「長期インターンに興味があるけど職種とか全然わからない…」
「長期インターンの職種はどうやって決めればいいの?」
長期インターンをやりたいと思っても、職種を知らないとどう見つければ良いのかわかりませんよね…
また、「こんな仕事がやりたい!」と明確にやりたい職種が決まっていないけど、長期インターンで成長したい人もいるでしょう。
今回は、長期インターンで経験できる職種8つと、業務内容、探し方や決め方についてわかりやすく解説します!
この記事を読んで分かること
- 長期インターンで経験できる職種
- 職種ごとの業務内容
- 長期インターンの職種の選び方
長期インターンの主な職種と業務内容
それではさっそく、長期インターンで経験できる主な職種8つについて解説します。
長期インターンの職種は以下の8つです。
- 営業
- マーケティング
- ライター
- デザイナー
- 企画
- エンジニア
- ディレクター
- 事務
営業職
営業の長期インターンでは、自社の商品やサービスを他の企業や消費者といった顧客に提案します。
営業は顧客と直接関わるため、長期インターンの中でも特にビジネスマナーや社会で役立つビジネススキルが身につく職種です。
- 電話の掛け方
- ビジネスメールの送り方
- 名刺交換
- プレゼン資料作成
- コミュニケーション能力
営業の長期インターンで学んだことや身につけたことは、将来どんな業界・企業・職種に就いても役立つものだといえます。
営業職の業務内容
営業職の主な業務内容は
- 情報収集・書類の作成
- 電話・メールなどでアポイントを獲得
- クライアントに対するヒアリング・提案
です。
営業をするにあたり、自社の商品やサービスのことだけでなく、業界全体や他社の商品・サービス、顧客について詳しく知ることになります。
ビジネススキルや社会人としての気持ちを身につけると同時に、自分の知識量を増やすこともできるのです。
営業は結果が数字に表れるためハードに感じる人もいますが、学生のうちに営業を経験することは非常に良い経験だといえるでしょう。
営業職の長期インターンについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
営業のインターンの仕事内容は?身に付くスキルやメリットも紹介!
マーケティング職
マーケティングの長期インターンでは、自社の商品やサービスをより多くの人に届け、使った人が満足してくれるように戦略を立てたり、分析を行ったりします。
学生から人気のある職種のひとつであり、長期インターンを募集している企業も多いです。
マーケティングは商売に欠かせない存在だといえ、マーケティングスキルを身につければどの企業でも活かすことができます。
長期インターンは、そんなビジネスの基本ともいえるマーケティングスキルを学生のうちから養えるチャンスです。
情報を正しく読みとったり、それを分析したりする力や、企業で働くことによりコミュニケーション能力や社会人としての意識を育てることができます。
マーケティング職の業務内容
マーケティングと一口に言っても、商品開発から販売、その後のことまで考えるため業務は多岐にわたります。
マーケティングの流れを大きく分けると
- 顧客が求めている商品はなにかを調査
- つくった商品の存在を顧客に宣伝する
- 商品はどのくらい売れたか、宣伝の効果はどうだったかを分析
そして、この流れを何度も繰り返して「売れる商品・サービス」をつくるのです。
長期インターンでは、多くの場合インターネット広告運用やオウンドメディアの運営などを任されます。
マーケティング職の長期インターンについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ライター職
ライターの長期インターンは、主にWebサイト内のコラム記事を書きます。
SEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)というWebマーケティングスキルを身につけられるため、文章を書くことを手段としてマーケティングスキルを養いたい学生におすすめです。
書く力、伝える力が身につくだけでなく、Webサイトの運営について知られる長期インターンもあります。
また、読まれる文章を書くために、相手(ターゲット)の気持ちになって考える力が必要になるため学生のうちに身につけられれば社会で活かせること間違いなしです。
ライター職の業務内容
ライターの業務は、基本的に記事を書くことです。
企業によっては取材を行ったり、Webサイトの運営について学んだりします。
長期インターンの募集が多く、始めるハードルが非常に高い職種です。
ライター職の長期インターンについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ライターインターンの仕事内容教えます!メリット・デメリットも解説!
