毎日朝起きるなり、「今日も仕事か…」「行きたくないな…」と思うと、自分でもよく分からないうちに涙が出てくるということを体験したことがありませんか?
仕事に行くのが嫌でたまらずに、朝から泣いてしまう、勤務を終えて帰りの車や電車の中で泣いてしまうのは、ストレスのせいかもしれません。
この記事では、泣いてしまうほど仕事が嫌な理由や、仕事でのストレスを軽減する方法について紹介します。
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泣いてしまうほど仕事が嫌な理由とは?
プチうつのせいで泣いてしまう人も
うつ病症状は抑うつ気分が長期的に強く続く
多くの人は、多少の気分の落ち込みを体験しながら生きているものです。たとえば仕事が思うようにはかどらなかった、先輩からキツく叱られた…などのことで落ち込むこと自体は正常な反応です。
しかし、1日中落ち込んでいる状態が2週間以上続くとなると、うつ病の可能性があります。
プチうつは抑うつ気分が短時間生じる
このような強く長い気分の落ち込みが続く場合は「うつ病」の可能性がありますが、「プチうつ」という症状で悩んでいる人もいます。
プチうつとは、うつ病の症状が軽いというわけではなく、うつ症状を示す時間が短いものを指します。
日常生活は送れますし、周囲も気が付きにくいため、一度プチうつになってしまうと治りにくいという問題もあります。
このプチうつの症状として「興味・喜びの喪失」「イライラなどの気分」「思考力や集中力の減退」などが挙げられますが、気分が安定しないことから泣いてしまうという症状も見られるのです。
仕事が嫌ではなく身体状態の疲労が関係することも
上記のようなプチうつ例は、家庭内の問題や仕事でのストレスなども考えられます。
一方で、仕事が嫌、家庭が嫌などではなく、単純に身体症状の疲労によって泣いてしまうこともあるのです。
具体的には、長時間のパソコン作業などで眼精疲労を起こし、眼精疲労から肩こりがひどくなって頭痛が生じ、血行が悪くなったために安眠できずに精神的に不安定になってしまうということが考えられます。
最初は長時間のパソコン作業から生じた身体的初期症状が、最終的にあなたの精神を崩壊させてしまい、知らないうちに泣いていた…ということもあるのです。
人間関係や仕事内容が嫌で×2たまらない場合
仕事内容が嫌でたまらない
就活や転職活動で手を抜いてしまった人もいれば、一生懸命仕事に取り組んできたのに思うような結果にならなかった人もいるでしょう。
どちらの場合も入社してからずっと会社が嫌という人もいますが、入社してからしばらくして会社が嫌になったという人も多いでしょう。
たとえば、最初に配属された部署では何事もなく働けていたのに、その後異動になって仕事内容がガラッと変わってしまったという人もいます。
事務職から営業職へ、営業職からアシスタントへ…など、自分の適性やスキルに全く適合しない部署に異動になった場合、仕事内容の変化はもちろんのこと、自分のそれまでの経験が通用しないことに対して強いストレスを感じるでしょう。
一方で、異動先うんぬんの話ではなく、会社自体がブラックで、入社してしばらくしてから残業代が支払われなかったり、人手不足を理由に月に100時間以上の時間外労働を強制されている人もいるのです。
人間関係が嫌でたまらない
仕事内容に関しては特に不満もないけれど、職場の人間関係が嫌で嫌でたまらないという人もいます。
2010年に行われた「職場の上司と部下の関係実態調査」の結果によると、部下の立場からストレスを感じる原因として第3位に「他の社員との人間関係に問題がある」がランクインしており、職場の人間関係が及ぼす影響は大きいと考えられます。
(参考:https://www.shushokuzaidan.or.jp/assets/files/shurochousa2010_hokokusho.pdf)
人間関係には多少なりとも相性があるため、人によっては接しやすい、接しにくいことに差が出るでしょう。
しかし、そのレベルの話ではなく、たとえば先輩社員から過剰な叱責をされたり、無視されるなどのいじめを受けている人や、上司から人格を否定するようなことを言われたりする人もいます。
職場の人間が無能に思える
一方、いじめられているわけではなく、自分自身が完璧主義であるがゆえに、周囲の社員が皆無能に思えてしまって泣けてくる…という人もいます。
自分が納期を守るために徹夜で資料を仕上げてきているのに、他の社員は平然と納期を破るなど、周囲と自分との間の仕事に対する温度差が大きいことから、仕事がやりにくいことに対してストレスを感じる人もいます。
「自分だけが頑張っている」「私がこんなにやっているのに、他の社員ときたら…」と、自分の完璧主義を他者にも求めてしまうからこそ、自分だけが頑張っていることが悔しくて泣けてしまうのです。
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思い切って休みをとると治るかも?
