転職の面接は、就活の面接よりも本格的じゃないから…就活の時に面接のことは一通り学んだから…という理由で練習を一切せずに面接に挑むと、大変なことになります。
この記事を読めば、転職面接しないで本番に臨むとどうなるのか?そして、面接練習の方法、面接で練習すべきことがわかります。
面接を軽く見て、受かるはずの転職試験で痛い目に遭わないようにするためにも、転職の面接対策の重要性を知って対策を講じましょう。
面接なめてた(泣)転職面接に練習しないで挑んだ人の末路
気まずい空気に包まれた現場。ぶっつけ本番派はことごとく悲惨な結果に
ベーシックな質問に答えられない
ベーシックな質問としては、以下のような項目が頻出項目として挙げられます。
・志望動機
・自己PR
・性格(長所・短所)
・前職の退職理由
練習をせずに本番を迎えると、このように絶対に質問されるであろう項目への対策ができていないので、本番になって頭が真っ白になって、何も答えられなかった…という苦い経験をしてしまいます。
言わなくてもいいことを言って大失敗
面接練習をしないと、ついつい本音がポロリと出てしまうものです。
いくつか転職先をかけもちで応募していると、会社名を間違えたり、「○○社(応募先のライバル会社)から内定はいただいていますが…」と本当の転職状況を言ってしまったりします。
言いたいことをまとめられずに長文になり…面接官に飽きられる
自分のことを知ってもらいたい!という強い気持ちから、自己PRや性格に関する質問で、自分語りをしすぎてしまい、一方的に自分だけが長時間話してしまい、気がついたら目の前の面接官が下を向いて目を合わせてくれなくなった…ということもあります。
ぶっつけ本番の面接失敗パターンまとめ
上記で紹介したほかにも、練習なしのぶっつけ本番で面接に挑んで大失敗した!という例があります。
謙遜しすぎたり、逆に調子に乗りすぎたりする
練習なしで面接本番に挑むと、予期せぬ緊張状態から自分を必要以上に卑下し、「微々たる経験ですが…」などと不必要な謙遜をしてしまうことがあります。
また、反対に調子に乗りすぎて、前職を退職した建前の理由の他に、本当の理由を話してしまって大失敗したという人もいます。
面接官との会話がギクシャクしてしまったり、きょどってしまう
最近増えてきている雑談面接では、堅苦しい質問ではなく、雑談のような会話の中から応募者の人柄、対応力を見ていることがあります。
このような雑談面接では気を抜いた瞬間にコミュニケーション能力の地が出てしまい、会話がすすまなかったり、すぐに終わったり、挙動不審になってしまうのです。
企業分析が不足しているのがバレバレ
面接の中では、「弊社の●●という商品をご存じですか?」という直接的な質問から、「弊社に足りない部分はどこか教えてください」という間接的な質問までさまざまなかたちで、企業分析の程度を測る質問が投げかけられることがあります。
ここでただ漠然なことを言ってしまうと、無難で一般的な回答に終わるため、よい印象を残すことができません。
転職面接練習セミナーは本当に役立つのか?
企業が面接で見ているポイントを知ることができる
転職面接練習セミナーとは、転職面接の際に注意すべきポイント、そして回答例などを学ぶことができるセミナーです。
このような転職面接練習セミナーは、ほとんどが転職エージェントによって企画・運営されています。
転職エージェントとは、ただ求人を閲覧して終わりの転職サイトと異なり、キャリアアドバイザーやコンサルタントがあなたのスキル・経験にマッチする求人を紹介してくれる転職サービスのことです。
新卒採用との違いがわかる
新卒採用の面接と、転職による中途入社の面接とでは、質問される内容も、企業が評価しているポイントも異なります。
転職面接練習セミナーでは、この新卒採用面接と転職面接との違いを明確にして比較することで、転職成功につながる面接練習を行っています。
転職面接のキーパーソンがわかる
転職エージェントは、企業内部とのつながりがあるため、採用担当者ともコネクションがあります。
そのため、転職面接の現場でのカギを握っているキーパーソンが誰で、どんな人物か、またそのキーパーソンが重視していることや、求めている人材まで把握できます。
面接官に与える印象をよくする方法がわかる
転職面接のセミナーでは、数々の応募者の面接をパスさせてきたプロのエージェントが、面接官の視点からあなたの印象をよく見せる方法について教えてくれます。
一般論ではなく、今のあなたがもっと印象をよく持ってもらうための方法を個別に解説してくれるので、自分だけの面接対策ができるのです。
面接の準備方法や自己PRのやり方などを教えてくれる
転職面接セミナーでは、転職を成功させるための自己分析方法や、強み、スキル、キャリアや経験などを活かせる企業選びのしかた、職務経歴の改善方法を教えてくれます。
自分一人では到底ここまでできない!というような細かなところまでサポートしてくれるので、安心して転職面接に臨むことができます。
転職面接の練習は、エアー面接でもしないよりマシ?
