「転職エージェントから紹介された求人を、どうやって断ったらよいか分からない」
「一度断ると、次から紹介してもらえなくなる?」
転職エージェントから紹介してもらった案件を断る時は、どのような断り方をすればよいのか悩みますよね。
ここでは、転職エージェントへ上手な断り方をメール例文とともに、書類選考の段階と面接の段階とに分けて解説します。
どうしても断れない場合の対処法も紹介しているので、参考にしてください。
- 職種
- オールマイティー
- 公開求人数
- 200,034件
- 対応地域
- 全国
- おすすめ年代
- 20代~
転職エージェントの対応は断り方次第で変わる
断り方によっては転職活動の続行すら危なくなる
せっかく紹介してもらった案件ですが、もっと良い案件が他にあったなど、場合によっては断らないといけないこともあります。このとき、上手に断ることでキャリアアドバイザーとの信頼関係をより深めながら、より良い優良案件を紹介してもらえる可能性があります。
逆に、悪い断り方をするとエージェントの社内選考でマイナス点が付けられてしまい、今後の紹介求人が減ったり、対応順位が下がったりします。
良い断り方
① 提案をしっかりと検討したうえでの結論であることを伝える
仕事とはいえ、キャリアアドバイザーも人の子です。一方的に断るのではなく、実際はそうでないとしてもしっかり熟慮・検討した結果であることをしっかり伝えましょう。
② 断る理由を明確にした上で、キャリアアドバイザーにも考えを求める
自分の断る理由が分かれば、それに対してキャリアアドバイザーが何か助言できることがあるかもしれません。自分の意思判断が客観的に見てどうなのかも含め、断る理由についてキャリアアドバイザーにも意見を求めてみましょう。
③ 感謝の言葉を添え、より具体的な案件の紹介依頼をする
自分のために行動してくれた相手に対し、まずは感謝の気持ちを伝えましょう。その上で、今後の案件紹介についてより具体的な内容を加えて再依頼をします。
悪い断り方
紹介求人を無視する、エージェントの連絡に返答しない
転職云々のまえに、「無視する」「断りの理由を添えない」という返答の仕方は、通常のビジネスマナーで考えればマナー違反です。エージェントからの信頼もなくしますし、自分の価値を下げることになります。
事務的に返答する
無機質な返答は、相手に失礼です。辞退という事実だけを伝えるのではなく、必ず理由も伝えましょう。
現実的に希望が叶う可能性が低い理由をつけて返答する
細かすぎる理由や実現難易度が高い希望をつけて断ることは、確かに希望を明確に伝えてはいますが、実現できる可能性は低くなるため、転職成功=エージェントの利益に結びつきにくいと判断されてしまいます。
エージェントの担当者に辞退を伝える方法
伝え方には、メールや電話、アポを取って直接会って伝える方法がありますが、急を要するときは取り急ぎ電話かメールで一報を入れましょう。特に内定辞退では必須です。
もしメールのレスポンスが無い場合は、エージェントの担当者に伝わっていない可能性もあります。そのときは電話を掛けるなどして、確実に担当者に伝えることを心がけましょう。
転職エージェントから紹介された求人の断り方【メール例文つき】
求人を断る理由を正確に伝える
求人を断る際はお断りの言葉だけでなく、きちんと断る理由を正確に伝えましょう。
断られた理由が分かればエージェントも、次からの求人紹介のときの参考にすることが出来るため、結果として良い求人に出逢える確率もあがり、自分の希望に近づいていきます。
この人のためにもっと良い情報を提供しようと思える断り方
お断りをするときは、伝え方にも気をつけましょう。角を立てない言い方で伝えることは、エージェントとの関係を良好に保つ上でとても大切です。自分のために、よい案件を探し提案してくれたことに感謝することを忘れずに。
案件を断る理由が多すぎる場合は、希望条件を再度伝える
紹介された案件を断る理由が多すぎる場合は、エージェントが自分の希望を正確に理解していない可能性も考えられます。その場合はエージェントにアポをとり、希望する条件などの内容についてもう一度すり合わせを行っておきましょう。
メール例文
○○エージェント △△様
いつもお世話になっております。××です。
日頃よりサポートをして頂き、ありがとうございます。求人のご紹介、誠にありがとうございました。
