理系の学部に通われている大学生の多くがよく口にする言葉ってありますよね。
例えば
- 研究に忙しくて「遊ぶ」暇がない
- アルバイトをする暇がない
- 後悔のない学生生活を送りたい
など、「理系」は「文系」以上に講義や専攻研究が多く、自分を高められない、貴重な学生生活を無駄にしてしまいそうと悲観的声を聞きます。
しかし、それはあくまで「時間がない」という理由から来る「言い訳」にすぎません。誰でも「時間」をうまく使いこなせば、遊びやアルバイトなど「プライベート」を充実させることは可能ですし、有意義な学生生活を過ごせます。
そこで今回は、理系大学生が「今」この瞬間からやっておくべきことを「意識改革の一環」としてご紹介します。
また「文系大学生がやるべきこと」下記サイトにてご紹介しています。
文系大学生がやるべきこと! 「時間が取れる」からこそ「自己成長のチャンス」として活かそう!
理系の大学生が今のうちにやっておくべきこと!
理系大学生がやっておくべきこと【勉強編】
まず理系大学生が「在学期間中」にやっておくべきこと「勉強編」5選です。
英語学習(海外留学、TOEIC)
まずは「英語学習」です。
理系大学生は、文系大学生以上に「英語力」を必要とします。主な場面としては「英文で記述された参考文献」を読む際や、論文発表の場で「英語」を用いる機会があるということです。
また就活の場でも「英語力」は必要となる場面が多々あります。
「英語力」を身に着けるためには「英語学習」をするのは当然です。とはいえ、文献や発表の場のみのために英語を学ぶのは少しもったいない気がします。
そこで「TOEIC」を視野に入れた「英語学習」をしてみましょう。
「TOEIC」は就活でも使える「英語資格」の1つであり「600点以上」であれば「資格取得」として履歴書に書くことが可能です。
「600点以上」レベルは「基礎会話ができ、高校までに習う文法、英単語を理解している」として見られます。
まずは600点以上取れることを目標に、「英語学習」を進めてみましょう。
併せて「海外留学」でも英語力は必要となります。
これを視野に入れている方も「TOEIC」を利用して英語学習を進めてみましょう。
結果として、「TOEIC」を起点とした英語学習が様々な場面で活躍を見せます。
TOEIC900は就活に効果ナシ!?楽になる人と意味のない人の違いとは
プログラミング学習
次は「プログラミング学習」です。
「プログラミング学習」は学部によっては選択、必修の1つとして扱われ、講義で扱われるものは「基礎中の基礎」までの範囲しかしないところもあれば、「基礎から応用まで」広い範囲で学習をするところもあります。
そんな「プログラミング学習」がなぜ必要かというと、「就活」の過程で大きく役に立つことがあります。たとえば、単純業務の効率化を実行できれば、予定していた時間よりも手早く済み、その空いた時間を別のことで埋め合わせることができます。
また「プログラミング」が活きる「IT業界」への就職が期待できます。当業界は今慢性的な人材不足に悩まされています。1から教育するには時間が惜しいため、少しでもプログラミングができる方を重宝しています。
将来「SE」など「エンジニア系」で仕事をしたいという方は、プログラミング学習を始めてみましょう。
初心者でも学びやすい言語は、以下のものがあります。
- Java
- C言語
- Python
- Ruby
エンジニアのインターンって何をするの?詳しい内容を教えちゃいます!
資格取得
次は「資格取得」です。
大学で学んだことを「資格」という目に見える形で昇華すれば、就活でも大きなアピールポイントになります。
でも、「資格学習」をするならば「それが活きる」ことを踏まえて学習をしていく方が、モチベーションにつながります。
そこで理系大学生にオススメの資格がこちらになります。
- ITパスポート
- TOEIC
- MOS(Microsoft Office Specialist)
- 秘書検定
などです。
特に「ITパスポート」は将来エンジニアとして活躍をしたい方にはオススメの資格です。そして「TOEIC」は①でも紹介したように、「英語力」を身に着ける過程で学習を進めることで取得が可能です。
インターンシップに参加
次は「インターンシップ」に参加することです。
「インターンシップ」は、就職活動を始める前に学生が、志望する企業の業務体験をする「職場体験」です。
入学したての学生であれば、将来自分がどんな会社に勤めてどんなことをしたいのか、イメージが湧かない方や、もう将来はこの企業に入るっていうのが目に見えている方がいます。
中でも、理系の大学生の多くが将来は「IT系」や「医療法人」など、自分が学んできたことを活かせるところに入ろうという方が多いです。
でも、「研究」に没頭するあまり企業の内部情報が得られず、就活に失敗するケースがあります。インターンが実施される時期は、主に長期休暇が入る「夏」と「冬」の2回に分けて実施されます。
実際にインターン対象は、「大学3年生」からというイメージが強いですが、1年生からインターンに参加される学生も中にはいます。
つまり休暇期間をうまく活用すれば、就活を失敗することなく円滑に事を進めることが可能ということになります。
【就活をやりたくない大学生へ】これからは多様化の時代! 選択の幅は自由だ!
