活を意識しはじめた学生の皆さんは、インターンという言葉をよく耳にすると思います。
そもそも企業の種類やインターンについてよく知らないという方も多いのではないでしょうか?
今回は、皆さんが気になっている大手企業についてと、インターンが就職にどう関係するのかについて紹介したいと思います。
大手企業のインターンってどんなものがある?
まずは、大手企業が開催するインターンをいくつか紹介します。
株式会社講談社
こちらは『少年マガジン』や女性誌『ViVi』などを出版する大手出版社です。
今年は1dayインターンを定期的に開催しています。講談社に興味をもってもらいたいという目的で、ジャンルごとの現場社員による仕事紹介、実際の業務をアレンジした課題に取り組み、フィードバックを受けるといったプログラムがあります。
社員や内定者に質問できる時間もあるので、気になることがあればこの機会に聞いておくと良いと思います。
講談社2021年度定期採用[さあ、ものがたりをはじめよう。]
フジテレビ(株式会社フジテレビション)
こちらのインターンは【アナウンス部門、ドラマ部門、音楽・クイズ・お笑いバラエティ部門・報道・情報部門、スポーツ部門、コンテンツ&メディア戦略部門、技術・IT部門、美術部門】とジャンルが細かく分かれています。
テレビを見ていればイメージしやすい部門から、普段見ることのできない裏方の部門まであります。
ジェットスター・ジャパン株式会社
ジェットスターは日本国内、アジア太平洋地域に就航する格安航空会社(LCC)です。
こちらは今年8月30日に成田空港で職業体験が開催されました。
LCCモデルやジェットスターについて知ることができたり、業務を一部体験できるプログラムです。
大手企業インターンへの参加は内定に関係があるの?
結論から言うと、インターンへの参加・インターンでの成績が内定に関わることは大いにあります。
なぜかというと業界や職種によってはインターンが本選考を兼ねている場合があるからです。
ですので、インターンを単なる職業体験と捉えていると、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性があります。自分が参加したいインターンがどんな目的で開催されるのか、事前にきちんとリサーチしておく必要があります。
また、人気の企業ではインターンに参加するための選考が行われる場合が多く、通過しなければインターンに参加することさえできません。
選考方法は企業によってES(エントリーシート)や履歴書、面接や能力テストなど様々です。ESの書き方や面接のポイントなどはあらかじめ知っておいたほうが良いでしょう。
業界によって内定にどれほど関わるかというのは差があるものの、近年のインターンは内定直結型のものが増えています。志望する可能性のある企業のインターンに参加する場合は、積極的に業務に取り組む、社員の人に質問するなどして自分の存在をアピールしましょう。
業界によってインターンを開催する目的が違う?
「インターン=職業体験」だと思っている学生も多いと思いますが、企業によってインターンを開催する目的は大きく異なります。
総合商社の場合、インターンに参加しているかどうかで企業をどのくらい志望しているのかを確認します。ですので、実際にその企業に入りたいと思った場合「インターンに参加したかどうか」が重要になってきます。また、インターンの選考でESを重要視している企業が多いのも特徴です。
保険会社や企業と取引する(Bto B)企業はあまり普段の生活で触れることのないため、「学生に知ってもらう・興味をもってもらう」という目的でインターンを開催します。
現時点で関心のない企業のインターンに行ってみると、自分の興味を知るきっかけになるかもしれません。
外資系企業のインターンの場合、意味合いとしては実際の選考とほとんど変わりません。企業は、インターンに参加した学生の力を実際の業務を通して確認します。外資系に興味のある方は、インターンの開催時期から本格的に志望動機などの準備をする必要があります。
大手企業のインターンはいつから始めれば良い?倍率は?
インターンの開催時期は?
大手企業・中小企業・ベンチャー企業に関わらず、学生が長期休暇中の7、8月(サマーインターン)や2月にインターンを開催することが多いようです。
申し込みは2、3ヶ月前が多いので、気になる業界のインターンがいつ開催されるのかは春から調べ始めることをおすすめします。
サマーインターンでは幅広く興味のあるインターンに参加し、自分の志望する業界や企業を固めていきましょう。2月のインターンでは、自分の志望する企業のインターンに参加できるのが理想的です。
企業へ自分をアピールすることができますし、自分がその企業で働くイメージも膨らませると思います。入社後のお互いの認識のズレを減らすことにも繋がります。
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大手企業のインターンの倍率は高い?
大手企業は、CMで見ることのできるような比較的知名度が高い企業が多いです。企業のことを知っている学生が多い分、興味をもつ学生も多くなり、必然的にインターンの倍率も上がります。インターンの選考を通過するためにも、ESの書き方や面接の練習などはしておいたほうが良いでしょう。
インターンってそもそも何?
元々は「実習生」というような意味があり、学生が実際に企業で働くことを経験できます。
学生と企業のミスマッチを減らせるため。最近は多くの企業がインターンを開催しています。学生は就職する前にどんな企業なのかを知ることができ、企業は採用前に学生の特徴や能力を知ることができます。
日本の企業が開催するインターンは主に二種類。短期のインターンと長期のインターンが存在します。内容は企業によって様々で、企業PRのために楽しく業務を体験できるものもあれば、グループワークを通して学生同士で意見を出し合い問題解決していくインターンもあります。
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大手企業ってそもそも何?
実は、大手企業には細かな定義がありません。
資本金または出資金の総額が3億円以下で従業員数が300人以下の会社のことを「中小企業」と呼ぶため、資本金または出資金の総額・従業員数が中小企業以上の企業を「大企業」と呼びます。大企業の中でも規模や知名度が高く、業界シェアの上位に位置する企業のことを一般的に「大手企業」と呼びます。
大手企業に就職するメリット・デメリットは?
必ずしも大手企業に就職したほうがいいというわけではありません。
大手企業に就職する際のメリット・デメリットを把握した上で、自分に合った企業を選びましょう。
メリット
- 給料が高く、比較的安定している
- 社会に対する影響力が大きい
- ネームバリューがある
- 優秀な人が多い
デメリット
- 社内競争が激しく、出世が難しい
- 裁量権(自分で物事を決定する権利)があまりない
- トップの存在が遠い
中小企業やベンチャー企業にはその反対のことが言えます。
まとめ
企業によってはインターンに参加しないと内定のチャンスを逃す可能性もあります。
開催時期や選考方向、インターンを行う目的など、興味のある業界や企業があればなるべくはやくリサーチしておいたほうがいいでしょう。
また、「自分の行きたいインターンがない…」「興味のある業界・職種がわからない…」という方も、企業をより深く知るためにインターンに参加してみてはいかがでしょうか。もしかして興味がもてる企業に出会えるかもしれません。