一生懸命転職活動をしているのに、なかなか受からないのがなぜかわからない、そう悩んでいる第二新卒の方も多いかと思います。
第二新卒の採用は、歓迎している企業もあればそもそも第二新卒は募集しないという企業もあり、さまざまです。
第二新卒の転職はメリットが多い反面、対策していかなければならないデメリットもあります。
第二新卒者がなかなか受からない場合、どのようにしたらいいでしょうか。
今回は、第二新卒が転職活動をしてもなかなか受からない現状や、不採用になる原因と対策について詳しく解説します。
なかなか受からなくて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
- 第二新卒は転職したくても受からないと言われる理由
- 第二新卒は転職したくても受からないのか
- 転職したくても受からないと悩む第二新卒が内定を獲得するコツ
- 転職したくても受からない第二新卒におすすめの転職エージェント
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第二新卒は転職したくても受からないと言われる理由
第二新卒は、新卒採用よりも転職活動が難しいと言われています。
採用担当が第二新卒に対しての懸念事項として多いのが「またすぐに辞めてしまうのではないか」「経験やスキルが不足していて即戦力にならない」という特有の理由です。
加えて単に第二新卒者の「準備不足」という理由もあり、これは第二新卒者が新卒の就職活動と同じやり方をしていることが原因であることが多いです。
ここでは、第二新卒が転職したくても受からない理由についてそれぞれ詳しく解説していきます。
- またすぐに辞めると思われるから
- 第二新卒はスキル不足で経験豊富な他の応募者に負けやすいから
- 仕事で何がしたいのか分かっていないから
- 自分の適性が分かっていないから
- 転職活動に慣れていないから
またすぐに辞めると思われるから
第二新卒は一度社会人経験を積んでいるものの、短期間で前職を退職しているケースが多いため、企業側からは「なぜすぐに辞めてしまったのか?」「またすぐに辞めてしまうのではないか?」という懸念を抱かれてしまいます。
企業は、人材育成に多大なコストをかけているため長く働いてくれる人材を求めています。
企業が第二新卒を採用する際には、その人が本当に自社の仕事にやりがいを感じ、長く働いてくれる人材かどうかを慎重に判断しています。
「なぜ前職を退職したのか」その理由をしっかりと説明し、今後のキャリアプランを具体的に示すことで、企業の不安を解消する必要があります。
第二新卒はスキル不足で経験豊富な他の応募者に負けやすいから
第二新卒が中途採用で採用されにくい理由の一つに、社会人経験が浅く、専門的なスキルや実務経験が不足していることが挙げられます。
企業は即戦力となる人材を求めているため、第二新卒よりも豊富な経験と実績を持つ中途採用者を優先的に採用する企業もあります。
特に専門性の高い職種や、即戦力が必要とされるポジションでは、第二新卒が不利になりやすいと言えます。
第二新卒は経験やスキルではアピールしにくいので、「若さ」や「柔軟性」、「学習意欲」を示していきましょう。
仕事で何がしたいのか分かっていないから
第二新卒の中には、「なんとなく転職したい」という漠然とした気持ちで転職活動をしている人もいます。
第二新卒は一度社会人経験を積んでいるものの、まだ自分自身のキャリアについて明確なビジョンを持てていないことも多く、新卒の頃に将来のことよりも目の前の就職活動に追われて深く考える機会がなかった、というケースも少なくありません。
一度目の会社でやりたいことが見つからず転職を考える人もいますが、転職先でも同じように迷ってしまう可能性もあります。
転職活動を通じて、自己分析を深め、本当にやりたいことを見つけることが大切です。
