自分のスキルとキャリアとマッチした求人がおすすめ!転職エージェントを上手く活用しよう
大学職員として働く中で仕事に対する疲弊感やキャリアの停滞など、さまざまな理由から転職を考える人は少なくありません。
安定と見られがちな大学職員の仕事も実際には独特のストレスや問題を抱えていることが多いでが、大学という特殊な環境での勤務経験があるため、転職先を選ぶ際には慎重な検討が必要です。
ここでは、大学職員から異業種に転職する際のおすすめの転職先・転職の際のポイント・円満に退職する方法について詳しく解説します。
大学職員としての経験を活かせる職種や、新たなキャリアを築くための戦略を紹介し、年収を維持しつつ、より働きやすい環境への転職を実現するための方法についても触れます。
大学職員としての経験を持ちながらも新たな道を模索している方が、自分に合った転職先を見つけ、スムーズにキャリアチェンジを図るために、ぜひ参考にしてください。
- 大学職員を辞めたい理由
- おすすめの転職先
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大学職員を辞めたい理由は?
話が違う!国立大学で残業月80時間
大学職員といえば、残業はなく定時で帰れる…というのは大学職員がまだ公務員だったひと昔前の話。
平成16年以降、大学は文科省の手を離れて国立大学法人となったことで、各大学が自主・自立するという流れになったため、生き残りと学生数の増加を目的とした仕事が増え、残業時間もかなり多くなりました。
そのため、平成16年以前に大学に学生として在籍した人は「うちの大学職員は定時であがれるし、仕事も楽そうだから、大学職員もいいな」と志望する人も多かったものの、実際に働いてみたら国立大学で残業が月に80時間という激務で、「こんなはずじゃなかった!」と感じる人が多いのです。
変わった人が多い大学職員…転勤がないのが逆に辛い
民間企業と異なる排他的な空気、異動がないので固定したメンバーと、民間企業とは違った、独特な雰囲気の職場が多い大学。
特に多いのが民間にある教育期間がないこと、明確な教育係がいないことも多く、新しく入った大学職員ほど、違和感を持つでしょう。
大学の事務室には奇妙なローカル・ルールがあることが多く、「ドリップコーヒーは自由に飲んでいいことになっているが、勤務1年以内は1日3杯まで」「PCはコンセントから抜いて帰る」など、言われなければわからないような細かなルールがあり、面倒なことが多いものです。
しかも大学職員には転勤がないため、同じ職員同士ずっと顔を突き合わせていなければならないのが辛く感じる人は多いでしょう。
部署を転々とするローテーション業務で専門性が身につかない
広報、財務、キャリア支援、教務事務など、大学よって呼称に差はあれど、さまざまな部署があり、これらの部署を1年~2年の期限つきでローテーションして担当していくのが大学職員。
自分は広報がやりたくて大学職員を目指したのに、配置替えで財務に回され、簿記からやり直し…という辛い経験をした人も少なくないでしょう。
反対に教務事務でもくもくと書類作業を行ってきた人が、翌年には広報に回されて高校生と元気にお話しする…というのにも抵抗がある人もいるものです。
また、数年単位で部署が変わるので、スキルが完全に身につく前にまったく趣の異なる部署に異動になって、「もうちょっとで上達できそうだったのに…」と、中途半端なスキルしか身につかないという歯がゆさもありますよね。
頻繁なオープンキャンパスで土日がつぶれる
少子化の今、少ないパイ(入学生)を多くの大学で取りあっているため、特に地方の私立大学などではかなり頻繁にオープンキャンパスを開催しています。
高校生の夏休みに照準を合わせて2~3回ほど行われていたオープンキャンパスも、現在は多いと毎月複数回開催している大学もあります。
本来、大学職員は土日・祝日は休みのはずなのに、オープンキャンパスのスタッフとして駆り出され、年間休日日数がかなり減ることが負担になっている人は多いでしょう。
大学の先生は個性的な人が多くて仕事に支障が出る
大学の教授陣は、研究活動や実地経験を認められて採用されることが多く、特に研究畑の先生は、あまりコミュニケーションが得意な人ではないことが多いので、仕事で関わることがあるとかなり苦労しますよね。
備品購入で領収書を出さない、勝手に高額な備品を購入してかなり後から「立て替えたから」と精算を求める、絶対に研究室にいる時間なのに内線を取らないなど、大学職員の仕事に支障の出るレベルの問題行動があって、仕事がしにくくなります。
でも、大学では教授陣の方が立場が上で(実際、教授陣のほとんどは職員を見下していますが)、何か事務処理上でミスがあっても強くは言えず、黙って尻拭いをするのが屈辱だという人も多いのです。
この先の大学の未来は不安
少子化によって大学が統合されたり、廃校になるのではないかと懸念している大学職員も多く、特に地方の私立大学では首都圏大学への流出を止められずに、ついには定員割れを起こしているところもあります。
ネームバリューの高い大学では将来性も依然と高いままの大学職員ですが、そうではない大学では、最悪の場合募集を取りやめてしまうこともあるため、必然的に解雇される可能性も捨てきれません。
これからは大学職員=安定の概念は覆されるため、大学職員の大きなメリットであった安定性を重視していた人は、転職を考えてしまうでしょう。
大学職員から異業種に転職、おすすめの転職先は?
