面接を検討している看護師の中には、面接で「最後の一言をお願いします」といわれるとどのような回答をすべきか悩んでいる人もいるでしょう。
最後の一言は、応募者の人柄や就職意欲を確かめるために質問されます。
そのため、自己アピールや就職意欲を示すアピールができると好印象でしょう。
ここでは、看護師の面接で「最後に一言」と言われた時の答え方を例文付きで解説します。
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- 「最後の一言」は応募者の人柄や就職意欲を確かめるために質問する
- 「最後に一言」がない場合でも不採用になるわけではない
- 「最後の一言」の回答に困らないためにも何パターンか考えておく必要がある
- 看護rоо!
- レバウェル看護
- ナース専科 転職
看護師の面接で「最後に一言」と言われたときの答え方【例文】
ここでは、看護師の面接で「最後に一言」と言われた時の答え方【例文】を紹介します。
面接で伝えきれなかった強みをアピールする
面接でもお伝えさせていただきましたが、私は患者様に寄り添った看護を大切にしています。一人ひとりに必要なケアは何か、患者様に不安はないかなどを常に考え、患者様が納得いく形でお手伝いできればと思っています。また、患者様のご家族様との交流も大切にしています。積極的にコミュニケーションを取ることで少しでも不安を取り除けたらと考えています。御院に入職後は、持ち前のコミュニケーション能力をいかし、患者様との交流を積極的におこなっていきたいと思っています。
強みをアピールすることで、入職後のイメージができるようになり、採用される確率が高まります。
採用してもらった場合の意気込みを伝える
本日はお時間いただきありがとうございました。私は、医療に関して分からないことや疑問に思うことは相談もしくは調べるなどして不明点を残さないようにしております。医療は日々進化するため、日頃から勉強はかかせません。勉強をこれからも続けると同時に、必要な資格やスキルを身につけ、御院に貢献したいと考えています。
採用後、どのように貢献できるか伝えることで、就職意欲やキャリアアップしたいことが伝わります。
逆質問する
「入職までに身につけるスキルはありますか」「勉強会や研修会は頻繁に開催されますか」「一日の看護師のスケジュールを教えていただきたいです」「看護以外で担当する業務はありますか」
逆質問することで、やる気や意欲があることを相手に理解してもらえます。
面接してもらった感謝を伝える
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。お話ができたことで、具体的な仕事内容や職場の雰囲気が分かり、不安を解消できました。御院で働きたい気持ちは強くなり、より一層貢献したい気持ちが強まっています。入職した際は、これまでの経験をいかし、チームの一員として精進いたします。
質問する内容がない場合は、面接の時間をいただいたことに感謝し、一緒に働きたい意思を伝えましょう。
看護師の面接で「最後に一言」と言われたときのNGな答え方
看護師の面接で「最後に一言」と言われたときのNGな答え方として、以下の5つが挙げられます。
- 「特にありません」と答える
- 一言ではなく話が長い
- 調べればわかることや面接で説明してもらったことを聞く
- 面接ですでに話したことをもう一度言う
- 待遇に関することばかり聞く
「最後に一言」は、人柄や勤労意欲を確かめるために質問されます。
自分がどのような気持ちで面接に挑んでいるか、面接官にしっかり伝える必要があります。
ここでは「最後に一言」と言われた時のNGな答え方を紹介します。
看護師の転職でよくある後悔5選!転職で失敗しないためのポイントも解説
「特にありません」と答える
質問がない場合でも「特にありません」とは答えないようにしましょう。
何もない場合は、意欲や働く意思がないと不信感を抱かれる可能性が高いです。
特に質問がない場合は、面接のお時間を頂いたことに感謝の気持ちを伝え、面接の中で質問すべき疑問はすべて解決したことを伝えましょう。
一言ではなく話が長い
一言ではなく、まとまりのない話を長く話すのもNGです。
緊張のあまり、上手く伝えられないこともあります。
しかし、長く話すことは相手の時間を奪うことになります。
一生懸命伝えることは大切ですが、不安がある人は面接前に伝えるべき内容を書き出しておきましょう。
調べればわかることや面接で説明してもらったことを聞く
調べれば分かることや面接で説明してもらったことを、最後に聞くのも避けるべきです。
自分で調べることをしない、話を聞いていないと人と認定される可能性が高く、面接官に良い印象をあたえません。
面接中は、話をしっかり聞き、調べても分からないことや解決していない疑問点のみを質問するようにしましょう。
面接ですでに話したことをもう一度言う
面接中に話した内容を聞き返すこともおすすめできません。
話を聞いていなかったと思われるだけでなく、人の話を聞かない人ではと採用を見送られる可能性があります。
面接中に、聞き取れなかった内容はそのままにするのではなく、聞き取れなかった時点でもう一度説明してもらうようにお願いしましょう。
待遇に関することばかり聞く