デザイナー職
デザイナーの長期インターンは、自社の商品やサービスのデザインを行います。
長期インターンで募集しているデザイナーはアプリやWebサイトのデザインを行うものが多いですが、企業によっては商品のデザインを任されることも。
デザイナーに興味がある、将来デザイナーになりたい人は、長期インターンで学生のうちから知識やスキルを身につけることをおすすめします。
デザイナー職の業務内容
長期インターンのデザイナーは主にPhotoshopやIllustratorを使って画像を加工したり、HTML・CSS・JavaScriptを使ってWebサイトのコーディングを行ったりします。
デザイン未経験の学生を受け入れて1からデザインを教えてくれる企業もありますが、経験やスキルがある人を求める企業が多いです。
自分の経験やレベルに合った企業を選ぶことが成長するコツだといえます。
長期インターンで実績を積めば、就職を有利に進めることもできるでしょう。
企画職
企画の長期インターンは、企業によって内容がさまざまな職種です。
そのため気になる企業がある、長期インターン募集ページに書かれていた内容に興味をもった人が応募することが多いといえます。
企画職の業務内容
企画の業務は商品やサービスの企画、広告やPRを行ったり、ときには新規事業の立ち上げを担当したりします。
先ほど解説したマーケティングや営業に近い業務を任されることや、ライティングを行うことも。
長期インターンに多いのは、スタートアップや小規模のベンチャー企業が新しいサービスや事業を始める際に学生メンバーを募集するという形です。
0から新サービスや新規事業の立ち上げを行う経験は貴重ですよね。
自分のアイデアだけでなく、既存のビジネスモデルを学んで売れるサービスをつくったり、新規事業を成功に導いたりします。
エンジニア職
エンジニアの長期インターンはWebサービスやアプリの企画や設計、コーディングを行います。
将来エンジニアになりたい人は、学生のうちからスキルを磨くことで社会に出たときに即戦力として活躍できるかもしれません。
自社サービスだけでなく、他社サービスの受託開発を行うこともあります。
エンジニア職の業務内容
エンジニアの業務は、フロントエンドエンジニアかバックエンドエンジニアかによって分かれます。
また、システムエンジニア(SE)と呼ばれる職種もあり、クライアントの求めるシステムの設計を行うのが業務です。
フロントエンドエンジニアは、Webサービスのデザインなどユーザーが見える部分のコーディングを行い、バックエンドエンジニアはWebサービスの会員登録機能などの仕組みの部分のコーディングを行います。
プログラミング未経験の学生でも参加できる長期インターンもありますが、経験者が優遇されることが多いです。
エンジニア職の長期インターンについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ディレクター職
ディレクターの長期インターンは、自社商品やサービスの制作全体を指揮します。
企業によっては、自社サービスだけでなく、他社からサービスの設計や指示出しを依頼されることも。
商品やサービス、他の職種の業務内容などを理解している必要があるため、いきなりディレクター職の業務を任されるのではなくサポートから入る場合が多いです。
ディレクターアシスタントとして役割ごとの業務内容を覚えたり、ディレクター業務の知識やスキルを身につけたりして一人前のディレクターを目指します。
多くの人と関わる仕事ですので、コミュニケーション能力や人間性が大切です。
ディレクター職の業務内容
ディレクター職の業務は、ひとつのプロジェクトのリーダーとして指示出しを行うことです。
- 制作スケジュール管理
- 商品・サービスの品質管理
- プロジェクトメンバーの選定
長期インターンでは未経験者がディレクター職に就くことが多いですが、正社員として就職する場合はSE経験者など指示される側の職種を経験した人、つまり業務内容を理解している人がディレクターになる場合が多いです。
企業でひとつのチームをまとめるという経験は、就活でも強みとしてアピールできるといえます。
事務職
事務の長期インターンは、社員さんの下で業務の補助を行います。
地味な職種に見えますが、事務がいてこそ事業が上手く進むということもあるため自分でいかに社員さんがスムーズに動けるか考えて行動することが大切です。
言われたことをそのままこなしていると、雑用やアルバイトと変わらないものになります。
仕事の効率化や、関わる人の気持ちを考えて動くことで自分の成長につなげましょう。
企業の中でさまざまな業務のお手伝いをするため、業界や企業、他の職種について知ることもできます。
事務職の業務内容
事務職の業務は多岐にわたります。
- 顧客対応
- 経理
- 総務
- 営業補佐
- 資料作成
など
PowerPointやExcelなどのスキルや、社会人に必要な事務スキルを身につけられるため、「特にやりたい職種がない」という人におすすめです。
長期インターンの職種はどう選べばいいの?
