転職したい人が最初に思いつくのは、ハローワークではないでしょうか。しかし、昨今すべてオンラインのインターネットで済ませてしまう人も多いです。オンラインで求人を探すメリットは、時間にあまり縛られないことです。

現在働いている人は、わざわざ休みを取ってハローワークに行き、検索して、窓口の順番を待ってから申し込んで、面接のアポを取って…と、とにかく時間がかかります。さらに、その日に面接となることはまずありませんので、別の日にまた休みを取らなくてはならず、非常に非効率です。

オンライン、つまりインターネットを使用すれば、仕事終わりの夜中でも検索することができます。気になる求人もクリックするだけで、企業と直接メールでやりとりが可能です。

人材紹介会社(転職エージェント)に登録すれば、希望の条件を伝えるだけで、担当者が求人の検索から面接のアポイントまでを取ってくれます。ただ、この方法だと、自分がぜひとも就職したいと思える企業があったとしても、その熱意を伝えることが難しいです。

担当者が付く場合はその人の腕にも掛かっているため、そもそも面接にたどり着くことさえ難しいこともあります。

転職フェアとは

そこで、効率的に転職を行いたい人におすすめなのが、転職フェアです。大規模なものから小規模なものまで、各地で開催されています。転職フェアとは、複数の企業が合同で求人の説明会を行うイベントのこと。

展示場やホールなどの大きな会場を貸し切ってブースを作り、それぞれ自社のアピールを行っているので、求職者は1日で沢山の企業を回ることができ、特徴や待遇などの比較がその場でできるのが最大のメリットです。

IT業界のみや、新卒、転職専門など、開催される種類も多いです。同じ目的の人が集まるため、求職者同士で情報交換ができることもあります。もしかしたらライバルになってしまう可能性もありますが、一緒に転職できる人がいるというのは、心強いです。

転職フェア参加企業は、人事部や現場の先輩など

また、参加している企業からは実際に働いている職員や人事部の人が来ているため、人間関係を少し見ることもできます。例えば、呼び込みや対応は若い人のみが行い、ブースの奥でふんぞり返って指示だけしている偉い人がいるとどうでしょう。

恐らく、その会社は上の人たちがすべてを決めるトップダウンなんだな、ということが何となくわかる気がしませんか。逆に、上の人が率先して動き、若い職員にも気を配っているような所は、好感度が上がります。

もちろん、たまたま仲の良い人たちだけでブースに来ている可能性もあり、実際の社内はどんよりしている、なんてこともあるでしょうが、少なくとも人前ですべき対応ができる会社であるとの判断はつきます。もし、気になっている企業がイベントや転職フェアを開催しているようであれば、ぜひ参加しましょう。

企業面接の際、イベントへ参加したかどうか聞かれますので、印象が良くなります。面接で参加した感想を聞かれたら、プラスの部分だけを答えるようにしましょう。出店企業が気にするのは、ブースの位置と展示物の配置、スタッフの対応と雰囲気、企業説明の分かり易さが多いです。

評論家のように全てについて語る必要はありませんので、自分が良かったと思う部分1つ2つくらいを、簡潔に答えられるように用意しておきましょう。イベントでの良くなかった所を聞いてくる面接官もいるでしょうが、正直に答えるのはあまり得策とは言えません。

どうしても気になる、許せない部分があったとするなら、その企業に応募することから見直した方がいいです。

楽しい転職フェアの注意点

良いこと尽くめに思える転職フェアですが、気を付けなければならない点があります。どこの転職フェアも、沢山の参加者でいっぱいです。沢山の参加者がいるということは、沢山の求職者がいるということです。ブースが満席だと、せっかく参加しても説明を受けられないことがあります。

人気が高い=倍率が高いということでもありますので、どうしてもそこに就職したいわけでないのなら、他の所へ行く方がいいでしょう。面接で参加の有無を聞かれたら、正直に不参加だったことを伝えましょう。アンケートにより出欠を確認している場合がありますので、嘘をついてもバレてしまいます。

このとき、ただ不参加だったことを伝えるのではなく、沢山人の集まる魅力的な企業なのだというプラスイメージとなるようなフォローを入れるといいでしょう。

もう一つ気を付けるのは、そのイベントで職場の人に会ってしまうかもしれないことです。出展企業として参加している場合は、名簿に会社名があるので判別できます。しかし、調査を兼ねて様子だけ見に来ていることもあるかもしれません。会社に内緒で転職を考えているときに出会ってしまうと、少し気まずいです。

変装までする必要はありませんが、鞄を変えるなど、いつもと違う印象で行く方がいいでしょう。出会わなくとも、一方的に見かけられることもあります。万が一出会ったり見られたりしても慌てず、行ってみたかったと伝えましょう。

仲の良い人だったら、「来場者特典のギフトカードに釣られた」と誤魔化すのも手です。上司に見られていたとしても、その後もしかしたら待遇が良くなり、転職しなくてもよくなるかもしれません。待遇が悪くなるような会社なら、転職して大正解だったと思える要因になります。

転職フェアの参加方法・注意点

色んな企業が、様々な場所で開催しています。自分の住んでいる地域や、働きたい地域で検索してみましょう。行きたいイベントが決まったら、応募方法に従い応募します。中には飛び込み参加OKのものもあります。求職者の参加費は無料です。

参加するときの服装ですが、私服可と書かれていてもスーツの方が無難でしょう。出店ブースにいるのは、いずれ上司や先輩といった仲間になる人たちです。もしスーツを持っていないのであれば、襟のあるシンプルなシャツと、チノパンやスラックスのようなオフィスで働いていて違和感のないものを心掛けましょう。

間違っても、Tシャツにデニムで行ってはいけません。

コロナ禍でも開催している転職フェアはあるの?

