第二新卒での転職に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
厚生労働省がおこなった新規学卒就職者の3年以内の離職状況(令和2年3月卒業者)では、新規高卒就職者が97.0%、新規大学卒就職者が32.3%と発表されました。
※厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」より引用
第二新卒や既卒の転職者は増えていることがわかります。
しかし、第二新卒の場合、転職に関する悩みや不安を抱えているケースも少なくありません。
そういった悩みなどを相談できる場はあるのでしょうか。
今回は、第二新卒の相談先について紹介します。
また、よくある悩みやキャリア相談するメリットについても併せて解説します。

この記事の結論
  • 転職相談はミスマッチを防ぐためにプロへ相談しよう
  • 第二新卒の転職相談は転職エージェントへ相談するのがおすすめ
  • 希望条件にあった転職先を探すにはハローワークなども併用しよう

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第二新卒とは

第二新卒とは、大学や専門学校を卒業後、初めての就職から1~3年以内に退職した人々を指します。
これらの人々は、初めての職場での経験を経て、新たなキャリアの道を探求することが多いです。
第二新卒は、特定の業界や職種に新しい視点やスキルを求める企業にとって魅力的な存在となっています。
また、第二新卒を対象とした転職支援サービスも多く、キャリアの再スタートを支援するリソースが豊富にあります。

第二新卒の割合

第二新卒の割合は、多くの若手労働者が初めての職場を早期に離れていることが明らかになります。
厚生労働省のデータによると、大学卒業生の約31.5%が入社3年以内に職を変えています。
これは、職場環境やキャリアの期待に満足できないことが原因とされることが多いです。
第二新卒としての転職は、より良い職場環境やキャリアアップのチャンスを求める動きとして解釈されることが多く、これらの人々のキャリア形成における重要な節目となっています。

第二新卒のよくある悩み

第二新卒のよくある悩み

第二新卒で転職する際には、様々な悩みや不安を抱えるケースがあります。
ここでは、よくある悩みを解説します。

第二新卒の需要について

第二新卒は市場において一定の需要があります。
多くの企業が「第二新卒歓迎」という求人を出しており、若さとある程度の社会人経験が評価されます。
企業は第二新卒を通じて、長期的なキャリアを構築する機会を見出しているのです。
また、基本的なビジネススキルを有しているため、教育にかかるコストと時間を節約できるというメリットがあります。

学歴に左右されるのか

第二新卒の転職市場では、学歴よりも実務経験やスキルが重視される傾向にあります。
特に実務で磨かれたスキルや前職での業務内容が、新しい職場でどのように活かせるかが評価のポイントとなるでしょう。
しかし、一部の大手企業や特定の専門職では学歴が選考の一環として考慮されることもあるため、業界によっては異なる側面もあります。

3年以上は現職で働いた方が有利なのか

3年以上の勤務経験は一般に転職市場で有利とされますが、これが必ずしも全てのケースに当てはまるわけではありません。
特に未経験の分野に挑戦する場合や、高いスキルが求められる職種では、勤務年数よりも具体的なスキルや成果が重視されます。
また、技術の進化が早い分野では、新しい知識や技術をいち早く学ぶことが求められるため、勤務年数の長さよりも柔軟性や学習能力が評価されることが多いです。

新卒1年未満の転職は厳しいのか

新卒で入社して1年未満の転職は、市場では一般的に厳しく見なされることが多いです。
これは、短期間での離職が計画性の欠如やコミットメントの不足と解釈されることが多いからです。
しかし、具体的で正当な理由があれば、これをうまく説明することでネガティブな印象を払拭できます。
退職理由の伝え方が転職成功の鍵を握ります。

退職は転職先が決まってからがいいのか

一般的に、転職先が決まってから退職することが推奨されます。
これは、転職活動中の不安定な状況や収入の不安を避けるためです。
また、転職先が決まっていない状態で退職すると、面接での評価にも影響を与えることがあります。
安定した状態で次の仕事を探すことで、より良い条件で転職することが可能になり、キャリアの継続性も保つことができます。

