安定が得られる公務員の仕事でも、嫌気が差して転職を決断する人も少なくありません。しかし、いざ転職をしようにも、どこを探せばいいのか分からない人もいるでしょう。
特に公務員から民間企業に転職する場合、自分のスキルがどの程度通用するのか分からず、どうしても転職に及び腰になってしまうケースも珍しくはありません。
そこで、公務員からの転職に強い、転職サイトや転職エージェントを紹介していきます。
ちなみに、地方公務員の合格率と倍率は、総務省「地方公共団体の勤務条件等に関する調査」によると、都道府県採用で15.8%(6.3倍)、市区採用で12.0%(8.3倍)、町村採用で17.7%(5.6倍)です。公務員から公務員に転職するとなると、再び膨大な量の科目の勉強をしなければならず、大変というデメリットがあります。
民間企業への転職もあわせて検討すると、選択肢が広がるでしょう。
転職サイト名 | doda | type転職エージェント | リクルートエージェント |
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運営する人材紹介会社 | パーソルキャリア株式会社 | 株式会社キャリアデザインセンター | 株式会社リクルート |
公開求人数 | 240,795件 | 27,859件 | 382,102件 |
全国対応 | 〇 | 〇 | 〇 |
未経験 | 〇 | 〇 | 〇 |
タイプ | 総合型 | 総合型 | 総合型 |
※2024年時点の公開求人数を掲載しています。
公務員からの転職におすすめの転職サイト・エージェントBest3【11社調査】
- 職種
- オールマイティー
- 公開求人数
- 200,034件
- 対応地域
- 全国
- おすすめ年代
- 20代~
公務員からの転職におすすめな転職エージェント・サイトの選び方
公務員から異業種に転職する際は、次のポイントを確認して、最適な転職エージェント・転職サイトを選びましょう。
異業種転職なら求人数が多い大手転職サービス
公務員から異業種に転職する場合、業界や職種が未経験の状態となります。公務員からの未経験転職では、多くの求人を扱っている大手転職エージェント・転職サイトのdodaやリクルートエージェントを利用するのがおすすめです。
これらの大手転職サービスは、未経験者歓迎の求人数が多く、豊富な業界・職種の求人を取り揃えているため、幅広い選択肢の中から希望に合った転職先を探せます。
また大手転職サービスは、登録者限定で紹介してもらえる「非公開求人」も多く取り扱っています。
年収アップ・キャリアアップ転職ならハイクラス向け転職サービス
公務員から転職するときは、できることなら転職エージェントを活用して年収アップやキャリアアップを図りたいところでしょう。
公務員として専門スキルや管理職経験を積んできた人は、大手転職エージェント・転職サイトとあわせて、ハイキャリア専門の転職エージェントであるビズリーチやランスタッド、リクルートダイレクトスカウトも併用するのがおすすめです。
これらの大手転職サービスは、年収800万円以上の求人が多く、自分の市場価値を知る上でも役立ちます。
たとえばビズリーチは、現在の年収が600万円以上の人向けの転職エージェントです。会員登録は無料ですが、必ず転職するという積極性がある人向けの有料サービスもあります。
ランスタッドは外資系の転職エージェントで、大都市に拠点があります。
公務員からの転職に詳しい担当者か
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーの担当分野が業界や職種ごとに細分化されています。しかし、必ずしも自分の業界・職種に精通している担当者が付いてくれるとは限りません。
転職エージェントに登録した後に実施される初回面談の際、公務員からの転職に関する知識をしっかり持っていそうな担当者かどうか、見極めるようにしましょう。
公務員からの転職に詳しいキャリアアドバイザーでないと、具体的なアドバイスが得られなかったり、よい求人を紹介してもらえなかったりする場合があります。キャリアアドバイザーの専門性が低いと感じた場合は、他の転職エージェントにも相談してみることをおすすめします。
なお、転職サポートの手厚さを求めるなら、就職Shopやtype転職エージェントといった中堅の転職エージェントもおすすめです。
人間関係が悪くて公務員を辞めたい人が失敗しない転職先の選び方
公務員におすすめの転職エージェント・サイト
下記では、公務員から民間企業へ転職する際のおすすめの転職エージェントを紹介します。
転職エージェントは数が多いですが、まずは総合型の大手転職エージェントへの登録がおすすめです。
大手転職エージェントは、求人の取り扱いが多く、幅広い業界への転職の相談ができます。
総合型の大手転職エージェントの中でも、公務員から民間企業への転職に特におすすめなのは、以下の3社です。
是非登録してみましょう!
