30代に突入し、会社でも責任のある仕事を任されるようになったのに、いっこうに給料が上がらないと嘆いていませんか?給与所得者の平均年収が420万(※1)の時代に、仕事の経験も積んでいるにも関わらず、平均年収が400万円に達していないのなら、転職を視野に入れるタイミングです。
※出典:平成27年分 民間給与実態統計調査
今の会社では将来が見えない、給料が上る見込みもないそんなあなたに、この記事では、年収400万以上の正社員への転職を可能にする方法をご紹介します。
ポイントは「自分の経験が活かせる仕事を選ぶ」ことです。
転職に一歩踏み出す勇気になれば幸いです。
年収400万以上を目指せる仕事を知る
自分の経験を活かせる仕事とはいっても、どんな仕事が年収400万円以上の願いを叶えてくれるかある程度知っておかなければ、転職活動が長引く可能性がでてきます。まずは、どんな業界・職種で年収400万を目指せるのか知っておきましょう。
狙うべきはこの業界
年収400万を狙うなら押さえておくべき業界はこちら。
広告
広告代理店や制作会社などがある広告業界。クライアントの意向に沿った広告媒体や方針の提案から、制作・校正などを行う仕事です。芸能人など普段会えない人とも会える可能性のある仕事ですが、残業は比較的多めの業界です。
WEB
インターネットを通して人々の生活を豊かにするWEB業界。サイト制作などに代表されますが、近年ではメディアやSNSが栄え、発信力の強い会社が成長を遂げています。また、スマホアプリも盛んになり、多くの企業がこぞって開発しています。
IT/通信
私たちが生活する上で必要なシステムづくりに大きく関わる業界です。コンピューターを通して「こうなったらもっと便利で使いやすいのに」という願いを叶える仕事です。求人サイトでも多く採用がかかるほど人材が不足しており、研修から取り組む企業も増えています。
金融
銀行・証券・保険会社を含む業界です。今でも新卒採用で人気の業界です。早ければ20代の早いうちから年収400万以上を狙えます。変化の多い業界なので専門的な知識をもっておくのはもちろん、その知識をどんどん更新していかなければならない業界でもあります。
不動産
賃貸・分譲の住宅の取扱だけでなく、ビルの開発や用地の仕入れ・鑑定など幅広い業務に当たるのが不動産業界。人の住まいや暮らし、増税などの政治の動きに密接しているので、変化の大きい業界でもあります。
メディカル
医師や看護師はもちろん、その医療現場で必要な医療品や機器を扱うのがメディカル業界です。人の命に関わる仕事なので、医療現場で働く人以外も、それ相応の専門的な知識が必要な場合もあります。
業界も昔に比べると多彩化しており、自分の知らない業界でも、年収400万を狙えることもあります。また、業界問わず、トップシェアを誇ったり、大企業だったりする会社は年収400万以上を狙えます。
年収400万円以上を狙える職種
業界だけでなく、どんな職種で年収400万以上を目指せるのかも押さえておきましょう。
営業
顧客の元に自社のサービスや商品を売り込みにいく、売上に直結する仕事です。営業職には、自社の商品を売り込む力はもちろん、顧客が求めるものを汲み取り、それに合ったものを提案する力が必要です。
エンジニア・プログラマー
システムの設計や開発、テストまでを請け負う仕事です。黙々とソースを打ち込むだけではなく、あいだに営業が入ることもありますが、顧客の理想を形にするために相手の意向を汲み取る力が重要になってきます。また専門的な知識が必要な仕事ではありますが、人材不足のため未経験から採用している会社もあります。
コンサルタント
様々な業種において顧客の課題に対する解決策をアドバイスするのがコンサルタントです。顧客とのコミュニケーション能力はもちろん、根拠に基づく論理的思考ができる人が活躍できます。
経営・事業企画
会社がより大きく成長していくための計画を練り、実行していく仕事です。所属する業界の知識や経済のことに詳しいことはもちろん、分析や洞察する力が大いに発揮される場所です。会社経営に必要不可欠なポジションです。
財務
会社運転の資金を調達したり、運用したり、管理したりするのが財務の仕事。金融機関との連携が必要な職種なので、経理や会計の知識が必要なのはもちろん、経営者と同じ目線をもって業務に取り組むことが重要になります。
やはり、専門的なスキルや知識が必要であればあるほど、その職種の年収は高い傾向にあります。
では、これらの業界や職種に挑戦するにはどう動けばいいのでしょうか。
年収400万以上の転職を目指すための選択肢