待遇に関することばかり聞くのも、面接官に良い印象を与えません。
確かに、お給料面や休みがとれることは働く上で大切です。
しかし、待遇面ばかりを気にしていると、働きだしても待遇面に関する要望ばかりを要求してくる人と懸念される可能性があります。
どうしても待遇面が気になる場合は、採用後に詳しく尋ねましょう。
なぜ看護師の面接で「最後に一言」と言われるのか
なぜ看護師の面接で「最後に一言」と言われるのか、次の理由が考えられます。
- 最後にアピールの機会を与えている
- 入社意欲や熱意を確かめたい
- 人柄への理解を深めたい
- 応募者の疑問を解消しようとしている
最後の一言が提案されない場合もありますが、多くの面接官は最後の一言で、求職者の人柄や熱意を理解しようとします。
そのため、緊張で上手く話せなかった人も、最後に挽回のチャンスがあるのです。
ここでは「最後に一言」と言われる理由について、詳しく解説します。
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最後にアピールの機会を与えている
面接中は終始緊張していた人でも、最後は緊張が緩和されている場合があります。
リラックスした状態は、人柄や意欲が分かるチャンスのため、面接官は最後にアピールの機会を与えるのです。
面接中に上手く回答できなかった人でも、最後にアピールできると採用される可能性があります。
入社意欲や熱意を確かめたい
面接中は仕事内容の説明をおこなうことが多いため、求職者に入社意欲や熱意があるか判断できない場合があります。
採用するためには、求職者に入社意欲や熱意があることを確認しなければなりません。
入社後にどのようなことに取り組みたいのか、自分の強みを職場でいかせるのかなど会社に貢献できる人材であることが証明できると採用される可能性は高まります。
人柄への理解を深めたい
最後の一言で求職者の人柄が把握できます。
意欲がある人はさまざまな質問を用意し、思いやりがある人であればお礼の言葉はかかさないでしょう。
会社がどのような人材を確保したいかによって採用者は異なりますが、人柄重視の会社は多くあります。
そのため、最後の一言は人柄の理解が深まる質問といっても過言ではありません。
応募者の疑問を解消しようとしている
最後の一言は、応募者の疑問が解決できる時です。
面接時間は限られているため、都度、話を遮って質問するのはおすすめできません。
話を一通り聞き、疑問に思ったことや詳しく知りたい内容を最後に質問すると、丁寧に答えてくれる可能性が高まります。
看護師の面接で「最後に一言」と言われたときのための対策
看護師の面接で「最後に一言」と言われることを想定して、以下のことに注意しましょう。
- 「最後に一言」は何パターンか用意しておく
- クッション言葉を活用する
必ずしも「最後に一言」が質問されるわけではありませんが、慌てないためにも事前に準備しておくとよいでしょう。
ここでは「最後に一言」を言われたときの対策を紹介します。
「最後に一言」は何パターンか用意しておく
「最後に一言」は何パターンか用意しておくと、慌てることもありません。
質問しようとしていた内容が面接中に解決した場合、最後に質問する内容がなくなります。
そのため、何パターンか用意をしておき、臨機応変に対応できるようにすると面接官に自分の気持ちが伝えられます。
クッション言葉を活用する
クッション言葉を活用すると、聞こえ方がマイルドになるメリットがあります。
例えば、「お仕事中、恐れ入りますが…」「お急ぎのところ、申し訳ございません。」などはクッション言葉を使用しています。
クッション言葉を活用することで相手側は心の準備ができるようになり、一方的な主張とはならないのです。
看護師の面接で「最後に一言」と合否の関係
看護師の面接で「最後に一言」は合否に関係するのでしょうか。
ここでは、「最後の一言」が採用に直接関連するのか解説していきます。
「最後に一言」は合格サインでも不合格サインでもない
「最後の一言」は合格サインでも不合格サインでもありません。
あくまで、応募者の人柄や意欲を確かめるために聞くものであり、採用に比例するものではないのです。
「最後に一言」と聞かれなくても不合格ではない
「最後に一言」と質問されない場合でも、採用される人はいます。
一方で「最後に一言」を質問されたにもかかわらず、採用を見送るケースもあるのです。
人柄や就職意欲を確かめるための質問であり、採用は総合的に判断された上で決定します。
そのため「最後の一言」を聞かれなかった場合でも、気落ちすることなく、結果を待ちましょう。
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看護師の面接で「最後に一言」と言われたら簡潔に答えよう
看護師の面接で「最後に一言」と言われた場合は、簡潔に内容をまとめて伝えましょう。
面接時間は限られており、自分をアピールできるのは最後の場面です。
人柄や就職意欲を確認するため、面接官も最後の一言に注目します。
最後の一言が上手く伝えられなかったからといって不採用になるわけではありませんが、良い印象が与えられるとプラスポイントになります。
事前に何パターンか答える内容を用意していると、最後に慌てることもないでしょう。