転職サイト名 | doda | type転職エージェント | リクルートエージェント |
---|---|---|---|
運営する人材紹介会社 | パーソルキャリア株式会社 | 株式会社キャリアデザインセンター | 株式会社リクルート |
公開求人数 | 240,795件 | 27,859件 | 382,102件 |
全国対応 | 〇 | 〇 | 〇 |
未経験 | 〇 | 〇 | 〇 |
タイプ | 総合型 | 総合型 | 総合型 |
※2024年時点の公開求人数を掲載しています。
公務員から転職!辞めたい理由と人間関係で失敗しない転職先の選び方
doda
- 運営会社
- パーソルキャリア株式会社
- 公開求人数
- 240,795件
- 対応エリア
- 全国
- 料金
- 無料
- 幅広い業種・職種を転職先として検討したい人
- 転職エージェントと転職サイトを併用したい人
- 多くの求人から自分に合う企業を見つけたい人
国内で知名度が高い転職サイトといえば、パーソルキャリア株式会社が運営する「doda」です。テレビCMでも注目を集めています。豊富な求人数を誇り、転職エージェントのサービスも提供しているのが特徴です。
公開求人数は2024年7月時点で240,795件と、他の転職サイトと比較して非常に多いです。エージェントサービスでは、キャリアアドバイザーによるサポートが徹底しています。エージェントサービスに登録した人限定の求人もあるので、必見です。
また、転職フェアや合同説明会など、利用者に充実したサービスを提供しているのが魅力です。求人は全国対応で拠点も全国にあり、公務員からのUターン・Iターン転職にも役立ちます。年齢問わず幅広い方におすすめです。
評価:★★★★4点
評価:★★★★4点
評価:★★★★4点
dodaの詳細 | |
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会社名 | パーソルキャリア株式会社 |
住所 | 〒100-6328 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F |
dodaの評判・口コミを徹底調査!特徴やサービス内容までくわしく紹介
type転職エージェント
- 運営会社
- 株式会社キャリアデザインセンター
- 公開求人数
- 11,473件
- 対応エリア
- 全国
- 料金
- 無料
- 長年の実績を持つ転職エージェントを選びたい人
- IT・Web、営業職、事務・管理、販売・サービス系に転職したい人
- 首都圏で転職したい人
type転職エージェントは、25年以上も転職支援をおこなっています。転職のプロが無料カウンセリングで、自分の強みの生かし方や、効率的な転職活動についてアドバイスしてくれるサービスです。キャリアアドバイザーの客観的なアドバイスによって、自分では思いつかない新しい選択肢が見つかることもあるでしょう。
東京・神奈川・埼玉・千葉を中心に、大手上場企業や人気ベンチャー、優良企業など、豊富な求人があります。公開求人はごく一部で、非公開求人のほうが多いです。2024年7月19日時点では、公開求人11,473件に対して、19,324件の非公開求人があります。
公式サイトによると、転職支援実績は34万人、利用者年収up率79%です。利用者の満足度が高く、公式サイトによると利用者の96.4%の人が「満足」と答えています。IT・Web、営業職、事務・管理、販売・サービス系の分野には専門知識を持ったアドバイザーがいるので、特にこれらの分野へ転職したい元公務員におすすめです。
評価:★★★★★5点
評価:★★★★★5点
評価:★★★★★5点
type転職エージェントの詳細 | |
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会社名 | 株式会社キャリアデザインセンター |
住所 | 〒107-0052 東京都港区赤坂3-21-20 赤坂ロングビーチビル |
type転職エージェントの評判は悪い?口コミから特徴やメリット・デメリットを徹底調査
リクルートエージェント
- 運営会社
- 株式会社リクルート
- 公開求人数
- 419,491件
- 対応エリア
- 全国
- 料金
- 無料
