就活事情は年々変わります。
とくに25卒では、例年よりも就活やインターンが早期化するとされています。
「25卒ってどんなことに気を付けて就活すればいいの?」「そもそも就活の進め方がわからない」と悩む方もたくさんいるでしょう。
そこで今回は25卒の就活生に向けて、例年との違いやスケジュール、対策方法などについて解説していきます。
現在大学3年生など、25卒の方はぜひ参考にしてみて下さいね。
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25卒の就活スケジュール
就活のスケジュールは年度によって変わるとされており、年々早くなっていっているといわれています。
おもに25卒の就活スケジュールは以下の流れになっています。
一般的に2023年の6月ごろからインターンシップが始まるので、4月ごろからインターンの情報公開や募集、採用が始まるので準備が必要となります。
サマーインターンは長期のものも多く、そのまま選考にも直結する種類もあるため、ある程度の業界・企業を絞っていくといいでしょう。
最近ではインターンもオンライン型のものも増えてきており、地方の就活生でも気軽に参加できます。
さらにインターンは夏だけではなく、10月~11月に開催される秋のインターンなどもあり、募集は夏ごろから始まります。
もしベンチャー企業や外資系企業などを目指すのなら、2024年の3月の就活解禁日よりも早くに内定が決まるケースも。
ただし一般的には、3月の就活解禁日を皮切りにさまざまな企業が本選考を開始するため、あまり周囲と比べず自分のペースで進めていくといいでしょう。
内定率はコロナ期よりも回復しつつある
近年の就活事情としては、コロナの影響で一時期内定率がぐっと下がったといわれています。
とくに21卒の就職内定率はかなり低い水準になっていますが、現在はやや回復傾向にあります。
確かに一時期と比べると25卒は就活はしやすいですが、それでも自己分析や業界・企業研究は怠ってはいけません。
25卒の就活で変わること6つ
就活はどんどん早期化しつつあるといわれております。
25卒の就活では具体的に何が変わるのでしょうか?
ここでは、25卒の就活で変わることについてご紹介します。
- インターン重視の就活になる
- インターンの期間自体が長くなる
- インターンの倍率が高くなる
- 就活開始がさらに早期化する
- 即戦力となる人材が求められる
- オフラインの復帰も増える見込み
➀インターン重視の就活になる
25卒の就活はますますインターン重視の就活になるといわれています。
またインターンといっても、そのまま採用選考につながるものが増えてくる傾向にあります。
政府が採用を兼ねたインターンシップを正式に認めたので、これまでは行っていなかった企業も25卒向けでは採用直結になることも。
具体的には、インターンシップでいい結果を残した学生なら一部選考が免除された選考に案内してもらえたり、インターンシップそのものが選考のひとつとしてカウントされるなどがあります。
先にも述べた25卒の就活スケジュールを見ながら、早めに行動することが大事です。
②インターンの期間自体が長くなる
25卒はインターンそのものの期間が長くなるといった予想もされています。
採用につながるインターンについては、最低でも5日以上かつ就業経験を積めるものが条件となったため、短期インターンシップはもしかしたら例年よりも少なくなるなんてことも。
したがって、「いろいろな企業のインターンに参加したい」といった方はスケジュールを、ほかの予定などでそこまで時間が取れない方はどの企業のインターンに参加するかを早めに見極めるようにする必要があります。
参加できるインターン数が限られてくるので、直観的に選ぶのではなくしっかり吟味して選んでください。
③インターンの倍率が高くなる
先にも述べたように25卒の就活では、採用直結型のインターンが増える傾向にあるので、参加する就活生も早期内定を狙って倍率が高くなります。
