
労働者には『退職の自由』があります。※
辞めたいときは「退職届」を出せば、2週間が経過した後に、雇用契約を終了させることが可能です(民法第627条第1項)。
しかし実際は、「会社を辞める」と上司に言い出しにくい雰囲気があります。上司から引き留められてしまい、辞められないケースもあるでしょう。
そこで注目されているのが、退職代行サービスです。
本記事では、おすすめの退職代行会社を比較し、ランキング形式でご紹介します。
- おすすめの退職代行会社1位は「退職代行モームリ」
- 退職代行会社は運営元によって業務範囲が異なる。
- 確実に退職したいなら、「労働組合」か「弁護士」運営の退職代行がおすすめ。
関連記事:会社からの逃亡は可能か?出社拒否と無断退職について
退職代行会社おすすめ比較ランキング
退職代行会社の料金や業務範囲を比較し、おすすめ順にランキング形式でご紹介します。
退職代行サービス | 退職代行モームリ | 辞めるんです |
---|---|---|
運営会社 | 民間企業(株式会社アルバトロス) | 民間企業(LENIS合同会社) |
料金 | 正社員:22,000円 アルバイト:12,000円 |
一律27,000円 |
無料相談 | 〇 | 〇 |
全額返金 | 〇 | 〇 |
退職成功率 | 100% | 正社員・アルバイト100%、契約社員98% |
退職代行モームリ
- 運営元
- 民間企業(株式会社アルバトロス)
- 料金
- 正社員:22,000円
アルバイト:12,000円 - 全額返金保証
- あり
- 無料相談
- あり
- 受付時間
- 24時間
- 相談方法
- LINE
電話
メール - 退職成功率
- 100%
- 住所
- 〒105-0012
東京都港区芝大門1丁目6−11 Biz-Ark芝大門 5階
退職代行モームリは、「労働環境改善組合」と提携している退職代行サービスです。メディアでの露出も多く、知名度があります。
退職代行モームリの最大の魅力は、退職成功率100%の実績です。
企業との交渉は、労働組合の組合員が団体交渉権を持って、組合に加入した依頼者に代わって行います。
会社側は原則として、退職を拒否することができません。
「退職を申し出ても受理されないのでは」と不安を抱えている人でも、ほぼ確実に退職できます。企業との交渉に強い点が大きな特徴です。
また、他社と比較して料金が安い点もメリットです。
アルバイトなら格安の12,000円で退職代行を依頼できます。
「上司が怖くて退職を切り出せない」「強く引き止められるのが不安」と感じている人におすすめです。
退職代行モームリを使って会社を辞めるまでの流れ
- LINE・電話・お問い合せフォームから相談する。相談料金は無料
- WEB上でヒアリングシートを記入し、退職の詳細を打ち合わせする
- 利用規約を確認し、契約・支払い
- 依頼内容の最終確認を行う
- 退職代行モームリが依頼主の希望日に会社へ連絡し、退職手続きを開始
- 依頼主が退職届や貸与物・返却物の対応を行う。会社に行ったり、会社と連絡を取り合う必要はない
退職代行モームリは、以下のような人におすすめです。
- 確実に退職したい人
- 有給消化や未払い給与の請求もしたい人
- 相場より安い料金で退職代行を依頼したい人

評価:★★★★★5点

評価:★★★★★5点

評価:★★★★★5点
辞めるんです
- 運営元
- 民間企業(LENIS合同会社)
- 料金
- 27,000円
- 全額返金保証
- あり
- 無料相談
- あり
- 受付時間
- 24時間
- 相談方法
- LINE
電話
メール - 退職成功率
- 正社員・アルバイト100%、契約社員98%
- 住所
- 〒108-0022
東京都港区海岸3丁目7-18 ALTO-B1101
辞めるんですは、24時間対応可能な退職代行サービスです。即日退職にも対応しています。
辞めるんですの最大の特徴は、支払いは「会社を辞めてから」でよい点です。
安心してサービスを利用できます。
また、追加費用なしのシンプルな料金体系も特徴です。
正社員・契約社員・アルバイト・パートの場合、サービス料金は27,000円(税込)となっています。
追加費用は一切かかりません。
「今すぐ会社を辞めたい」「今日から会社に行きたくない」と考えている人におすすめです。
辞めるんですを使って会社を辞めるまでの流れ
- LINE登録&相談
- ヒアリングシートに記入し、退職の詳細を決定
- 辞めるんですが会社に連絡し、退職手続きを進める
- 退職完了後、料金を支払う
辞めるんですは、以下のような人におすすめです。
- 即日退職したい人
- 追加費用なしのシンプルな料金で利用したい人