- 求人数が豊富な転職エージェントを利用したい人
- 特別な非公開求人を紹介してほしい人
- スピーディーに転職したい人
大手の転職エージェントで筆頭となるのが、全国展開しているリクルートエージェントです。リクルートグループが運営しており、非公開求人数が20万件を超えるほど、圧倒的な求人数を誇っています。
転職では不安が付き物ですが、リクルートエージェントは日本国内でNo.1※の転職支援実績を持っています。転職を成功に導いた例が豊富なので、心強いです。キャリアコンサルタントは厳しい社内審査を通ったプロばかりですので、自身のキャリアにマッチした求人を紹介してくれると期待できます。
拠点も全国主要都市を網羅しており、土日の相談も可能です。また、オンライン面談に対応しているので、自宅から気軽に相談ができます。公務員で培ったスキルを活かして、未経験の仕事に転職したい人へおすすめです。
※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2022年度実績を自社集計)2023年6月時点
評価:★★★★★5点
評価:★★★★★5点
評価:★★★★★5点
リクルートエージェントの詳細 | |
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会社名 | 株式会社リクルート |
住所 | 〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
リクルートエージェントの評判は悪い?口コミからメリット・デメリットを徹底調査
年収アップ・キャリアアップ目的の公務員におすすめの転職エージェント・サイト
年収アップ・キャリアアップが目的の公務員は、次にご紹介するハイクラス向けの転職エージェント・転職サイトにも登録しておくのがおすすめです。
ビズリーチ
- 運営会社
- 株式会社ビズリーチ
- 公開求人数
- 110,775件
- 対応エリア
- 全国
- 料金
- 無料
有料プラン:Webからアップグレード5,478円(30日間)、アプリからアップグレード5,500円(月額)
- 現在の年収が600万円以上の公務員
- 管理職経験・マネジメント経験がある公務員
- 専門性の高いスキルを持つ公務員
ビズリーチは、ハイクラス人材の即戦力採用に特化した転職サイトです。管理職や専門職、エグゼクティブ、次世代リーダー、グローバル人材などに向けた求人が揃っています。
会員登録に審査があるので、誰でも登録できるわけではありません。しかし登録後は、あなたの登録情報を見た企業やヘッドハンターからスカウトが届き、自分の転職市場での価値を客観的に把握できる点が魅力です。目安としては、現在の年収が600万円以上の人向けとなっています。
またビズリーチは、求人の年収水準が高く、年収1000万円以上の求人が3分の1以上(2023年10月末時点)です。年収アップ・キャリアアップの両方を実現できます。「転職で年収を下げたくない」「今までのキャリアを活かして、民間企業でさらなる高みへ挑戦したい」と考えている公務員におすすめです。
評価:★★★★★5点
評価:★★★★★5点
評価:★★★★★5点
ビズリーチの詳細 | |
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会社名 | 株式会社ビズリーチ |
住所 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-15-1 |
ビズリーチの評判・口コミは最悪?ばれるって本当?悪質・ひどいと言われる実態を徹底解説
ランスタッド
- 公開求人数
- 5,291件
- 対応エリア
- 全国
- 料金
- 無料
- 管理職の経験がある公務員
- 専門スキルを持っている公務員
- 年収800万円前後を目指したい人
ランスタッドはオランダで創業した、世界最大級の人材サービス会社です。転職コンサルティングサービスを実施しており、登録すると専任のエージェントが就いて、転職活動を手厚く支援してくれます。取り扱っている求人のカテゴリーは、「事務派遣・正社員」「製造・軽作業・ドライバー「単発・短期バイト」「エンジニア派遣」「ハイクラス向け」です。