とくに就活生に人気の企業や有名企業については、例年よりもさらに応募が殺到すると予想されるので要注意。
さらに参加人数を公開していない場合、企業が求める定員に達すればエントリーを締め切ることもあるため、より早い情報収集と見極めが必要となってきます。
④就活開始がさらに早期化する
就活は年々早期化しており、25卒でも一般的には本選考・内定が決まる2024年の6月よりも早くに内定を出す企業も少なくなってきます。
とくにベンチャー企業・中小企業・外資系企業についてはその傾向が強く、目指している方は通常のスケジュールよりも企業や業界のサイトなどをチェックするのがおすすめです。
乗り遅れるとエントリーしたかった企業にも応募できなくなるため、大手企業狙いであっても早め早めの対策が必要になります。
⑤即戦力となる人材が求められる
一般的に新卒採用はポテンシャル採用が強いと言われているマスが、25卒の就活では即戦力を求める傾向が増えるとされています。
つまり、欧米のような「ジョブ型採用」というわけですね。
何かしらの職に通じたことを外部もしくは学校で学んだ経験があるか、企業の求める人物像にマッチしていることをいかにアピールできるかが重要となってきます。
募集要項に顕著に必要なスキルを書いてくる企業も増えてくると考えられるため、大学3年の時点で興味のある仕事のスキルを調べておくことが大事です。
⑥オフラインの復帰も増える見込み
2020年あたりからコロナが始まったことで就活自体もオンライン化が進みましたが、徐々にオフラインの復帰も始まりつつあります。
これまでは企業説明から最終面接まで一貫してオンラインにする企業もありましたが、一方で入社後のミスマッチなどが課題とされてきました。
しかし25卒を含め今後の就活では、オンラインとオフラインの組み合わせやすべて対面によるものになるでしょう。
地方の就活生などは特に、スケジュールの確認や対策、準備などを勧めることが必要です。
25卒の就活が始まる前にやるべきこと4つ
25卒の就活事情についてご紹介してきましたが、実際に就活が本格化する前に何をやっておくべきなのでしょうか?
そこでここでは、25卒の就活が始める前にやるべきことについてご紹介します。
- インターンの情報収集
- 自己分析をしておく
- 業界・企業研究をおこなう
- 面接対策をする
➀インターンの情報収集
まず25卒の就活が始める前にやっておくべきことは、インターンの情報収集です。
先にも述べたように、サマーインターンともなると春ごろから早いところだと情報を解禁しだすのでこまめにチェックしておきましょう。
ちなみに、インターン情報について調べる方法には以下のものが挙げられます。
- 今日実企業のホームページを直接見る
- 就活サイトに掲載されているインターンシップの情報から参加する
- 学校のキャリアセンターを利用する
- インターンに特化した合同説明会に行ってみる
具体的に行きたい企業があるのなら直接検索するのが一番ですが、とくに業界や職種などが決まっていない方はとりあえず就活サイトなどで合同説明会やインターンシップの情報をキャッチするのが最善です。
さまざまな業界の企業が参加するものだと、一日でいろいろ知れるのでぜひ積極的に足を運んでみて下さい。
②自己分析を進めておく
就活前には自己分析を済ませておかなければいけません。
25卒だととくに「とりあえず」の気持ちでインターンや就活を進めていくと後悔してしまう可能性が高いので、インターンの時点から自己分析を終わらせておくことをおすすめします。
自己分析を早めにしておくことのメリットには、就活の軸が固まって志望動機やガクチカ、自己PRなどが作りやすくなるといったものがあります。
選考でも当然有利になるので、「自分の興味のある分野」「自分に合った企業選びの軸」「就活で譲れないポイント」「将来なりたい社会人像」などを考えてみて下さい。
就活サイトによっては自己分析に役立つツールなどもあるため、利用してみるのもひとつですよ。
エントリーシートの添削サービスがある就活サイト16選を紹介!
