グループワーク形式のインターンって?どんなことをするの?
どんなことを注意すればいいの?人事はなにを見ているの?
わからない事が多くあるグループワークについて、完全解説していきます!苦手意識を持っている人もこれを読んだら苦手意識がなくなります!
インターンで行われるグループワークとは?
まずグループワークとはどのようなものなのでしょうか。
グループワーク型のインターンとは、数人のインターン生がある特定の議題や問題について意見を出し合い協力して達成するという形式のインターンです。
1グループ当たりの人数は10人以下で行われることがほとんどです。
個々の意見をまとめて、グループの考えをまとめていき、それにそって1つの課題を解決したり1つの物を作っていったりしていくことが主な内容です。
グループディスカッションというのも聞いたことがある方が多いのではないのでしょうか。
グループワークとグループディスカッションはどちらもよく耳にしますし、決定的な大別はなされませんが、違いはあります。
以下でそれぞれについて説明していきます。
グループディスカッションとグループワークはどう違うのか?
グループワークとグループディスカッションはグループで1つのことに取り組むという点でとても似ています。
しかし、決定的な違いがあります。それは、そのグループの中だけで完結するのか、それとも他のグループとの比較検討がなされるのかという点です。グループディスカッションは、基本的にそのグループの中で完結します。
それに比べて、グループワークはグループの中で1つのものが完結したあと、他のグループと比較がなされます。そこまでの過程が終わって初めてグループワークは意味を成すのです。よって、グループワークでは、同じ課題に対して2度や3度、グループで話しあってそれを全体で発表するという流れを繰り返すこともあります。
さらに、グループディスカッションが1日で終わることが多いのに対して、グループワークは数日かけて行うこともしばしばある、という点も相違点として挙げられます。
グループワークの種類
グループワークには、大きく分けて2つの形があります
それは、「作業型」と「プレゼン型です。」どちらもグループワークであるので、グループで意見を出してまとめてそれを他のグループと比較するという点は同じです。では何が違うのか、以下で詳しく解説していきます。
作業型とは?
作業型とは、まずすべてのグループに同じ課題が与えられます。
その内容がなにか実際にモノを作り上げることなのです。これが作業型の特徴です。文字通り手を動かして作業するのです。具体的な課題の例と、ポイントを見ていきましょう。
作業型の例とポイント
課題:ストローをたくさん使ってなるべく高くて、倒れないタワーを制限時間内に作りなさい。
ポイント:まず皆で話し合ってどのようなものを完成させるのか筋道を決定する。その後、それぞれで役割を分担するなどして、効率よく進めていくことが太切です。自分から意見を発信して、自分の役割を全うすることが良いモノを創ることにつながりますし、その力が求められています。
:プレゼン型とは?
プレゼン型とは、ある1つの議題についてグループで話し合って、グループとしての意見をまとめて、それをパワーポイントなどを用いて他のグループに発表するというものです。それでは具体的な例を見ていきましょう。
プレゼン型の例とポイント
課題:どうすればポイ捨てを無くせるか。
ポイント:流れは作業型と同じで、皆で意見を出し合い、グループの考えをまとめることから始まります。次にそれを発表するために意見を分かりやすくまとめて、発表の順序を整えたりパワーポイントを作成したりすることが求められます。
ここでも自分の意見を積極的に言うことが求められますし、発表する際の役割分担をしっかりすることが求められます。
:グループディスカッションの種類
グループディスカッションには、大きく分けて3つの種類があります。
すべての種類に共通して言えることは、どれもグループワークとは違って、そのグループ内で1つの事柄について話し合い、完結させるという点です。ではそれぞれの種類について詳しく見ていきましょう。
それは、「自由討論型」と「ディベート型」と「選択型」と「ディベート型」です。
:自由討論型とは?
自由討論型の一番の大きな特徴は、答えがない議題について自由に話し合うということです。
よって、意見は人それぞれです。よって、結論が重要視される訳ではないのです。よって、グループワークの「プレゼン型」によく似ています。では例を見てみましょう。
自由討論型の例とポイント
課題:少子高齢化が進む中でその解決策について話し合ってください。
ポイント:まず、自分の意見をはっきりさせることが大切です。曖昧で抽象的な結論ではなく、しっかりとした具体的な意見を出しましょう。
しかし、ここで気をつけねばならないことは、先にも述べた通り、結論が大事な訳ではないということです。重要視されるのはその結論に至った過程です。よって、なぜその結論に至ったのか、その結論にどんなメリットがあるか、他の人の立場と比べた時の優位性はどんな所にあるか、といったことがはっきり言えることが大切です。
:選択型とは?
