大学生活最後の試練といえば、就活ですよね。
「留年をしてしまったから、就活は厳しそう……」と考えている人はいませんか?
留年したことで不利になるのでは?と悩む気持ちはすごく分かります。
しかし、実は留年の経験が強みにもなり得るのです。
この記事でお伝えする就活のコツを知り、留年の経験を糧にして就活を乗り越えましょう。
本記事では、「留年すると就活で不利になるの?」という疑問にお答えし、留年を強みに変える就活のコツをお伝えします!
留年で悩んでいる就活生は必見です!
留年すると就活で不利になる?
結論から言うと、留年しても就活で不利になるとは限りません。
なぜならば、面接官は留年した事実では無く、その理由を重視するからです。
例えば、留年の理由が「海外留学をしていたから」だった場合は、好感度が上がりますよね。
このように理由がポジティブであれば、留年が強みになります。
とはいえ、「大学生活でだらけてしまって留年した」という人もたくさんいるのではないでしょうか。
そんな方も怯えなくて大丈夫です!
先程お伝えしたとおり面接官は理由も重視しますが、「留年をどのように挽回したのか」「留年からどのようなことを学び、どう成長したのか」にも注目します。
つまり、留年の理由、努力、成長は、他の人が経験していない強みとして語れるのです。
後半では、「具体的にどうすればいいの?」という内容についてお話ししていきます。
留年すると書類審査で落とされる?
留年が理由となり、エントリーシートなどの書類審査で落とされることは滅多にありません。
なぜなら、書類だけ見ても留年の理由が分からないからです。
書類上では海外留学など目的のある理由で留年したのか、体調を崩したり家庭の事情だったりによって留年せざるを得なかったのか、だらけてしまったことが理由で留年したのか全く分かりません。
そのため、留年の事実だけで落とされることは滅多にないのです。
面接で留年の理由を訊かれる?
必ず留年について質問されるとは限りません。
なぜなら、
- 留年理由より他に聞きたいことが沢山あるから
- 留年に対してマイナスのイメージを持っていないから
- 年齢について聞かないと決めているから
など、企業が「聞く必要がない」と考えている場合があるからです。
とはいえ、少なからず留年理由を聞いてくる企業は存在します。
しかし、質問するのは「だらけていたからでは?」と疑っていることが理由ではありません。
- 人柄を知るため
- 海外留学など、なにか人と違った経験をしていないか知りたいため
- 事故や病気の確認をするため
など、あなたを知りたいと思っているからです。
そのため、理由を聞かれた場合でも怖じ気づかず、しっかりと答えるのが重要になります。
留年した人必見!就活のコツは?
ここでは面接で留年がマイナスにならない受け答えのコツをお伝えします。
伝え方次第では強みにもなり得るので、留年経験のある大学生は必見です!
留年の理由は正直に答える
まず前提として大切なことは、「ウソをつかず正直に答えること」です。
「大学時代にだらけて留年した……」という人は、つい隠したくなりますよね。
しかし、ここでウソをついても面接官にはバレています。
面接官は何百人と面接しているので、簡単に見抜いてしまうのです。
失敗してしまうのは誰にでもあること。言い訳せず素直に話しましょう。
また、留年の事実を隠して面接を受けるのは絶対に避けて下さい。
これは学歴詐称にあたり、就職後にバレた場合、最悪解雇になってしまいます。
必ずウソをつかず書類を作成し、面接では言い訳をせずに受け答えしましょう。
留年をしてしまったことへの反省を述べる
「遊びすぎて留年してしまった」など、良くない理由で留年した場合、先に反省の気持ちを伝えておくのがおすすめです。
先に自分から反省することで責められるのを避けられます。
また、言い訳せずに反省することで、素直で正直な印象を与えられます。
おすすめは正直に理由を伝え反省した後に、「挽回するためにどのようなことを頑張ったか」を伝えることです。
面接官に責められる前に自分から打ち明けてポジティブな方向に持っていきましょう。
留年の理由を具体的にポジティブな表現で伝える
留年の理由はネガティブな場合でも、ポジティブな方向に持って行くことが可能です。
コツは失敗をバネにどう頑張ったかを伝えること。
理由を述べるとき、
- 理由+挽回のために何を頑張ったか
- 理由+留年した一年にどのような活動をしたか
- 理由+気持ちにどのような変化があったか
