新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、オンライン授業を取り入れた大学は多いですよね。
今大学生で、対面授業がほとんどないため、基本的に自宅でオンライン授業を受けている、という方も多いのではないでしょうか。
オンライン授業にまだ慣れていない方、オンライン授業が不安という方に向けて、大学でのオンライン授業のメリットやデメリット、対処法を紹介します。
是非参考にして、快適にオンライン授業に取り組んでください。
オンライン授業の種類は主に2つ
オンライン授業には、オンデマンド型と双方向型の大きく分けて2つの種類があります。
授業の受け方や特徴がそれぞれ大きく異なるため、その違いや特徴を紹介します。
オンライン授業を受ける場合は、事前にその講義がどちらのタイプなのか把握することを忘れないようにしましょう。
オンデマンド型授業
オンデマンド型授業とは、事前に録画した講義の映像を配信するというものです。
リアルタイムではないため、その場で教授とやりとりをすることは不可能です。
配信された講義動画は視聴時間の制限がないため、自分の好きな時間や場所でいつでも受けることができます。
双方向型授業に比べ、融通が利くので自分の生活スタイルに合わせて講義を受けることができます。
また、動画の巻き戻しや停止をすることも可能なため、授業においていかれる心配やメモの取り忘れを防ぐことができます。
双方向型授業
双方向型授業はオンデマンド型との一番の違いとして、リアルタイムで配信している、というものです。
リアルタイムのため、その場で教授に質問や意見を言うことができ、双方向型授業に比べて対面授業に近い型式です。
通信環境が悪いと、途中で映像が切れてしまうこともあるため、注意が必要です。
オンライン授業のメリットは多い
オンライン授業は実際どのようなメリットがあるのか、気になる方も多いと思います。
ここでオンライン授業のメリットを詳しく説明するので、不安がある大学生もチェックしてみましょう。
場所を問わずに授業を受けることができる
環境さえ整っていれば、どこにいても授業を受けることができるというのは、オンライン授業と対面授業の一番の違いでもあり、大きなメリットです。
基本的に自宅から講義を受ける大学生が多いと思いますが、自分の集中できる環境を作り、一人で講義を受けることができるため、より集中力も高まります。
自宅が大学から遠いという学生にとってもありがたいことだと思います。
また、通学のために満員電車に乗ることや人が多い場所に出ることもないため、衛生面でも安心できます。
時間を有効活用できる
オンライン授業になることで、通学時間や、大学へ行く準備の時間を大幅にカットできるので、時間を有効活用できます。
遅延などの想定外のトラブルにより授業に遅刻するという心配も無くなり、今までに比べて時間に余裕ができる大学生が多いのではないでしょうか。
今まで、大学に行くために費やしていた時間を、課題や復習、プライベートにもまわすことができるので、より充実した生活も送れます。
自分のペースで学習できる
オンライン授業では、講義によって受ける時間が自由なものもあります。
自分の好きな時間に講義を受けることで、自分のペースで学習を進めることができます。
対面授業では、授業の早さについていけない、遅刻してしまい授業においていかれた、ということもありますよね。
オンライン授業になることで、このような心配を防ぎ、自分に合った勉強スピードを保てるため、より授業を理解できます。
自分の分からない部分を明確に把握できるので、復習もしやすくなるでしょう。
質問など発言がしやすい
オンライン授業では、チャット機能も充実しているため、対面授業に比べて、質問などの発言を気軽にすることができます。
対面授業だと、質問するタイミングやしかたに悩むことや、周りの私語が多く、質問しにくい雰囲気になることも多いでしょう。
チャットでの質問であれば、タイミングを気にすることもなく、雰囲気にも左右されないため、意見が言いやすいです。
オンライン授業でチャット機能がある場合は積極的に活用することがおすすめです。
災害時など今後も活用できる
今のうちにオンライン授業になれておくことで、今後災害時や想定外のトラブルが起こったときも対応できます。
以前までは、災害時などは自宅学習になり授業を進められないことや、通学するかしないかなど、連絡が遅く何もできない時間があったこともありますよね。
今後は非常事態にもオンライン授業という方法があることで、時間を無駄にすることなく学習に取り組むことができます。
オンラインに対応できることは、社会に出てからも必要になるため、大学生のうちにオンライン授業や環境に慣れておくことは大切です。
オンライン授業にはデメリットも
