転職をする際、相談に乗ってもらえてさまざまな調整を行ってくれる転職エージェントは、求職者にとってありがたい存在です。
しかし、転職エージェントとの面談の際、どんなことに注意すれば転職を成功させられるのか、担当とうまくコミュニケーションを取るコツはあるかなど気になることも多いでしょう。
この記事では、それらのポイントをまとめて紹介します。ぜひ面談前の準備に役立ててください。
- 転職エージェントとの面談でやってはいけないこと
- 転職エージェントに悪印象を持たれたらどうなるか
- 転職エージェントとの面談をスムーズに進めるコツ
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転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと10選
まず転職エージェントとの面談前に、絶対にやってはいけないことを知っておきましょう。
厳選した10選を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 面談予定をドタキャン
- 予定時間を過ぎても話を辞めない
- 本気で転職先を探しているのか分からない言動を繰り返す
- 転職先の条件が曖昧のまま
- 話を聞く態度が悪い
- 経歴詐欺をする
- 他社の転職エージェントの話をする
- 上から目線で要求を通そうとする
- 要望をコロコロ変える
- 連絡を返さない
面談予定をドタキャン
まずはドタキャンです。
面談予定は面談担当の方が時間を割いてくれているため、礼節としてドタキャンをしないように注意してください。
そして、万が一キャンセルしなければならない場合は事前に連絡を入れるようにしてください。
また、ドタキャンなどをすると転職する気がないと判断される可能性も高いため、注意が必要です。
予定時間を過ぎても話を辞めない
ドタキャンなどと同様に先方も予定が決まっているため、予定時間を過ぎても話を辞めないのは迷惑です。
次の面談予定も組まれている可能性があるため、必ず予定時間に終わるよう話す内容をまとめておきましょう。
本気で転職先を探しているのか分からない言動を繰り返す
「転職できたら…」「転職の時期は検討中」「今の会社にいたほうがいいんですかね?」など、本気で今転職をする気があるのか、よくわからないような言動を繰り返していると、転職する気がないと思われて企業を紹介してもらえなくなる可能性もあります。
人材紹介というビジネスは転職が決定して初めて報酬が発生するビジネスのため、先方も転職する気がない人に時間を割く暇はありません。
優先順位を下げられてしまうと、紹介をしてもらえない可能性が高まりますので注意しましょう。
転職先の条件が曖昧のまま
「転職で何を実現したいですか」という質問に対して、「なんとなく…」「今の職場の人間関係が悪くて…」など、転職で何を解決したいのかが曖昧なままだと、転職エージェント側もどうサポートしていいかがわからず、紹介が頓挫する可能性もあります。
次の点を明確にして面談に臨まないと、お互いの時間を浪費することになりかねません。
- 現職ではここが不満で、転職で何を実現したくて転職エージェントに登録したのか
- どういったサポートを希望しているのか
- 転職したい企業の条件は何か など
お互いにとって良い時間となるように心がけましょう。
話を聞く態度が悪い
転職エージェントが話してくれたことに真摯に対応しない場合、コミュニケーションが円滑に取れない人物と判断される可能性もあります。
- 面談で話を聞く際に「はぁ」と曖昧な返事をする
- 話を聞いているのかわからない態度をとる
- 紹介してもらった企業に対して悪口を言う など
転職エージェント側も推薦できる人物を企業側に紹介するため、転職エージェントとの面談で問題があると感じられた場合は紹介が受けられないあるいは紹介できる企業が少なくなる可能性が高いです。
経歴詐欺をする
そもそも、経歴詐称は罪にあたることなので絶対にしてはなりません。
その意識がなくとも、働いた期間が短いから経歴から消すなども経歴詐称です。そのため、勝手に経歴を消す、あるいは虚偽の報告をして自分をよく見せようとすることは辞めましょう。
転職エージェント側も会員規約を設けていて守れない場合は紹介自体をお断りするなどのを定めている可能性もあります。
悪気がなかったとしても、規約を破った場合は一律で対応できないとなるため、経歴詐称をしないよう注意してください。
他社の転職エージェントの話をする
転職エージェントを複数利用する人も多いため、転職エージェント側もおそらく他社を利用しているということは想定している可能性もあります。
しかし、わざわざ面前で他社の転職エージェントの話題を提供する必要はありません。
