大学にある様々な「学部・学科」に所属する学生と交流ができる場です。
こういう場でできた友人は、大学を卒儀容した後からも長く続く、一生ものの友人と呼べる関係です。
また「部活」や「サークル」を通して頑張ったことは、就活時に書く「ES(エントリーシート)」の「ガクチカ」に答えるときの助けとなります。
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旅行をする
時間が取れるだからこそ、「長期休暇」や「連休」を利用して、旅行をしましよう。
「旅行」では、初めて目にする光景や土地柄、人との関わりを構築できる画期的社会経験の場でもあります。
旅行を通じて得た経験が、今後の人生にとって大きな財産ともなりますので、時間が取れる今のうちに、世界中を見て回りましょう。
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免許取得
「長期休暇」を利用して「自動車免許取得」を目指しましょう。
「自動車免許取得」は、学生であるうちに取得しておくのがベストといえます。理由は、取得には1~3ヶ月ほど学校に通い詰める必要があること。そして「就活」の場では持っていることが条件とされているところもあるためです。
仮に「合宿場」を利用して取得したとしても、2~4週間の時間がかかります。
もちろん社会人になってからの取得もできますが、時間がとりやすい「学生」のうちに通うことが望ましいです。
「文系だからこそ」の強みを生かす
時間が取れるからこそ「いろんなこと」に手を出す
冒頭でも述べたとおり、「文系」は「理系」よりも、比較的自由に時間を使うことができます。ゆえにこの時間を有効に活用することができれば、「自己成長」ができるうえ、有意義な学生背生活を送ることができます。
そのためには「何をしたらいいのか」という話になります。
そこで軸としてほしいことが2つあります。
それが
- 自分が「興味関心」を抱いていること
- 「文系」だからこその「強み」を活かすこと
の2つです。
まず「興味・関心」を抱いていることです。
「行動原理」の多くは、「興味関心」が原動力となっていることが多いです。つまり何かを始めるための行動を起こすためには、自分が今どんなことに「興味関心」を抱いているかを知ることが大切です。
ただ何となく有耶無耶な気持ちのまま行動したとしても、長く続くことはありません。それは勉強も同じです。
なので、まずは自分が「興味関心」を抱いているのは何か、「どんなことが好きなのか」を把握するところから始めてみましょう。そしてそこから考えを連鎖させ、将来的にはこういうことがしたいとものへと繋がります。
次に「文系」だからこその「強み」を活かすことです。
一見、理系と比べできることに限りがあるように思える「文系」ですが、「時間が取れる」ことを活用し、いろんな分野に手を出しましょう。
「文系」の強みは「時間の確保が容易であると同時に、独学によっては「何者」にでもなれる」という点です。
例えば、「独学」で「プログラミング」を学べば、将来は「IT業界」で職を得られたり、この学びで得たことをアウトプットする形で、独立することも可能です。その結果として「ブロガー」や「Webライター」「フリーランスエンジニア」としての活躍が見込めます。
つまり、「文系」の大学生は、行動次第でどんな職にも就くことができる有能性を秘めているといっても過言ではありません。
ただしそうであるためには、自ら「行動すること」が条件となります。
「文系だから」という考えは捨てる
「文系大学生」には「文系だから」という理由から行動に移せない学生もいます。
結論を述べるとこの考えは、非合理的なものであり、自分がしたい考えや行動に制限を設ける一種の「縛り」のようなものです。
文理系問わず、人間何事も「本気」になって行動すれば、大抵のことは自己実現することができます。
例えば、文系卒の方が大手IT業界に就職し、プロジェクトマネージャーとして成り上がったことや、Webライターとして活躍しているなど、時間はかかりますが各々の努力があったからこそ、今があります。
最初から「無理」と決めつけていては、行動に移すことはできません。それ以前に「スタートライン」にすら立っていません。
人間誰でも、時間をかけ「努力」していけば、その結果はおのずとついてきます。
あくまで「努力」は「結果」を出すための「過程」にすぎません。しかし、そこにどれだけの時間を費やしてきたかによって、結果は大きく変わってきます。
ゆえに、そこには「文理系」の垣根はありません。
人間誰でも、「本気」で取り掛かれば、大抵のことは「自己実現」できます。
そのためには、「どうすればいいのか」という「行動指針」を立てておくことが大切です。
文系は「時間が取れる」からこその罠がある
「時間が取れる」からこそ色んなことに手を出してもらいたい反面、「やるべきではないいこと」も多々あります。
それは以下のものです。
ギャンブル
成人を迎える「大学生」の中には、パチンコや競馬、麻雀などのギャンブルを始める方がいます。
決してこれらが「教養」に悪いという理由で取り上げているわけではありません。経験として1度は嗜んでおくことはいいでしょう。ただしこれらは「依存性」が高いものです。
人間、誰でも「賭け事」で勝利し得た時の快感というものは、美味たるものです。負ければ勝つまでやる。この「悪循環」からギャンブルにのめり込み、社会人として自立した時、働いて得た給与をつぎ込み、行く行くは一文無しへとなる恐れがあります。
借金
収入が限られている今のうちから「借金」を作るのは避けましょう。
確かに「借入」は満20歳以上かつ収入があるならば申込は可能であり、審査を通過すれば利用はできます。
ただし、ここで「借入」に対する知識や返済能力が乏しいとされる「今」のうちから借金を作ってしまえば返済ができず「金融事故」を招くだけでなく、最悪の場合、「闇金」に手を出してしまう恐れがあります。
また社会人になれば、「1人暮らし」を始める方もいます。給与が入るから安心と高をくくっていても、生活資金、保険、各種税金で持っていかれ、最終的には2~3万ほどしか残りません。新卒初任給平均は約17~20万とされています。
今のうちから「借金」を作っていては、今後の生活に支障をきたすばかりではなく、最悪自己破産にもつながります。
過度なアルバイト
「アルバイト」は、社会を学ぶ一環として働く学生が多いです。
その中には「必要以上」にバイトを掛け持ちしている方もいますが、「過度なバイト」は無意味です。
「過度なバイト」をすれば確かに、他の学生以上の給与は得られます。しかし、学生の本分は「勉強」です。
バイトばかりにうつつを抜かしていても、得るものはなく、自己成長できているとは言い難いです。
決して「過度なバイト」がダメということではありません。中には生活のために稼がないといけない学生もいます。しかし、それらを除いた学生は、過度なバイトは控え、自己成長になるものに時間を有効活用した方が、実りある人生を送れると思いませんか。
まとめ 何事も「やってみる」精神を大切に
以上が「文系大学生」が有意義な学生生活を送るために、やるべきこと「勉強編」と「プライベート編」の紹介でした。
自分が思い描く理想的な「学生生活を送る」ためには、「やるべきことをやる」というよりもまずは「行動」に移すことが大切です。
「行動力がある」ことは「フットワークが軽い」ことを示唆します。これができるかできないかで、大学生活が謳歌したかしなかったがいえます。
また「経験」を積むことで幅広い価値観を育むことができます。その結果として「考え方」に幅ができ、就活の企業選択の幅が広がります。
「文系だから」「自分には無理だ」と初めから決めつけていては、何も始まりません。何事も「行動してみる」ことが大切です。
そのような決めつけをするのは、やってみた後からでも遅くはありません。