インターンは就活に効果的なイベントであることは多くの就活生が理解しているはずですが、その中でも最も重要と言われているのが「冬インターン」です。
行かないと就活で不利になるとまで言われる冬インターン。
まだ参加するか迷っている方は、そのままでは就活に失敗してしまうかも知れません。
参加することで得られるメリットなどを学び、就活戦略を立て直しましょう!
冬インターンとは?
冬インターンとは、12月から翌年の2月頃にかけて開催されるインターンシップのことを指します。
数週間から数カ月かけて行われる長期インターンの開催は冬場には少なく、数日から1週間程度で終わる短期インターンや1日だけで終わる1dayインターンが中心です。
夏より数は多くはありませんが、秋や春に比べると開催数は多めです。
冬インターンの特徴
夏場のインターンは企業紹介の意味合いが大きいと言われますが、冬インターンは就職活動としての意味合いが大きくなると言われています。
年末も近づいてきたことで就活生も応募する企業選びなどを真剣に考えており、企業側としても優秀な就活生を見つけ出し、可能であれば囲い込みを行いたいと考えています。
つまり就活生と企業の双方が「内定」を強く意識ているのが冬インターンなのです。
インターンで行われる活動内容も、より実践的であったり能力を試す内容が多くなります。
その他の季節のインターン
・夏インターン・・・7月から9月頃まで開催。数も多く様々な期間のインターンが開催される
・秋インターン・・・9月中旬から11月頃まで開催。開催数は少なめで短期インターンや1dayが中心。
・春インターン・・・2月中旬から6月頃まで開催。短期や1dayインターンが多いが、開催時期や対象学年により企業紹介中心であったり、選考を強く意識されるものであったりと内容は大きく異なる。
冬以外にも年間通して様々なインターンが開催されています。
その時期により開催されるインターンの期間や内容に特徴がありますので、目的に合わせて参加時期を選ぶのも良いでしょう。
冬インターンに行かないと就活で不利になる?
まず「冬インターンに行かないと、どこからも内定が受けられない」なんてことは決してありません。
なのでその点に関してはご安心していただいてOKです。
ですが、この時期のインターンは他の時期よりも「内定に繋がりやすい」のは事実です。
そう考えれば「行かないと就活で不利になる」というのは、あながち間違いとは言えないかも知れませんね。
冬インターンに参加するべき3つの理由
就活を成功させたいと考えているのであれば、冬インターンへの参加をおすすめします。
もちろんおすすめするのには理由があり、「インターンなんてどの時期でも同じでしょ?」と思っているなら大きな間違いです。
これからご紹介する冬インターンだからこその「参加すべき3つの理由」を読んで、本当に参加しなくて大丈夫かをもう一度考えてみてください。
内定へ直結する可能性がある
冬のインターンに参加し、素晴らしい意見を発表したりリーダーシップを発揮したりするなど優秀な成績を納めることに成功した場合、内々定が得られる可能性も高くなります。
またこの時期のインターンに参加した方に対して、本選考時に何かしらの優遇を行う企業も少なくはないようです。
採用選考へ向けての練習になる
企業側としても採用選考へ向けて準備を始めている時期でもあり、インターンに参加する時点でエントリーシートの提出や面接などを行い優秀な就活生を絞り込もうとする傾向があります。
特に面接はできだけ多く経験することで、本選考へ向けての練習にもなります。
面接時に聞かれる内容も選考を意識した質問が多くなりますので、練習としての効果も一層大きくなります。
インターン採用のみの企業が存在する
夏インターンよりも冬インターンの方が内々定を得られる可能性は高くなるのですが、中にはインターンの活動内容だけで内定者を選ぶ、「インターン採用のみ」という企業も存在します。
建前上、インターンは内定に直結しないことになっていますが、現実はそうではなく採用選考よりも重視されていることもあるのです。
インターン採用のみの企業に就職したいのであれば、冬インターンへの参加は必須となりますね。
冬インターンに参加するメリット
参加するだけの理由があるのが冬インターンですが、それ以外にも「冬だからこそ得られるメリット」があります。
就活生が就職に関して真剣に考えており、本選考が行われる時期が近づいている冬インターンは他の時期とは得られる効果に違いが現れやすいのです。
入社後をイメージしやすくなる
この時期になれば、多くの就活生は希望する業界なども絞れてきているはずです。
「希望する業界を絞る」という目的の方が多い夏場のインターンと違い、冬インターンに参加すると入社後の自分がイメージしやくなり、それは将来的にも大きなメリットになります。
働きだしてからの姿がイメージできることで入社後のギャップを少なくすることが可能となり、自分が働きたいと思える企業が見つけやすくなります。