選考状況などを聞かれる、他社転職エージェントから紹介を受けた求人案件を紹介されたなどの場合のみ伝えるようにし、それ以外は眼の前の転職エージェント担当者との会話に集中しましょう。
上から目線で要求を通そうとする
求職者側がお客様だからと、転職エージェントがすべてこちらの要求をのむべきだと考えて上から目線で接することのないように注意してください。
反対に転職エージェントが求職者に企業を紹介するから偉いというわけでもありません。
紹介してもらえること自体に感謝をすることは大事ですが、どちらの立場が上ということはないので、自分の要望を遠慮はせずきちんと伝えましょう。
しかし、スキルによっては要望通りにできないといわれることもあります。それも自身の市場価値と捉え、冷静に受け止めるようにしてください。
要望をコロコロ変える
要望自体の内容が変わって一貫性がない、あるいは優先順位がコロコロ変わるなど、転職エージェント側が提示する条件を把握しきれないほど要望を変えていると、相手が混乱して最適なパフォーマンスを発揮できなくなる可能性もあります。
要望をコロコロ変えず、一貫した主張をする人だと感じてもらえるように、面談前に準備を行っておきましょう。
しかし、選考を進めていくと優先順位が変わる可能性もあります。
その場合はこういった観点で優先順位が変化したと理由も伝え、考え方を把握してもらえるような伝え方を心がけることをおすすめします。
連絡を返さない
転職エージェントにとって、連絡を返してくれない候補者への紹介ほど不安なことはありません。
仮に日程調整のときに連絡がつかなくなると、企業側にも連絡ができず、面接の再設定が難しくなるなども考えられます。
仕事と並行して転職活動をしていると忙しいですが、業務時間外には返信できるはずです。
日程が確定させられないなどの事情があれば、いつ連絡を返せるなどの連絡を一本入れておくようにしましょう。
理系出身者におすすめの転職エージェント・サイト10選徹底比較!年収アップを狙える転職サービスや理系出身者で未経験転職におすすめのサービスを紹介
転職エージェントに悪印象を持たれた場合
転職エージェントとやりとりするなかで悪印象を持たれると、どのようなことが起こる可能性があるかを紹介します。
- 求人を紹介してもらえない
- 応募しても返答が来なくなる
- 担当者とコミュニケーションを取りづらくなる
求人を紹介してもらえない
転職エージェントに悪印象を持たれると、求人を紹介をしてもらえなくなる可能性が高いです。
転職エージェントは企業側にお薦めできる人材として選んだ求職者を紹介するため、悪印象を与えた場合は、紹介すべきでない人材と思われる可能性が高いです。
コミュニケーションに問題がないかは重要な判断材料となるため、注意してください。
応募しても返答が来なくなる
転職エージェントに悪印象を持たれると、求人紹介が来なくなるだけでなく、応募をしても連絡が来ない可能性が高まります。
優先順位を下げられた、基準に達しないと判断したなどの理由で、応募をしても返答をしてくれなくなることもあると頭に入れておきましょう。
担当者とコミュニケーションを取りづらくなる
転職エージェントの担当者が紹介の優先順位を下げてしまうと連絡の頻度が低く、紹介企業もなくなり、連絡等のアクションも遅くなる可能性があります。
また転職エージェントに利用規約があり、それに違反してしまった場合はそもそも転職エージェントの利用ができなくなることもあるため、注意してください。
転職エージェントとの面談をスムーズに進めるコツ
ではここで、転職エージェントのの面談をスムーズに進めるコツを4つ紹介します。
- 転職理由を明確にしておく
- 転職先の条件をある程度固めておく
- 自分の強みを話せるようにしておく
- 積極的に応募する姿勢を見せる
転職理由を明確にしておく
まずは、今回転職をしたいと考えた理由を明確にしておきましょう。
- 「現職ではポストが詰まっていて昇進に時間がかかるので、同業種の別企業でキャリアアップを目指したい」
- 「業種は未経験だけれども、専門的な職種の経験を活かして、◯◯業界に転職したい」 など
やりたいこと、改善したいこととセットで伝えると転職エージェント側にもあなたの考えが伝わりやすくなります。
時間に余裕があれば、そう考えるようになった背景なども伝えられるよう準備しておくと、より転職エージェント担当者のあなたに対する人物理解が深まるでしょう。
転職先の条件をある程度固めておく
仕事内容・年収帯・働き方・休日など、転職理由を実現できるような範囲の条件で提示できるように固めておきましょう。
また、その優先順位も伝えておけるようにまとめておくのが理想的です。
スキルによっては「ほぼ未経験なのでその年収帯は難しい」などと指摘された場合で考えてみます。