年収アップ・キャリアアップを目指す公務員の転職では、ランスタッドの「ハイクラス向け」サービスへの登録をおすすめします。ランスタッドには60年の歴史があり、世界39の国と地域に4,400以上の拠点を持っているので、豊富なノウハウや企業との密な繋がりをもとにした求人紹介が期待できるでしょう。キャリアコンサルタントの質の高さや、提案力の高さに定評のある転職エージェントです。
年収1,000万円以上の高収入な転職先も、豊富に保有しています。特に、専門性やマネジメント経験を生かしたい30代後半〜50代の公務員や、キャリアやスキルに自信がある公務員におすすめです。
評価:★★★★4点
評価:★★★★4点
評価:★★★★4点
ランスタッドの詳細 | |
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会社名 | ランスタッド株式会社 |
住所 | 〒102-8578 東京都千代田区紀尾井町4−1 ニューオータニガーデンコート 21F |
外資系企業に強い転職エージェントはランスタッド、創業60年世界最大級の求人ネットワーク
リクルートダイレクトスカウト
- 運営会社
- 株式会社リクルート
- 公開求人数
- 非公開
- 対応エリア
- 全国
- 料金
- 無料
- 自分の市場価値を知りたい人
- 年収アップやキャリアアップを目指したい人
- 直近の年収が600万円以上の公務員
リクルートダイレクトスカウトは、管理職やグローバルポジションといったハイレベルな求人を取り扱う、スカウト型の転職サイトです。ダイレクト・リクルーティング方式を採用しており、レジュメを登録しておくと、企業やヘッドハンターからスカウトを受け取ることができます。自分の市場価値を知りたい人におすすめです。
リクルートダイレクトスカウトには複数の種類のスカウトがあり、 面接確約の企業スカウトが届くこともあります。このスカウトが届いた場合、書類選考をパスできるため、スムーズに転職活動を進めることが可能です。
マネジメント経験がある公務員や、直近の年収が600万円以上の公務員におすすめの転職サイトです。
評価:★★★★4点
評価:★★★★4点
評価:★★★★4点
リクルートダイレクトスカウトの詳細 | |
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会社名 | 株式会社リクルート |
住所 | 〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
リクルートダイレクトスカウトの評判はやばい?登録がバレる?口コミをもとに仕組みを解説
公務員から民間に転職するメリット
公務員から民間に転職するメリットを、3つ紹介します。
民間企業へ転職したいと考えている方は、下記のメリットを見て、転職を行うか否かの参考にしてください。
キャリア・給与アップが見込める
民間に転職することで、キャリアアップ・給与アップが見込めます。
公務員は基本的に年功序列であり、どんなに仕事を頑張っても、得られる給料が変わらない・昇進の際に考慮されない、ということがあります。
しかし民間企業の場合、自分が出した売り上げによって、毎月の給料に歩合が加算される・成果に応じて昇給や昇進が決まる、というメリットがあります。
実力があるなら、年功序列型で給与が上がっていく公務員よりも、早期からキャリアアップ・給与アップを実現できるでしょう。
すべての民間企業や職種が、このような成果主義の体制を取っているわけではありませんが、「仕事を頑張ってもっと給与を増やしたい」という公務員の方には転職もおすすめです。
専門的なスキル・能力が身につく
「公務員の仕事を続けていても、スキルが身につかず、将来が不安」と感じる人もいます。
このような方にも、民間企業への転職はおすすめです。
民間企業の専門性が高い職種に転職することで、ある分野に特化したスキル・知識を身につけることができます。
身につけたスキル・知識は、次に転職をする際にも役に立ちます。
デジタルマーケティング
動画編集
建築士
課題発見力
企画力
SNS運用能力など
働き方を自由に選べる
近年では、自由度の高い働き方を選べる民間企業も増えてきました。