評価:★★★★★5点

評価:★★★★★5点

評価:★★★★★5点
退職代行とは
退職代行とは、本人に代わって会社に退職の意思を伝えてくれる※サービスです。
依頼主は、退職代行を依頼した当日から、会社に行く必要がありません。会社と連絡を取る必要もありません。
「気まずくて退職を言い出せない」「退職を申し出たのに、受理してもらえない」といった悩みを抱える人にとって、有効な退職手段のひとつです。
弁護士や労働組合が運営する退職代行を利用すれば、有給休暇の取得や、未払い給与の請求などもできます。
※民法第627条ないし民法第628の規定に基づく
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
引用:民法第627条
当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。
引用:民法第628条
退職代行に代行してもらえる内容
退職代行サービスを利用すると、主に以下の内容を代行してもらえます。
- 会社への退職の意思表示
- 退職日の調整
- 退職届の提出方法の案内
- 私物の回収や会社貸与物の返却の調整
- 有給休暇の取得交渉(労働組合・弁護士が運営するサービスのみ)
- 未払いの給与や残業代の請求、損害賠償請求など(弁護士が対応可能)
民間企業が運営している一般的な退職代行業者は、会社に退職の連絡をするだけで、会社との交渉は行いません。
一方、労働組合や弁護士が運営する業者では、労働者の代理人として交渉が可能です。
さらに弁護士が対応してくれる退職代行では、未払いの給与や残業代の請求、損害賠償請求などの法律事務全般も依頼できます。
弁護士の資格を持たない人が、法律的な問題を代行すると弁護士法に違反するため、法律事務を依頼できるのは「弁護士が対応してくれる退職代行」だけです。
なお退職に関する書類の作成や提出は、自分で行う必要があります。
とはいえ書類の提出は、郵送で問題ありません。書類のテンプレートは、退職代行会社が用意してくれる場合もあります。
依頼主は会社に行ったり、会社と電話したりする必要がありません。
「もう上司と話したくない」と考えている方にとって、退職代行はメリットが大きいサービスです。
退職代行の料金相場
退職代行サービスの相場は2万5千円~3万円です。
退職代行サービスの料金相場は、運営元によって異なります。
- 一般企業が運営する退職代行:2万円前後
- 労働組合が運営する退職代行:2万円〜3万円
- 弁護士が運営する退職代行:3万円〜5万円
一般企業が運営する退職代行は費用が安い反面、会社との交渉ができません。
労働組合や弁護士が運営するサービスは費用が高めですが、退職条件の交渉や未払い給与の請求にも対応可能です。
退職代行を利用して会社を辞めるまでの流れ
退職代行を利用して会社を辞めるまでの流れは、次の通りです。
- 相談する
- ヒアリングシートに記入する
- 料金を支払う
- 退職代行を実施してもらう
1.相談する
まずは退職代行業者に相談し、サービス内容や依頼できる業務の範囲を確認します。
無料相談を受け付けている業者も多いため、不安な点を事前に解消することが大切です。
相談はLINE・電話・メールなどで受け付けています。
2.ヒアリングシートに記入する
退職代行業者からヒアリングシートが送られてくるため、必要事項を記入します。
勤務先の情報や退職希望日、有給希望の有無などを記入しましょう。
3.料金を支払う
依頼内容の最終確認の後、納得したら料金を支払います。
多くの退職代行業者は銀行振込やクレジットカード決済に対応しています。
一部の業者では分割払いや後払いも可能です。
4.退職代行を実施してもらう
依頼主の希望日になったら、退職代行業者が会社に連絡し、退職の手続きを進めます。
業者によっては、退職届の送付方法や、会社から連絡が来てしまった場合の対応方法について、アドバイスを提供してくれることもあります。
関連記事:仕事に慣れない原因や期間は?疲れた・辛い・辞めたいと思ったときの解決策を解説
退職代行会社の選び方
退職代行会社を選ぶときのポイントは、次の3つです。
- 業務範囲を確認する
- 全額返金保証がある
- 口コミ・評判を確認する
業務範囲を確認する
退職代行業者の運営元によって、業務範囲が異なるため、事前に確認することが重要です。
運営元 | 業務範囲 | おすすめなケース |
---|---|---|
民間企業 | 退職の意思伝達 | 上司が退職を断らなさそうな場合 |
労働組合 | 退職の意思伝達+会社との交渉 | 上司が退職を断りそうな場合 |
弁護士 | 退職の意思伝達+会社との交渉+法律事務 | 未払いの給料の請求や損害賠償請求も依頼したい場合 |
希望する業務に対応可能かどうかをチェックしましょう。
上司が退職を断ったとしても確実に退職したいなら、「労働組合」か「弁護士」がおすすめです。
全額返金保証がある
万が一退職が完了しなかった場合に備えて、全額返金保証のある業者を選ぶと安心です。
退職代行は、どの業者もほぼ成功率100%なので、失敗するケースは希ですが、全額返金保証付きの業者を選んでおいたほうが無難です。
口コミ・評判を確認する
退職代行業者の口コミや評判を確認しましょう。
信頼できる業者かどうか判断しやすくなります。
「対応のスピード」「利用者の満足度」「トラブルの有無」などを確認し、安心して利用できるサービスを選びましょう。
退職代行会社おすすめ比較ランキングを参考にストレスなく会社を辞めよう
退職代行サービスを利用すれば、上司と直接話すことなく、会社を辞められます。
即日対応も可能です。
ただし、業者によって対応範囲や料金が異なります。
信頼できる業者を選ぶことが大切です。
退職代行会社の比較ランキングを参考にしながら、自分に合ったサービスを見つけましょう。