「夏が終わって周りは就活モードに入ってるのに、自分はまだ何もやってない。」
「そもそもインターンシップに行かないと行けないの?1DAYインターンシップと複数日程のインターンシップって何が違うの?」
なんて思っている方も多いですよね。
そこで今回は「就活についてまだ何も知らない」、「1DAYインターンシップについてもっと詳しく知りたい」と感じている方のために、1DAYインターンシップを詳しく解説していきます。
1Dayインターンシップとは?
1DAYインターンシップとは、その名の通り、1日限定のインターンシップです。
インターンシップは、就職活動に向けて、業界理解や、企業理解を深めるために企業が開催しているものです。
基本的に1日使うことが多いですが、中には数時間のインターンシップや半日のインターンシップもあります。 どれくらいの時間を費やすかに関係なく、1DAYインターンシップは説明会とグループワークくらいで終わる傾向にあり、実際に業務を経験するような事はほとんどありません。
もし何か失敗してしまったとしても1日なので悩まずに忘れてしまうこともできます。
このような点から1DAYインターンシップは長期インターンシップに比べ、軽い気持ちで参加することができます。
1Dayインターンシップではどんなことをする?
1DAYインターンシップの内容はその企業毎に異なりますが、インターンシップの前日までに企業からスケジュールのメールが来るか、予約する際にスケジュールを確認することができる場合がほとんどです。
ここでは一般的な1DAYインターンシップのスケジュールを紹介していきます。
1Dayインターンシップのスケジュール
ほとんどの場合、9~10時頃に集合になります。
午前中はほとんど業界説明と企業説明で終わります。
昼食は企業によって用意してくれるところもあれば、自分で用意するところもあります。
準備されていたらラッキー程度に考えましょう。
そして午後はグループワークをして、夕方頃解散となります。これが一般的な1DAYインターンシップの内容です。
職場体験・職場見学
職場体験については文系就職と理系就職で大きく異なります。
まず、文系就職の場合、職場見学はほとんどありません。オフィスなどを見せて頂くことはありますが、体験したり働いている様子を見ることは少ないです。
どうしても見せて貰いたい場合は個別に連絡しましょう。
理系就職の場合、職場見学や体験は稀にあります。
基本的には文系と同じような1DAYインターンシップが多いですが、理系のインターンシップの方が職場に触れるインターンシップが多いです。
グループワーク形式でのワーク
1DAYインターンシップで午後にやることが多いグループワークですが、その内容は企業毎に大きく変わるので、大きなパターンを紹介します。
まず1つ目のパターンはグループで1つの答えを出すグループワークです。
お題やその状況が与えられ、そこから時間内にグループで1つの答えを導き出します。
このようなグループワークの場合、1~2テーブル毎に1人、企業の方が見ています。
そして、2つ目のパターンはプレゼン形式です。
お題や状況が与えられ、1つのソリューションを導き出すところまでは1つ目と同じですが、その後にプレゼンまでします。
このようなグループワークではグループワークの話し合いと、プレゼンのやり方という2つの観点から見られることになります。
会社紹介を兼ねたセミナー
1DAYインターンシップの午前中や、数時間のインターンシップの場合はそのほとんどの時間を使って会社説明会や、業界説明、セミナーになっています。
周りは驚く程メモを取っていると思いますが、必要な情報のみメモする程度で構いません。
基本的な情報はネットやパンフレットを見たら分かるので、1DAYインターンシップでしか分からない情報をできるだけメモするようにすると良いです。
どうして企業は1Dayインターンシップを実施するの?
企業はその時間を使ってなぜインターンシップをしているのか疑問に思いませんか?
それは、優秀な人材を早く見つけておくためです。
優秀な人材をインターンシップの段階で探し当てることができれば、就職活動が始まった瞬間に声を掛けることができます。
また、インターンシップを行うことで、自社への興味を持ってもらいたいという狙いもあります。
特にBtoB企業は認知度が低いということもあり、インターンシップを積極的に開催しています。 このように、企業にとってもインターンシップはメリットのあるものとなっています。
中には内定が出るケースもある
本当にごく稀ですが、1DAYインターンシップで内定が約束される場合があります。
グループワークやエントリーシートから圧倒的に優秀だとされ、会社に入っても活躍できると判断された場合にしか内定は出ないため、確率は非常に低いです。
また、その場で内定が出るというよりも声をかけられて後日、会社や近くのカフェに呼び出されて密かに内定が決まるというものです。
1DAYインターンシップで内定を勝ち取るのは非常に困難なので、基本的に内定は出ないものと思っておくのが良いでしょう。
1Dayインターンシップに参加する目的は?