印象に残りやすくアピール効果が高い
単純な話ですが、本選考になるべく近い方が同じだけの成果を残したとしても印象に残りやすくなります。
つまり同じ活動内容のインターンで同じ結果を残したとしても、夏よりも冬のインターンの方が印象に残りやすく内定が近くなるということです。
もちろん実際には夏と冬で行われる内容には違いがあります。
ですがアピール効果が高いのは冬というのも確かなことなのです。
冬インターン参加前の注意
できる限り冬インターンには参加するべきですが、何も準備せずに当日を迎えても良い結果は期待しにくくなります。
冬インターンへ向けて行っておくべき準備や注意点をご紹介しますので、当日へ向けて少しずつでも準備していきましょう。
応募のタイミングを逃さない
インターンへ参加するには応募しなくてはなりません。
冬インターンの募集は9月頃から始まりますので、この時期が近づけば企業のホームページやインターシップに関する情報を紹介するサイトなどをチェックするようにしてください。
いくら気合をいれていても応募するのを忘れていては、インターンに参加することはできませんよ。
社会人としてのマナーを学んでおく
冬のインターンで企業へのアピールに成功すれば、内定はグンと近づいてきます。
ですが逆に悪い印象を残してしまうと大きな問題になりかねません。
企業からの印象を悪くしてしまう大きな原因となってしまうのが、「マナーの悪さ」です。
性格や人間性は就活で何より重視されます。
ビジネスマナーなどを全く守れずに社会人としての資質に疑問を抱かれてしまわないように、社会人としてのマナーについて学んでおくことをおすすめします。
企業研究をしっかり行う
どの季節のインターンに参加する際にも言えることですが、企業研究は可能な限り行っておきましょう。
インターン先に関する情報を集めずに参加してしまうと、見当違いのことを質問してしまったり回答してしまうことになるかも知れません。
少なくとも、企業の公式ホームページに書かれている内容には目を通しておくようにしてください。
グループワークに備える
冬のインターンは短期であることが多く、企業から提示された課題に複数の就活生がチームとなり取り組むグループワークがよく行われます。
何度かインターンに参加しグループワークの経験があれば別ですが、初めて挑戦する場合は雰囲気になれるのに時間がかかったり、中々自分の意見が出せないこともよくあることです。
そうならない為には冬までにインターンに参加して経験を積んだり、ネット上の情報や本などを参考に対策法を学んでおくと効果的です。
インターンに行くか悩んだら1DAYインターンもおすすめ
必要性は感じていてもインターンに参加する踏ん切りが付かないのであれば、まずは1dayインターンへの参加をおすすめします。
他の季節の1dayインターンでは企業説明会程度の内容で終わることも少なくありませんが、就活も終盤が近づいてきた冬場では1dayでもグループワークが行われることが多く、インターン経験を積むのに手軽です。
行くか悩んでいるのなら、勇気を出してまずは1dayインターンに挑戦してみましょう。
1Dayインターンって就活に意味あるの?目的と内容を分かりやすく解説
長期インターンなら企業との相性までわかる!
冬のインターンでは多くはありませんが、長期インターンに参加すればより深い企業研究が行なえます。
実際に仕事をする有給インターンなどでは自分と企業との相性までわかりますので、本当に働きやすい企業を見つけるためには非常に有効です。
長期インターンを探すなら、夏のインターンで探せば見つかりやすくなります。
春インターンがラストチャンスになることも!
内定への近道となりやすい冬インターンですが、春インターンには最後のチャンスが待っているかも知れません。
ただ春インターンは翌年の就活生に向けた企業紹介として開催されることもあり、どの学年向けなのかを判断して申込みを行う必要があります。
ですから春インターンをあてにして、その他の季節のインターンをスルーするのは決しておすすめできません。
インターンはできるだけ参加して損はない
インターンは参加する回数に制限があるわけでなく、全ての季節で参加したとしてもデメリットはありません。
ですが本業である勉強をおろそかにしたり、無理なスケジュールを組んでしまい内容が薄くなってしまっては参加する意味が小さくなります。
無理のない範囲で興味のあるインターンにできるだけ参加するようにすれば、数多くの知識と経験を手に入れることができるはずです。
冬インターンは就活における大きなチャンス
各季節で開催されるインターンの中でも、就活における最も大きなチャンスが待っているのは「冬インターン」です。
後になって「参加しておけば良かった・・・」なんて思うことがないように、勇気とやる気を出して行動しましょう。
「冬インターンに行かない」のは、せっかくのチャンスを逃すことになりかねませんよ。”