「営業」という仕事は、実に多様です。商品を売る仕事はその企業の顔であり、数字に対する責任も重大です。
どんなに努力してもノルマを達成できない、周りにどんどんおいていかれる。焦りが募り、ストレスに押しつぶされそうになる。
このように、心身ともに追い詰められて「自分は営業には向いていない、辞めたい」と思う人もたくさんいるのが現実です。
「転職したい」と思っても、営業以外にスキルや経験があるわけじゃない、こんな自分でも大丈夫なの?と心配になりますよね。
闇雲に転職しても必ずしも問題が解決できるわけではありません。
営業職を辞めたいと感じる理由、営業職に向いていない人の特徴、営業職に向いていない人におすすめの職種について解説します。
営業職を辞めたいと思った時、辞める前にすべきことも合わせて紹介しますので、参考にしてください。
- 職種
- オールマイティー
- 公開求人数
- 200,034件
- 対応地域
- 全国
- おすすめ年代
- 20代~
甘えてるわけじゃない、リアルに営業を辞めたい理由
人と接するのが苦手
営業の仕事は人と接することで成り立ちます。
お客様以外にも、社内で金額・納期などの調整を他部署と行います。
調整が難航したり、気難しいお客様がいたりすると、交渉がしづらい時もあります。人と接するのが苦手な人にはそれが大きなストレスになるでしょう。
また、人と接するのが苦手な人は、自信が持てず常にビクビクしてしまいます。
自信のなさは、見た目や話し方に現れます。どんなに良い商品でも、自信のない様子ですすめられては信用されず、売れません。
すると、仕事が上手くいかず、さらに自信が無くなるという悪循環に陥ってしまいます。
接待が苦手
業種や企業によって程度は違いますが、営業の仕事には接待がつきものです。
取引先のご機嫌取りのために、一緒にいて楽しくもない人達とお酒、カラオケ、マージャン、ゴルフなどを共にしなければならないことも多々あります。
ただでさえ日々の営業で付かれているのに、勤務時間外にも接待で気を遣わなければならないことに関して苦痛と感じる人も多いです。
売ればクレーム・売れなきゃ叱責
営業にクレームはつきもの
営業は商品を売るだけではありません。
時にはクレーム対応もしなければなりません。
お客様が感情的になっていることもあるので、クレーム対応はとても神経を使う業務です。
営業をしている以上、クレーム対応は避けられませんが、クレーム対応に追われて、気持ちの切り替えが上手くできないと、仕事が辛く感じてしまいます。
ノルマ不達が続くと肩身が狭い
ノルマの不達が続くのも辛い状況です。
懸命に営業していても、売れない時期があるのは仕方のないことです。
しかし、売り上げが社内の人間関係に影響するような企業は、ノルマを達成できない期間が続くと社内の居心地が悪くなります。
また、成績が振るわないと、叱責したり、嫌味や追い詰めることを言ったりする上司もいます。達成感がなく、上司からのパワハラも加わることで精神的に辛くなります。
ノルマ達成を毎月、毎期求められている、というプレッシャーが嫌で営業を辞めたいと考える人は少なくありません。
ノルマによる詐欺まがい行為にうんざり
営業が大変でもノルマを達成できればやりがいも出ますが、達成できない状態が続く、ノルマを課せられている状態に耐えられない人は営業を続けるのが難しいでしょう。
ノルマ達成のために、時には自分では魅力的だと思っていない商品や、そのお客様には必要の無いものまですすめて売り上げを伸ばさなければならない時があります。
商品のメリットを誇張してアピールし、嘘ぎりぎりのセールストークで半ば強引に契約を取ることで良心が痛み、営業に嫌気が差すこともあります。
断られることや理不尽なことに耐えられない
営業はお客様がいて成り立つ仕事です。
そのため、お客様の要望に応えなければならない場面が数多くあります。
無理な納期を言われたり、感情的な部分で理不尽なことを言われたりする機会は珍しくありません。
また、いくら一生懸命に営業したとしても断られることが必ずあります。時には話も聞いてもらえないことや、門前払いが続く時期だってあります。
これらも仕事として割り切れる人はいいのですが、理不尽なことを言われたり、断られたりする度に落ち込んでしまったり、気持ちの切り替えができないと、営業という仕事自体が嫌になってきてしまいます。
歩合制の給与体系
