「もうすぐ30歳になるし、もっと年収が高い仕事に転職したい」、「特に結婚する予定もないし、安定して稼げる職種に就きたい」

今は女性も働く時代になっており、高い年収を求める女性も多いですよね。40代で年収450万ならキャリアによっては難しくありませんが、どうせなら若いうちから稼いでおきたいものです。

ここでは、女性が年収450万以上稼げる職業20代で年収450万以上の仕事に転職する方法を紹介するので、参考にしてみてください。

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目次
  1. 年収450万円稼ぐ20代女性の割合は?
  2. 年収450万円の手取り額
  3. 20代女性の平均給与額
  4. 世代別平均年収額
  5. 20代女性で年収450万円を可能にするボーナスの支給額や割合
  6. 20代女性年収450万は可能?令和4・5年の年末・夏季賞与の支給状況
  7. 20代女性が年収450万円以上稼げる職業は?
  8. 20代女性が年収450万円以上の仕事に転職するには?
  9. 20代女性が年収450万円以上稼ぎたい理由
  10. 20代女性が年収450万円以上稼ぎたい訳:夫の収入が少ない場合
  11. 【まとめ】20代女性が年収450万円以上稼ぐには営業かITエンジニアが現実的

年収450万円稼ぐ20代女性の割合は?

年収450万円以上は20%未満

国税庁の調査(女性の給与階級別給与所得者数 平成27年分調査結果)によると、女性平均給与は276万円で、年収400万円以上の割合は19.7%しかいません。
すべての働く女性たちの2割以下ということで、簡単には稼げない金額です。

ただし、正規雇用・非正規雇用含め、全ての働く女性たち、全年齢で5人に1人なら決して珍しいレベルではありません。実際に大手企業勤務の女性なら、30歳で年収450万は普通とも言われます。

一旦キャリアを中断させていた場合や、20代のころにキャリアを積んでいない女性だとハードルが高く思えますが、決して不可能ではありません

年収についての女性たちの本音

年収400万円以下の場合、仕事のわりに給料が低いなど不満の声が多くなります。働く時間も短く、楽で簡単な仕事であれば、それなりに納得できるのかもしれませんが、頑張ったわりには収入が見合っていないと感じる女性が多いのです。