研究・学習に集中する
前述・後述することとは「学生生活」をより良いものにするために必要なことですが、「学生」の本分は「学業に専念すること」です。
これを疎かにしては他のことも手付かず、結果として悔いしか残らない学生生活を送ることとなってしまいます。
実りある学生生活を送るためにも、日々講義や研究といった「学習」に意欲を燃やしましょう。
では学習に意欲を燃やすと何かいいことがあるのかという話になりますが、結論を述べるとあります。
「学校推薦」を頂くことがある
主にこれは「成績優秀者」に贈られるものです。
この推薦状を活用して「有名企業」にエントリーをしたり、研究室によってはこの成績を基として入場を許可する方もいます。
研究に集中することでいくつかのスキルが身に付く
研究室に所属することでそこから「専攻研究」を進めていくのが、理系大学生のセオリーともいえます。
その研究はもちろん自分のためにもなりますが、就活における「学生時代に何をしてきましたか」いわゆる「ガクチカ」への対応ができます。
もちろん中には「楽しいから研究に没頭していた」という方もいます。しかし、県杞憂を進めていく過程であなたは色々なスキルを身に着けています。それが「数値処理能力、論理的思考力、計画力、プレゼン力、コミュニケーション能力」です。
「研究」はある月にある「論文発表会」に向けて行っていくものが対多数を占めています。これに合わせて「研究」を進めていくわけですが、この時すでに「数値処理能力、論理的思考力、計画力」が発揮されています。そして発表会当日では「プレゼン能力」、他校の教授や学生から来る質疑応答への対応では「コミュニケーション能力」が発揮されています。
いずれの能力も、社会に出て無駄になることがないスキルです。
理系大学生がやっておくべこと【プライベート編】
次は理系大学生が「在学期間中」にやっておくべきこと「プライベート編」5選です。
長期休暇を利用して旅行する
まずは「旅行」です。
理系大学生は、長期休暇中も研究に没頭される方もいますが、こういう長期休暇期間にこそ、一度研究のことから離れてみましょう。そういう意味で「旅行をする」というのは絶好の機会といえます。
「旅行」をすることで、一度頭の中を整理することができたり、気分的にもリフレッシュできたりといいこと尽くしです。
また「旅行」することで、偏った考え方を改める機会でああったり、新しい価値観に触れられるなど、自己成長を促せる機会でもあります。
大学生らしい「青春」って?つまらない大学生活を抜け出して充実させる方法
読書や映画をする
次は「読書」と「映画」です。
この2つは文理系問わず「学生」であるときにすべきことです。
「読書」や「映画」はその作品に登場する「人物」たちが体験することを「追体験」できる機会です。具体的にどんなことを追体験できるのかというと、「主人公」となり、そこを起点に様々な人と接したり、自分が持ち合わせない価値観に触れたり、新しいことを学んだりできます。結果としてそれが自分の人生に英起用をもたらすきっかけになったりしますので、暇を見つけては「読書」や「映画」を嗜んでみましょう。
【大学生必読おすすめの本10選】読書で得た知識が今後の人生に実りを与えてくれる
【大学生におすすめ映画12選】多感な今だからこそ見るべき作品がたくさんある
部活・サークルに所属する
次は「部活・サークルに所属する」ことです。
学生のうちに所属していた「部活やサークル」は、今後の人生における何よりの宝となります。最も新しい出会いの場として「部活やサークル」は絶好の場であります。また、上下関係を学ぶ場でもあると同時に、様々な価値観を持った人と接する機会が最も多いのがこことなります。
大学生が1からサークルを作る方法!手順と長続きさせるコツを解説!
大学生はサークルに入らないとダメ?サークルに入らないメリット・デメリット
身になるアルバイトを始めてみる
次は「アルバイト」をしてみることです。
理系大学生にとって「アルバイト」をする時間までは確保できないと思われがちですが、働く時間を調節できれば、無理なく働くことは可能です。
また「アルバイト」を通して学んだことは「就活」における1つのアピールポイントであると同時に、幅広い年代層の方と接する機会でもあります。
それに仕事をすれば給与も入ってきます。この給与を通して「お金」の大切さ、その使い方について学ぶことができます。
大学生におすすめのバイト8選!バイトをしながら単位を取る方法を徹底解説
大学生に絶対おすすめしない8つのバイト!入って後悔する前に読んで!
