今、長期インターンに参加しスキルアップや経験を積むことで、就活や人生をより良いものにしようという考えが広がっています。
そんな中「首都圏の長期インターンに参加したい」と考える地方学生も多いでしょう。
しかし、まだまだ地方学生が長期インターンに参加する環境が整っていないのが現状です。
今回は、地方学生が長期インターンに参加するメリットと方法、問題点を解説します!
この記事を読んで分かること
- 長期インターンに参加するメリット
- 地方学生が長期インターンに参加する方法
- 地方学生にとっての長期インターンの課題
長期インターンに参加するメリット3つ
長期インターンにはアルバイトやボランティアにないメリットが数多くあります。
地方から長期インターンに参加する場合、首都圏の学生に比べて費用や時間を要するため、メリットをきちんと把握した上で参加するかどうか判断してください。
それでは早速、長期インターンに参加するメリットについて解説します!
- 学生のうちから社会経験やスキルアップができる
- 業界や職種についての理解を深められる
- 長期インターン先で内定をもらえる可能性がある
学生のうちから社会経験やスキルアップができる
長期インターン最大のメリットは、学生のうちから企業で実務経験ができる点です。
社会で通用するマナーや考え方、スキル、実績を手に入れることができます。
就活で強みにすることもできますし、単純に学生のうちから成長したい人には非常に良い環境です。
「学生期間になにか成し遂げたい!」
「社会で通用する人間にいち早くなりたい!」
というような気持ちを抱いている人は、長期インターンに挑戦する価値があるでしょう。
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業界や職種についての理解を深められる
長期インターンを経験することで、就職したあとに「思っていたのと違う…」「私のやりたいことじゃない…」というようなミスマッチを起こすリスクを減らせます。
インターネットや本、企業説明会などで得た情報だけでは、業界や職種について深く理解することはできません。
実際に目指す業界や職種で働いてみることで、自分に合っているかどうか判断しやすくなるのです。
業界や職種についての理解を深めたいのであれば、長期インターンが一番有効な手段だといえます。
長期インターン先で内定をもらえる可能性がある
長期インターンを受け入れる企業の目的は、優秀な学生を採用することです。
長期インターンを雇えば、企業は入社1年目から活躍できる人材を育てることができます。
そのため、長期インターンで企業に評価されれば、そのまま就職できる可能性があるのです。
学生が長期インターンからそのまま就職すれば、雰囲気や業務内容、人間関係が分かっているリスクの少ない企業に入社できますよね。
長期インターンなしで入社する新卒1年目よりも、リスクが少なく、活躍できる状況を手に入れられます。
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長期インターンに参加する地方学生のメリット3つ
ここまでは、首都圏の学生と地方の学生に共通していえる長期インターンのメリットについてお話しました。
ここからは、地方に住む学生だからこそ長期インターンで得られるメリットについてお話します。
- 首都圏の企業や学生とのつながりができる
- 首都圏での就活がしやすくなる
- 就活でゴールからの逆算がしやすくなる
首都圏の企業や学生とのつながりができる
地方に住む学生は、首都圏の企業や学生となかなか交流できないですよね。
首都圏にはさまざまな企業や学生がいます。
新しい文化や新しい人との出会いは、地方学生にとって大きな刺激となるでしょう。
特に首都圏に就職したい学生は、首都圏の企業や学生の雰囲気を知っておくことが就活対策になります。
地方に住んでいるとなかなか知れない都会の勢いや空気感を、就活前に知っておきましょう。
首都圏での就活がしやすくなる
首都圏で長期インターンをする際、同時に首都圏での生活を経験できますよね。
首都圏での生活は、地方とは色々と異なる点があります。
就活の際に都会に慣れていれば、体力的にも精神的にもかなり負担を軽くすることができるのです。
また、就職後の生活も楽になりますよね。
気持ちに余裕のある学生のうちに、一度首都圏で働く経験をすることをおすすめします。
長期インターンの経験で周りの学生と差がつく
長期インターンに参加する地方学生は少ないです。
そもそも首都圏に住む学生でも長期インターンに参加する学生は少数ですので、就活や社会人になった後で周りと差をつけることができます。
就活でゴールからの逆算がしやすくなる
地方に住んでいると、首都圏での就活がなかなかイメージできませんよね。
長期インターンで企業がどのような人材を求めているのか、どれくらいのレベルを目指せば良いのかが分かれば、面接までに何をすれば良いのかが明確になります。
長期インターンでは社会人や意識の高い学生と常に関わるため「こんな社会人になりたいな」「これくらい成長して就活に挑みたいな」と目標となる人を見つけることもできるのです。
「就活は大変だって聞くけど、具体的に何をすれば良いのか分からない」
「自分が内定をもらえるレベルなのか不安」
という地方学生は一度長期インターンに参加してみると、就活がしやすくなるかもしれません。
長期インターンのほとんどが首都圏の企業
現在、長期インターンを受け入れている企業のほとんどが首都圏の企業です。
そのため、地方学生が長期インターンに参加することは、首都圏に住む学生よりもハードルが高いといえます。
しかし、地方に住んでいるというだけで成長できるチャンスが少なかったり、首都圏の学生と差ができてしまったりするのは嫌ですよね。
地方学生こそ、長期インターンでの経験が大きな刺激や成長となるため、興味のある人は是非挑戦していただきたいです。