第二新卒におすすめの相談先4選

第二新卒におすすめの相談先4選

第二新卒では、転職に関する相談することが非常に大切です。
主に、相談先としておすすめなのが通っていた大学のキャリアセンター、ハローワーク、転職エージェント、キャリアカウンセリングです。
ここでは、それぞれの特徴を解説します。

通っていた大学のキャリアセンター

大学のキャリアセンターは、学生や卒業生の就職活動を支援する施設です。
ここでは履歴書の書き方、面接の指導、職業紹介などのサポートを受けられます。
多くの大学では、卒業後も一定期間は利用が可能で、親しみやすい環境の中で相談できるというメリットがあります。
また、大学特有の非公開求人を扱っている場合もあり、貴重な情報を得られることもあります。

ハローワーク

ハローワークは、国が運営する公的な職業安定所で、誰でも無料で利用できます。
求人情報の提供だけでなく、職業相談や職業訓練の案内も行っています。
特に地方での就職を望む場合や、職歴が浅い第二新卒にとっては、地元の情報が豊富なハローワークが役立つでしょう。
ただし、求人の質にはばらつきがあるため、利用する際には慎重な検討が必要です。

転職エージェント

転職エージェントは、専門のコンサルタントがマンツーマンで転職支援を行うサービスです。
履歴書の添削、面接対策、適切な求人の紹介など、転職活動全般に渡る支援を受けられます。
特に第二新卒の場合、市場価値を正確に把握することが難しいことも多いため、専門家のアドバイスが非常に有効です。
非公開求人の紹介がある点も大きな魅力の一つです。

キャリアカウンセリング

キャリアカウンセリングは、専門のカウンセラーが個々のキャリアの悩みに対してアドバイスを提供します。
キャリアの方向性が定まっていない第二新卒にとって、自己分析や長期的なキャリアプランの立案に役立つサービスです。
転職だけでなく、自分自身の将来のビジョンを見つめ直す良い機会を提供してくれます。
これは、転職エージェントと異なり、より深い個人的な問題に焦点を当てる点で特長があります。

第二新卒がキャリア相談するメリット

第二新卒がキャリア相談するメリット

第二新卒でも、キャリアについて相談することは重要です。
転職後のミスマッチを防いだり、プロから転職に関するアドバイスをもらえます。
ここでは、第二新卒がキャリア相談するメリットを解説します。

ミスマッチを防げる

第二新卒がキャリア相談をする大きなメリットの一つは、職種や業界についてのミスマッチを防げることです。
専門家からの相談を通じて、自身のスキルや適性がどの職種に合っているかを把握できます。
また、求人情報だけでは分からない企業の内部事情や職場環境についても事前に知れるため、より詳しい判断が可能です。
これにより、入社後に「思っていたのと違った」と感じるリスクを低減できます。

プロからアドバイスを貰える

キャリア相談をすることで、プロのキャリアアドバイザーや転職エージェントから直接アドバイスを受けられます。
これらの専門家は、業界動向、求人市場のトレンド、効果的な履歴書の書き方、面接での印象を良くする方法など、転職に関する幅広い知識を持っています。
専門家のアドバイスを受けることで、転職活動をより戦略的に進めることができ、成功率を高められるでしょう。

第二新卒が転職エージェントを効果的に利用するコツ

第二新卒が転職エージェントを効果的に利用するコツ

転職エージェントは、第二新卒の相談先として非常におすすめの場所です。
利用する際は、質問内容などの書き出しが重要です。
ここでは、第二新卒が転職エージェントを効果的に利用するコツを解説します。