自分の適性が分かっていないから
自己分析が十分に行われていないと自分の強みや弱みを理解することができず、自分に合った企業や職種を選ぶことができません。
第二新卒はまだ自分の適性について深く理解していないことも多く、自分の強みや弱みを模索している途中の人もいます。
自己分析ができていないと、転職活動において自分の適性やキャリアパスについて明確なビジョンを持つのが難しいです。
転職を機に、改めて自己分析を行い、本当にやりたいことや自分に向いている仕事を見つけることが重要です。
転職活動に慣れていないから
第二新卒は新卒採用とは異なり、転職活動には独自のルールやマナーがあります。
第二新卒は、新卒採用での「就職活動」の経験はありますが「転職活動」の経験がない人が多いです。
転職活動特有の書類作成や面接対策、企業研究といった一連の流れに慣れておらず、戸惑うことも多いです。
転職活動では、より具体的な自己PRや、なぜその企業を選んだのかという理由を説明する必要があり、求められるスキルも異なります。
第二新卒は、転職活動のノウハウを学び、実践していくことが重要です。
第二新卒は転職したくても受からないのか
第二新卒は「若さ」や「将来性がある」という面で非常にメリットがありますが、実際のところは懸念点が目立ってなかなか受からないのが現状なのでしょうか。
企業によって様々ですが、第二新卒を歓迎するところとそうでないところがあります。
ここでは、第二新卒は転職しても受からないのかどうかについての現状を解説します。
- 基本的には未経験でもポテンシャル採用されやすい
- あまりにも短期間で辞めていると受かりにくい
- 大手への転職は新卒より厳しい
- どんな企業でも門前払いされるわけではなく人生終了でもない
基本的には未経験でもポテンシャル採用されやすい
第二新卒は一度社会人経験を積んでいるため、学生時代に比べて社会人としての基礎力や適応力がある程度備わっています。
未経験の職種であってもポテンシャルを評価され、採用されるケースは少なくありません。
特にベンチャー企業や成長企業では、「経験」よりも「意欲」や「学習能力」を重視する傾向があり、第二新卒にとってチャンスが広がっています。
あまりにも短期間で辞めていると受かりにくい
第二新卒が転職活動で苦労するケースとして、あまりに短期間で何度も転職を繰り返していると書類の時点で採用担当から懸念されることです。
「なぜ短期間で何度も会社を辞めたのか」を深く掘り下げられ、本人の努力不足や人間関係の問題などが原因と判断された場合、採用をためらう企業は多いでしょう。
安定して働ける人材を求める企業にとって、「短期間での転職」は「リスク」と捉えられやすいです。
大手への転職は新卒より厳しい
多くの大手企業は「新卒採用」に力を入れており、キャリアパスが明確に設計されていることが一般的です。
そのため、第二新卒が大手企業に転職するのは新卒に比べてハードルが高いと言えるでしょう。
しかし、大手企業であっても中途採用で積極的に人材を募集している部門や、ダイバーシティを重視している企業もあります。
自分の強みを活かせるような企業を見つけ、戦略的に転職活動を進めることが重要です。
どんな企業でも門前払いされるわけではなく人生終了でもない
第二新卒が転職活動で苦労することはあっても、すべての企業で門前払いされるわけではありません。
自分の強みや経験を活かせる企業は必ず存在しますし、転職活動は一度の失敗で終わるものではありません。
何度も挑戦し、自己成長を続けることで必ず良い結果につながるはずですので、焦らず、じっくりと自分のペースで転職活動を進めていきましょう。
転職したくても受からないと悩む第二新卒が内定を獲得するコツ
第二新卒は、採用担当が抱きやすい懸念点をカバーしながら転職活動を行うことが非常に重要で、コツを押さえて準備していけば「受からない」と悩むこともなくなります!