リモートワークや時短勤務、フレックスタイムなど、自分の生活スタイルや将来のビジョンに合わせて選ぶことができます。
毎日出社しなければいけない公務員の方が多いと思いますが、民間なら自分に合った働き方を選べる可能性が高いです。
自分の希望の働き方を、転職エージェントに相談してみましょう。
公務員から民間に転職する際に把握しておきたいこと
公務員から民間企業に転職をする際に、把握しておきたいことを紹介します。
そもそも公務員と企業では、働く目的が異なります。
企業は、利益を追い求める集団なので、それに伴う厳しさもある点がデメリットです。
残業が増える可能性
市役所や町役場では、決まった時間に窓口が閉まるので、公務員の中には自然と定時に帰れる人もいます。
ですが、民間企業はそうではありません。
クライアントから依頼された締め切りや、売り上げなどのノルマがあります。
昇格や昇給は、売り上げなどが関連するので、帰りたくても帰れないサラリーマンがいるのも事実です。
絶対に残業はNGで、自分のワークライフバランスを大切にしたいという方は、残業時間が少ない企業を探して応募しましょう。
ノルマが厳しい場合がある
公務員から民間企業に転職すると、日々の売り上げを追う精神的・体力的なストレスが増加するかもしれません。
民間企業は利益を追求しているため、1人1人に対して、売り上げ等のノルマがあります。
最近の民間企業は年控序列型では無くなっており、成果主義に変化しているため、成果が出せない・ノルマを達成できない人物は、使えないと評価されてしまう可能性もあるのです。
決まった売り上げを出さなければ、昇格や昇給の条件を満たせない場合もあります。
この点が気になる人は、ノルマがない職種を選びましょう。
転勤の可能性がある
公務員から全国・世界に支社がある企業に転職した場合は、転勤の可能性があることを把握しておきましょう。
地元や今住んでいる場所を離れたくないという方は、転勤がない企業を志望するようにしましょう。
逆に転勤があることに抵抗が無い方は、比較的転勤ありの企業から内定を貰いやすい傾向があります。
福利厚生は公務員のほうが充実している
公務員は福利厚生が充実しています。
もちろん民間企業も福利厚生を充実させているところはありますが、基本的には公務員のほうが、福利厚生の面で有利です。
なお下記は、ユニークな福利厚生がある民間企業です。
0歳児保育費用の補助:復職から子が1歳になるまでの期間、認可・認可外保育園およびベビーシッター利用に関する費用を補助してくれる
フロンティア株式会社
19:30完全退社:効率を重視するために、全従業員が19:30には退社を行制度
株式会社Cygames
健康サポート制度:インフルエンザワクチン接種を社内で受けられる・リラクゼーションルームにて無料で整体受 けられる
公務員から民間に転職した方の口コミ
ここからは、公務員から民間に転職した方の口コミを紹介します。
実際に、転職を行った感想など、現在公務員の方で転職をするか悩んでいる方は是非参考にしてください。
20代男性
新卒で、公務員と民間企業で迷い公務員を選択しました。
毎日の業務は、ほぼ同じで自分のキャリアを考えた時にこのままで良いのかと不安になりました。将来的に役に立つスキルが欲しいと想い民間企業への転職を決意しました。転職先では、マーケティングの業務を行い日々成長を感じることができます!不安はありましたが転職を決意して良かったです。
30代女性
今年で教員歴6年で、教育現場から離れて教育業界をさらに盛り上げたい気持ちがあり転職を決意しました。EdTech系の企業に転職し、教員時代の経験を生かしたアイデアで今はリーダーのポジションとして活躍しています。自分が教員時代にできなかったことが今の職場で叶って転職してよかったと思います。
30代男性
私は、公務員からIT系企業へ転職を行いました。
理由は、もっと給与を上げたかったからです。実際に転職を行う公務員時代の年収の1.5倍程増加しました。利益を出す為には何をすれば良いかなどを考えるのはとても楽しいです。
また、歩合制の会社のため成果が毎月の給与に反映されるのがとても嬉しいです。この感覚は民間企業働くことでした得られなかったと思います。今の給与をさらにアップさせたい公務員の方は転職をおすすめします。
公務員から民間企業への転職を成功させるコツ