③業界・企業研究をおこなう
自己分析が終われば次は業界・企業研究をおこないます。
世の中にはたくさんの業界・職種を取り扱う企業があり、同じ業界でも少しずつ企業によって特徴や取り扱うものが異なります。
「なんとなくみんなが受けるからエントリーした」「とりあえず人気・有名企業だから受けてみる」だと、万が一受かったとしても入社後のミスマッチや早期離職につながるため要注意。
業界・企業研究の方法には以下のものが挙げられます。
- 就活イベントに参加する
- 就活サイトや情報サイトをチェックする
- 四季報など就活や業界に関する本を読んでみる
はじめはなるべく業界の幅を広げることで、より就活を効率的に進められますし、思わぬ優良企業と出会えるチャンスも高くなります。
④面接対策をする
自己分析や企業・業界研究が済めば書類対策はある程度できますが、それが終わればいよいよ面接対策にうつります。
面接は就活の時だけではなく、インターンでも就活生に人気のある企業だと面接をおこなうところも少なくありません。
面接では主に以下の質問をされやすいので、事前に対策をしておくと自信をもって望めます。
- 自己PR
- 志望動機
- ガクチカ
- 自分の長所・短所
- 入社後にやりたいこと、成し遂げたいこと
- どんな人と一緒に働きたいか
- これまでに苦労した経験、どのように乗り越えたか
- 逆に企業に質問すること、聞きたいことはあるか
また面接は集団面接と個人面接、オンライン面接などさまざまな種類があるため、それぞれに対応できるようにしておかなければいけません。
いきなり面接となると、「緊張して思っていたことを話せなかった」となることも多いので、模擬面接を受けるなど場慣れしておけば安心です。
就活エージェントや大学のキャリアセンターなどを利用すれば模擬面接は受けられるので、ぜひ積極的に活用してみましょう。
25卒の就活でやるべき対策法4つ
25卒の就活は例年に比べると早期化するといわれており心配する方も多いでしょうが、対策をすれば問題ありません。
そこでここでは、25卒の就活でやるべき対策法についてご紹介します。
「何から始めたらいいかわからない」「25卒の就活はどう乗り越えたらいいの?」といった方はぜひ参考にしてみて下さいね。
- 就活スケジュールを把握しておく
- なるべく早く就活準備のために動き出す
- インターンシップに参加する
- 就活エージェントを利用する
➀就活スケジュールを把握しておく
就活を乗り越えるためにはまず、25卒の就活スケジュールについて把握しておくことから始めましょう。
先にご紹介した就活スケジュールを参考にし、2023年の春ごろにはサマーインターンシップの情報が公開され始めるので、こまめにチェックしておくことをおすすめします。
またITやベンチャー企業、外資系企業に関しては、経団連に所属している企業に比べると早期選考の傾向が強いのでより早めに対策をしなければいけません。
もし興味のある業界や企業がはやめの選考をおこなっているのなら、インターン情報から事前にリサーチしておくといいでしょう。
②なるべく早く就活準備のために動き出す
先にも述べましたが、就活準備は早いに越したことはありません。
「とりあえずサマーインターンシップに参加しておけばOK」と思う方もいるでしょうが、インターンと選考が一緒になったものであれば、すでに春ごろから書類選考や面接で判断されている可能性が高いです。
つまり、就活をスムーズに進めるのであれば、自己分析や業界・企業研究なども前倒しで進めなければいけないということ。
大学3年はまだ学業やサークルなども上手く調整しやすいタイミングだと思うので、時間のあるときにしっかりスケジュールや事前準備を進めておいてください。
また就活準備を早く進めるメリットには、早期化する選考や就活の方向性を変えたいときなどイレギュラーなことが起きても柔軟に対応できるものが挙げられます。
「もっと早く動いていればよかった」「目星をつけていた企業や業界の選考がすでに終わってしまっていた」と後悔しないように、早めの行動を心がけましょう。
③インターンシップに参加する
25卒は選考直結型のインターンが開催される傾向が強いといわれているので、早期内定を目指す方や人気企業を狙っている方はとくにインターンシップに参加することをおすすめします。
インターンシップへの参加は、募集要項だけでは知りえない実際の業務内容や職場の雰囲気、どんな人が働いているかなどを見れるメリットがあります。
もし時間に余裕のある方はいくつかの企業のインターンに参加するのがベスト。
同業界や同職種でも企業が違えば社風も異なりますし、興味のある業界が定まっていない方も実際に経験することで志望度も高くなっていくはずです。
ただし、選考につながるインターンシップのほとんどは長期であることが多いため、学業やプライベートとの両立や予定の調整に気を付けなければいけません。
④就活エージェントを利用する
「自分の強みやアピールポイントが分からない」「そもそも自分に合った企業って?」と不安な方は就活エージェントを利用するのが一番です。
就活エージェントは求人紹介だけではなく、書類添削や面接対策などといった就活のすべてを一貫してサポートしてくれるサービスです。
ひとりひとりに専門のエージェントがつき、長年就活を支援してきた実績があるため、「何から進めていけばいいの?」といった方にもおすすめ。
実際、書類の通過率が高かったり、内定率が上がったといった口コミをもつところもたくさんあります。
さらに、エージェントと太いパイプがある企業や業界だと、独占求人や非公開求人を取り扱っている可能性も高いので、思わぬ優良企業と出会えたりもします。
25卒の就活生におすすめの就活エージェント3選
就活やインターンについてのスケジュールは説明してきましたが、「具体的に何から始めたらいいかわからない」「自分に合う企業や業界がそもそも見つけられない」「自分の強みを知りたい」といった方もいるはずです。
そこでここでは、25卒の就活生が使うべきおすすめの就活エージェントについていくつかご紹介します。
早期内定や充実したサポートを受けたい方はぜひ参考にしてみて下さいね。
Meets Company
Meets Companyは、企業の社長や人事と直接話せるイベントを開催している就活エージェントです。
企業によってはその場ですぐに内定が出るケースがあり、早期内定を目指す学生の方にはとくにおすすめ!