給与体系が歩合制の企業では、固定給が低く設定されていることがあります。ノルマを達成すれば給与が増える反面、できなければ給与が激減するリスクもあります。
普通の生活が安定して送れないほど給料に差がある時は、仕事に対するプレッシャーがさらに大きくなり、安心して仕事ができません。
日々ノルマに追いたてられるように働いていると、心身ともに疲れきってしまいます。
当たり前のサービス残業による長時間拘束
営業はお客様あっての仕事です。
自分の都合よりお客様の都合が優先され、休日や勤務時間外に呼び出されることもあります。
また、外回りが多いため、内勤の場合よりも労働時間の管理が難しい側面もあります。
明確な残業時間を算出するのが難しいため、サービス残業が増えることが多いのが現状です。
大したスキルが身につかない
営業職という仕事は、特に必要な資格を持たなくてもできる仕事です。
対人関係での折衝スキルは鍛えられる可能性が高いですが、そのほかに見につくスキルはほとんどありません。
営業職を経験したのちに転職をしようと思っても、特筆すべきスキルを持ち合わせていないので、また営業職でしか転職が決まらないという事態が起こります。
将来キャリアアップを考えている人にとっては、営業という道は歩きすぎない方が賢明です。
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成績が悪いのは営業向いてないせい?営業職を辞めた方が良い人の特徴
人付き合いやコミュニケーションが下手
営業は商品を売る仕事ですが、お客様に信用してもらえないと契約は取れないので、自分を売り込み、信用を得ることがとても大切です。
相手を不快にさせないよう雑談しながら商談を進める、という高度なテクニックが必要です。
ですので、コミュニケーションが苦手という人はそもそも営業には向きません。
コミュニケーションが得意だと自負していても、相手の意図を理解できないと意味がありません。相手の意図と違う受け答えや、自覚無く相手の気分を害しては営業として致命的です。
ストレス耐性が無い
ノルマや人間関係など営業の仕事にはストレスの要因が多くあります。同じストレスでも、受ける人によって感じ方は異なり、それを解消できるかも人それぞれです。
些細なことがストレスになったり、失敗をいつまでも引きずるようなストレスの解消や気持ちの切り替えが上手くできない人は営業に向いていないと言えるでしょう。
セルフチェックできるサイトもあるので、それらを利用して自分のストレス耐性を知っておくことも大切です。
深刻に考えてしまい、ポジティブ思考でいられない人
営業職は、自分が売る商品やサービスに自身を持っていないといけません。
もちろん、売り込んでも断られることもありますし、厳しい言葉を掛けられることもあります。
しかし、そこでくじけていては前に進めません。感情のコントロールも営業にとってはとても大切な仕事です。
厳しいことを言われて、その都度深刻になったり落ち込んだりする人は、営業には向いていないといえます。
プライドが高く他人に興味がない
営業では、自分のプライドよりも売り上げを重視しなければならない場面があります。
仕事をする上である程度のプライドは必要ですが、プライドにこだわりすぎると、売り上げを遠ざけることがあります。
お客様に対してはもちろん、上司や先輩からの注意や助言を素直に聞けない人は、結果が出にくい傾向にあります。
プライドが高く、自分の考えややり方に固執する人は営業に向きません。
やるべきことを逆算して考えられない
営業には「いつまでにいくら売り上げる」といった明確な目標があり、それを達成する行動力が必要です。
売り上げを達成するために、何件の訪問が必要か、そのアポイントを取るために何をすべきか、と逆算し積極的に動かないと結果は出ません。
ですので、スケジュール管理が下手な人は営業に不向きです。
競争心がない
営業という仕事は、会社の売り上げに直結する仕事です。
そのため、常に他の企業だけでなく同僚の中でも1番の売り上げを出すという気概がないと、それ相応の成績を上げることはできません。
競争心がなくなんとなく仕事をしている、何のために仕事しているのかわからないというような人は営業には向きません。
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営業職を辞めたいと思ったらすべきこととは?