など、ポジティブな方向に繋がるように話しましょう。
また、その時に重要なのは「具体的に話すこと」です。
実際のエピソードを盛り込んで、努力などを伝えましょう。
そうすることで、失敗から学ぶ姿勢を評価してもらえたり、人柄に興味を持ってもらえたりします。
失敗から学んで今後につなげることは、働く上ですごく重要です。
留年を経てどう成長したかも一緒に説明して、ポジティブな印象になるようにしましょう。
留年をして学んだことや成長したことを伝える
留年したことで、何を学び、どう成長したかを伝えるのがすごく重要です。
- 留年したことでどんな辛いことがあったのか
- どう人に迷惑をかけたのか
- なにを後悔しているのか
をしっかりと説明した後に、留年したことで
- 何を学んだか
- その失敗をどう克服したか
- 自分の弱い部分をどう努力して直していったか
- どんな活動をして、どう成長したか
を話しましょう。
それらをアピールすることで、「逆境にも負けない人」や「失敗から自分を改められる人」という評価を受け、むしろ強みになります。
必ず理由とセットで、成長したことを伝えましょう。
入社後に頑張りたいことを伝える
留年はあくまでも過去のこと。大切なのは企業に入社してからどう頑張りたいかです。
留年の話題を引きずりすぎず、「未来」への展望を語るようにしましょう。
留年経験で学んだことから、これからどういう自分になりたいのか、どう頑張ってきたいのかを伝えることが重要です。
表情とトーンに気を付けながら、しっかりとした口調で伝える
留年理由を伝えるときは、話し方や表情も重要になってきます。
どんな理由であれ、自信を持ってハキハキと答えることが大切です。
例えば留年理由を聞かれたとき、自信がなさそうに「単位を落としてしまって……」と答えると、「あまり勉強をしなかったんだな」とネガティブな印象を持たれてしまいます。
しかし、はっきりと留年理由と今後の展望を述べると、「今は頑張っているんだな」とポジティブな印象を与えることができます。
話し方や表情によって印象は変わってくるのです。
常に明るくハキハキと話し、面接官に良い印象を与えるように意識しましょう。
注意!留年したときに面接でしてはいけないこと
留年を強みにする方法をお話ししてきましたが、マイナスイメージを与えてしまう方法も存在します。
ここでご紹介する面接でしてはいけないことを参考にして、気を付けましょう。
ネガティブな表現を繰り返す
自分の失敗や後悔を話し続けても、良い印象にはなりません。
面接官は普段のあなたを知らないので、ネガティブな内容をあなたの性格だと受け取ってしまいます。
「頑張れなかった」「自分は時間にルーズな性格だ」などと、ネガティブな表現を繰り返すのはやめましょう。
学んだことや成長したことをアピールしてポジティブな方向に持って行くことが重要です。
曖昧に答える
留年の理由を曖昧に答えるのはやめましょう。
単位が足りなくて留年した場合に
「遊びすぎました」
「授業にいきませんでした」
などと曖昧に答えると良い印象は持たれません。
理由は客観的かつ明確に伝えるようにしましょう。
ウソを語る
ウソを語っても面接官にはバレてしまいます。
言いたくない理由でも、正直に話しましょう。
留年してしまったときの裏技とは?理由作りをしておこう!
留年の理由が「遊びすぎた」や「だらけてしまった」など良くない理由でも、留年した1年間で対策をすれば留年を強みに変えられます。
留年してしまった場合でも、その期間に色々な体験をしてエピソードを作っておくと、就活に活きるのでおすすめです。
おすすめは、
- 海外旅行をして日本ではできない経験をする
- 話のネタになるような珍しいアルバイトをしてみる
- 起業をしてみる
- 課外活動で実績を残す
- 長期インターンシップに参加する
- ボランティアをたくさんする
- 難しい資格を取得する
- 新しい習い事をはじめてみる
- 自分の強みを作る
などです。
ぜひ、自分にしかできない経験をして、エピソードなどを作って下さい。
そうすることで、ネガティブな理由が原因の留年も、自分の強みにすることができます。
おわりに
本記事では、「留年すると不利になる?」という疑問にお答えし、留年を強みに変えるコツをお伝えしました。
就活はとても大変です。
「留年をしたせいで内定がもらえない」と落ち込みがちですが、視点を変えればいくらでもポジティブなものに変えられます。
ぜひこの記事でお伝えした就活のコツを参考に、辛い就活を乗り越えて下さい!