大学職員は大学職員にしか転職できないのではないかという疑問を持っている人も多いでしょう。
しかし、大学職員の仕事は多岐にわたるため、以下のような一般企業への転職もしやすいのです。
宣伝・広報
現在に至るまで、大学内で広報の仕事を担当したことがある人は、一般企業の宣伝・広報の仕事に転職するという選択肢があります。
大学では高校生や既卒のニーズを把握し、顧客や目的を意識した宣伝活動を行ってきたという経験があるため、この広報のスキルを活かすことができます。
女性の場合は需要の高いコスメやファッション雑誌の広報、性別を問わない大手スポーツメーカーや総合制作会社の広報など、企業によって扱うコンテンツが異なるため、自分の興味・関心のある分野の広報に転職できます。
経理事務
大学で財務を担当していた人は、キャッシュフローが理解できている人が多く、企業での事務職に転職することもできます。
実務経験があるため、多少年齢を重ねていても転職しやすく、職業間のギャップも少なくて済むため、ストレスにもなりにくいというメリットもあります。
工場や中小企業から大企業、福祉施設に至るまで、経理事務を要する会社や施設は数多く、転職が決まりやすいという特徴もあります。
人材派遣会社の派遣コーディネーター
大学のキャリアセンターでキャリア支援を行っていた経験のある人は、人材派遣会社での就職・転職支援にまわるという選択肢もあります。
キャリア・コンサルタントのような国家資格もあれば優遇されますが、資格がなくとも実務経験があるため、採用されやすいのです。
特に今は就職者・転職者は売り手市場だと言われているため、求人数も多く、成約が通りやすいのです。
ノルマがある会社もありますが、上記のような背景から毎月ノルマに苦しむということもりません。
大学職員からの異業種転職で年収を下げないために
現在の年収を維持したまま異業種転職するためには、キャリアと求人のマッチングが最も重要です。
今までの経験やスキルと、転職先が求める条件がマッチしてないと、単なる未経験転職と見なされ、年収が大幅にダウンする人もいます。
したがって求人サイトなどで自力で探すよりも、求人の紹介の他にも無料で転職支援サービスを提供している転職エージェントのキャリアカウンセリングを受けて、自分のキャリアにマッチする求人を紹介してもらえば、より確実に年収を下げない転職を実現できます。
おすすめの転職サイトを6つ、下記にて紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職成功実績ナンバーワンの転職エージェントです。
実績豊富な転職エージェントが、業界最多の非公開求人からハイクラス求人を紹介し、応募書類の添削に至るまで手厚くサポートしてくれます。
非公開求人は、希少価値が高く、さらに高収入の案件が高確率で含まれているため、転職によって年収がダウンするどころか、年収アップの可能性が高くなります。
また、応募書類を送付した後も、エージェントのキャリアアドバイザーが応募先に推薦してくれるため、転職成功率がさらにアップします。
エグゼクティブ専門 リクルートダイレクトスカウト
最大手リクルートが運営している、年収600万円以上のミドル/ハイクラス・エグゼクティブ限定の会員制ヘッドハンティングサイトです。一般的な転職サイトとは異なり、非公開求人を含めた中から幹部クラスの転職支援実績が豊富なヘッドハンター約3,000名が求人探しを代行してくれるので、多忙なエグゼクティブも効率よく転職活動を進められます。
他の転職サイトのように期待度が低いスカウトメールが来ることが少なく、低レベルな「自称転職エージェント」から勧誘される心配もありません。またハイキャリア層の研鑚に耐えられるビジネス情報のコンテンツも充実しています。
もちろん、自分で数万件のデータベースから求人検索することもでき、自分では思いつかなかった、求人案件に出会うことができます。30代、40代、50代の外資系・ミドルアッパークラス転職を成功させるならリクルートダイレクトスカウトがおすすめです。
※年収800万円以上の求人情報を49,000件以上保有しています。(2022年9月時点)
※直近年収600万円以上の方限定です。電話・オンライン面談対応。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、日系・外資系のエグゼクティブ転職に強い転職エージェントです。