そこで、次に地方学生が長期インターンに参加する方法をお話します。
地方学生が長期インターンに参加する方法
地方学生が長期インターンに参加する方法は大きく分けて3つあります。
自分の住む地域で長期インターンを探す
長期休暇や休学中に首都圏の長期インターンに参加する
リモートでできる首都圏の長期インターンに参加する
是非、自分の進路や生活状況を踏まえ、負担の少ない方法で長期インターンに挑戦してみてください。
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自分の住む地域で長期インターンを探す
「交通費や首都圏に住む費用を用意するのが難しい…」
「休学する予定はないため、長期インターンのためにまとまった時間が取れない…」
そんな地方学生は、自分の住む地域に長期インターンの募集がないか探してみましょう。
先ほど述べたように、まだまだ長期インターンの文化は東京を中心とした一部の業界、企業にしかありません。
しかし、首都圏以外の企業の募集もまったくないわけではないのです。
企業数が少ない分、希望する業界や職種を見つけるのは難しいですし、倍率が高い可能性がありますが、まずは一度自分の住む地域で探してみてください。
「首都圏で就職を考えている」
「首都圏の企業や学生と関わりたい」
という人は、次の2つの方法があります。
- 長期休暇や休学中に首都圏の長期インターンに参加する
- リモートでできる首都圏の長期インターンに参加する
長期休暇や休学中に首都圏の長期インターンに参加する
地方に住む学生が首都圏の長期インターンに参加したい場合、マンスリーマンションやシェアハウスなどを借りるという方法があります。
オンライン授業の大学であればいつでも始めることができますが、基本的に長期休暇や休学制度を利用することになるでしょう。
首都圏に住むとなると、家賃だけでなく食費などの負担も地方に比べて大きくなります。
計画的に貯金するなど、準備が必要です。
ちなみに、長期インターンは有給ですので平行してアルバイトする必要はありません。
リモートでできる首都圏の長期インターンに参加する
リモートワーク可の長期インターンであれば、地方に住みながら首都圏の企業で働くことができます。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、以前よりも在宅ワークやリモートワークという働き方がしやすくなりました。
長期インターンも、リモートワークでの募集が増えたため、地方学生にとってはチャンスの時期ともいえるのです。
今後、地方で長期インターンの文化が広がったり、リモートワークでの募集が増えていったりすることが予想されます。
地方学生の長期インターン参加にはまだまだ課題が多い
地方に住んでいるだけ、首都圏に住んでいるだけだと感じづらいですが、地方と首都圏ではきっかけや選択肢の数が大きく異なります。
大学進学のタイミングで地方から上京した私は、地方と首都圏の情報格差やチャンスの数の違いを身をもって感じました。
しかし地方学生には「チャンスが少ないけど、しょうがないよね」と諦めてほしくないのです。
現在、地方学生の長期インターン参加には以下のような課題があります。
今後これらの課題は少しずつ改善されていくと思いますが、改善を待つのではなく一歩踏み出してみることも大切です。
- 地方には長期インターンを受け入れている企業が少ない
- 首都圏で長期インターンをするとお金がかかる
- 首都圏に住む学生のほうがチャンスが多い
地方には長期インターンを受け入れている企業が少ない
まずは、先ほどもお話したように、地方の学生が気軽に参加できる長期インターンがないという課題があります。
「長期インターンに挑戦したくてもできない」
「東京の学生とどんどん差が開いていく…」
と思っている地方学生も多いでしょう。
地方の学生で「長期インターンに参加したい」と考えている人がまだまだ少ないこと、企業に長期インターンの存在やメリットが浸透していないことが要因として挙げられます。
首都圏で長期インターンをするとお金がかかる
首都圏に住む学生は、長期インターンにアルバイト感覚で参加することができます。
自宅から通えますし、食費などの生活費も変わらないため、経費が増えることはありません。
一方で地方学生が首都圏の長期インターンに参加しようと思うとかなりお金がかかります。
東京の家賃は7~8万程度。
物価も高く、移動や食事などで想像以上にお金がかかるため、かなりハードルが高いですよね。
首都圏に住む学生のほうがチャンスが多い
長期インターンに限らず、首都圏に住む大学生のほうが行動しやすいです。
意識の高い学生と関わったり、就活イベントや企業説明会などに参加できたり、OB訪問がしやすかったりします。
そんな首都圏の学生と就活では戦うことになるため、就活の雰囲気を掴みづらい地方学生は不安になりますよね。
今後は新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにオンライン企業説明会や面接、イベント等が増えていくと思いますが、まだまだチャンスが少ないのが現状です。
「なにか挑戦したい!」「スキルや経験がほしい!」と思っているのに何もしないのはもったいないため、思い切って長期インターンに参加してみることをおすすめします。
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地方から長期インターンを始める際は自分にとって最良の選択を!
いかがでしたか?
地方学生が長期インターンに参加する方法は3つです。
- 自分の住む地域で長期インターンを探す
- 長期休暇や休学中に首都圏の長期インターンに参加する
- リモートでできる首都圏の長期インターンに参加する
後悔しない大学生活を送るためにも、是非参加を検討してみてください!
きっと挑戦の先には成長や気付きがありますよ。