「酷いパワハラを受けているので退職したいが、自己都合退職になるのは納得できない。会社が素直に会社都合退職を認めるとも思えないが、パワハラによる会社都合退職であることを認めさせる方法はないだろうか?」

パワハラが悪いことだと社会に認識されるにしたがい、このような相談も非常に増えています。

ここでは、パワハラによる退職を会社に認めさせ、会社都合の退職にさせる方法を紹介します。パワハラを受けていて会社都合退職を認めさせたい人は、参考にしてください。

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パワハラで会社都合の退職になったら何が違う?

会社都合になると失業給付がすぐに受け取れる

失業保険は自己都合退職の場合は病気などで「特定理由離職者」に認められない限りは、3ヶ月の給付制限があるため、給付されるのは最短で3ヶ月7日後です。

しかし、会社都合退職の場合は「特定受給資格者」となり、3ヶ月の給付制限がなくなるため、最短7日後に受け取れます。さらに年齢によっては、給付される期間が延長されることもあります。

会社都合を認めさせる方法の一つは内容証明郵便

会社都合退職は、会社にイメージダウンなどのデメリットがあるため、自己都合退職と書かないと退職届を受け取ってもらえないこともあります。

その場合は、「会社都合で退職する」旨を記載した退職届を内容証明郵便で送ることで会社都合退職にする方法があります。

内容証明郵便で退職届を提出した場合は、会社に届いたあと、最短2週間で自動的に雇用契約が解除されます。

就業規則で退職届の提出期限が定められている場合は、就業規則に則って退職日が決まります。

内容証明郵便でも会社都合になるとは限らない

内容証明郵便で「会社都合退職」と書いた退職届を送れば、退職自体はできます。しかし、会社がハローワークに提出する離職票には、自己都合退職と書かれてしまう可能性もあります。

また、会社に退職届が届いてから退職日までは日数があり、その間も引き継ぎなどで会社に通わなければなりません。法律上は14日で退職できることになっていますが、ほとんどの会社は就業規則で、退職届を提出してから1ヶ月は在籍しなければいけないことになっています。

内容証明郵便に会社都合退職と書くことで刃向ってしまうと、辞めるまでの間が気まずくなるので、最終手段と考えた方がよいでしょう。

会社に自己都合での退職を強要されても変更が可能

会社に「自己都合と書け」と言われてしまったときは、あとからハローワークで会社都合退職に変更してもらうのがおすすめです。

ハローワークでは離職票で、会社と離職者の双方が、離職理由を選べるようになっています。離職理由は文章で詳しく書いてあるものを選ぶようになっており、パワハラに該当する選択肢も用意されています。

離職票は最初に会社が書いてハローワークに提出しますが、離職理由については後日、窓口に行ったときに離職者にも確認されます。

ここで会社が書いた離職理由に不服があれば、ハローワークに異議申し立てができます。

パワハラの証拠があり、離職者の申し立てが正当と判断されると、会社都合退職に変更してもらえます。

パワハラで退職する前に証拠を残しておく

パワハラは身体的・精神的攻撃などさまざま

パワハラにはさまざまな手口がありますが、被害内容は大まかに以下のように分類されます。

身体的な攻撃(殴る・物を投げつけるなど)
精神的な攻撃(暴言・罵声など)
人間関係からの切り離し(無視)
過大な要求(1人だけ明らかに無理な仕事量を押しつけられるなど)
過小な要求(仕事をさせてもらえない・使っていない倉庫の整理など、不要な仕事しか与えられないなど)
個の侵害(有給の取得理由を根掘り葉掘り聞かれるなど)

パワハラされたときは、その都度証拠を残す

ハローワークなどの第三者にパワハラがあったことを認めてもらうためには、証拠が必要です。証拠は退職してしまうと得られなくなってしまうので、必ず在職中に集めておきます。証拠は多いほどよいので、その都度こまめに集めましょう。

・スマホやICレコーダーなどで、パワハラの現場を録音・録画しておく
メールやLINEの内容をプリントアウトしておく
・パワハラの内容を日記やメモなどに詳しく記録しておく
(いつどこで、誰に何をされたか、何を言われたか)
会社に相談窓口がある場合は相談し、履歴を残す
・心身に異常が出た場合は病院にかかり、診断書を書いてもらう
・同僚などに目撃者がいて、協力を仰げそうな人物の場合は証人になってもらう

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まとめ

パワハラによる退職であっても、会社都合退職だと会社にデメリットがあるため、自己都合退職を強要されることがあります。

パワハラによる退職を会社に認めさせて会社都合の退職にさせるには、「会社都合による退職」と書いた退職届を、内容証明郵便で送る方法があります。

ですが、おすすめはその場は自己都合退職にしておき、あとからハローワークで会社都合退職に変更してもらう方法です。

パワハラの証拠が必要になりますが、ハローワークの審査で離職者の申し立てが正当と判断されれば会社都合退職に変更してもらえます。

退職してからでは証拠が得られなくなるので、辞める前に証拠をしっかり集めておきましょう