行きたくないなら少し休んでリセット期間を作る
仕事に行きたくないという気持ちが強すぎて泣けてくるのであれば、有給を消化したり、休職届を提出して休職するなど、本当に会社から離れて一度休んでみるという方法も考えてみましょう。
思い切って休みをとったら、以下のように時間を有効活用することをおすすめします。
整体院・指圧マッサージなどに通う
過度のストレスや生活習慣の乱れ、ホルモンの乱れや不調によって自律神経が乱されてしまうと、「自律神経失調症」となり、時には前述してきたような「うつ病」のような状態となってしまうこともあって、わけもなく涙が出てくることがあります。
乱れた自律神経を元に戻すための方法として、整骨院や指圧マッサージなどに通うという方法があります。
整体では体の働きを整えることによって、身体が自ら治ろうとする働きを強くすることができます。
整体や指圧マッサージを受けているうちに身体の働きが整い、自律神経が整うことによって、わけもなく涙が出るといったことが改善されていくでしょう。
休んでいるうちに心療内科を受診
精神的に辛くても仕事をしている間は忙しくて病院に行けなかったという人は、休んでいる期間を利用して心療内科を受診しましょう。
眼精疲労から来るものであっても、一度休んで総合病院を受診することによって、診断がついて薬物療法等で症状が改善されることもあります。
自分でも仕事のストレスだという自覚がある場合はなおさら早期に心療内科を受診し、医師や臨床心理士からのカウンセリングを受けることをおすすめします。
医療機関での受診はできるだけ早いうちに
心の問題で医療機関を受診することについて、抵抗を感じる人もいるでしょう。「自分の心が弱いから」「同じ条件で働いている他の人は平気だから」などの理由で、強いストレスを感じて朝晩泣いているのに、いつまでも放置している人もいるかもしれません。
しかし、放置してしまうと「プチうつ」の場合「うつ病」へ発展し、希死念慮(死にたいと願うこと)から自殺に至ることもあります。
あなたのことを心配してくれる人の顔が思い浮かぶなら、なおのこと早期に医療機関を受診し、泣かないで過ごせる日を増やしていきましょう。
涙以外にも異常があったら危険信号
うつ症状に注意
あまりにもストレスが強すぎると、以下のような症状もあらわれます。
・食事療法をしているわけではないのに、明らかに体重が減少あるいは増加している
・ほとんど毎日眠れない、あるいは眠れても途中で覚醒してしまう
・ほとんど毎日過剰に寝てしまう
・ほとんど毎日疲労感、または気力が減退している
・ほとんど毎日、自分が生きていることを無価値に感じる
・死について繰り返し考える
・特別な計画はないが何度も死にたいと思う
・実際に自殺しようとする
これらはすべて抑うつに関するエピソードであり、5つ以上が同じ2週間の間に存在する場合はうつ病あるいは双極性障害(躁うつ病)の可能性があります。
明るすぎるのも問題
気分が落ち込んでしまううつ病に対して、以下のようないわゆる「躁」の状態があらわれる場合も注意が必要です。
・自尊心が肥大している
・睡眠欲求が減少している
・普段よりよくしゃべるか、しゃべり続けようとする切迫感がある
・考えが次から次にほとばしる
・注意が散漫になる
・困った結果につながる可能性が高い活動(ギャンブル、違法行為等)に熱中する
以上のような症状が1週間3つ以上続く場合は躁病あるいは双極性障害(躁うつ病)の可能性があります。
軽い躁病の場合は上記症状が4日間ほどしか続かないものですが、これもまた治療が必要な精神病となります。
参考:金城辰夫監修 図説現代心理学入門 2016年 培風館(書籍)
まとめ
仕事のことを考えるだけで泣いてしまう、あるいはわけもなく気が付いたら泣いていることがある場合、過度のストレスがあるか、あるいは眼精疲労などの身体症状によるものかもしれません。
どちらにしても、心身が悲鳴をあげているような状態ですから、思い切って休みを取ることをおすすめします。
休んでいる間には、医療機関を受診したり、自律神経を整えるために整体に通うなど、治療あるいはリラックスすることが大切です。
涙が出る以外にも、眠れない・眠りすぎる、死ぬことを考えてしまう、眠気を感じずに過度に活動してしまう場合も精神のバランスが崩れかけているといえるため、早めに医療機関を受診しましょう。
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