JACリクルートメントには、総勢550名ほどの業界・職種別コンサルタントが所属しているので、教育業界への転職にも対応できます。
外資系や海外勤務の求人を中心に取り扱っていますが、非公開求人の中には希少性の高い大学職員の求人も含まれています。
また、JACリクルートメントで転職を成功させた人の約65%が35歳以上ですから、35歳以上の転職にも強いのが特長です。
大学職員の転職におすすめの転職エージェント・転職サイト10社を比較してランキング形式で紹介しています。大学職員として年収アップ転職したい人、大学職員から異業種転職したい人、未経験で大学職員に転職したい人におすすめの転職エージェントを紹介します。
doda
dodaは、パーソルキャリア株式会社が運営する転職サイトです。
会員数は790万人(2023年5月末)と業界トップクラスを誇り、幅広い業種・職種の求人情報が掲載されています。
公開求人数が約30万件、非公開求人数が約20万件と、業界トップクラスの求人数が掲載されています。
特に、非公開求人は一般の求人サイトでは見つけられない好条件の求人を見つけられる可能性があるため、自分の希望条件に合った求人を見つけることができることが特徴です。
また、20代から60代まで幅広い年齢層が登録しており、職種も営業職やエンジニア職など、さまざまな職種の求人が掲載されています。
そのため、幅広いターゲットにアプローチできるため、年齢制限など気にせずに転職活動ができますね。
他にも、求人情報サービスだけでなく、人材紹介サービスも提供しています。
そのため、求人情報の検索や応募だけでなく、転職の相談や面接対策などのサポートを受けることも可能です。
おすすめポイント
- 業界トップクラスの求人数
- 職種・経験・年齢の幅広いターゲットにアプローチが可能
- 非公開求人数が業界トップクラス
ビズリーチ
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
公開求人数 | 約10万人以上 |
ビズリーチは、株式会社ビズリーチが運営する、ハイクラス転職サイトです。
会員数は227万人(2023年12月時点)と、業界最大級を誇ります。
ビズリーチの転職方法は、求職者が企業やヘッドハンターからスカウトを受け取る仕組みを採用しています。
そのため、自分の希望条件に合った求人を見つけやすいのが特徴です。
また、年収800万円以上の求人が約3割、年収1,000万円以上の求人が約1割と、ハイクラス求人が豊富に掲載されています。そのため、高収入でやりがいのある仕事を求めている人におすすめです。
おすすめポイント
- スカウト型の転職サービス
- ハイクラス求人が豊富
- 充実した転職支援サービス
ハタラクティブ
対応エリア | 全国 |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
公開求人数 | 約2,300人以上 |
ハタラクティブは、レバレジーズ株式会社が運営する、フリーター・既卒・第二新卒向けの就職支援サービスです。
会員数は30万人(2023年12月時点)と、業界最大級を誇ります。
特徴として、ハタラクティブの求人掲載件数のうち、未経験者歓迎の求人は約8割を占めてい流ことがあります。
そのため、正社員経験がない人も、未経験の職種に挑戦しやすいのです。
また、ハタラクティブの平均内定率は80.4%(2023年度実績)で、内定までの期間は平均2.8ヶ月です。
そのため、短期間で就職を成功させたい人にもおすすめでしょう。
おすすめポイント
- 未経験者歓迎の求人が豊富
- 内定までの期間が短い
- 手厚いサポート体制
まとめ
大学職員を辞めて転職するなら、キャリアと求人のマッチングがしっかり行われた上で、以下のような転職先がおすすめです。
・広報としてのスキル・経験が活かせる一般企業の宣伝・広報部
・財務で学んだキャッシュフローのスキル・経験が活かせる経理事務
・キャリアセンターでのキャリア支援のスキル・経験が活かせる人材派遣会社の派遣コーディネーター
でも、自分だけではスキルやキャリアと求人がマッチしているのかどうかの判断が難しい場合もあります。
そのような場合は、転職エージェントに相談してみましょう。
あなたのスキル・キャリアに合った求人を紹介してくれるだけではなく、年収維持もしくは年収アップが実現できます。