「公務員から民間企業に転職したいけど、失敗・後悔するのではないか」と悩む人は少なくありません。公務員から民間企業への転職を成功させるコツは、次の3点です。
「なぜ公務員を辞めたのか」と聞かれたときの対策をする
公務員から民間企業への転職では、「なぜ公務員を辞めたのか」と面接でよく聞かれます。
公務員を辞める理由を聞かれたときは、ネガティブな表現を避けることが重要です。例えば、「より挑戦的な環境で自分のスキルを試したい」「自分のキャリアアップのために新しい分野に挑戦したい」というように、前向きな理由を述べると良いでしょう。
また、自分の転職先でのビジョンや目標を明確にしておくと、面接官に好印象を与えることができます。
民間企業の厳しさを知っておく
民間企業では、目標やノルマが設定されることが多いです。成果主義が一般的であり、年功序列で昇給・昇進していくとは限りません。公務員とは異なり、結果を出さなければいつまでも昇給・昇進できない、そもそも昇給・昇進の機会が与えられないということもあります。
事前に民間企業の業務内容や、期待される成果について理解し、その厳しさに対する心構えを持つことが大切です。これにより、転職後のギャップを減らし、早期に新しい職場に適応することができるでしょう。
専門的なスキルをアピールする
書類選考や面接では、公務員として培ったスキルや経験をどのように転職先で活かせるのか、具体的にアピールすることが重要です。
例えば、法務に関する知識や、コミュニケーション能力、プロジェクト管理能力などは、民間企業でも活かせます。これらのスキルが活かせるポジションに応募するとよいでしょう。具体的なエピソードや成果を交えて説明すると、面接官に強い印象を与えられます。
公務員から民間企業への転職でおすすめの業界
「公務員から民間企業に転職するとして、どの業界・職種がよいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
まずはおすすめの業界から紹介します。
業界ごとに給与水準や働き方が異なるので、自分は転職で何を実現したいのかイメージして、それに合った業界を選択することが大切です。
IT業界
IT業界は現在拡大中なので、人材を多く必要としています。
未経験者を歓迎している企業が多く、給与水準も高いので、元公務員の転職先としておすすめです。
たとえばネット広告やECを手がける企業などがあります。
またIT企業は、リモートワークやフレックス勤務といった、自由度が高い働き方を選べる企業が多い点も魅力です。
教育業界
教育業界は、公務員時代に教育関連の仕事をしていた方におすすめです。
教育関連の民間企業なら、公務員時代の経験や知識を活かして働くことができます。
たとえば学習塾・予備校や、教材・講座の企画や制作を手がける企業などです。
人材業界
人材業界も、公務員の転職先としておすすめです。
人材業界とは、求職者を企業をマッチングさせる手助けを行っている業界です。
転職サイトや転職エージェントを運営している会社、派遣会社などが「人材業界」に分類されます。
公務員として地域の方と多く交流してきたコミュニケーション力や、地域の人材不足に関する知識・関心などをアピールできます。
団体職員
公務員と似ている「団体職員」も、転職先としておすすめです。
団体職員とは、以下の非営利組織で働く人を指します。
- NPO法人
- 信用金庫
- 社会福祉法人
- 医療法人
- 学校法人
- 国立大学法人
- 財団法人
- 社団法人
- 独立行政法人
- JA(農業協同組合)
- 生活協同組合
団体職員と公務員は違いが分かりにくいですが、公務員の資金源は税金、団体職員の資金源は寄付・補助金・助成金・会費収入です。
団体職員は、「準公務員」と呼ばれることもあるほど公的性格が強いため、引き続き「社会貢献を目的として働きたい」という場合に転職先として検討できます。
公務員が民間企業で中途採用されている職種
次は、民間企業に転職したい公務員に向けて、おすすめの職種を紹介します。
上記でおすすめしてきた業界の企業から内定をもらえたとしても、希望する業務ができなかったら意味がありません。
そのため、職種の選択も非常に大切です。
では、公務員が民間企業へ転職するなら、どのような職種がおすすめなのでしょうか?