長期インターンには主に、営業、マーケティング、ライター、デザイナー、企画、エンジニア、事務、ディレクターの8つの職種があることが分かりました。
この中に興味のある職種、やりたい職種があれば簡単に職種を決めることができますが、「長期インターンに挑戦したいけどやりたい職種はない…」という人は悩みますよね。
できれば自分が成長できたり、将来に役立つスキルを身につけられたりしたほうが良いはずです。
本記事では、やりたい職種が明確に無い人のために長期インターンの職種の選び方・決め方を紹介します。
- 自分の強みや得意なこと
- 長期インターンだからこそできること
- 自分に合う企業から
自分の強みや得意なこと
興味のある職種・やりたい職種がない場合は、自分のできることにフォーカスして考えましょう。
就活で業界や企業、職種を選ぶときと同じで、自分の強みや得意なこと、好きなことまでいかなくとも、続けられることはなにか自分なりにまとめます。
強みや得意なことから職種を決めることで、今より強みが大きくなりますよね。
他人と比べて圧倒的にできることがひとつでもあれば、就活時でもその先でも自分の強みとしてアピールすることができるのです。
「苦手だから克服したい!」という理由で苦手なことや弱みが出てしまうことに挑戦するのもアリですが、それでは受け入れてくれる企業のメリットが小さくなってしまいます。
そのため、自分の強みや得意なこと、続けられることを知ることが大切なのです。
戦力とは言わないまでも、長期インターンとして活躍できる場所に挑戦することをおすすめしまし。
長期インターンだからこそできること
企業で働ける機会は、学生のうちだと長期インターンだけ、その後は正社員として就職することがほとんどですよね。
就職は「とりあえずやってみよう」という軽い気持ちですることが難しいため、「自分の適性を知るため」「一度経験してみたい」という理由で働くなら長期インターンが最初で最後のチャンスとなります。
私の意見ですが、長期インターンであれば志望する職種以外を選んでも問題ありません。
自分を知るため、新しい世界を知るため、長期インターンだからこそやってみようと思える企業や職種を選んでみてはいかがでしょうか。
自分に合う企業から
職種ではなく、企業から選ぶという方法もあります。
どれだけ人気があったり、給料の高い職種だったりしてでも、自分にとって良い企業で働けないとつらいですよね。
何をやるかも重要ですが、どんな環境で・誰とやるのかも非常に重要です。
後ほど解説しますが、実際に気になる募集にいくつか応募して、直接話を聞いて企業で選ぶのがおすすめ。
比較対象があったり、自分の目で確かめられたりしたほうが長期インターンを安心して始められますよ。
まずは応募して実際に話を聞くのがおすすめ
先ほど少し触れたように、長期インターン先を決めるためにはまず直接話を聞くことがおすすめです。
私が実際に行った方法なのですが「ここに入りたい!」と思える企業でなくても「一度オフィスを見てみたいな」「ちょっと話を聞いてみたいな」と思う企業には応募します。
それぞれの面接で聞きたいことを聞いたり、自分が求めている環境(企業の考え方や雰囲気)かどうか自分の目で確かめたりして「ここなら働けそう」と思える企業を見つけるのです。
職種についても、インターネットで調べるよりも実際に働く人に直接話を聞いたり、長期インターンで経験したほうが深く理解できたりしますよね。
「他の職種もやっぱり気になるな…」「他の企業ってどんな感じなんだろう…」と納得しないまま長期インターンを始めるよりは、たくさんの企業を自分の目で確かめて納得した上で始めることをおすすめします。
長期インターン募集サイトなら簡単にやりとり・応募できる
数年前に比べて長期インターンの募集を行う企業や参加したい学生が増えています。
インターネット上では、そんな企業と学生を結ぶプラットフォームが存在しており、簡単に企業を探せたり、日程調節できたりするのです。
「長期インターンをやってみたい!」と思ったら今すぐ行動するのが吉ですよ。
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そもそも長期インターンの定義とは?
「そもそも長期インターンって何?」「なぜ長期インターンは就活に有利になるの?」
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ベンチャー企業での長期インターンはおすすめ!特徴とメリットを解説
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【まとめ】長期インターンの職種は目的から決めよう!
いかがでしたか?
職種の選び方をまとめると、
- やりたいこと・興味のある職種がある人はそれをやろう!
- 業界や企業の雰囲気を知りたい人はその業界・企業から選ぼう!
- 強みや得意なことを伸ばしたいなら適性のある職種を選ぼう!
など、まずは「自分が長期インターンを選ぶ目的って何?」というポイントを明確にして、自分の目的を達成できるような職種の選び方をしましょう。