年収400万円以上の女性は希望する生活水準に達しているため、仕事に対して妥当な年収であるとの声も増えます。

業界や業種など、それぞれ仕事事情はありますが、納得のいくギャラが得られれば、働くモチベーションにつながりますよね。

年収450万円の手取り額

年収450万円は多くの20代女性が希望する収入水準です。

年収450万円では所得税や社会保険料、住民税などが控除された後の手取り額は、月に約25~26万円となります。

年間で換算すると約350万円から360万円の手取り収入に相当します。

具体的な控除内容を見てみると住民税は約21万円、所得税は約10.5万円、社会保険料は約65万円となり、合計で約96.5万円が年収から差し引かれます。

税金や社会保険料など

年収450万に対しての税金や社会保険料など

住民税 約21万円
所得税 約10.5万円
社会保険料 約65万円
合計 約96.5万円

税金や社会保険料は、年収に直接影響を与える重要な要素です。

国税庁が公表している『民間給与実態統計調査結果』によれば、全産業の平均年収は約436万円です。

この点を踏まえると、年収450万円は平均をわずかに上回る額と言えます。

年齢やキャリアパスにより、年収がどの程度の生活レベルを意味するかは変わります。

年収450万円での生活は現状維持で満足か、さらなる収入向上を目指すかによって大きく異なります。

贅沢な生活を望む人、結婚や家族計画を考える人には年収450万円では物足りない場合があります。

20代女性の平均給与額

年代 平均年収 男性 女性
20代 348万円 371万円 321万円

20代女性の平均年収は大手人材会社dodaの調査によると321万円とされています。

この額は20代全体の平均で348万円、男性が371万円であることを考慮すると、女性の年収は男性に比べてやや低い傾向にあります。

20代の女性にとってこの年収はキャリアの初期段階であり、今後の職業経験やスキルの向上によって、収入の増加が期待されます。

女性の平均年収は男性よりも低いものの、年代が上がるにつれてその差は縮まっていきます。

また、手取り額は総支給額の約8割程度と見積もられるため、実際の生活費とのバランスを考える際には注意が必要です。

20代や30代の女性は収入と生活費のバランスを考慮しながら、キャリア形成に励むことが重要です。

世代別平均年収額

年齢が上がるにつれて、特に高校卒業者と大学卒業者の間で給料の格差が広がることが伺われます。

20代前半では高校卒と大学卒の差は23.5万円ほどですが、40代後半になるとこの差は約100万円以上に拡大します。

年齢を重ねるごとに学歴による給料の差が大きくなる傾向を示しており、キャリアの進展に伴い学歴が収入に与える影響が顕著になることを意味しています。

【令和5年賃金構造基本統計調査:厚生労働省

学歴計 高校 大学
~19歳 190.0 191.5
20~24 224.5 216.1 239.6
25~29 258.2 240.6 272.6
30~34 286.4 258.4 310.0
35~39 314.6 276.6 354.1
40~44 338.7 293.3 394.6
45~49 355.5 310.0 430.9
50~54 371.1 319.7 473.8
55~59 376.4 322.1 499.2
60~64 305.6 265.6 383.3
65~69 270.1 236.0 369.2
70~ 255.4 226.7 372.7

20代女性で年収450万円を可能にするボーナスの支給額や割合

20代から30代の女性で年収が450万円以上になる主な要因は、ボーナスの支給額や割合にあります。

コロナ禍の影響で多くの企業が残業時間の抑制に努めている現在、月給の差よりもボーナスの支給実績が大きな影響を与えている状況です。

特に、業績が安定している企業では1.5から2.5カ月分の賞与が支給されることがあり、年間で換算すると3ヶ月から5ヶ月分に相当します。

賞与があることで年収は100万円以上増加し、500万円台や600万円台に到達することが可能になります。

企業規模や業界によってボーナスの支給額には大きな差が存在します。

大手企業や特定の専門分野を持つ企業では、より高額なボーナスが支給される傾向にあります。

一方で、ボーナスが支給されない企業も珍しくなく、月給や他の手当てによって年収を補う必要があります。

20代の若い女性はキャリアの初期段階にあるため、賞与の差が将来のキャリア形成や収入に大きな影響を与えることになります。

転職やキャリアアップを考える際には企業が提供するボーナス制度に注目することが重要です。

20代女性年収450万は可能?令和4・5年の年末・夏季賞与の支給状況

令和4年の年末賞与に関する厚生労働省の毎月勤労統計調査のデータでは、特定の事業所で勤務する正社員の平均賞与額はパートやアルバイトを除外した状態で算出されています。

毎月勤労統計調査データは、20代女性の年収が450万円に到達する可能性を検討する上で重要な指標となります。

賞与の支給額は企業ごとの業績や業界の特性によって大きく異なり、全体の平均を大きく上回る場合もあります。

2023年の統計によると多くの企業で賞与の支給が行われており、年収において大きな比重を占めています。

賞与の額が年収450万円到達の鍵を握っていると言えます。

夏季賞与の支給状況

事業所規模30人以上の結果(引用:厚生労働省

産業 5年夏季 4年夏季 前年比
調査産業計 463,764円 454,152円 2.1%
鉱業,採石業等 1,105,697円 962,686円 14.9%
建設業 752,408円 713,347円 5.5%
製造業 594,417円 583,105円 1.9%
電気・ガス・熱供給等 815,645円 828,553円 -1.6%
情報通信業 751,297円 730,347円 2.9%
運輸業,郵便業 417,057円 402,886円 3.5%
卸売業,小売業 429,356円 429,470円 0.0%
金融業,保険業 765,918円 726,088円 5.5%
不動産業,物品賃貸業 656,760円 577,605円 13.7%
学術研究等 802,775円 785,772円 2.2%
飲食サービス業等 82,333円 77,017円 6.9%
生活関連サービス業等 223,350円 166,517円 34.1%
教育,学習支援業 597,901円 574,952円 4.0%
医療,福祉 313,510円 319,618円 -1.9%
複合サービス事業 385,002円 386,327 -0.3%
その他のサービス業 209,882 197,207円 6.4%

