IT業界の転職事情は、それぞれの企業の規模や実際の事業内容、雇用形態などのバリエーションが豊富なため、一くくりに語れないものがあります。大手IT企業では非常に待遇が良く、離職率も低い状態ですが、中小規模の企業については離職率が高いケースも見られます。
そのため、どんな会社を選ぶかというのはエンジニアにとってとても大事な決定となるわけです。後悔のない転職を果たすためにも、この業界における転職市場の実際と2024年にかけての予測を把握しておきましょう。
- 職種
- ITエンジニア
- 公開求人数
- 19,030件
- 対応地域
- 東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・福岡
- おすすめ年代
- 20代から40代
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2024年のIT業界における転職市場予測の基盤となる考え方
2020年から2021年にかけては、新型コロナウイルス感染症の影響で、採用を控える企業が多く見られていました。それでも、業績としてはそれほど大きな落ち込みを見せることなく、現状維持もしくは業績拡大を達成した企業も少なくありません。そのため、コロナ禍の収束が見えてくる2023年から2024年にかけては、採用の幅と総数が拡大すると予測されます。これは大手企業にとどまらず、中小企業でもその傾向が生じると考えられます。
というのも、IT業界は1社単独でのプロジェクト完成をするのではなく、アウトソーシングをする習慣が強いからです。大企業であっても業務の一部を切り取って、関連会社やグループ外のチームに委託することも多いです。そのため、一つの企業が事業規模を拡大することは、関連して業務を行っている周りの企業にも好影響をもたらすものとなるのです。こうしたことから、人材採用の動きはIT業界に広く進んでいくと予測できるのです。
「2025年の崖」
特に、急速に企業や公共機関におけるDXが推進され、具体的なシステム変更が様々なオフィスで実施されているのはこの業界への強い追い風となっています。それに伴い、システム開発やIoT製品への組み込みソフトの開発などが盛んになっています。また、半導体の供給不足から、供給量が少なくなっていた電子機器やコンピューター関連のツールについても回復が生じることで、人材リソースの需要も高まることが考えられます。
この面で2024年は大きな変化を迎える年となる可能性を秘めています。というのも、経済産業省が「2025年の崖」と呼ばれるDX普及の重要性を説き、どの業界に対しても強力なDX推進をするように求めているからです。2024年にはそれが本格化すると共に、今までは大企業がメインだった流れが、中小企業にも進んでいくタイミングと見られています。
そのため、大きなニーズが生じることは明らかで、それに伴って人材を求めるシステム開発会社などからの求人が多くなります。こうしたことから、IT業界全体で見ると転職市場は採用枠が増加し活発になるとの予測が立てられるわけです。
IT・Web系・ゲーム系エンジニアの転職の傾向とこれからの変化
一時的に採用がストップもしくは抑えられていた企業からも、採用が再開する動きが2023年ですでに見られています。そのため、これから2024年に向けて、さらにIT・Web系・ゲーム系エンジニアの採用の動きが強まります。特に、即戦力となるエンジニアを求める声が大きいのが特徴です。それだけ、現在のIT市場では人材が必要とされていて、今すぐにでも戦力となってくれるエンジニアを欲しているのです。
Web系においては、新型コロナウイルス感染症の影響で急速にECサイトの重要性が高まったことや、飲食店などでもホームページからの注文需要が大きくなったことなどが好材料となっています。今やネット注文をするというのは、どの商品やサービスでも普通のこととなっていて、消費者にもかなり浸透しています。
そのため、たとえコロナ禍が収束したとしても、そのニーズは続くことが予想されWebデザイナーやコーダーの求人数は安定していくと考えられます。
Web系開発需要続く
また、Webアプリを開発できるエンジニアも非常に重要なものとなっています。オンラインツールの高度化は目覚ましいものがありますので、それを支える開発エンジニアの転職市場も活発化しています。スキルを持つ人がすでに大企業を中心に確保されているという現状から、若手を育成する動きもあります。
もちろん、一定のスキルや経験を持つ人を優遇する向きは強いですが、高度なスキルを持っていなくても積極的に採用して、社内研修でエンジニアを育てる企業も多くなっているのです。そのため、これからアプリケーション開発系のキャリアを積みたいという人には前向きな動きと言えるでしょう。
ゲーム系エンジニア・メタバース関連
IT・Web系・ゲーム系エンジニアの中でも、安定したニーズが見られるのがゲーム系エンジニアです。やはり、あまり経済情勢に左右されないというポジティブな面を持つジャンルですし、特にコロナ禍でゲーム需要が大きな躍進を見せたということもあります。
資金力を高めより魅力的なゲームを開発したいという企業が現れてきますので、それに伴ってエンジニアを採用する向きが強くなることが予測されます。今やゲーム開発のほとんどはスマホアプリとなっていますので、やはりこの分野でのスキルや経験があるエンジニアは転職に強いでしょう。
また、これから急激な成長を遂げると考えられているメタバースの市場にも注目できます。バーチャル空間での様々な体験ができるシステムで、多くの可能性を秘めています。一般的な商品やサービス提供もそうですが、この新しい舞台でのゲーム提供ということも期待されています。そこで、ゲーム開発に加えてメタバース関連の知見を持っているエンジニアについては、有利な転職市場の動きが見られるでしょう。
ITエンジニアが転職活動を行う上で注意したいこと
元々ITエンジニアは、スキルと経験があれば年齢などに関係なく、転職しやすい状況にありました。企業によっては残業が多いなど、労働環境が厳しいところもありますので、転職を早めに考える癖が付いているというケースも見られます。転職をより気軽なものと考えているのは良いことですが、転職先の情報収集をおこたってしまうことがないようにしましょう。
希望通りの会社に当たらなかったら、また転職すれば良いと考えるのではなく、働きやすい会社を見つけるために事前にリサーチをしっかりとするということです。そのためにも、転職エージェントなどのサービスを活用して、業務内容や現場の実態、社風などを綿密に確認しましょう。そうすることで、後悔のない転職先を見つけられます。
業界の垣根がなくなりつつある
また、IT業界というと企業向けシステム開発やWebサービス、ゲームを含むアプリ開発などが主流で、求人を探す際もこうした企業を優先していたはずです。しかし、今となってはITエンジニアが求められている業界には垣根がなくなりつつあります。
多くの企業がECサイトや複雑な業務システムを持っているため、保守などを自前で行えるようにとITエンジニアを自分たちで採用するようになっています。また、IoT製品の開発が急速に進んでいるため、製造業などにおいてもITエンジニアを求める動きが強くなっています。
こうしたことから、いわゆるIT業界に限定して転職先を探すのではなく、スキルを活用できるところであればどの業界でも横断的にチェックしてみるのが良いでしょう。中には、ほぼ同じスキルが求められているもののずっと良い待遇が提示されていることもあるからです。自分のスキルを活かすために、広い視野を持って転職活動を行いましょう。
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