オンライン授業にはデメリットもあります。
デメリットについても詳しく説明するので、事前に把握しておきましょう。
課題が多い
オンライン授業だと実技や集団討論など、対面授業に比べてできないことも増えます。
その分を補うために課題が増えるということが多いです。
以前に比べて課題の量に、負担を感じる大学生も少なくないのではないでしょうか。
オンライン授業をとる際は、事前に単位獲得基準を把握し、課題やレポートの多さや試験方法を確認しましょう。
身体的疲労
オンライン授業によって身体的疲労を感じやすいという大学生も多いです。
長時間同じ体制で、パソコンやスマートフォンの画面をみるため、目や肩や首が疲れることが多いでしょう。
オンライン授業が始まったばかりの大学生や、オンライン授業を詰めて多くとっている大学生は、より疲労を感じやすいかもしれません。
事前にオンライン授業を受けるにあたって快適な道具を揃えると良いかもしれません。
精神的疲労
オンライン授業により、友人と会えないことなどから精神的疲労がある場合もあります。
対面授業とは違い、オンライン授業は一人で受けるため、ずっと一人でいることにストレスを感じる大学生や、会話する相手がいないことで息抜きができないという大学生も多いでしょう。
一人でいることで、退屈さや疲れを感じやすい大学生は、少し外に出て散歩をすることや、友人と電話をすることで、積極的に気分転換をしましょう。
怠けてしまう
オンライン授業では、実際に教授のめがないため、怠けてしまう大学生も多いです。
自宅にいることで、やる気も起きず、集中力が続かないこともあるでしょう。
そうすることで、授業内容が頭に入らない、未視聴の講義動画をためてしまう、課題ができない、という問題が起こる可能性があります。
環境整備が大変
オンライン授業では通信環境が悪いと、音や映像が乱れてしまい、まともに授業が受けられないことがあります。
また、パソコンにあまり慣れていない大学生も多いため、操作方法が分からない、パソコンやタブレットなどの端末を準備できていないということもあります。
オンライン授業は事前に用意する機械や通信環境の設備が必要なため、不満に感じる大学生も多いかもしれません。
オンライン授業に疲れたときの対処法
今の段階ではオンライン授業に慣れていないため、むしろデメリットを大きく感じる大学生もいるのではないでしょうか。
オンライン授業によって疲れたときの対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてオンライン授業と上手に向き合いましょう。
こまめに休憩を挟む
授業中にこまめに休憩を挟むことは大事です。
ずっと同じ姿勢で画面を見ているだけでも、身体へのストレスは大きいです。
少しのストレッチや、軽く伸びをするだけでも、しんどさや疲れは取り除けるので、試してみましょう。
友人と積極的に関わる
オンライン授業により、人と接する機会も減りストレスがたまることも多いですよね。
日頃から友人に積極的に関わり、電話などで話すことで、良い息抜きにもなります。
テレビ電話を使ってお互いの顔を見ながら話すことも楽しいかもしれません。
たくさんの課題が出たときも、一人で黙々とこなすのではなく、友人と相談しながら一緒に取り組むことで、そこまで負担を感じずに終わらせることができるでしょう。
時間を決めてメリハリを付ける
目標時間などをきめてしっかり切り替えることも大切です。
オンライン授業だとどうしても、メリハリがつかず大変だと感じることがあるでしょう。
自分で何時までは真面目に取り組む、何時までに課題を終わらせるなど、時間を決めてその間に集中することで、変に疲れてしまうことがなくなります。
オンライン授業をどのように活かすか、全て自分次第になるので、周りに差をつけられないためにも、しっかり自分の環境を整えて取り組みましょう。
楽しみを作る
授業後に楽しみをつくることで効率よく頑張ることができます。
何もないままオンライン授業を続けているだけだとしんどく感じてしまいますが、自分のプライベートを充実させることで、ストレス解消にもなるのでおすすめです。
また、オンライン授業を受ける場所を少し変えるだけでも、気分転換になるのではないでしょうか。
まとめ
オンライン授業も増え、受けている大学生も多いですよね。
オンライン授業はメリットも多いですが、その分デメリットもあるため、どんなデメリットがあるのか、事前に把握して自分に合った環境を整えることが大切です。
オンライン授業によるストレスでふさぎ込むことがないように、デメリットに対してどのように向き合うかが必要です。
自分次第で、デメリットはメリットにも変えることができます。
前向きに考え行動することで、良い状態でオンライン授業に取り組めるようにしましょう。