営業職
人とコミュニケーションを取ることに抵抗がないなら、営業職をおすすめします。
公務員は、いってしまえばビジネス素人です。
民間企業の採用選考では、「未経験」という面で厳しく見られることがあります。
しかし営業職はコミュニケーション力や自動車免許さえあれば、未経験・無資格で採用してもらえる転職先が多い職種です。
窓口でお客様とコミュニケーションを取ってきた経験もアピールできます。
また、営業職を経験すると、自社・業界・クライアントへの理解が深くなる点も魅力です。
加えて、ビジネスとしてのコミュニケーションを学ぶことができ、営業職以外の業務でも活用できます。
接客・販売
窓口の業務を行っている公務員の方におすすめなのが、接客・販売の仕事です。
接客・販売の仕事では、顧客のニーズを引き出し、それに合った商品を提供します。
公務員時代に培った相手の欲しい情報をくみ取る能力や、コミュニケーション力などを活かせます。
事務・経理
公務員時代に経理・事務の業務を行っていて、その経験を活かしたいという方は、民間での事務・経理の業務を行うことをおすすめします。
公務員時代の経理・事務と、民間での経理・事務は、大まかな部分は変わりません。
したがって、0からの学び直しというわけではないので、比較的他の職種に比べたら慣れるまでの時間が速いです。
地方公務員から民間に転職したい、公務員を辞めたい人におすすめの転職先は?
公務員から民間企業は未経験でも転職可能?
公務員から民間企業に転職するとき、多くの場合は未経験の職種・業界へのチャレンジとなるでしょう。
結論から言うと、未経験でも、公務員から民間企業に転職は可能です。
しかし、いくつか注意点があります。
30代以降の公務員の未経験転職は難しい
転職は基本的に若ければ若いほど有利であり、まだ20代であれば、未経験でもポテンシャル採用してくれる企業が多く存在します。
しかし30代以降の公務員が、民間企業に未経験での転職を目指す場合、難易度が高いです。
30代以降の転職では、ポテンシャルよりも、即戦力になれるスキルや実績が重視されます。
しかし業界や職種によっては、年齢に関係なく採用を行うケースもあるので、「30代以降だと公務員から民間企業への未経験転職は無理」というわけではありません。
例えばIT業界や介護業界は、人材の需要が高いため、未経験の公務員でも積極的に採用してもらえる傾向です。
30代から公務員に転職する方法!公務員の詳しい待遇と試験内容・狙いめのポイント
公務員と民間では業務の性質が異なる
なぜ公務員が民間企業に未経験で転職するのは難しいのかというと、業務の目的や進め方が大きく異なるからです。
- 公務員の仕事…公共の利益を追求します。業務は法律や規則に基づいて進められます。
- 民間企業の仕事…利益を追求します。業務では柔軟性やスピード、成果が求められます。
公務員から民間企業へ転職したいと思っても、採用担当者から「新しい業務スタイルや価値観に適応できないのではないか」と不安視されることがあります。
民間で通用するスキルがないと判断される
さらに、「公務員は民間で通用するスキルがない」と思われやすい点も、公務員の未経験転職を難しくしている要因です。
民間企業の場合、自分たちが利益を出せなければ、企業は倒産してしまいます。しかし公務員は税金を活動資金にしているので、基本的にはこのような心配がありません。そのため公務員は、 「民間企業より成果が求められず、マイペースに楽な仕事をしている」と誤解されがちです。
このため、公務員が培ったスキルは、民間企業で評価されにくかったり、民間企業で通用しないと思われたりするケースがあります。
転職活動では、民間企業でも活かせるスキルや経験を具体的に強調し、自分の価値をアピールすることが重要となります。民間企業で必要なスキルを補うための資格取得や、研修への参加も検討すると良いでしょう。
公務員からの転職におすすめの転職エージェント・サイトに関するQ&A
最後に、よくある質問とその回答をご紹介します。
公務員に未経験で転職する場合は何歳まで?
公務員に未経験で転職する場合、基本的には20代のうちに公務員試験を受けることがおすすめですが、自治体によっては30代でも採用していることはありますし、社会人経験者採用枠なら30代以降でも転職が可能となります。
ただし、公務員への転職は競争率も高く、狭き門といえ、採用されたとしても給料が下がる恐れもあります。
公務員からの転職は公務員と民間企業のどっちがいい?