もう少し頑張りたい!営業の良さを一度見直す
営業の最大の魅力は「自分の力で会社に貢献できること」
営業の面白いところは、自分の力で稼げて会社に貢献ができることです。成果を上げたときの達成感と充実感は何とも言えないものがあるでしょう。
これは、男性のみだけでなく女性にとっても同じことが言えます。女性は、程度の高給が狙える職種は限られています。
ですが営業ほど食いっぱぐれなく高給を狙える仕事はありません。
新卒1年目で営業に配属され、嫌々続けてもう辞めたいというパターンも多いです。
ですが、1年もたたないうちは、仕事の本当の面白さも分からないので後先考えずに辞めるのは少し待ってください。。
対人スキル・売上管理スキルの習得率はピカ一
営業ほどコミュニケーションスキルを伸ばせる仕事はありません。さらに、スケジュール管理スキル、提案力、交渉力、売上・利益に対する意識など、得られるスキルは数多く、人脈を作ることもできます。
営業時代に築いた人脈を生かして、その後大成功を収めるというのはよく聞くパターンですよね。
努力をしても効果がないなら転職すべき
まずは自分で努力してみる
営業の良い所の裏返しは、すべて自分次第ということです。営業成績が上がるかどうか、取引先やお客様から信用してもらえるかどうかも、すべて自分のやり方次第で吉とも凶とも出てしまいます。
常に成績上位の人のセールストークを取り入れてみたり、時間管理をしっかりするようにしたりと、まずは自分なりに努力をすることも大切です。
しかし、会社がブラックであったりどれだけ努力しても効果が無い場合は、我慢せずに転職を視野に入れましょう。
転職するなら、在職中に行動しよう
転職したいという気持ちが芽生えたら、在職中に貯蓄を始めましょう。
さらに、在職中に転職活動を始めれば、不採用になってもお金の心配をすることなく転職活動を続けることが可能です。
また、不足しているスキルや知識に気づけば、在職中に補うこともできます。
精神的に追い詰められているなら鬱になる前に辞める
営業職に対して適性はあるのに、労働環境が苛酷なブラック企業で働いているために、営業が嫌になっている場合もあります。
飛び込み営業ばかりさせられる、過剰なノルマを課し、未達だと上司からの激しい叱責がある、など企業体質に問題がある場合は、無理に我慢せず、早めに転職しましょう。
精神的に追い詰められていて鬱になりそうな時や体調に悪影響が出ている時は、無理をする必要はありません。
鬱や体調不良になってしまっては、次の転職活動はおろか、今後の人生にも支障が出てきてしまいます。
まずは会社を辞め、一旦休んで、前向きになってから転職活動を行いましょう。
営業職を辞めて転職をする方法とは?