バイトが続かない大学生の特徴!解決策とメリットとデメリットを紹介
自動車免許の取得
最後は「自動車免許」の取得です。
自動車免許の取得は就活前には絶対取得しておきたいものの1つです。
しかし、それこそ学校に通う時間がないという場合は、インターン同様「長期休暇」を利用することです。もちろん休み期間中に取るのは、講習状況に左右されがちです。なので「合宿免許」を利用しましょう。
通常のカリキュラムとはことなり、合宿形式で免許取得講習が進んでいくので、なかなか時間が取れない理系大学生には打って付けの取得方法といえます。
理系大学生がより良い学生生活を送るためには
入学前から計画を立てておく
前節で理系大学生がしておくべきことを、紹介しました。
これらは「今」から始めてみてもまだ間に合います。併せてこれから理系大学生になる高校生に同じことが言えます。
しかし、始めるならもっと早くからしておけばよかったと思います。じゃあ具体的にどれくらいの時期から取り組んでおくのがベストかという話になってきます。
前提として、人間それぞれに「この瞬間から意識改革をしろ」と言われても、急に変わることはありません。じっくり時間をかけていったその時「意識改革」というものが成立するといわれています。
じゃあいつからという話に戻りましょう。
悔いのない学生生活を送りたいという方は、計画性を持ってこの時から。来年以降理系大学生になられる方は、遅くとも入学式前までには計画を立てておくことがベストといえます。
「計画を立てる」といっても、中には長期的時間を見積もらないと自己実現しないものもあります。そこで「短期的」「中期的」「長期的」の3段階にやるべきことを振り分けて、それを目標としてやっていきましょう。
時間をどれだけ「投資できる」かが勝負
立てた目標を達成できるかはあなたの頑張り次第に寄ります。そしてそこにどれだけ「時間」を投資することができたかによって、結果は大きく変わってきます。
「今在籍している大学が他校よりも劣るから」などの理由を盾として、逃げているようじゃ前に進むことはおろか、自己実現することは夢のまた夢です。
この時、在籍している大学のランクが低かろうとも、自分の頑張り次第で、他校の学生とタメを張れるほどの実力を身に着けることは可能です。
そこには自分の頑張り、つまり「行動力」と「計画性」そして「継続力」を糧として「時間を投資すること」が大切です。
「得意」が活きる活動をして「モチベーション」維持、向上
「勉強」や「プライベート」、それぞれで理系大学生がやるべきことを、紹介してきました。
「やるべきこと」をやるためには「時間の投資」それに伴う3つの能力が不可欠ですが、ここでもう1つ大切なものがあります。
それは「モチベーション」です。
何か行動をするにしても、「モチベーション」がなければ、3つの能力が輝くことはなく、投資した時間を溝に捨てるようなものです。
では「モチベーション」を維持するもしくは上げるための策はあるかというと、あります。
それは以下のものです。
「得意」が活きる活動
まずは「得意」が活きる活動をしてみることです。
人間誰でも、「得意」が活かせる活動に意欲を燃やすものです。
では具体的にどんなものがあるかというと以下のものが挙げられます。
- 「プログラミング学習」を通して得た学びを活かして、サイトを立ち上げてみる(ブログやアフィリエイトなどを始めるきっかけにもなる)
- 塾や家庭教師、チューターとして学んだことを、小中高生相手に教える
- YouTubeに動画投稿をしてみる
などです。
中でも、「サイトを立ち上げてみる」ことは、実際に学んだことをアウトプットする機会にもなります。サイトがうまく軌道に乗れば、学生起業が成立、行く行くは個人事業主としての活躍が見込めます。
また塾や家庭教師、チューターのバイトは基本「夜」がメインとなることが多いのと基本シフト制です。またこのような場では他校の学生もアルバイターとして就業しているので、交流の場としても成立します。
恋愛をしよう
次は「恋愛」をしてみることです。
とはいうモノの簡単に実現できないのが「恋愛」です。
「恋愛」を成立させる場は、「アルバイト先」や「部活やサークル」などが挙げられます。
そもそもなぜ「恋愛」をすることが、「モチベーション」維持、向上につながるのかというと、「人間誰かのためを思うと何事も頑張れてしまう」という心理効果があります。
もちろん科学的根拠や裏付けはありません。
しかし、人は恋をすれば、ついその人のためになるならないことでも、「頑張りたい」と思うものです。その結果として、「モチベーション」の維持、向上につながるといえます。
「大学生・恋愛経験なし」にドン引き…?不安を解消して恋人をゲットする方法!
まとめ 思い立ったら「即」行動に移すべし
以上、理系大学生が充実した「学生生活」を送るためにやるべきこと、「勉強編」と「プライベート編」、そしてこれらをやるためにはどんなことを心掛けてやるべきかをご紹介しました。
大学生活は、社会人になる前にある最後の学生生活であり、圧倒今に時間が経ってしまうものです。
その間にどれだけの時間を投資してきたか、行動し切磋琢磨してきたかで、今のまま何も変わっていない自分でいるのか、成長した自分がいるのかが決まります。
大学生活4年間は、中学生活、高校生活以上速く過ぎ去ってしまうものです。
くれぐれもこの4年間を悔いなくいいものとしてください
大学生のうちにやるべきこと20選!就活で有利になる大学生活とは?