年末賞与の支給状況

事業所規模30人以上の結果(引用:厚生労働省

産業 4年年末 3年年末 前年比
調査産業計 458,374円 442,231円 3.7%
鉱業,採石業等 883,850円 835,137円 5.8%
建設業 697,486円 698,605円 -0.2%
製造業 573,162円 556,714円 3.0%
電気・ガス・熱供給等 846,985円 860,186円 -1.5%
情報通信業 709,513円 708,748円 0.1%
運輸業,郵便業 409,372円 349,196円 17.2%
卸売業,小売業 439,294円 393,610円 11.6%
金融業,保険業 689,330円 689,769円 -0.1%
不動産業,物品賃貸業 619,725円 572,209円 8.3%
学術研究等 731,456円 701,978円 4.2%
飲食サービス業等 94,151円 59,785円 57.5%
生活関連サービス業等 186,618円 132,569円 40.8%
教育,学習支援業 608,787円 603,925円 0.8%
医療,福祉 361,730円 369,835円 -2.2%
複合サービス事業 408,759円 422,042円 -3.1%
その他のサービス業 187,357円 187,711円 -0.2%

20代女性が年収450万円以上稼げる職業は?

飲食店のスーパーバイザー/エリアマネジャー

チェーン展開などをしている飲食店などで、複数の店舗を管理する仕事です。
マネジメント力が必要で、店舗の売り上げを左右するポジションなので責任も重く、かなり多忙です。店長クラスの豊富な経験があれば、転職も可能です。

キャビンアテンダント(CA)

旅客機の乗務員、フライトアテンダントまたはキャビンクルー、昔はスチュワーデスと呼ばれていた憧れの職業ですね。年収450万円になるのは平均40歳前後ですが、格安航空会社(LCC)の場合は契約社員も多く事情は異なります。

Webプロデューサー/ディレクター

Webに関わりさまざまな職種の人との調整や折衝、コントロールなど、細かく現場をまとめてプロデュースやディレクションをする仕事です。IT系技術力よりも対人間力や企画力が勝負ポイントです。調整力・交渉力なども必要でかなりヘビーですが、Webの上流工程なので若くして高年収のケースも多々あります。

メディア/マスコミ系

メディア系では、女性でも年収450万円前後の人が珍しくありません。ただし生活は不規則で、体力必須のハードな業界なので、女性は特に30代になると退職率が跳ね上がります。

ITエンジニア

IT系のエンジニア職は、本人のスキル次第の側面もありますが、所属する組織によって大きく差がつきます。年収の高い上流から下請けの零細SIerの下流までピンキリですが、IT転職によって高年収にキャリアアップできる可能性がある職種です。
技術力次第で、フリーになってバリバリ稼ぐ女性もいます。

メーカーの技術職・研究職

製造業などメーカー系の技術職や研究職は、管理職にならなくても年収450万円以上のケースは多々あります。専門性の高い仕事なので、保有するスキルやキャリアなど技術力によって高年収転職もできます。

金融系専門職

ファンドマネジャーやトレーダー、ディーラー、アナリスト、エコノミストなど、金融系の専門職の場合は若くても高収入です。金融業界は他業界に比べると、一般職でも年収は高めですね。

会社員、マネージャーなどの管理職

一般的な正社員で会社勤務なら、30代前半で年収450万円くらいとなり、管理職に手が届くポジションです。新卒入社でなくても、中途採用の転職組であっても、マネジャークラスへの管理職転職なら女性でも十分可能になります。

営業職

営業の収入は、固定給+歩合制のケースが多く、成績次第です。残業や接待、休日出勤、顧客次第で休みもとりづらいですが、女性でも売上次第で稼げる職種です。

救急救命士

国家資格を持ち、救急車に同乗して緊急措置を行い、命を救う仕事です。
イレギュラー勤務が多く、体力的にも精神的にもハードなので、日本では女性の救急救命士はかなり少ないです。

医療系専門職(看護師、薬剤師、医師)

夜勤やシフト勤務なども多いですが、国家資格の医療系専門職、「師業」なら女性でも年収450万以上の場合は多々あります。

20代女性が年収450万円以上の仕事に転職するには?