1DAYインターンシップに参加することによって2つのメリットがあります。
1つは業界理解、企業理解ができるという点です。
その業界・会社にいる方の生の声が聞ける機会は滅多にありません。また、ネットやパンフレットでは知ることのできない情報まで知ることができるのもメリットです。
2つ目は選考ルートで有利になることです。1DAYインターンシップに参加した場合、早期選考ルートに乗れたり、一次面接が免除されることもあります。
3月以降になると忙しくなるので、早期選考や面接免除はとても大きいです。
志望する業界研究のため
業界理解について、軽く理解すれば良いと思っていませんか?
業界の中で、ある企業の位置をしっかり把握することで、別の企業の理解も深まります。
例えば、A社が業界シェア2位だとすると、1位の企業や3位の企業を知ることでA社の強みや弱みが分かりますよね。
このように、インターンシップを通してその企業毎の理解を深めることで業界全体の理解も深めることが出来ます。
同じ業界を目指す同年代の学生と意見交換できる
1DAYに限らず、インターンシップでは同年代と話す機会ができるのも大きなメリットです。自分1人だけだと、周りの限られた友達しか見えません。
インターンシップに行くことで他の大学の人や、自分の知らない情報を教えてくれる人に出会うことができます。
特に、その業界のブラック企業やホワイト企業についての情報は積極的に教えあって互いに良い企業に内定を頂けるようにしておくと、社会人になって後悔することが少ないです。
実際に働く社員とのつながりを持てる
インターンシップに参加することで、社員さんに覚えて貰うこともできます。
何回も同じ企業のインターンシップに行くことで顔見知りになって、お話をできるようになれば、就職活動についてのアドバイスを貰えたりすることもあります。
採用担当者からのアドバイスはなかなか貰えませんし、就活エージェントよりももっと現場目線の話をしてもらうことができます。
内定直結型なら就職できるチャンスがある
1DAYインターンシップの中には内定直結型のものがあります。
これはインターンシップそのものが選考になっている場合が多く、名前はインターンシップであるが、事実上の選考です。
これは就職活動解禁などからくぐり抜けるために、内定直結型インターンシップと称して選考を行うものです。
このような内定直結型インターンシップは早い段階から面接をすることができるため、周りより1歩リードして就職活動を始めることができます。
今後の就活のエピソードとして使える
就職活動で話すエピソードがないなんて方も多いのではないでしょうか。
就職活動で話す学生時代頑張ったことや、自身のエピソードは就職活動そのものでも良いのです。ガクチカで就職活動について話す人は少ないので目立つこともできます。
就職活動が始まる前にインターンシップでエピソードを作っておくことで、就職活動が始まってから慌ててエピソードを探さなくても良くなるかもしれません。
1Dayインターンシップは基本無給なのでバイト目的はNG
インターンシップと聞くと、有給のものと無給のものがあって無給はブラックな印象があるかもしれません。
しかし、1DAYインターンシップは実際に働くわけではないため、給料が発生することはほとんどありません。そして、1週間以内のインターンシップもほとんど無給である場合が多いです。
1ヶ月以上の長期インターンシップのみ有給と考えておいた方が良いです。
また、会場までの交通費も自己負担になる場合が多いです。そのため、地方に住んでいる方はまとめてインターンシップに参加するのが金銭的に良いでしょう。
1Dayインターンシップは就活の第一歩としておすすめ!
1DAYインターンシップについて、ある程度分かりましたか?グループワークが不安だと感じるかもしれませんが、失敗した所でまた同じグループの人に会う可能性はとても低いので思い切って参加してみましょう。
また、業界理解が1日でできるのは非常にコスパが良いです。自分で企業研究をしようと思ったら数日かかってしまいます。少しでも興味のある業界であれば1度、1DAYインターンシップに参加してみてはいかがでしょうか。
もっと業界を知りたいなら長期インターンがおすすめ!
1DAYインターンシップに参加してみると、興味のある業界というものがわかるようになってきます。
興味のある業界の1DAYインターンシップに数回参加してみて、この業界で働きたいという確信が持てたら長期インターンに参加してみましょう。
長期インターンシップに参加するとさらに業界理解を深められるようになったり、業務のイメージをつかむことができます。 長期インターンに参加すると、長期インターンならではのメリットがたくさんあります。
長期インターンに参加するためにもまずは1社でも1DAYインターンシップに参加してみてはいかがでしょうか。
長期インターンと短期インターンの違いを詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。