営業の種類を変える
営業職からの転職を考えるなら、まず営業の「スタイル」を変えることを考えましょう。
一言で営業と言っても、そのスタイルは多様です。営業職そのものが向いていないのではなく、「営業スタイル」が合わないだけかもしれません。
営業のスタイルを変えての転職なら、今までのキャリアも活かせるので、転職活動もスムーズで、年収や待遇面がアップする可能性もあります。
営業からの転職をする場合は、まず「営業経験を活かして転職できるか」を考えましょう。
新規営業・既存営業
営業には大きく分けると、新しいお客様を開拓する「新規営業」と、今あるお客様に対応する「既存営業」とに分けられます。
新たに信用を築く新規営業が苦手であれば、固定のお客様とじっくり関係を築く既存営業に目を向けてみましょう。
法人営業・個人営業
対象とするお客様によっても営業のスタイルは大きく変わります。企業を相手とする「法人営業」、一個人を相手とする「個人営業」があります。
論理的に物事を説明できる人は、大勢の人を納得させる必要がある企業営業に、感情に訴えて相手を納得させることができる人は信頼関係が重要な個人営業に向いていると言われます。
介護業界などこれからも需要がありそうな業界を選ぶ
今後どのような需要があるかを考えて転職するのも、一つの手です。需要があれば、契約が取れやすいので、仕事へのやりがいも出てきます。
例えば、介護業界などは今後も高齢化が進むことが予測されていますので、その需要は途切れることはないでしょう。
介護用品や福祉用具を取り扱う企業など介護業界にも営業の仕事はあります。
また、介護施設にも入居者を獲得するための営業活動はありますので、施設で働きながら営業スキルを活かすこともできます。
営業職自体がダメなら、他職種
営業職自体を辞めたいと考えているのなら、他職種に転職しましょう。
営業職では、コミュニケーション力、パソコンスキルのほか、業界の知識や、客層の特徴などをつかむ力が養われると言われています。
営業が向いていない人におすすめの職種
営業職自体が嫌な人の解決策は、他の職種への転職です。未経験の職種に転職する際も、今までの経験が少しでも活かせるものがおすすめです。
営業からの転職が多い仕事をいくつかご紹介しますので、転職の参考にしてください。
圧倒的に希望が多いのが「事務職」
外回りや営業先とのコミュニケーションに疲れ、ストレスから開放されたいとの思いから転職希望として多いのが事務職です。
事務職は、社内のコミュニケーションを図る事が多いので、営業で培ったコミュニケーションスキルや数字に対する鋭い感覚が役立ちます。
倍率が高くて難しい職種ですが、男性なら、一般事務よりプロフェッショナルな知識を求められる品質管理や生産管理などの管理部門が狙い目です。
しかし、給与水準は営業よりも低い傾向があるので、その点は要注意です。
「営業事務」は特におすすめ!
営業経験者におすすめなのは、事務の中でも営業事務です。営業事務は営業のサポートをする仕事なので、今までの経験も活かすことができます。
自分の実体験から、こんな事務作業がやりたいなど、仕事への取り組みについて具体的にアピールすることもできます。
実はコミュニケーションスキルが求められる「人事職」
人事職は、事務的な仕事だけではありません。学生や社員を対象にした研修や面接など、コミュニケーションスキルを求められる職種でもあります。
また、営業経験を積むことで人を見極める目を養うことができていれば、営業経験が買われて優遇されるケースもあります。管理職の経験があればさらに評価は高いです。
数字に強い人は有利「経理関係」
営業では売上管理など、常に数字に向き合う仕事をしているので、数字に強い人は経理関係もおすすめです。
一般的に営業からの転職は難しいと言われていますが、未経験からの転職であれば、職歴がない人よりも、営業から転職したほうが有利です。
簿記2級の資格を取得するのがおすすめで、職業訓練校でも簿記が学べるので、退職後に利用すれば、履歴書の空白がなくなるというメリットもあります。
営業経験が買われる「企画・マーケティング職」
人気のある職種でハードルは高いですが、比較的営業経験がある人を優遇してくれるのが企画・マーケティング職です。
企画は商品やサービスを生み出し、マーケティングでは商品やサービスを流通させるためにはどうしたら良いか戦略を立てる仕事です。