「受からない」理由の多くは「転職活動の準備不足」であると言われているので、正しい情報を得て準備を進めていきましょう。
ここでは、転職したくても受からない第二新卒が、内定を獲得するコツについて解説します。
- 自己分析をする
- やりたくないことや理想の将来像から自分に合っている仕事を考える
- 希望条件には優先順位をつける
- 就活でうまくいったから転職もすぐにできると考えない
- 今の仕事を続けながら転職活動をする
- 自分のスキルや適性に合う求人を探す
- 転職エージェントに相談する
自己分析をする
転職活動で最も重要なのが、「自己分析」だと言っても過言ではありません。
自分の強みや弱み、適性ややってみたいことを自身でわかっていないと、結局またミスマッチが出てきて短期離職を繰り返すことになります。
自己分析をすることで、自分が本当にやりたい仕事や、どんな企業で働きたいのかが明確になり、転職活動の目標が定まります。
- 過去の経験を振り返る:学生時代、新卒入社、退職理由
- 強みと弱みを客観的に把握する:周りの人からよく言われること、これまで改善したいと感じていた点、友人知人に意見を聞いてみる
- 興味関心と価値観を明確にする:仕事以外で興味のあること、大切にしている価値観、どんな働き方をしたいのか
- 将来のキャリアプラン:将来的にどのような仕事をしたいのか、目標達成のために必要なスキルや経験、行動
- 自己分析シートを活用:オンラインツール
やりたくないことや理想の将来像から自分に合っている仕事を考える
「やりたいこと」だけでなく、「やりたくないこと」も明確にすることで、選択肢を絞り込むことができます。
例えば、「大きな組織で働きたくない」や「専門性を活かした仕事をしたい」といったように、自分の価値観を整理してみましょう。
理想の将来像を具体的にイメージすることで、自分に合った仕事を見つけるヒントになります。
希望条件には優先順位をつける
給与、勤務地、福利厚生など、転職活動では様々な希望条件が出てきますが、すべての条件を満たす求人はなかなか見つかりません。
欲張らず、どの条件を優先するかを明確にすることが大切です。
優先順位をつけることで、求人選びがスムーズになり、焦らずに転職活動を進めることができます。
就活でうまくいったから転職もすぐにできると考えない
新卒の就職活動で成功したからといって、転職活動も簡単にできると考えてはいけません。
転職活動は、新卒の就職活動とは全く異なるもので、転職活動ではこれまでの経験やスキルをアピールし、なぜその企業に入りたいのかを具体的に説明する必要があり、新卒の時よりもより厳しく判断されます。。
新卒の時の成功体験にとらわれず、謙虚に学び、成長する姿勢が大切です。
今の仕事を続けながら転職活動をする
在職中に転職活動をすることで、焦らずにじっくりと求人を探すことができるのでおすすめです。
何より金銭面での心配がないのは大きなポイントで、焦ると内定をもらったら検討せずに承諾してしまうケースも少なくありません。
転職活動をやっていくうちに「今の仕事って実は条件良かったんだ」と再確認できて現職を続ける選択肢にもなります。
- 経済的な安定
- 職歴のブランクがない
- 現職で経験を積める
- 焦らずにじっくり転職先を選べる
- 現職を続ける選択肢も残せる
自分のスキルや適性に合う求人を探す
自分のスキルや適性と合わない仕事を選んでしまうと、またすぐに辞めてしまう可能性が高くなります。
気をつけたいのが、「条件」だけで選んでしまうと、スキル不足や適性でなかった場合仕事自体が苦痛になります。
自分の強みを活かせる仕事を選ぶことが非常に大切で、求人情報を見る際は仕事内容だけでなく、企業の文化や風土などもよく調べて自分に合った企業を選びましょう。
- 情報収集をする
- 自己分析を徹底的に行う
- 業界研究をする
- 求人情報を読み込む
- 転職サイトのキーワード検索を活用する
- 実際に働いている人に話を聞く
転職エージェントに相談する
転職エージェントを利用すれば、自己分析のやり方から教えてくれるので、結果をもとに自分に合った企業や求人を紹介してもらうことができます。
さらに、転職エージェントから面接対策や書類選考のアドバイスを受けることもできます。
特に、第二新卒の場合は新卒とは違うアピールが必要なので、転職エージェントのサポートを積極的に活用することをおすすめします。
- 自分に合った求人を紹介してもらえる
- 面接対策や書類対策のアドバイスを受けられる
- 企業との交渉をサポートしてもらえる
- 転職活動に関する不安や悩みを相談できる
転職したくても受からない第二新卒におすすめの転職エージェント
第二新卒の転職で「受からない」状況から抜け出せない方は、「転職サイト・エージェント」を利用することをおすすめします。
転職エージェントは、転職者の自己分析から企業研究の仕方、自己PRや志望動機の作り方など基本の部分から徹底して行ってくれるので、独自でやるよりも転職活動の時間を大幅に削減することができます。
第二新卒に特化した書類作成や面接対策ができるので、第二新卒を熟知した「受かる」対策を受けられます。
登録は全て無料なので、情報収集の目的だけでも登録してみることをおすすめします!
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受からない第二新卒は初心にかえって自己分析からやり直そう
今回は、第二新卒は「受からない」という現状と、受かるための対策を解説しました。
「また辞めるのではないか」「経験が少ない」など懸念点はありますが、受からない原因のほとんどは「自己分析の誤り」です。
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