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現在の職種で年収450万以上を目指せるのなら、今の会社よりも条件の良い同職種の会社に転職すれば良いですが、今の職種では難しい場合は未経験の職種に転職しなければいけません。

未経験でも採用されやすく、年収450万以上稼ぐのに現実的な仕事は、営業職とITエンジニア職です。営業は未経験からでも採用されやすく、アルバイトなどで接客経験があれば、それを活かすことができます。

また、IT業界は人手不足なので、未経験でも採用されやすいです。入社してからスキルを身につければ、結婚や妊娠したときにフリーになることも可能なので、自由度が高いです。

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応募に際しては、今までの職種と同じ業界や職種である、あるいはスキルやキャリアを活かせる求人案件であることも、転職成功のコツです。

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ハローワークや転職サイト経由の場合は、内定後に自分が思っていたのと条件が違ったというケースも多々あります。自力でブラック求人かどうかを見極めるのは、素人にはかなり難しいのが現実です。

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20代女性が年収450万円以上稼ぎたい理由

生活レベルが安定する

年収450万円の場合、手取り金額は大体350〜380万円です。給与とボーナス(1.5ヵ月)と考えて15ヵ月分、額面で毎月30万、手取り23〜25万円というところでしょう。決して多い金額ではありませんよね。でも、カツカツで生活が困窮するというほど辛くは無いでしょう。

プチ贅沢なら可能

都会の一人暮らしの場合、年収200〜300万円未満だと貯蓄もできず、日々の生活もかなり苦しいかもしれません。将来も不安ですね。

家賃にかけられる金額としては、およそ年収の25%程度とされています。年収450万円なら、家賃9万円くらいの部屋が借りられるので、安アパートではなく賃貸マンションも可ですね。少しだけ余裕のあるプチ贅沢なら十分できるレベルです。

将来のために貯金もできる

年収450万あれば、贅沢な生活をしなければ、毎月ソコソコに貯金もできるでしょう。

将来結婚するとしても、一生独りで生活するにしても、何かのための蓄えがあるのは気持ち的にも余裕ができますね。アリとキリギリスの間くらいの、経済的にも精神的にゆとりある暮らし方が十分に可能になります。

独身女性の年収450万以上が、将来の生活力に差がでるラインです。

20代女性が年収450万円以上稼ぎたい訳:夫の収入が少ない場合

世帯収集をアップさせたい

未婚の男性が結婚に踏み切れない理由として、「自分の稼ぎが少ないから家族を養えない」というのがトップです。

専業主婦希望の女性は減っていますが、男の甲斐性は高収入と勘違いしている男性もまだいます。でも、妻の収入が無いと家庭生活が成り立たない世帯も増えているのが現実です。

結婚後の夫婦の生活、将来設計は2人の世帯収入で考えるべきでしょう。女性の結婚退職は死語になりましたが、共働きが賢明ですね。

子どもや将来のために稼ぎたい

夫の経済力にもいろいろですが、夫の稼ぎだけに頼るよりも、妻も稼げる方がいろいろ安心です。家庭の経済力は、トータルの世帯収入で考えるべきです。

パートナーが年収的に頼りなくても、自分が稼げるなら少し気が楽ですし、妻に年収450万円あれば子どもにかけるお金にも余裕ができます。

【まとめ】20代女性が年収450万円以上稼ぐには営業かITエンジニアが現実的

女性が年収450万以上の転職を成功させるのは簡単ではありませんが、決して不可能ではありません。年収450万以上稼げて、現実的に転職可能な職業としては、営業職とITエンジニア職があります。

高い年収の求人が載っていない転職サイトなどもあるので、転職のときには転職サイトや転職エージェント選びが重要です。女性でも高収入が狙える求人を多数掲載しているサイトを参考にして、自分の理想に合った仕事を見つけましょう。