ネットやスマホが欠かせない時代となり、WEBサイト制作の仕事は人気です。
WEBディレクターも人気職種で、なんとなくカッコイイ!と思う若者も多いでしょう。
未経験からでもWEBの仕事ってできるでしょうか? WEBディレクターになれる?
サイト制作の司令塔・監督であるディレクター職とは、具体的にどんな仕事でしょう?
デザインセンスやプログラムスキルが必要なのでしょうか?
求人もたくさんありますが、特別な能力がなくても転職できるでしょうか?
WEBディレクターへの未経験で転職したい人に、仕事内容や必要な能力について、特にブラック企業で失敗しないための求人の選び方など、情報をまとめました。
- 職種
- ITエンジニア
- 公開求人数
- 19,030件
- 対応地域
- 東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・福岡
- おすすめ年代
- 20代から40代
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Webディレクターの仕事内容は?
Webサイト制作会社ではプロジェクトをまとめるのが仕事
サイト制作の流れと業務
Webディレクターの仕事とは、一言でいえばサイト制作のディレクション業 (管理し監督する)です。監督のようにさまざまな指示をだし、大勢の現場スタッフを抱え動かす、司令塔として管理し責任を負うイメージです。
Webコンテンツ制作の流れ
・クライアントとの折衝 (要望ヒアリング、打ち合わせ)
・サイトの企画プランニング (全体構成の考案、設計、イメージや仕様)
・制作スタッフメンバー (プランナー、デザイナー、プログラマーなど) の人選
・スケジュール管理、制作進行、マネジメント業務
・コンテンツの品質管理
クライアント要望に沿ったコンテンツを、スケジュール通りに仕上げることがWebディレクターのミッションです。
サイト制作管理のすべてを管理し、社内外スタッフと意識共有すること、メンバーを上手に動かして、予算内で使い勝手のいいサイトに仕上げることが、Webディレターの手腕です。
企画やプランナー業務の兼任
ディレクションの中には、クライアントへ企画提案を行い、プランニングを担当するケースもあります。クライアントの抱える課題や要望を反映するための企画をたて、デザインやコピーライティング、ターゲット層の取材など、プランナー業務も兼任する場合です。
コンセプトにマッチするデザインを設計し、ユーザビリティに配慮した仕様やサイトイメージまで検討します。
テクニカルディレクター業務の兼任
サイト制作の技術的側面のディレクション、ワイヤーフレーム設計から開発管理、SEO対策などを兼務します。マーケティングスキルや集客のための知見、ユーザーが使いやすい設計など、効果的な仕組みを設定します。イメージ戦略やブランディング目的のサイトより、実際的な成果のためのサイト制作で重視されます。
集客や売上、アクセス数を増やすための仕掛けなど、技術的ディレクションも担当します。
自社サービス運営会社では利益を出すのが仕事
代理店や制作会社ではなく、自社でWebサービスを展開している企業のWebディレクター業務は、自社サイトのディレクションでは、自社サービスの売り上げを上げることが一番のミッションです。
つまり、自社でECサイトを運営しているケースなどは、売上の向上、問い合わせ件数やアクセス数の増加のために、サイト制作やリニューアルをします。
データ分析などの数字チェックを実施し、適切な改善策を提案し実装して結果をだします。
平均年収は450万円程度、残業や休日出勤多し
Webプロデューサー・Webディレクターの平均年収450万円前後です。
web業界では給与は比較的高めですが、制作現場は非常にハードな労働環境で長時間労働は当たりまえです。クライアント次第で振り回されることも多く、プロジェクトの進行状況により、深夜残業や休日返上なども多々あります。
短納期や低予算の案件を受注した場合などは、トラブル発生しがちでプロジェクトが炎上することも多く、収入と苦労が見合っていないかもしれません。
Webディレクターの将来性
インターネットの普及により人材不足
情報収集やSNSサービスなど、ネットを日常的に使うのは当たり前の時代で、買い物もネットで済ませる人も増えています。Webサイトがなければ、企業活動も経済活動もできないため、Web制作は需要の高い仕事で、Webディレクターは人材不足です。
今後も、Webディレクターの需要は増えていくでしょう。
Webプロデューサーにキャリアアップ
現場の管理監督がディレクターの仕事ですが、さらにプロジェクト全体を取り仕切るプロデューサー業務もあります。
営業サイドやクライアントとの折衝、サイト全体のプロデュースと予算管理、制作サイドへの指示、最終的な責任者の立場です。
今は兼任のケースも少なくありませんが、将来的にはコンテンツの計画立案を担当するWebプロデューサー業務と、現場の実務管理を担当するWebディレクターは、区別されることも増えるでしょう。
大手代理店や制作会社なら、Webプロデューサーへのキャリアパスも明確です。
フリーランスも可能
Webディレクターの業務は幅広く、制作会社勤務の場合はクライアント企業や外注スタッフなど、本当にさまざまな人脈ができます。
人脈の幅が広がり、自分でライアントから案件を引っ張ってこられるようになれば、フリーランスで独立し活躍することも、スタッフを抱えて起業することも可能です。
Photoshop使えなくてもOK?Webディレクターに必要なスキルは?