前述のように、少し気まずい思いをするかもしれない可能性を除けば、転職フェアは気軽に参加できるものです。ただ、色んなイベントが中止となっているこのコロナ禍でも開催されているのかどうかは気になることでしょう。

緊急事態宣言や蔓延防止措置などを受け、確かに開催数は大幅に減ってしまいました。それでも、大手人材紹介会社主催のものは全国各地で行われていますので、あきらめずに検索してみてください。現在(21年10月)、コロナ感染症第5波が収束して色んなコンセプトの転職フェアが予定されています。

なんと参加者特典がある場合もあり、前述のように1000円のギフトカードが貰えたり、交通費を支給してくれる所があったり、昼食が出たりする場合もあります。他にも、専門の講師を招いて接遇マナーの講座を開いていたり、面接で失敗しない受け答えのロールプレイングができるコーナーがあったり、仕事の不安について相談できたり、と至れり尽くせりです。

今の仕事を変える予定がなくても、行ってみたら新しい発見があるかもしれません。職を失う人が増えているというニュースをよく耳にしますが、コロナ禍でも開催されるくらいには求人があります。どこも感染症対策をしっかり取っていますので、少しでも興味があるなら、ぜひ参加してみてください。

転職フェアを開催している転職サービス

doda 転職エージェントサービス

doda

業界No.2の転職エージェントです。全国対応で、求人数もリクルートエージェントとほぼ同等、書類添削や面接対策もしっかりしています。

求人情報(非公開含む)が約10万件で、優良求人がたくさんあります。特にエンジニアと営業職の転職に強いです

日本全国に展開していて地方求人にも強く他のエージェントで求人が見つかりにくい地域にも多数の求人を保有しています。

来場者数、出展企業数No.1のdoda転職フェアは、3日間で一万人以上来場の超大型転職イベントです。
ほかにも1社1社をじっくりと話して自分のスキル・資格をどう活かせるか検討・理解できる、職種・経験等を絞った企業を集めた集中型転職イベントの”転職フェア セレクト”も開催しています。

開催場所は、東京・横浜・名古屋・大阪・福岡などで、毎月開催しています。
オンラインより、直接会って、話を聞いて検討したい方は、ぜひ一度参加してみてください。
服装は自由です。スーツでもカジュアルでも問題ありません。

dodaへ無料登録

若手の転職サポートはマイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、親身で丁寧なコンサルティングが評判で、20〜30代の求人に強みがあり、業界別のキャリアコンサルタントが専任で担当し、親身なサポートで利用満足度96.4%です。

首都圏・関西圏を中心に大手上場企業から人気ベンチャー、優良企業など豊富な求人がありますが公開求人はごく一部で、約80%が非公開求人です。担当キャリアアドバイザーがしっかり吟味したうえで、マッチする求人を紹介してくれる仕組みです。今後のキャリアに悩む若年層の背中を押してくれる心強い支援が受けられます。

全国各地で行われているのがマイナビ転職の転職フェアは、多数の大手・優良企業が出展していて、採用担当者や先輩社員と直接話ができるため、仕事内容の詳細や給与、休日・残業についてなど、気になることを質問することができます。
※現在、首都圏・関西圏に在住の20代〜30代のみ受付中です。

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転職サポートが充実しているtype転職エージェント

type転職エージェント

人材紹介会社としての歴史が古いので、企業とのパイプが太く、年収交渉に強く首都圏はもちろん、関東をメインにした転職エージェントです。1993年から長年転職市場の動向を分析しており、転職のノウハウがみっちりと凝縮されています。

キャリアコンサルタントを含めても手厚いサポートを実施しており、type転職エージェント利用者の年収においては、約70%が前職よりも年収UPを実現しています。type転職エージェントは老舗企業ということもあって、求人企業は中小・ベンチャーが中心ですが、良質な求人が多く、非公開求人や独占求人も豊富です。特に、非公開求人の質が高いことで定評があります。

業種・職種としては、IT・Web系、営業職の求人に強いです。1都3県の求人がメインなので地方求人は少ないですが、サポートが親身で丁寧です。年収の希望などもしっかりヒアリングしてくれます。東京圏ならお薦めです!!
※東京・神奈川・埼玉・千葉にお住まいの方限定です。

type転職フェアも随時開催しています。東京国際フォーラムや東京ドーム隣接プリズムホール等で開催し、多数の優良企業が出展し1000人を超える転職希望者が来場する国内最大規模のエンジニア転職フェアです。

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利用者数、求人数が圧倒的に多いリクナビNEXT

リクナビNEXT

リクルートのブランド力で企業からの信頼が厚く、知名度も高いため、転職希望者の8割が利用している転職サイトです。掲載求人数が多く、約85%はリクナビNEXT限定求人です。

スカウト機能があり、匿名で職務経歴や希望条件などを登録しておくと、企業や転職エージェントからオファーをもらうこともできます。転職エージェントからのオファーには、非公開求人のオファーもあります

※リクナビ転職フェアは、まだ再開されていないようです。

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