「第二新卒の年収は新卒より下がる」「第二新卒の転職は年収アップが見込めない」など第二新卒の転職は年収アップが期待できないという声が多くあります。
では、第二新卒の転職では本当に年収アップが期待できないのでしょうか。
結論から申し上げると、第二新卒の転職でも経験やスキルによって、年収アップは十分可能です。
ここでは、第二新卒の転職で年収が上がるケースをご紹介します。
おすすめの転職エージェントについても解説しているため、第二新卒からの転職を検討している人はぜひ参考にしてください。
- 第二新卒の平均年収は317万円
- 第二新卒の年収は新卒と同じぐらい
- 年収アップを希望する場合は給料交渉をおこなってくれる転職エージェントの利用がおすすめ
- ハイクラス・ミドルクラス層向け転職エージェント
- キャリアを活かせる好条件の求人が多い
- 外資系・日系大手企業に強い
- ハイクラス転職/管理部門の転職に強い
- 累計転職支援実績59万人(2024年5月時点)
- 30~45歳の転職成功者多数
第二新卒の平均年収は約317万円
職種によって給料は異なりますが、第二新卒の平均年収は約317万円です。
年齢 | 全体 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
22歳 | 286万円 | 301万円 | 274万円 |
23歳 | 302万円 | 318万円 | 288万円 |
24歳 | 329万円 | 347万円 | 314万円 |
25歳 | 351万円 | 372万円 | 332万円 |
出典:dоda (デューダ)平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】
20代の平均年収が352万円のため、経験やスキルが少ない第二新卒は年収が高くない傾向にあります。
また、20代後半の年収が300万円後半〜400万円前半になることから、勤続年数を重ねるにつれて年収は上がります。
第二新卒の給料はあまり高くない
第二新卒の給与は、新卒と同額程度なため、あまり高くありません。
20代の平均年収が352万円なのに対し、専門卒の第二新卒の平均年収は299万円、大学卒の第二新卒の平均年収は317万円です。
第二新卒の給与が高くない原因として、勤続年数の長さが挙げられます。
勤続年数が長くなると、給料もアップする傾向にあるため、3年未満の勤続年数を目安としている第二新卒の給料は高いとはいえないでしょう。
女性より男性の平均年収のほうが高い
20代の平均年収は352万円ですが、男女別に見ると男性377万円、女性329万円と男性の方が高いのが分かります。
第二新卒の平均年収に関しても、男性334万円、女性302万円と女性の年収が低いの特徴です。
そのため、スキルがいかせる専門職に転職しない限り、女性が男性より多くの給料を得るのは容易ではないでしょう。
第二新卒で転職すると年収は下がるのか
第二新卒で転職すると年収アップも見込めますが、実際はどうなのでしょう。
ここでは、経験別に比較していきます。
第二新卒の年収は新卒と同程度
第二新卒の年収は、転職後すぐに上がるのではなく、新卒と同程度といわれています。
第二新卒とは、卒業後3年以内の人を指し、スキルや経験の少なさから新卒と同様の扱いとなる場合が多くあります。
未経験採用:下がる場合と上がる場合がある
転職する職種が未経験の場合、年収が下がる可能性があります。
なぜならば、年収アップに不可欠なスキルや経験がない場合は年収アップの評価対象とならないからです。
また、第二新卒はすぐに辞められるイメージがあるため、転職後すぐの年収アップには繋がりません。
一方で未経験にもかかわらず転職後に年収が上がる場合は、前職の年収が低かった可能性があります。
経験者採用:必ず上がるとは限らない
経験者の転職は、年収が上がる可能性が高いでしょう。
とくに、企業が求める人材や初任給が高い企業であると、年収は上がる傾向です。
しかし、すべての職種が必ず上がるとは限らないため、仕事内容によっては下がる可能性もあります。
第二新卒の転職で年収が上がるケース
第二新卒の転職で年収が上がるケースとして、以下の4つが挙げられます。
- もともと給料水準が高い会社に転職した
- 前職の給料水獣が低かった
- 前職の経験が評価される仕事に転職した
- 内定後の給与交渉に成功した
第二新卒の転職で年収アップする条件は、スキルや経験はもちろん募集内容にもよります。
企業がほしいとしている人材に当てはまると年収アップも期待できるでしょう。
ここでは、年収が上がるケースについて詳しく解説します。
もともと給与水準が高い会社に転職した
前職で得た経験やスキルにとらわれず、給与水準が高い業界に転職すると年収アップが期待できます。
給与水準が高いとされている業界は、以下の通りです。
- 保険
- 不動産
- コンサルタント
- 外資系銀行
さらに、保険や不動産の営業職は、給料にプラスしてインセンティブが期待できます。
営業職では、第二新卒の採用も積極的におこなわれているため、営業が得意な人におすすめです。
前職の給与水準が低かった
前職の給与水準が低い場合は、転職によって待遇が良くなり、さらなる年収アップが見込めます。
しかし、転職直後の年収だけを比較するのではなく、30代・40代の年収相場も確認する必要があります。
将来長く働くためには、勤続年数に比例して昇給することが重要だからです。
転職後の年収がアップした場合でも、将来の昇給が望めない場合は総合的に見て損をする可能性もあります。
前職の経験が評価される仕事に転職した
前職で得た経験やスキルがいかせる職種の場合、即戦力採用となり、年収アップが期待できます。
とくに、SE系の知識は重宝される傾向にあります。