紹介した業界や職種は一見専門的な知識が必要なように感じませんでしたか?確かに専門性はあるに越したことはありません。ですが、転職において、自分の経験はすべて専門性だと捉えられます。次は、紹介した仕事に転職するための方法を押さえましょう。
同業界・同職種への転職
もし、あなたが上記で紹介した業界・職種でのお仕事をされていたのであれば、最も自分の力を活かせる転職方法です。実務経験が豊富なので、業界のことも、仕事の回し方もイメージでき、即戦力としての活躍が期待できます。なにより、教育に時間もコストもかからないため、採用されやすくなります。自己アピールをする際は、思う存分これまでの実務経験とこれからその会社で挑戦してみたいことを話しましょう。
同業界・異職種もしくは異職種・同職種への転職
業界もしくは職種のどちらかが未経験の場合も、今の会社での実務経験は必ず活きます。業界・職種に必要な専門性やスキルを身につけたのであれば、サポート職種から営業職へ、金融業界から各業界の財務へなど、同業界・同職種の転職よりも様々な道が開けます。経験がないからと諦めず、採用事項に書いてある必要なスキルを満たしているかをしっかりみて、自分をアピールしましょう。
異業界・異職種への転職
この転職が一番難しい道のりです。未経験と捉えられるため、求人の数もそう多くはありません。ですが、資格を取得したり、情報を集めたりすることで、書類選考や面接時にアピールできるポイントにもなります。それから、なぜその会社でのその仕事に興味をもったのかをきちんと言葉にできれば、あなたに興味をもってもらえます。また、これまでの仕事に対する姿勢や自分自身の長所短所を端的に説明できるようにしましょう。
年収400万円以上を目指す転職活動時におさえるポイント
今回の転職の目的は年収アップです。ですので今より年収の高い企業を選ぶことは大前提ですが、以下のポイントもしっかりチェックしておきましょう。
顧客層
取引先は、その会社の売上に関わる大きな要因です。どんな会社とどういう取引をしているのかまでわかれば理想的です。また、融資を受けている銀行が都市銀や地方の大きな銀行であれば、より信頼できるでしょう。
過去の売上・成長率や今後の見通し
会社の規模が大きくなっているようであれば、その会社が上昇傾向にあるしるしです。どんな事業を軸にして売上を伸ばしているのか、また今後どのような事業展開でさらに売上を伸ばしていこうとしているのかまで確認できれば、会社のイメージもより湧きやすくなります。逆に、売上が落ちている、今後の事業に変化の見通しが立っていないような会社は、選考に進んでも辞退することをおすすめします。
中途入社の割合や活躍度
同じような立場の人が活躍しているかどうかを見てみましょう。中途入社の人が役職や主要ポストについていれば、それだけ自分にも活躍し、年収アップする機会もあると判断できます。
福利厚生や休暇制度
今後、家庭を持つことを考えた時に、家族との時間をとることは非常に重要です。だからこそ、育児休暇などの休暇制度や福利厚生などをチェックしておきましょう。今の世の中、共働き世帯が増え、男性も女性も家庭をいっしょに支えていくことが求められています。だからこそ、男女関係なく、あらゆる休暇制度や福利厚生の活用について知っておくことも大切です。最近では有休取得率を公表している会社も増えてきているので参考にしてみてください。
離職率
また、あまりに離職率が高い会社だと、劣悪な職場環境や人間関係があるのではないかと想像できます。ネットでも会社の評判を見れるサイトはありますが、やはり直接聞けるなら企業の人に聞いたほうがいいです。ダイレクトに「離職率は?」と聞くのもありですが、あまり印象を傷つけず聞く方法としては「転職活動中各サイトで御社の求人を拝見しましたが、今人材を必要としている理由はありますか?」がおすすめです。なぜ人材が必要なのかと聞かれて、答えられない会社はないですよね?むしろ答えられないなら怪しいと判断する材料になります。
年収アップで400万以上を目指すのであれば、自分の経歴の棚卸しと転職企業の先まで見据えた研究をした上で臨む必要があります。さらに、これまでの経歴とスキルをいうだけではなく、これらを活かしてその会社でできること、やっていきたいことをきちんと伝えることも大切です。転職者に求められるのは「何をしてきたか」以上に「これから何ができるのか」です。
またどうしても受けたい会社に自分のスキルが何か足りないのであれば、勉強をしたり、情報を集めたりしていることをきちんと伝えれば、選考にすすめることもあります。
自力のみで進める転職活動の落とし穴
と、ここまで年収400万以上の転職を目指すためにすることを説明してきましたが、地道な作業や調査、さらには自分の経歴を端的にまとめて…と結構な労力がかかるなと思いませんでしたか?