お客様と一番近い立場にいる営業を通して培った、販売戦略を立てる力や、世の中の動き・客層の声をつかむ力を活用できます。
さまざまな業界での求人があるので、営業していた業界に近い企業を選べば、転職成功の可能性も高まります。
やりがい重視の「販売・サービススタッフ」
コミュニケーション能力が生かせる仕事です。
営業のような収入は見込めませんが、接待や残業は営業よりも少なくなるでしょう。
人と接することにやりがいを感じる人にはおすすめの職種です。
将来性の高いスキルを身に着ける「ITエンジニア」
営業からのジョブチェンジで人気の高い職種です。
営業とは違い、裏方の仕事ですが、手に職がつき、自分でサービスを生み出せ、長期的なキャリアも描きやすいことから人気となっています。
プログラミングスキルの獲得と転職サポートを同時に行ってくれるスクールなどもあるので、プログラミングを学びながら転職活動をするのもお勧めです。
安定性抜群「公務員」
ノルマを追いかけるよりも、コツコツと決まった業務を正確にこなして行くことが求められます。
なんといっても安定性は抜群です。窓口業務では、住民と接する機会があり、コミュニケーション力も活かせます。
30歳以下なら公務員試験を受けられますし、近年では社会人経験採用枠が広がってきているので、興味がある人はチャレンジしてみましょう。
営業職から転職する時の注意点と本当に活躍できる仕事を見つける方法
営業職の仕事は幅広い業務経験が積める仕事です。
そのため、転職の際にチャレンジできる企業も多くあります。
しかし、その中から自分に最適の企業を見つけるのは、簡単ではありません。
営業からの転職で企業選びに失敗しないためにはどうしたらよいのでしょうか。
営業職からの未経験転職の罠
未経験職種に転職する時に気を付けたいのが「未経験歓迎」の求人です。好条件の求人の様ですが、なぜ未経験歓迎なのかを考えましょう。
一般的に、誰もやりたがらない仕事、長続きする人が少ない入れ替わりの激しい職場、何年やっても何のスキルも身につかない仕事は未経験歓迎が多いとされています。
せっかく転職してもブラック企業に近い転職先では意味がありません。
未経験の職種への転職は、年齢を経るごとに可能性が狭まる
未経験の職種に転職したいなら、年齢は若い方が有利です。「第二新卒」という言葉があるように、20代前半なら最初に就職した会社の企業文化に染まりきっておらず、まだまだ融通がきく人材として成長を見込まれての採用もあります。
20代後半でも未経験への転職は可能です。
30代前半になると、未経験への転職は厳しくなりますが、営業で培ったスキルや経験をうまくアピールするのが成功への近道です。
30代後半からは未経験の職種に転職するのは厳しい現実があります。未経験の職種へ転職するなら、いかに早く行動するかがポイントです。
営業職からの異業種転職に失敗しないために
志望動機は前向きな回答をする
転職の場合、企業は即戦力になる人材を求めているケースが多いものです。
年齢によっても対応が異なりますが、「これから勉強します、がんばります」という漠然とした意欲を示しても説得力がありません。
資格を取る計画があるなら、具体的な資格名はもちろん、受験日がいつ、なども伝えるとよいです。
また、意欲や真剣度を見せるために、志望する業界や職種については面接前にしっかり調べておくことが大切です。
また、志望動機はあくまでも前向きな回答を準備します。「現状から逃げる」ための志望動機にならないよう、自己意識を確認しておきましょう。。
未経験でも、活かせるスキルや経験はアピールする
即戦力としての活躍が見込めない第二新卒や入社3年未満での転職の場合は、経験を売りにはできません。
それよりも、将来性や今後のやる気をアピールする方向で準備します。営業なら、特別なスキルはなくても、コミュニケーション力やフットワークの軽さなど、未経験の職種にでも活かせる部分をアピールするとよいです。
3年以上の経験がある場合は、「営業を通して知った他の仕事へ関心を持った」という流れでうまくアピールするのが無難です。
何が一番やりたくないのかを明確にする
転職することで、今ある不満が何もかも解決するわけではありません。どんな企業に転職しても必ず何かしらの不満はあるはずです。
どうしても我慢できないことを一つだけに絞って、それが無い企業を選ぶのがポイントです。
転職先で「やりたくないこと」をやらなくてすむのか確認