練習相手がいない場合でも、鏡の前でシミュレーションを積もう
髪型や服装などを鏡の前でチェックする
服装や髪形、女性の場合はメイクまで、自分でチェックしておくことも大切です。
どうしても客観視できない場合は、鏡ではなく、動画で自撮りを行ってみると、他者の目線から見た自分をチェックできます。
意外と髪の毛がほつれていたり、座ってみると意外とスカートの丈が短かったりするので、事前によく見ておきましょう。
話している自分の表情をチェックする
キメ顔で鏡の前で微笑んでみても、面接練習にはなりません。
面接官の前では、あなたはいろいろなことを話し、身振り手振りを加えながらさまざまな動きをすることでしょう。
そのため、全身鏡の前でイスに座り、実際に話している自分の表情を確認してみることをおすすめします。
笑う時に歯を見せすぎていて不適切だな、自分が思っているよりも表情が硬くて印象が悪いな、などの細かいことに気がつけば、事前に対策を練ることができます。
面接内容を録音して振り返ってみる
話している内容が、本当に質問項目に対する回答になっているかどうか、録音してじっくり聞き直すと、改善点が見えてきます。
たとえ前日の土壇場でも、面接官役が不在のひとりエアー面接でも、しないよりもした方が有利です。
録音して聴き直しながら回答内容をブラッシュアップさせることもできますし、何よりも鏡の前でも場数を踏んで、本番での緊張を和らげることができます。
面接前日の土壇場でも必ず用意しておくべきこと
前日に焦ってエアー面接しかできない!という状況でも、質問に対する回答と、どのような表現で答えるかを準備しておけば、全くの練習なしよりは面接をクリアできる可能性が高くなります。
職務経歴書や履歴書に書いたことを確認する
企業に提出した職務経歴書や履歴書は、必ずコピーをとるなどしてバックアップをとっておきましょう。
企業側は、あなたが提出した応募書類を元に面接での質問を行います。
そのため、自分が自分でどんなことを書いたのかを把握しておかないと、面接場面で大恥をかくことになります。
必ず聞かれる質問に対する答えを準備しておく
転職面接で必ず質問されることは、「志望動機」「前職の退職理由」「前職での経験を転職先の企業でどのように活かせるか」などが考えられます。
事前にこの面接必須項目についての回答は準備しておかないと、面接の序盤でつまずくことになってしまいます。
時事ニュースのネタを収集する
転職面接では、社会人として世の中のことについてどれだけの関心があって、また把握しているのかを確認するために、時事ニュースを質問に盛り込んできます。
そのため、前日でも新聞、スマホ、インターネットなどで最近話題にあがっている時事ニュースをおさらいしておきましょう。
逆質問を準備する
面接が一通り終わった後、面接官から「弊社に何か聞いておきたいことはありますか?」などのように逆質問されることがほとんどです。
前日でも準備をしておかないと、「ええと…特にありません。」と答えるしかなく、いかにも「準備してきませんでした」、「企業に関心がありません」と言わんばかりの回答になってしまいます。
企業情報をよく調べて、公式webサイトや、会社説明資料などに載っていないことを質問してみましょう。
絶対に採用されたい!そんな本命企業にはさらなる対策が必須
転職面接をより一層よい結果につなげるためには、企業ごとの対策が重要です。
面接で重視するポイントや求める人物像は企業によって異なります。
転職エージェントを利用すれば、エージェントから面接前に各企業の面接質問集と面接官の特徴を教えてもらうことができます。
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まとめ
転職面接は新卒採用面接とはまた違った角度で評価されるため、質問項目も回答内容も、転職面接ならではの対策と練習が不可欠です。そのためには、
・エアー面接(全身鏡の前で)
・面接内容を録音・録画
・時事ネタのおさらい
・応募書類の再チェック
・ベーシックな面接内容ほどよく確認
以上のことを忘れずに行って、本番に臨みましょう。
「私は会話が得意だから、練習なしでも大丈夫だろう」と思って練習しないで本番に臨むと、言葉に詰まったり、企業に関する質問に答えられなかったりと散々な結果に終わることが予測できます。
そうならないためにも、エージェントが企画・運営している転職面接セミナーに参加したり、エージェントに登録して面接練習をしてもらうという準備が必要です。
まずは転職エージェントに登録し、面接に関する不安を取り払いましょう。
きちんと練習しておけば、よりよい結果があなたを待っています。