事前に相談内容を書き出しておく

転職エージェントとの会話は時間が限られているため、事前に相談内容を整理しておくことが非常に重要です。
面談前に自分が何を求めているのか、どのような質問をしたいのかをリストアップし、具体的な質問リストを作成しておくと良いでしょう。
これにより、面談時に必要なポイントをしっかりと伝えることができ、エージェントからの具体的なアドバイスを得やすくなります。

転職の可能性はどの程度か考える

転職を考え始めた時点で、その決意がどの程度固まっているか自己分析することが重要です。
完全に転職を決めているのか、まだ迷っているのかを明確にし、その状況を転職エージェントに伝えることで、より適切なサポートを受けられます。
また、自分自身の意向が明確でない場合、無理に転職を進めると後悔することもあるため、注意が必要です。

転職が確定している場合は転職理由などをまとめておく

転職を確定的に考えている場合は、その理由を含めた転職計画を事前にしっかりとまとめておくべきです。
なぜ転職を決意したのか、どの業界や職種に興味があるのか、どのようなキャリアを望んでいるのかを具体的に記述し、エージェントに提供することで、よりマッチした求人を紹介してもらえます。
転職理由が明確であるほど、エージェントも紹介する職種や企業を絞りやすくなります。

担当エージェントが合わない場合は変更してもらう

担当エージェントが合わない場合は変更をお願いすることも可能です。
転職エージェントとの関係性は非常に重要で、担当エージェントとの相性が転職成功に大きく影響します。
もし、担当者との相性が良くないと感じた場合は、遠慮なく別の担当者に変更をお願いすることが重要です。
信頼できる関係を築き、オープンなコミュニケーションを保つことが、効果的な転職活動を進める上での鍵となります。

第二新卒のキャリア相談におすすめの転職エージェント

第二新卒のキャリア相談におすすめの転職エージェント

転職エージェントの中には、第二新卒に特化したサービスがあります。
ここでは、第二新卒のキャリア相談に特におすすめの転職エージェントを紹介します。

就職shop

就職shopは、特に第二新卒やフリーター、未経験者に向けた転職エージェントです。
10,000社以上の登録企業から多種多様な求人を提供しており、利用者の9割が20代となっています。
書類選考がなく、直接面接に進めるシステムが特徴で、スピーディーな転職活動を支援します。
さらに、面接対策をはじめとした手厚い転職サポートを受けることができるため、初めての転職でも安心して挑戦できるでしょう。

就職Shopへ無料登録

ウズキャリ

ウズキャリは、第二新卒や既卒など職歴の浅い20代を対象とした転職エージェントです。
第二新卒や既卒だけでなく、フリーターやニートなども対象としており、職歴に自信がない方におすすめできます。
ウズキャリでは手厚いサポートで転職希望者を支援しており、内定率は86%と非常に高い実績を誇っています。
未経験から新しい業界へ入る際や、手厚さポートを受けながら転職したい方にお勧めの転職エージェントです。

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Re就活

Re就活は、第二新卒専門の転職サイトで、1万件以上の求人情報が掲載している転職エージェントです。
このエージェントは特に20代のキャリアチェンジをサポートし、転職イベントや企業からのスカウトなどの機会を提供しています。
未経験者歓迎の求人が中心で、スカウト制度を利用することで、書類選考を免除される場合も多く、転職活動のハードルが低減されるはずです。
また、面接対策から入社後のフォローまで、全方位でサポートを行っています。

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第二新卒でもキャリア相談をして希望職へ転職しよう

今回は第二新卒のキャリア相談のおすすめ相談先について解説しました。
主に、下記の4つがおすすめです。

第二新卒のキャリア相談のおすすめ相談先
  • 通っていた大学のキャリアセンター
  • ハローワーク
  • 転職エージェント
  • キャリアカウンセリング

もし、第二新卒で転職に悩みがある方は、上記の相談先を活用しましょう。
悩みを解決できるほか、自己分析ができる可能性もあります。
悩みを解消し、自分に合う企業への転職を進めましょう。

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