しかも自力の転職活動でよく活用される転職サイトやハローワークには、高収入の求人があまりありません。加えて、入社後に
- 正社員と記載があったのに、試用期間は契約社員だった
- 試用期間の給与形態が異なる
- 試用期間中は各種保険の対応外
などという条件変更を一方的に告げられるトラブルも後を絶ちません。
転職に失敗しないためにできること
では、どうすれば納得いく転職に結びつくのでしょうか?
一つの手段として「プロの手を借りる」という転職活動のやり方があります。ここでいうプロとは、人材紹介会社が運営する転職エージェントというサービスです。
転職エージェントを活用する
転職エージェントが取り扱う求人は、転職サイトに載っていない高収入の非公開求人がほとんど。しかも、自分で調べる内容をしっかり求人紹介時に案内してくれるので、入社後のギャップも少ないのです。しかも、自分では切り出しにくい給与の交渉もしてくれるので、希望の年収を目指すことができるのです。
だから、求人サイトで、時間をかけて応募と調整を自分の力だけでするよりか、効率的かつ理想的な転職活動を進められるのです。
年収アップの交渉を積極的にしてくれる転職エージェント
世の中には、転職エージェントが数多くあります。でも、年収アップが目的の転職なのに、この交渉にあまり積極的ではないエージェントがあるのも事実。だから、筆者は年収アップの交渉を得意としているリクルートエージェントに登録しました。
リクルートエージェントの専任キャリアアドバイザーの方からは、
- 職種・業種別のプロの方が担当してくれる
- あなたの目指す会社に合った書類の作り方や面接突破のアドバイスが受けられる
- 自分の口からは言いにくい年収交渉もしっかりと取り組んでくれる
という心強いサポートがありました。
しかもいちばん重要な年収アップの部分に関しては約71%の人が、リクルートエージェントを通して年収アップに成功しているのだとか。しかも生涯年収まで考えて交渉をしてくれるのです。
リクルートエージェントは、転職者が正社員として長く働くことを想定し、納得のいく転職になるよう、人材紹介会社ならではのスキルとノウハウをつめこんだきめ細やかなサポートをしてくれます。
年収アップならリクルートエージェント
業界最大手の転職エージェントで、幅広い業種・職種の求人が豊富です。全国対応なので地方の求人もあります。大手企業を中心とした良質な求人が多く、非公開求人も約20万件を保有しています。
転職支援実績が豊富で、異業種・異職種に転職した事例も数多く取り扱っているため、年収アップのために他の仕事に転職したい人にもおすすめです。サポート力が高く、求人提案力も高いので、キャリアにマッチする求人を色々と提案してもらえます。年収交渉も得意です。
拠点も全国主要都市に19箇所あり全国を網羅しており、土日の相談が可能なのも有難いですね。
登録基準がやさしめなdodaエージェントサービス
大手の中でも、特にキャリアコンサルタントが親身に対応してくれる交渉力とサポート力が高いと評判のエージェントです。登録拠点は全国にありますので、転職エージェントの敷居が高いと感じているなら、最初に登録してみると良いでしょう。大手他社のように応募をゴリ押しされるケースは少ないので、転職に迷っているレベルでのファーストコンタクトにおすすめですよ。
※職種、年齢、経験を問わず、さまざまな方が利用して転職に成功しています。
転職したいと考える理由は人それぞれですが、最も転職しているのは30代で、転職世代と呼ばれています。若さとキャリアの両方をアピールできる20代後半から30代前半は、特に転職に適した年代ですね。 40才が近くなってくる30代 …
目次 30代のキャリアプランとは?転職を前提としたキャリアプランの立て方は?プロのアドバイスのもとでキャリアプランを立てる30代ならではの年収アップ転職の成功事例30代からの転職活動に必要な条件は?経験とスキル重視の世代 …
共働きで家計を支えている家庭はとても多く、妻が正社員でバリバリ活躍しているケースは珍しくありません。夫婦でともに稼いでいることから、家事や育児も夫婦間でシェアする傾向があり、昭和のように夫は外でバリバリと働いて稼いでくる …
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今の会社でくすぶったままでは、いつまでたっても年収400万以上に到達できる保証はないかもしれませんよ。だったら、その会社で経験したことを、ほかの成長できる場所で存分に活かしませんか?
転職は、あなたのスキルに見合った報酬をもらいながら、もっと活かすひとつの選択肢なのです。自分のスキルを無駄にしないためにも、年収400万以上の目標をしっかり胸にもち、効率的に転職を進めていきましょう。