一番必要なのはコミュニケーションスキル
Webディレクタヘーのメイン業務は、クライアントと制作スタッフの間をつなぐ橋渡しです。顧客対応としてヒアリングやプレゼンテーションは基本で、予算やスケジュールなどの交渉もします。スタッフ間の調整や管理など、まとめ役としてのマネジメントもします。
営業力やプレゼンスキル、交渉折衝スキル、リーダーシップやコミュニケーション能力、マネジメントスキルも欲しいですね。
プロジェクト管理能力
中小の複数プロジェクトを抱えるケースも多く、同時にいくつものスケジュールの進行管理をする必要があります。複数案件の進捗を把握し、スムーズに進行するように管理していくスキルです。自ら作業するプレイヤーではなく、適切な人材を、適切な時期に、適切に配置するのが、ディレクターの仕事です。
企画力
コンテンツ企画、プランニングスキルも必要です。凝ったデザインや、センスのよいオシャレなサイトがクライアントにウケるとは限りません。クライアントの目的 (売上やアクセス数 or ブランディング) にマッチするような企画を練り、提案する能力です。斬新なアイデアでなくても、多くのユーザーが見やすく使いやすいサイトの企画が好まれます。
プロジェクト管理能力
プログラマーやコーダーの業務を把握し管理するために、最低限の技術知識は必要です。
スタッフの苦労や話が理解できなければ、円滑なコミュニケーションにも支障がでるかもしれません。独学でも十分に対応可能ですから、HTMLで簡単なコードはかける、CSSコーディングが理解力できるくらいの知識は、あったほうがよいでしょう。
時代の最先端を学ぶ意欲
時代の先端を走るWeb業界は日々進化し続けて変化も早く、技術面でも、デザイン面でも最新情報を知っておく必要があります。
企業がクライアントですから、社会情勢や景気、経済状況なども常にチェックしてなければ話になりません。さまざまな情報を常に収集し知見を広め、積極的に学ぶ意欲が大切です。
Webディレクターになるのに有利な資格
未経験からWebディレクターを目指すなら、独学や研修で学び資格取得しておくのもよいでしょう。スタッフを動かすために知識はあっても邪魔になりません。
・Web検定、Webディレクター試験
・ITパスポート試験
・Webアナリスト検定
・Webクリエイター能力認定試験
・Web検定 Webデザイン試験
・ウェブデザイン技能検定
未経験だけどWebディレクターになりたい!どんな求人を選べばいい?