履歴書なしでも参加できる合同説明会なので、書類で落とされやすい人は参加しておくといいでしょう。
通常の合同説明会ほど堅いものではないので、座談会形式で職場の雰囲気、業界についてなど気軽に質問できるのもうれしいポイント。
もちろん、就活アドバイザーによる書類添削や面接対策などもおこなっているのでぜひチェックしてみてください。
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キャリアチケット
キャリアチケットは、「新卒エージェント部門」においてオリコン顧客満足度ナンバーワンの実績を持つ、就活エージェントです。
ひとりひとりの特徴や希望に合わせて質の良い企業を紹介してもらえると評判で、サポート力の高さも高い評価を得ています。
LINEで対応してくれるので、気軽に連絡や相談がしやすいのもポイント。
担当のコンサルタントは一人につき一人が専任してくれるので、連絡の行き違いがなくスムーズにサポートが受けられます。
キャリアチケットはおもに早期内定を目指す就活生におすすめです。
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就職エージェントneo
就職エージェントneoは、たくさんの就活生を支援してきた実績のある信頼度の高いエージェントです。
おもに手厚いカウンセリングや就活アドバイスの的確さに定評があります。
「なかなか内定をもらえないが原因がわからない」「自分に合った企業や業界について知りたい」といった状況に陥っている方はぜひ利用してみてください。
就職エージェントneoでは、企業が求める人物像やニーズなども業界別に把握しているため、内定率を上げたい方にもおすすめです。
また不採用の場合は、決まらなかった理由などをエージェントを通して教えてもらえるので次回以降の選考にも役立ちます。
「内定をもらえなくて不安」「できるだけ早く内定したい」学生の方はぜひ利用してみて下さい。
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【2023年最新版】新卒におすすめの就活エージェント11選!利用時の注意点も徹底解説
25卒の就活でよくある質問
最後に、ここでは25卒の就活で気になりがちなよくある質問についてご紹介します。
- 就活はいつから始めるのがいい?
- インターンシップには何社参加すればいい?
就活はいつから始めるのがいい?
就活は準備も含めて、大学3年の春ごろから始めるのがベストです。
春頃はちょうどサマーインターンについての情報が解禁されるタイミングなので、自己分析や業界・企業研究をしておくと今後の就活もスムーズに進みます。
また大学3年は学業などに余裕が生まれる時期でもあるため、時間のある時にしっかり深く分析しておくといいでしょう。
はじめに就活の軸を固めておけば、早期内定やイレギュラーがあっても臨機応変に対応しやすいといったメリットもあります。
インターンシップには何社参加すればいい?
「インターンシップって結局何社参加すればいいの?」と迷う方もいるでしょうが、理想は最低でも3社以上受けておくことおおすすめします。
同業界でもいいですが、なるべく異業界・異職種のインターンに参加したほうが得るものも多いのでいいでしょう。
「行きたいところがあったけれど、別の業界を見ると意外と別業界の方が合っていた」「実際に考えていた仕事とは実は違った」などもあり新しい気づきも得られるはずです。
25卒の就活は早めの行動がポイント!
今回は25卒の就活生に向けて、例年との違いやスケジュール、対策方法などについて解説してきました。
25卒の就活は、「採用に直結するインターンを始める企業が増える」「インターンシップの期間が長くなる」「就活そのもののスケジュールが早期化する」などの変更があるため、通常よりも早めの対策がポンとなります。
インターンは就活解禁日前である大学3年の夏もしくは秋、冬に分けて開催されるため、インターン情報についても早めに情報収集しておくのがカギです。
インターンに参加すれば企業や業界のことについて知れるだけではなく、そこまでにおこなう自己分析や就活の軸などが固まるメリットがあります。
今回の記事でご紹介した25卒の就活スケジュールを参考に、ぜひ就活への第一歩を進めてみて下さいね。