転職で失敗しないためには、転職することで現状の不満を解消できるのか、転職前に知っておくことが大切です。
そのためには、現状の不満を明確にし、転職先の状況を把握することが必要になりますが、自分一人で行うには限界があります。
そこで、転職エージェントのキャリアコンサルタントに相談することをおすすめします。
転職先の内情にも詳しいキャリアコンサルタントに、たくさんの非公開求人の中から、自分に適した求人を提案してもらうことができます。
営業の経験が活かせる職場を紹介してくれるおすすめの転職サイト6選
「営業の仕事が向いていない…」「今の職場環境が合わない」といった場合は、営業の仕事そのものが向いていないのではなく、職場との相性が合っていないだけかもしれません。
すぐに営業職から足を洗うのではなく、業務内容や取り扱う商材自体を変えてみるのもひとつです。
また営業としてのスキルがあるのなら、転職時もスキルや経験を活かせる職場やアピールできそうな仕事を選ぶのがいいでしょう。
そこでここでは、営業の経験が活かせる職場を紹介してくれる転職サイト・エージェントについていくつかご紹介します。
未経験でも営業のスキルや経験を活かせる職場を探したい方や、営業の職種にはどんなものがあるのか気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
ビズリーチ
求人数 | 約11,000件以上 |
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特徴 |
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ビズリーチはあらゆる業種・職種に対応した、ハイクラス向けの転職サイトです。
営業のみの求人だけでもかなり多く、管理職や営業所長、営業役員といった役員クラス、高ポジション求人も取り扱っているので、キャリアアップ・年収アップを目指す人にはおすすめです。
実際、掲載している求人の3分の1以上は年収1,000万円以上の求人があり、30代などある程度営業としての経験やスキルがあれば登録しておいて損はないでしょう。
またビズリーチでは「スカウト機能」があり、職務経歴書を作成しておけば、興味を持った企業や専門のヘッドハンターから直接Aファーが来ます。
すぐに転職しないとしても、現在の自分の市場価値について知れますし、現職が忙しくなかなか転職活動に時間を割けられない方にも向いています。
ただしビズリーチは基本的に業界経験者を対象にしているので、全くの未経験転職を考えているのならほかのサイトの方がいいでyそう。
「自分に合った働き方を実現したい」「現在、給料面に対して不満がある」方はぜひ利用してみてください。
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dodaはパーソルキャリアが運営する、20代~30代の利用者が多い転職エージェントです。
営業に特化した転職サイトではありませんが、取り扱う業界が広く営業自体の求人も多いので、思わぬ営業関連の仕事が見つかる可能性が高いです。
未経験OKから経験者向けの求人だけではなく、「ノルマなし」「残業なし」「残業月20H未満」といった働き方そのもののこだわり条件でも絞れます。
「今のノルマがきつい」「残業が多すぎる」「ほかの営業の仕事も見てみたい」といった方は見ておくといいでしょう。
またdodaでは、「エージェントサービス」「スカウトサービス」といったサービスもあり、ひとりで転職するのが不安な方や自分の市場価値を知りたい方にも対応しています。
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営業が嫌だと感じたらまずは自己分析してみよう!
営業職は向き・不向きがはっきりして分かれてしまう職種なので転職を考えている人も多いでしょう。
転職で大切なことは、転職によって今の問題点ができるかどうかです。
営業を辞めたいと感じたら、以下の方法がおすすめです。
・現在の会社の営業が嫌なら、営業の種類を変える
・営業職自体が本当に嫌なら、営業事務・企画などの今までのスキルを活かせる他職種に転職する
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自分でも気づけなかった発見があり、自分の長所、経験やキャリアを活かした、良い転職の可能性が広がっていきます。