今の仕事が辛く、仕事を辞めたい!と思っても、誰に相談すればいいかもよく分からず不安な気持ちになっているという人も多いのでないでしょうか。
仕事を辞めるか続けるかはキャリア上重要な問題であり、誰でもいいから相談すればよいというものではありません。
ここでは、仕事を辞めたい時に相談してはいけない相手、周りに相談できない時に相談できる場所、友だちや恋人に「仕事辞めたい」と相談された時の対応の仕方について紹介します。
上司や家族はNG?仕事辞めたいときに相談してはいけない相手
上司や同僚は絶対NG
同じ職場の人なら、仕事のことも踏まえて転職の話をしやすいと感じる人もいるかもしれません。しかし、職場の上司や同僚があなたに親身になってくれるのは、あくまでもその会社の仲間であることが前提で、そこから離脱することを快く思わない人も少なくないのです。
また、「〇〇さん、会社辞めるらしいよ」などと噂を広められてしまうかもしれないというリスクも付きまといます。上司に報告するまでの間にこのような噂が社内に広まってしまうと、上司によく思われないこともあり、すんなりと辞めることが難しくなることもあるのです。
嫁に相談すると「嫁ブロック」で転職できなくなることも
妻からの反対によって、転職活動で内定をもらったり内定をもらえそうな段階にあっても、内定辞退や選考途中で辞退しなければならなくなることを「嫁ブロック」といいます。
嫁ブロックが生じる原因は「給料が下がる」「休みが少なくなる(その結果家事・育児も手伝ってもらえなくなる)」「転勤の可能性がある」ことの3つが挙げられています。
内定前に夫婦間で応募先について話し合い、事前に了解を得ておくことをおすすめします。
両親に相談すると「親ブロック」
仕事を辞めるかどうか、転職先をどこにするかなどについて親に相談した場合は、「親ブロック」によって逆に転職活動が妨げられることがあります。
親ブロックとは、親の反対によって応募先が限定されたり、希望の応募先を否定されることを指します。
親ブロックの主な理由は「親の基準での“いい会社”に入ってほしい」ということです。いわゆる大企業の条件を満たしている企業にしか転職してほしくないのです。
この背景には、子どもを思う親心があるのですが、応募先が極めて限定されてしまうのでかなりの足かせになってしまいます。
仕事辞めたいけど誰にも相談できない人のための相談窓口
総合労働相談コーナー(厚生労働省)
総合労働相談コーナーは、職場のトラブルに関する相談や、解決のための情報提供を行っている所です。
不当な解雇や配置転換、賃金引き下げなどの雇用条件に関することや、パワハラ、社内いじめなどの分野を対象に、専門の相談員に面談もしくは電話で相談に乗ってもらうことができます。
無料で利用ができ、予約は不要です。各都道府県の労働局や、全国の労働基準監督署内などに設置されています。
参考:https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html
ハローワークの相談員
ハローワークは公共職業安定所の通称で、全国544か所に設置され、職業紹介・雇用保険・雇用対策についての業務を行っています。ハローワークは誰でも無料で利用することができます。
しかし、ハローワークの相談員は窓口で職業の紹介をするだけなので非正規職員が多く、転職に詳しいわけではなく、カウンセリングもできるわけではありません。
求人数が多く全国の求人を閲覧することができますが、無料で求人を掲載できるので中小企業の求人が多く、求人の質が良いとは言い切れません。今の職場よりよい環境に行ける可能性は低いと思っておいた方がよいでしょう。
転職エージェントのキャリアコンサルタント
転職に関するあらゆるサポートを無料で受けられるのが、転職エージェントです。転職エージェントに相談することで、今の悩みを解決できる職場を紹介してもらうことができます。また、キャリアの棚卸を行い適性を判断してくれるので、自分では思ってもみなかった職種への可能性が広がることもあります。
転職エージェントには様々な種類がありますが、キャリア相談をするなら大手より中堅の転職エージェントがおすすめです。中堅の転職エージェントは大手のエージェントに比べてサポートが手厚く、親身に相談に乗ってくれます。さらに、複数のエージェントに相談することで様々な角度からの意見を聞くことができるので、複数利用するのもおすすめです。
転職活動を始めて3週間で内定を獲得&年収アップ転職に成功した著者が、実際に使った転職エージェントと転職サイトを紹介します。最速で内定を獲得するための転職エージェントの活用方法も解説しますので、これから転職活動を始める人は参考にしてください。
労働相談ホットライン
労働相談ホットラインは、全国労働組合総連合(全労連)が運営している電話相談所です。
仕事を辞めたいという悩みだけでなく、有給、社会保険、差別、いじめなど仕事に対するあらゆる悩みの相談に無料でのってくれます。全都道府県に労働相談センターがあります。
電話番号:0120-378-060 平日10時〜17時までです。メールでも相談を受け付けています。
参考:https://www.zenroren.gr.jp/jp/soudan/
全国職業相談センター
とっくに閉鎖されておりました。申し訳ございません。ご指摘ありがとうございます。
NPO法人労働組合 作ろう!入ろう!相談センター(旧 NPO法人労働相談センター)
NPO法人労働相談センターは、雇用者側ではなく労働者側の目線に立って相談に乗ってくれる機関です。
主な相談可能な内容は、労働条件やハラスメント問題、職場でのいじめなどが挙げられます。
労働相談センターは、上記と同じく東京都内にありますが、メール・電話でも相談できるため居住地に関わらず利用可能です。
また、労働相談センターでは予約制で弁護士による労働相談も受け付けているため、法的な問題から退職に関する相談がしたい場合は、弁護士がいる日にちを確認して予約しましょう。
参考:http://www.rodosodan.org/
彼女・彼氏や友達に「仕事を辞めたい」と相談されたら
どういう点に不満があるのか聞いてあげる
友人や恋人から「仕事辞めたい」と相談されたら、まず相手が今の仕事の何に不満を持っているのかを聞き出すことから始めましょう。
相手が仕事のどのような面に不満を持ち、どのようなことでどれくらい悩んでいるのか、まずは本人の立場からの言い分によく耳を傾けましょう。
その問題は退職しないと解決されないかを確認する
友人や恋人が抱えている悩みが、本当に解決不可能な問題かどうかも、仕事を辞める・辞めないを判断する際に重要な材料となります。
本人は「辞めるしかない」と思っていても、案外退職以外の方法で乗り切ることができるかもしれません。まずは、退職以外の道を確認してみましょう。
それでも解決できなかったら退職の道を考えるべきだと話すのがよいでしょう。
うつ病など精神的・肉体的に限界なら絶対に無理させないこと
友人や恋人の相談に乗っていて、精神的、体力的に限界がきていると感じられた場合は退職、もしくは休職を進めたほうがよいでしょう。
たとえば、情緒不安定、不眠(入眠困難、中途覚醒)、吐き気、急に涙が出てくるなどのうつ病症状が出ている場合は危険信号です。
うつ病やその周辺症状に悩む人は、自分の悩みをため込んでギリギリまで相談しないことも多く、あなたに相談してきた時点で限界が近いということもあり、味方になってあげることが重要なのです。
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まとめ
仕事を辞めたいと思っている場合、相談してはいけない相手がいます。それは、職場の上司や同僚、嫁、親です。転職に反対されて退職すらできなくなる可能性があります。
安全に相談するには、転職エージェント、総合労働相談コーナー、労働相談ホットライン、NPO法人労働組合 作ろう!入ろう!相談センター等を利用すると良いです。
また、友人や恋人から「辞めたい」と相談されたら、まずは相手の言い分をよく聞いてあげるようにしましょう。