頂いた求人情報を拝見し、会社のホームページ等もチェックしたうえで仕事内容・待遇・条件などを考慮しましたが、どうしても◇◇の部分が自分には合いませんでした。せっかくご紹介頂いた折申し訳ないのですが、今回は辞退をさせて頂きたく存じます。
このような結論となり、大変申し訳ございません。
△△様にはお手間をおかけしてしまい、深くお詫びを申し上げます。他の条件に関しては満足しておりますので、このような案件がございましたら引き続きご紹介頂けると幸いです。
上記、何卒よろしくお願い申し上げます。
××(署名)
○○エージェント △△様
いつもお世話になっております。××です。
日頃よりサポートをして頂き、ありがとうございます。案件ご紹介、ありがとうございます。資料や求人票を見て検討しましたが、私の希望と異なる点が多いように感じたため、今回の案件は辞退させていただきたく存じます。
申し訳ございません。再度条件のすり合わせができれば、嬉しく思います。
もし、△△様から見て私の希望条件が厳しいようでしたら、ご指摘いただきますようよろしくお願いいたします。今後とも、よろしくお願いいたします。
××(署名)
転職エージェントで応募した企業の面接の断り方【メール例文つき】
面談日程調整後の辞退はできれば避けたい
優良人材として会社に紹介しているエージェントの立場を考えると、選考中の辞退は避けたいところです。なおかつ、特に注意が必要なのが、面談日程調整後の辞退です。エージェントと企業側が予定をわざわざ組んでくれている事を忘れてはいけません。
この場合、形式的でもいいので一度面談しその後お断りの連絡をキャリアアドバイザーに入れたほうが、トラブルは回避できます。
さらに、ドタキャンは面接相手に多大な迷惑をかけます。面接は、エージェントと企業側が予定をわざわざ組んでくれている事を忘れずに!
直前や、まして無断キャンセルは当然のマナーとして絶対にしてはいけません。
メール例文
○○エージェント △△様
いつもお世話になっております。××です。
面接の調整をしていただいている株式会社■■ですが、選考を辞退させて頂きたく存じます。
会社の業務内容や待遇などを踏まえて、自分にはやはり合わないと感じました。このような結論となってしまい、大変申し訳ございません。何卒よろしくお願い申し上げます。
××(署名)
○○エージェント △△様
いつもお世話になっております。××です。
日頃よりご支援いただき、ありがとうございます。
面接の調整をしていただいている株式会社■■ですが、選考を辞退させて頂きたくご連絡差し上げました。今一度熟考したところ、やはり業務内容が希望とは少し離れているように思います。
自分としましては、◇◇なものを希望しております。今後このような案件がありましたら、ご提案いただけますと幸いです。お手数お掛けしてしまい申し訳ありません。
何卒よろしくお願いいたします。××(署名)
転職エージェントで応募した企業の内定後の断り方【メール例文つき】
内定後の辞退は内定承諾前後で異なる
内定承諾前の辞退はOK
内定承諾をする前の辞退は、何の問題もありません。断ることを決めた際はすぐにエージェントへ連絡しましょう。また、エージェントや内定先の会社は、内定までの間に多くの時間をあなたのために使っていることも忘れずに。
誠実に対応するためにもできれば電話で直接、口頭で伝えるべきです。電話がつながらない場合は、メールを先に送り、その後時間を見計らって再度電話を入れるようにしましょう。また、企業に連絡せずに転職エージェントにまずは伝えるようにしましょう。
内定承諾後の辞退はルール違反
一方、内定承諾後の辞退は不可です。内定後の入社承諾をした後に入社を断る行為に当たるわけで、契約違反となります。実際問題として、会社側も入社準備のため、備品の購入などを進めている可能性があり、この段階での辞退は大きな迷惑をかけてしまいます。ですから、内定承諾は慎重に行うべきです。
辞退の連絡は、入社日の2週間前までには伝えるようにしましょう。その際、メールだけでなく、必ず電話での謝罪も必要です。
メール例文
○○エージェント △△様
いつもお世話になっております。××です。
先日ご連絡頂きました■■社からの内定について、辞退をしたくご連絡いたしました。
さまざまご支援頂いたところを大変申し訳なくおもっております。辞退の理由ですが、面談時に提示された◇◇が私の希望と合わないためです。
つきましてはお手数ですが、■■社様へ、ご連絡をお願いいたします。