Webディレクターの求人は未経験歓迎が多い
IT業界、特にWeb業界は人材不足なので、経験や技術的なスキルがなくても、コミュニケーションスキルがあればOKという求人も多々あります。
Web系技術の専門知識よりも、交渉力や統率力、管理スキル、コミュニケーション能力が重視されるので、未経験でもポテンシャルで採用されやすいのです。
ただしこんな求人は避けるべし
記載の仕事内容と実際の仕事が違う
求人案件に「Webディレクター」と記載があっても、実際に携わる仕事はまったく違っていて、実際には下っ端のコーダーというケースです。現場で経験を積みディレクター候補になれる会社なら可ですが、最初から詐欺まがいのブラック求人も中にはあります。
育成する気がない下請け会社
中小のWeb制作会社には下請け会社も多々あり、給料が低い、残業も多い、スキルも身につかないという場合があります。
未経験者を採用しても育てる気がなく若い人材を使い捨てにするだけの会社もあります。
実地経験で学んでいける企業ならマシですが、本当にブラックな場合もあります。
もともとハードな業界ですから求人選びでは、しっかり企業の実情をチェックしましょう。
エンジニア経験がある人は得意分野の業界の案件があるWeb制作会社がおすすめ
制作会社も得意分野は多様ですから、ITエンジニア職からの転職なら経験のある業界の案件を扱う制作会社がよいでしょう。
・Webデザイン系…デザインを得意とし、デザイナーやクリエイティブ方面に強み
・システム開発系…システムを介在させるサイト制作に強み
・マーケティング系、ECコンサル系…企業戦略や課題解決、コンサル業務に強み
大手広告代理店が広告コンテンツの一貫としてWeb制作するケースもあれば、紙媒体からの印刷やマスメディア系からWeb制作をする会社もあります。下請け制作会社は低賃金で過酷ですが、大企業なら給与ベースも高いので年収1000万円も可能です。
webマーケティングの経験があるなら自社サービス運営会社
Webマーケティングの経験者なら、自社でサービス運営している会社への転職がおすすめです。自社でECサイトなどのサービス提供や運営をしている企業は、売り上げやアクセス数などの成果を上げるための改善をします。
売り上げ目標達成のためにサイト制作する、既存サイトをリニューアルするのが、事業会社のWebディレクターの仕事です。
まったくの未経験者ならWebディレクターのアシスタントからスタートという方法も
未経験ならまずはアシスタントディレクターとしてサポート業務から始めるのが普通です。
ディレクター業務の範囲は幅広いので、見習いのようなAD業務なら雑用ばかりと感じることも多々あるかもしれません。ただし、まったくの未経験者ならアシスタントとして現場業務でしっかり経験を積み、ディレクターとして独り立ちするのが近道です。
Webディレクターに未経験転職、求人選びに失敗しないために
未経験からWebディレクターを目指すなら、大切なのは求人案件選びです。
実際の業務範囲、会社の実情を確認してから転職したいですね。
失敗しない応募先を選びには、転職エージェントを活用してみましょう。
リクルートエージェント
日本国内の人材市場では最大手の総合型転職エージェントです。
IT業界やWeb業界にかぎらず、さまざまな業界や業種のクライアント企業を抱え、多様な職種の求人案件を大量に保有しています。
大手広告代理店から制作会社、各種のWeb事業系会社まで、Webディレクター求人の非公開案件もあります。
拠点も全国主要都市に19箇所あり全国を網羅しており、転職サポートの流れもスピーディーなので、今すぐ転職したい人も頼りになります。土日の相談が可能なのもうれしいですね。
IT・Web業界の転職におすすめの転職エージェント・転職サイト30社を比較してランキング形式で紹介しています。ITエンジニアとして年収アップ転職したい人、IT業界から異業種転職したい人、未経験でIT業界に転職したい人それぞれおすすめの転職エージェントを紹介します。
まとめ
未経験からWEBディレクターへの転職を成功させるのは、求人選びが一番のポイントです。未経験歓迎の求人も多いですが、ブラック系求人もあります。
応募先や転職先を選ぶには、プロの手を借りることがおすすめです。
Webディレクター求人にはITスキルはさほど重視されませんが、幅広い能力が必要です。
- コミュニケーション能力
- プロジェクト管理能力
- 企画力
- チャレンジする意欲
自分のキャリアや保有スキル、転用できるスキルなどをキャリアカウンセリングで明確にし、優良な求人を選びましょう。転職エージェントを活用して、転職サポートを受けるのもおすすめです。