仮に未経験で異業界に転職という要望に比べて、年収帯をキープしたいという要望の優先順位が高い場合、それを伝えていないと転職エージェント側は未経験での仕事を優先し、希望の年収帯とは異なる求人を紹介され続ける可能性があります。
その場合は、「年収帯の優先順位が高いため、経験領域で希望の年収帯を実現できる企業を紹介してもらいたい」などと伝えれば、意向を理解してもらえます。
自分が考えていなかった可能性を提示してくれることもあるため、どの程度の柔軟性を持たせられるものなのかを転職エージェントに伝えておくと良いでしょう。
自分の強みを話せるようにしておく
転職エージェントは人材の推薦状を記載しますが、その内容は担当にどれだけ魅力が伝わっているかが色濃く影響します。
その他の候補者よりも魅力的だと感じてもらえるように、準備しておくと良いでしょう。
希望する業界・職種で役立つ強み、他者から評価されているポイントなどを伝えられるように準備しておくと、他の候補者よりも有利に転職活動を進められる可能性があります。
積極的に応募する姿勢を見せる
紹介を受けた企業にひとつも応募せず、自分で探した企業にしか応募しないとなると、あまり心象がよくありません。
そのため、応募をしないというのはできるだけ避けたほうが無難です。
仮に要望と異なる求人紹介ばかりが来て応募ができない場合は「◯◯の観点で要望と異なる」と伝え、その他の求人案件で当てはまる企業のURLを送付し、このような企業と伝えるようにすると悪い印象を与えずに要望を伝えられます。
転職エージェントを活用して転職を成功させる秘訣
では、転職エージェントを活用して転職を成功させる秘訣を紹介します。
3つに絞って紹介していますので、ぜひ覚えて参考にしてみてください。
- 妥協できる条件と妥協しない条件を明確にしておく
- 分からないことは転職エージェントに聞く
- 希望する業界が決まっている場合は業界事情を把握しておく
妥協できる条件と妥協しない条件を明確にしておく
妥協できる条件と妥協できない条件を明確にし、理由も一緒に伝えておくことも非常に重要なポイントです。
なぜなら、転職エージェント担当者にあなたの考え方を理解してもらえる可能性があるからです。
要望を伝えることは重要ですが、妥協できるポイントを伝えていないとどれも妥協できない条件と捉えられ、紹介が難しい人材と思われる可能性があります。
そういった誤解を生まないためにも、妥協できる条件、妥協できない条件の明確化は重要です。
分からないことは転職エージェントに聞く
わからないことは調べるのは当たり前ですが、調べてもわからないことも多いです。
仮に調べてもわからないものがあれば、転職エージェントに聞いて解決しておくようにしましょう。
転職活動においてトラブルの種になるのは、物事を曖昧にしておくことです。
曖昧にしておくとお互いにAと思っていた、Bということかと思っていたという勘違いが生まれがちであるため、避けることをおすすめします。
転職活動で生まれる勘違いはせっかくの内定が取り消しになったり、現職や志望先企業とのトラブルになったりする可能性が高いことを覚えておきましょう。
希望する業界が決まっている場合は業界事情を把握しておく
現職の業界とは異なる業界を志望している場合、転職エージェントで詳しい業界事情を把握させてもらうことをおすすめします。
異業界の場合はできるだけ情報を仕入れておくと、書類や面接対策がしやすくなるため、転職成功の確率を上げられるでしょう。
自分に合った転職エージェントを選ぶコツ
転職成功の確率を上げたいのであれば、自分に合った転職エージェントを選ぶことが重要です。
どのような点に気をつければそれができるのか、3つのコツをお伝えします。
エージェントとの相性が良いか確認
転職エージェントのなかで相性の良いエージェントを見つけるには、次の点を確認しておく必要があります。
- 自分が希望する求人割合の多さ
- 自分がサポートしてほしいポイントをおさえたサービスになっているか
- 担当者とうまくコミュニケーションが取れるか など
求人割合の多さについては、それぞれの転職エージェントが掲載している案件のなかで、自分の希望する案件がどの程度あるかを確認し、できるだけ多く求人を扱っている転職エージェントを選ぶと良いでしょう。
また、面接が苦手なので面接対策などをしてほしい、可能性を広げたいので違う視点でのアドバイスが欲しいなど、求めるサービスを行ってくれるかどうかも重要です。
さらに、担当者とうまくコミュニケーションが取れない場合は、時間、頻度、内容のどの部分に問題があるのかを確認してみると良いでしょう。
サービスの公開求人数をチェックする
サービスの公開求人数をチェックするのも、自分に合った転職エージェントを探すコツのひとつです。