公務員からの転職を考えているなら、公務員と同時に民間企業も視野に入れておくべきといえるでしょう。しかし、民間企業への未経験転職は、どうしても不利になりがちです。
未経験転職を上手に進めていくには、自力では限界があるので、第三者のキャリアコンサルタントのサポートが必須といえます。
公務員におすすめの転職サイト・転職エージェントの比較一覧は?
以下は公務員におすすめの転職サイト・転職エージェントの比較一覧表です。
転職サイト・エージェント | 特徴 |
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リクルートエージェント | 国内最大手の転職エージェント。非公開求人数が20万件を誇り、全国展開をしている。経験豊富なキャリアコンサルタントを揃えており、転職成功例も多く、転職未経験者が登録しておくべき転職エージェント。 |
doda | 国内業界第2位の規模を誇る転職サイト。スカウトサービスやエージェントサービスを展開し、豊富な求人案件で他社と差を付ける。知名度は抜群なので、未経験者でも安心して利用できる。 |
WORKPORT | IT業界に特化した就職エージェント。大手から中小企業・ベンチャー系まで幅広く対応し、Web関連に興味のある人にはおすすめ。独占求人を擁しているので、優良の求人案件を紹介してくれる。 |
マイナビエージェント | 新卒や既卒、第二新卒などの若い世代に強い転職エージェント。若い世代が中心となる未経験者転職へのサポートが手厚い。キャリアコンサルタントが丁寧に対応してくれる。 |
ハタラクティブ | 未経験者などの若い世代に特化した就活エージェント。社会人未経験者でもサポートしているので、転職未経験者にも手厚いサポートを期待できる。内定率80%を誇り、就活アドバイザーがしっかりとしたマンツーマンで対応。 |
パソナキャリア | 取引実績28,000社という業界大手の転職サイト。非公開求人が豊富で、ほぼすべての職種や全国展開もしている。グローバル志向も強く、世界で活躍したい人にもおすすめ。大企業の求人も抱えている。 |
リブズキャリア | 女性視点の求人を抱えており、育児サポートなど、探しやすい特徴がある転職サイト。キャリア女性向けの転職サービスを展開し、大手企業家や中小企業の管理職クラスの案件が多いのも特徴。 |
LHH転職エージェント | 世界最大級の人材サービス会社が運営して、全国展開しており、大手外資系など、キャリア志向に向いている転職エージェント。人材派遣会社として、大企業との付き合いも古く、豊富な求人案件を擁している。 |
リクナビNEXT | リクナビが運営している国内最大手の就職サイト。マッチング機能を擁して、比較的簡単に登録・利用でき、スカウト機能もあるので、現職に集中しながら応募することができる。転職未経験者でも安心して利用できる。 |
MIIDAS | dodaを展開するパソナキャリアが運営。優良企業10,000社に経歴を公開し、オファーがあれば基本的に面接が確約される。書類選考が通ったことを証明。キャリアアドバイザーとの面談も必要ない。 |
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公務員から転職する際は転職エージェント・サイトを活用して成功させよう
公務員から異業種へと転職する場合、未経験転職として扱われることが多くなります。
そのため、未経験転職に強く非公開求人数も多い、大手転職エージェントの活用が必要です。公務員からの転職におすすめな、リクルートエージェントやdodaといった、経験が豊富なコンサルタントのいる転職エージェントを利用するようにしましょう。
公務員から年収アップ・キャリアアップ転職を狙う場合は、ハイキャリア向けの転職エージェントの利用がおすすめです。自身の市場価値をしっかりと診断してくれるリクルートダイレクトスカウトやビズリーチがおすすめとなります。
また、未経験から公務員に転職するには、20代で公務員試験を受けるか、30代以降は社会人経験者採用を利用することがおすすめになりますが、どちらも競争率が高くて給与も下がってしまう恐れがあります。まずは民間企業も視野に入れておき、転職エージェントに相談するようにしましょう。