仕事によっては出張する頻度の多い職業もあります。出張というと「遠方に出かけないといけないので面倒」と思う人がいる一方で、「見知らぬ土地に行って刺激的な日常を味わいたい!」と出張好きな人もいます。
もし今の仕事では満足に海外出張・国内出張ができていないのであれば、海外出張・国内出張の多い職種に転職するのも一考です。
海外出張が大好きな人向けな職種
貿易会社
海外出張に出かけ、いろいろな文化や人種に触れてみたいと思っていませんか?海外出張が大好きな人向けな職種もいくつかあります。まずは貿易会社です。貿易会社ですから、海外の取引先が中心です。ということは出張先は海外が多くなりがちです。
出張していないときも電話やメールなどで、海外の取引先とコミュニケーションをとらないといけません。語学力に自信を持っていて、海外の人とコミュニケーションをとりたいと思っている人にはおすすめです。
IT関係
IT関係に従事している、これから転職してみたいと思っていませんか?この場合、エンジニアなどの技術職も海外出張に出向く頻度は多いのでおすすめです。エンジニアの場合、オフィスで対応しているだけではなかなか問題解決できません。取引先に出向いて、実際に作業する必要があります。
グローバル化が進んでいるので、国内のIT企業でも海外に顧客を抱えるところも増えるでしょう。そうすれば、海外出張の機会にも恵まれるでしょう。
研究者系の職種
研究者系の職種も海外出張に出向く機会が多いです。フィールドワークでは国内外問わず、現地に赴いて調査をするでしょう。また学会発表が海外で開催されることも少なくありません。学会に参加するために海外出張に行くことも多いでしょう。研究者の場合、組織に属することが多いです。
しかし組織の一員というよりも個人の能力によるところが大きいです。ですから自分で責任をもって業務や研究に取り組む事が多いです。責任感が必要な半面、何らかの成果を出した場合には自分の手柄にできます。やりがいのある仕事に取り組みたいと思うのであれば、研究者に転職するのも一考です。
商社マン
商社に勤務するのもおすすめです。商社マンというと出張が多いというイメージを持っている人もいるでしょう。そのイメージ通りです。商社マンになると国内外に数多くのクライアントを抱えている場合が多いです。ですから年間何度も出張するような環境で業務するのが当たり前と思ってください。
専門商社で勤務している人の中には、デスクに常にパスポートを携帯している方も少なくないといいます。何かイレギュラーの問い合わせが海外からあった場合に、すぐに現地に赴けるようにしているわけです。出張好きでフットワークの軽い人であれば、商社マンは転職かもしれません。
女性ならバイヤー
最近では女性でもバリバリ仕事をこなす方も多いです。女性で海外出張できるような職種に転職したければ、まずバイヤーはいかがでしょうか?アパレル関係のバイヤーの場合、海外に出向いてファッションアイテムを買い付けることも少なくありません。日本にはないテイストのものを海外で見つけることも十分あります。
ファッションに興味のある女性なら、バイヤーに転身するのも選択肢の一つです。バイヤーを見てみると、行動制限があまりないのも特徴の一つです。顧客や取引先にあって商談するというよりも、売れそうなアイテムを探すことの方に重きを置いているからです。中にはフリーランスで活動しているバイヤーも出てきています。将来的には独立開業しようと思っている人にもおすすめです。
CAさんに転職する
女性の場合、CAさんに転職するのも一つの方法です。CAさんは今でも女性の仕事の中でも花形で華やかな職種というイメージがあるでしょう。飛行機に乗って、乗客にアテンドするのが主な仕事なので世界中を飛び回ることができます。しかも現地についてしまえば、次の業務まで自由に過ごせるところも魅力です。
しかしCAさんは見た目の華やかさと異なり、体力勝負の側面があることも覚えておきましょう。世界中を飛び回るので、常に時差ボケのような状態になりかねません。また仕事をしているときに乱気流に入ってしまうこともあります。上下などに機内が激しく揺れ動いているときでも、立ち仕事を続けないといけない場合もあります。
国内出張が大好きな人向けな職種
海外だと言語の問題もあるし、長距離移動になるのでしんどい、無理のない範囲で国内出張メインで働きたいと思う人もいるでしょう。このような国内出張が大好きな人向けな職種もいくつかあります。
商社の営業職
まずは商社の営業職です。海外出張の時におすすめとして紹介しましたが、日本国内外に多くのクライアントを抱えている会社が多いです。ですから海外出張・国内出張のいずれも、頻度は多くなります。国内のクライアント対応のために、日本各地の得意先を飛び回ることもあり得ます。
製造業
製造業も国内出張が頻繁に起こりうる職種です。まずクライアントの問い合わせに対応するために、全国を飛び回ることになるでしょう。また大手になると日本全国に工場をいくつも抱えている場合もあるでしょう。このような工場を回って、製造の進捗状況や申し送り事項を伝えることもあります。
建設業
建設業も国内出張の多い職種と言われています。建設業の場合、業務の性格上現地に赴き調査が必要だからです。建設業の場合、短期間出張して調査を行い、オフィスに戻ってその調査やデータを基にして作業するというパターンが一般的です。
職種別で見ると、営業職は業種関係なく出張は多いです。新規顧客開拓や顧客のアフターケアなどのフォローをしなければならないからです。メールや電話などで解決する問題もありますが、やはり定期的に現地に赴き、担当者と対面で話をすることは欠かせません。
経理職も多い
あと意外なところでは、経理職は国内出張が結構あります。経理といわれるとパソコンを前にして作業する、デスクワークのイメージがあるでしょう。零細企業のような本社しか事業所がない場合、内勤メインになるでしょう。しかし大手で日本全国に営業所や事業所を展開している場合には、国内出張の機会が多いです。
というのも支社や支店などに出向き、会計が正しく処理されているか、経理担当者がチェックしなければならないからです。もし世界中に事業所を展開している場合、海外の子会社や関連会社に出向き経理処理の確認をすることもあり得ます。さらには会計士の監査に立ち会わないといけません。
勤めている企業が合併や事業買収などを行うこともあるかもしれません。このようなM&Aが行われる場合にも、経理が出張に出向くことがありえます。合併先や買収先の企業に出向き、経理や決算などの関連する資料をチェックするためです。もし経理の経験があって出張したければ、日本全国にネットワークを持っていたり、頻繁にM&Aを行ったりしているような大企業に転職するのも一考です。
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まとめ
オフィスなど一つのところにとどまって、業務に専念したいという人もいます。しかし一方でどんどん外に出ていって、アクティブに仕事をバリバリこなしたいと思う人もいるでしょう。
もし後者の方が自分に向いていると思うのであれば、海外出張・国内出張の多い職種に転職するのも一考です。上で紹介したように、いろいろな業種や職種で出張が頻繁に発生しそうな仕事があります。今の仕事に不満を持っているのであれば、転職して課題解決するのはいかがですか?