保有しているスキルに自信がある場合は、面接時に自己アピールをしっかりおこないましょう。
内定後の給与交渉に成功した
第二新卒の場合でも、企業に利益をもたらすことがアピールできると、給与交渉が成功する可能性は高まるでしょう。
しかし、自分で給与交渉をおこなうのは容易ではありません。
交渉を成立させるためにも、第3者である転職エージェントに依頼するのがおすすめです。
転職エージェントでは、企業の紹介以外にも給与交渉もおこなっています。
年収を上げたい第二新卒には転職エージェントがおすすめ
年収を上げたい第二新卒には、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントの利用がおすすめの理由に、以下の2つが挙げられます。
- 給与交渉を代行してくれる
- 給与が上がれば転職エージェントにとってもメリットがある
転職エージェントでは、求職者の転職活動がスムーズに進められるように、さまざまなサポートをおこなってくれます。
ここでは、転職エージェントを利用すると年収が上げられる理由について詳しく解説します。
給与交渉を代行してくれる
転職エージェントは、あなたに合う企業を紹介してくれるだけでなく、給与交渉も代行してくれます。
第二新卒の給与交渉は、スキルや経験が少ないためハードルが高いのが現状です。
そのため、転職市場に精通している転職エージェントが間に入り交渉をおこないます。
転職エージェントが代行することで、求職者の魅力や経験が詳細に伝えられ、年収アップが成功する可能性が高まるのです。
前職よりも年収をアップさせたい人は、転職エージェントを利用する方がスムーズに転職活動が進められるでしょう。
給与が上がれば転職エージェントにとってもメリットがある
給与が上がると転職エージェントの実績となり、より多くの人に利用してもらえるようになります。
第二新卒で転職を検討する人は、年収アップを目的としている人が多くいます。
そのため、年収アップの実績がある転職エージェントを利用しようと考えるでしょう。
多くの実績は、転職エージェントの信頼にも繋がるため、利用者の増加が見込めます。
年収を上げたい第二新卒におすすめな転職エージェント
年収を上げたい第二新卒におすすめな転職エージェントは、以下の3つです。
- doda
- type転職エージェント
- 就職shop
それぞれの転職エージェントの特徴について、詳しく紹介していきます。
doda
公開求人数 | 290,000件以上 |
---|---|
対応エリア | 全国 |
会社名 | パーソルキャリア株式会社 |
特徴 | 業界最大級の求人数からあなたに合う企業を紹介してくれる |
dоdaは、大手企業への転職や経験者採用での転職を検討している人におすすめです。
業界最大級の求人数を誇るため、第二新卒の求人数も豊富にあります。
さらに、採用プロジェクト担当がスキルや経験、人物像を分析し、あなたに合う企業を紹介してくれます。
自分では選択しない職種も紹介してくれるため、新たな発見があるかもしれません。
type転職エージェント
公開求人数 | 27,000件以上 |
---|---|
対応エリア | 全国 |
会社名 | 株式会社キャリアデザインセンター |
特徴 | サービズ開始から25年、34万人の転職実績がある転職エージェント |
type転職エージェントは、転職者の79%が年収アップに成功している実績を持つ転職エージェントです。
サービス開始から25年の実績があり、のべ34万人の転職をサポートしています。
さらに、あなたに合う企業の紹介はもちろん、給与交渉にも対応してくれます。
ITエンジニアや営業系の求人数が豊富にあるため、経験者はもちろん年収をアップさせたい未経験者にもおすすめです。
就職Shop
公開求人数 | 非公開 |
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対応エリア | 全国 |
会社名 | リクルート株式会社 |
特徴 | 利用者の9割が20代の転職エージェント |
就職shоpは、利用者の9割が20代であり、多くの第二新卒の転職をサポートしています。
紹介する企業は、転職エージェントが直接訪問した安心できる企業のみです。
直接訪問しているため、Webでは分からない職場の雰囲気や勤務形態も詳細に伝えてくれます。
また、資格や経験確認する書類選考なしで企業の面接や選考に進めるため、未経験の人でも挑戦しやすい環境が整っています。
第二新卒の年収に関するQ&A
第二新卒の年収に関するさまざまな質問は、以下の通りです。
第二新卒で転職すると年収が下がるからやめとけ?
第二新卒で転職すると年収が下がるといわれていますが、年収がアップする場合もあります。
前職よりも給与水準が高い企業やスキルや経験をいかせる企業への転職の場合、年収アップが見込めるのです。
自分の経験やスキルをいかしたい場合は、ぜひ転職を検討しましょう。
第二新卒で転職すると年収が新卒のときより下がる?
第二新卒で転職すると、年収が新卒より下がる可能性は低いですが年収は新卒と同額の可能性が高いでしょう。
経験やスキルが少ない第二新卒は、企業にとって即戦力とはならない場合が多いため、大幅な年収アップは見込めません。
そのため、新卒と同額の年収で採用されるケースが多くあります。
第二新卒の年収相場は新卒と同じくらい
第二新卒の転職は、大幅な年収アップは期待できず、新卒と同じくらいでしょう。
しかし、企業が求めるスキルや経験がある場合は、即戦力採用として年収アップが期待できます。
転職エージェントでは、求職者の持つスキルや経験を元に企業に給与交渉をおこなってくれるため、年収アップが見込めます。
年収アップを希望する場合は、転職エージェントを利用し、自分の持つスキルや経験がいかせる企業に絞って転職活動を進めるのがおすすめです。