大変申し訳ございませんが、
何卒よろしくお願い申し上げます。××(署名)
○○エージェント △△様
いつもお世話になっております。××です。
先日内定を頂いた株式会社■■ですが、大変心苦しいですが、内定を辞退させていただきたく存じます。
理由といたしましては、業務内容・待遇・条件などを考慮した結果、同じく内定を頂いた別の会社に入社しようと考えております。
大変お手数をおかけしてしまい、申し訳ございません。
何卒よろしくお願い申し上げます。××(署名)
○○エージェント △△様
いつもお世話になっております。××です。
日頃よりご支援を頂き、誠にありがとうございます。先日、内定承諾をいたしました株式会社■■ですが、
内定を辞退させて頂きたく思いご連絡させていただきました。内定承諾後の辞退は、あってはならないことだと存じております。このような身勝手な決断をしてしまい、誠に申し訳ございません。
またのちほど直接ご説明できればと思いますが、業務内容・待遇・条件などを考慮しながら、このような結論となりました。
△△様には、多くのお手間・ご迷惑をおかけしてしまいましたことを、深くお詫びを申し上げます。
大変申し訳ございませんが、
何卒よろしくお願い申し上げます。××(署名)
どうしても断れない場合の対処法
断らずに一旦保留するという選択肢もある
一度案件を断ると、再度受けますという流れにもっていくための切り替えが難しくなるのも事実です。また、辞退したという結果は企業側にも伝わるので、後々不利になります。
転職活動を始めた初期段階では、スキルに応じてマッチングできる案件は限られているので、その中だけで選ぶというのも、心もとないかもしれません。そんなときは、それも含めて正直にキャリアアドバイザーに伝えましょう。「いい案件と思いますが、話を進めるかどうかは一旦保留とさせてください」と伝えます。
転職エージェントを切り替える
エージェントは転職成立の成功報酬によって活動しているため、中には辞退しようとすると「ここで辞退したら、今後の紹介はもうできない」とか「企業から訴えられる」といった、脅迫めいたことを言われることも実際に起きています。
その場合は、それを機にエージェント自体を切り替えるのも一つの手。無理にひとつのエージェントに縛られる必要はないので、エージェントの乗り換えも考えましょう。
複数のエージェントから希望求人を紹介してもらう
満足のいく紹介が受けられないのが、担当者の実力不足なのか自分の提示している条件が難しいのか判断するためには、複数のエージェントに登録をして紹介された案件を比較してみるのが良いです。
他のエージェントでも満足のいく紹介が受けられないのであれば、自分の提示している条件が現在の転職市場では厳しいのかもしれません。条件変更を検討しましょう。
最も多くの求人を紹介してもらえるリクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職成功実No.1を掲げる業界最大手の転職サービスです。一般の求人サイトには掲載していない非公開求人を20万件以上保有し、案件の紹介から提出書類が通りやすくする添削サービス、経験豊富なアドバイザーによる助言など、転職で必要となるさまざまな事柄をフォローアップできる点が強みです。
応募から内定、退職と、転職者本人の転職過程を全般にわたってサポートしてくれるので、転職初心者には心強い存在でしょう。自分の市場価値を知るためにも、ぜひ登録しておきたいエージェントサービスです。
拠点も全国主要都市に19箇所あり全国を網羅しており、転職サポートの流れもスピーディーなので、今すぐ転職したい人も頼りになります。土日の相談が可能なのも利用しやすいです。
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まとめ
転職エージェントから希望に合わない求人を紹介されたときは、辞退する理由もきちんと伝える断り方をしましょう。
そうすることによって、エージェント側にしっかりと要望が伝わるので、希望に合う求人を紹介してもらえる確率が高くなります。
メールもしくは直接口頭で丁寧にお断りをする必要がありますが、内定承諾後の辞退はルール違反となるので注意が必要です。
また、何度も自分に合わない求人ばかり紹介される場合は、自分の希望条件の見直しと転職エージェントの切り替えも検討しましょう。