自分がたくさんある求人のなかから選びたいのか、それとも数社から選べれば十分なのかによって、必要な求人数が異なります。
もちろん非公開求人があるため、すべての求人が見られるわけではありませんが、公開求人数を見れば、全体の求人数が多いか少ないかはある程度想定ができるはずです。
転職したい業界に強い転職エージェントか確認する
自分が転職したい業界の求人案件を多く扱っているかも重要なポイントです。
転職エージェントによって得意領域は異なるため、自分が希望する業界に強いエージェントを調べて利用することをおすすめします。
転職初心者でも安心して利用できるおすすめ転職エージェント
転職初心者でも安心して利用できるおすすめの転職エージェントを3つ紹介します。
doda
顧客満足度No.1(※1)求人数は非公開求人をあわせて20万件以上(※2)と充実しているエージェントです。
豊富な求人数があるため、自分が求める業界・職種の募集を見つけられる可能性が高いといえるでしょう。また満足度の高さから、丁寧なサポートが得られると考えられます。
※1 2022~2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント 20代 第1位
※2 2023年3月時点、非公開求人を含む
dodaの評判・口コミを徹底調査!特徴やサービス内容までくわしく紹介
ビズリーチ
厳選された企業が28,900社以上(※3)、一定の基準以上の優秀なヘッドハンターが7,300人以上(※3)もいるため、求人数とヘッドハンターの豊富さによって、たくさんの求人からスカウトが来るのが魅力です。
※3 2024年1月末時点
ヘッドハンターを利用するを選択すれば、あなたの経歴を見たヘッドハンターからフィットする案件の紹介が得られるため、初心者でも合う案件を見つけ出しやすいといえます。
ビズリーチの評判・口コミは最悪?ばれるって本当?悪質・ひどいと言われる実態を徹底解説【2024年最新】
type転職
利用者の年収up率が79%(※4)、転職支援実績34万人(※5)となっています。
※4 年収up希望者の年収up率(計測期間2021年10月1日~2022年9月30日/自社調べ)
※5 type転職エージェントを通じて、転職を成功させた方の累計数(2023年1月現在)
転職実績は34万人と非常に多く、年収upも非常に高い割合であるため、求職者が求める転職サポートをしている可能性が高いといえます。
type転職エージェントの評判は悪い?口コミから特徴やメリット・デメリットを徹底調査
転職エージェントの面談に関するQ&A
最後に、転職エージェントの面談に関するQ&Aを3つ紹介します。
Q1.面談前に準備しておくべき書類はありますか?
面談前に準備しておくこととしては、履歴書、職務経歴書の2つの準備が必要です。
自分が希望する業界に向けて書いておきましょう。
もし書類が2種類とも間に合わない場合は、できるところまで作成しておき事前に提出しましょう。
事前に提出しておけば、面談時に添削内容を伝えてもらえるケースが多いです。帰宅してから修正し、すぐに選考スタートという形で対応できるようにしましょう。
Q2.面談時の服装はスーツのほうが良いですか?
面談時の服装はスーツでなくても問題ありません。
しかし、身だしなみを見てほしい、あるいは少しでも本番の同じ空気で練習しておきたい、どの程度のカジュアルでいいのか迷うなどの場合は、転職エージェントとの面談でもスーツ着用でいくことをおすすめします。
Q3.転職しようか迷っている状態でのエージェント面談はありですか?
転職しようか迷っている状態でのエージェント面談については、全く問題ありません。
自分の市場価値を知ってみたい、転職可能性を探ってみたいという人もまず相談という風に伝えて面談に行くことは可能です。
しかし、転職理由が明確でない場合は転職エージェントもどうアドバイスをすべきか迷う部分もあるため、転職を考えている理由はまとめてから面談に参加しましょう。
転職エージェントに登録拒否される理由はブランク期間が長いから?拒否される原因と対処法を解説
転職エージェントとの面談では真面目に対応できれば問題なし!
転職エージェントとの面談でやってはいけないこと、転職のコツなどをまとめて紹介しました。
転職エージェントのサービス内容や特徴を把握したうえで自分に合う転職エージェントを見つけ、自分自身が納得できるような転職活動を行いましょう。
そして、自分自身が目指す志望先に転職成功できるよう、この記事の内容を参考にしてみてください。
ホワイト企業を紹介してくれる転職エージェント比較ランキングTOP11【2024年最新】優良企業の見分け方や20代でもホワイト企業転職を成功させるコツを紹介