選択型の大きな特徴はあらかじめ結論となる選択肢が与えられているということです。
各々があらかじめ与えられた複数の選択肢から結論を選び議論を進めていきます。選択型も自由討論型と同じでその意見を選んだ理由を述べることが求められます。具体的な例を見ていきましょう。
選択型の例とポイント
例題:諸外国に売り出すなら、たこ焼きか、お好み焼きか、もんじゃ焼きか?
ポイント:ここで重要なことは、それぞれの選択肢にそれぞれの良いとこと悪いとこ(メリットとデメリット)があるということです。つまり、複数の選択肢のメリット同士、デメリット同士を比較することが求められます。その上で自分の選んだ選択肢が他と比べてどう優越しているかを述べることが最も大切です。
:ディベート型とは?
ディベート型のグループディスカッションは他の2つの型と比べると少し異なります。
まず前提として、1つの議題に関して2つの立場があり、インターン生はそれぞれ2つの立場に分けられます。
自分の考える立場ではなく企業によって自分の立場が決められるのです。その立場に沿って理由を考えていかねばなりません。
例を見てみましょう。
ディベート型の例とポイント
例題:中学校の習う科目の技術家庭科のうち片方のみを残すとしたら技術科か、家庭科か?
ポイント:まずは、「選択型」のポイント同様、自分の割り振られた選択肢とそれに対立する選択肢のメリットとデメリットを理解することが大切です。「選択型」と異なることは、本来の自分の考えと逆の立場に立って考えねばならないことがあるということです。
自分の立たされた立場から議論を進めて、しっかりと正当性を説くことが求められます。
グループワークはどんな感じで進んでいくのか
インターンでグループワークを行う場合、その前に社長や人事の方のお話を聞く時間がある場合が多いです。
その後、休憩や昼休みなどを挟んでグループワークに移ります。1日で終わるグループディスカッション型のインターンの場合はその日のみ話し合って終了します。
しかし、数日わけて行われるインターンの場合には、分けられたそのグループで時間をかけて協力して練り上げていく場合が多いです。よって、チームワークの良さも大切になります。
グループワークで最も大切なことは”自分から行動する„こと!
グループワークで最も大切なことは、話し合いや作業に”参加„することです。ぼーっとその場に立っているだけでも時間は過ぎていきます。
しかし、自分から進んで考えたり行動したりしないのならばインターンに参加した意味は一切ないです。
「他の人が進めてくれるから自分はいいや」という考えではダメです。勿論議題が自分にとっては難しかったり馴染みがなかったりすることもあります。
そのような時は、まず他の人の意見をよく聞きその上で、自分の意見を考えていくようにすると良いです。
ただがむしゃらにではダメ!
自分から行動することが大切であるとはいえ、ただ何も考えずに行動すればいいというわけではありません。何度も説明してきましたが、論理的に考え論理的な行動をとったり、論理的な発言をすることが大切です。
また、そのグループの中での自分の役割を考えることも大切です。
皆が皆リーダーシップをとってもいけませんし、リーダー的な存在の人がいないのも作業が進まず非効率的です。
そのグループの中での自分の役割を全うしていきましょう。
グループワークで企業が見ているポイント
では、企業側はどのような視点でインターン生を評価しているのでしょうか。
企業側がどのようなことを考えてインターン生を見ているかを知ることは、自ら
を企業にアピールする上で非常に役に立ちます。
では、企業がどんなことに重きを置いているのかを実際に見ていきましょう。
協調性と協議性
まずは協調性についてです。
グループワークはグループ皆で協力しあうことが大切であり、独りでじっくり考えるよりも、意見を言って皆で話し合うことの方が大切なのです。よって、どんどん意見を言ってグループ皆の考えを取り入れて考えていけるといいです。
次に協議性です。
グループは皆がいてグループなのです。意見を言えていなかったりついていけていない仲間の意見を積極的に聞き出してあげたりすることも大切です。
そして企業もこのようなことをしっかり出来ているインターン生には一目置きます。
思考力と想像力
そして、グループで考えることも大切ですが、個々の考え方も企業側は見ています。
薄っぺらくて中身のない意見は誰でも言えます。そうでなくて、深く考えてそれを自分の考えとして、伝えることが大事です。
そして、他の人と違う角度から物事を捉えて考えることも時には大切です。
あまり良い意見が出ず、話し合いが停滞してる時には、突破口を見つける人にもなり得ます。
企業は物事を深い所から考えることができて独創力がある人材を必要としています。精一杯頑張ってください。