中小企業や公務員・大手企業・営業職・コンサルタント・大手一般職・SEなどの仕事が狙い目!転職エージェントを上手く活用しよう
第二新卒としての転職は多くの不安と期待を抱えた大きな一歩です。
初めての転職では「再び合わない職場を選んでしまうかもしれない」という心配がつきものです。
この記事では、第二新卒が転職活動で陥りがちな失敗例とその対策を深掘りし、転職成功のための具体的な方法を紹介します。
失敗を避けるためには前職での経験を活かし、より良い職場環境を選ぶことが重要です。
また、転職先選びでの注意点や転職成功の秘訣を詳しく解説し、第二新卒の方が再就職先で長く安定して働けるようなアドバイスを解説します。
第二新卒者が転職活動をスムーズに進め理想のキャリアを築くヒントになる情報を紹介していきます。
転職を検討している第二新卒の方は、ぜひこの記事を参考にして転職活動に臨んでください。
- 第二新卒の定義
- 転職で失敗する人の特徴・失敗例
- 転職に成功する人の特徴・成功例
- 企業が第二新卒に求めているもの
- 転職成功率を上げるポイント
- おすすめ転職相談先
- 求人の探し方
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第二新卒の定義は?中途との違いはなに?
そもそも第二新卒とは、何を指すのか皆さんはご存じでしょうか?
第二新卒とは、とは、新卒採用ではなく社会人経験がある人のうち、就職活動をしている人のことを指します。
具体的には、大学卒業後に就職したものの、その後一度退職し、再度就職活動を行っている人のことです。
新卒の場合は、入社から3年以内に退職し転職活動を行っている人のことを指します。
第二新卒の特徴として、主に下記が挙げられます。
- スキル・知識が十分に身についていない
- 新しい分野にチャレンジすることができる
- 年齢が20代前半で若い
中途社員と第二新卒の違いは?
中途と第二新卒の違いを紹介します。
下記が主な違いです。
経験の有無
第二新卒は、大学卒業後に一度就職して社会人経験を積んでいる人が多く中途採用者はすでに社会人経験を持っている人が多いという点で異なります。
面接での評価ポイント
第二新卒は、前職での業務経験が少ないため、学生時代の学業成績やアルバイト経験など、過去の経験や人柄が評価されることが多いと言われています。
一方、中途採用者は、前職での実績や能力、職務経験などが評価されることが多いとされています。
給与水準
一般的には、中途採用者の方が給与水準が高く、第二新卒の方が低い傾向があります。
これは、中途採用者が前職での実績や能力を持っているため、その分高い給与で採用される傾向があるためです。
第二新卒の転職で失敗する人の特徴は?
退職理由を明確に伝えられない
第二新卒が必ず聞かれる退職理由
退職理由は採用の大きなポイントで合否を左右する大切な質問です。退職理由がうまく答えられないと採用につながりません。
企業は第二新卒の採用に以前よりも前向きになっていますが、応募者に対して前職同様にうちの会社もすぐに辞めてしまうのではないかという懸念を持っています。仕事に対してどんな考え方を持っているのか見きわめる材料として退職理由は必ず聞かれます。
退職理由がうまく答えられない理由
採用担当者が納得する退職理由を答えることができない人は、とりあえず転職したいという考え方をしていることが多いものです。採用してもらえるならどこでもいいという人と、退職理由を通して転職の目的をきちんと伝えられる人が面接に来たら、企業は後者を採用します。
目的意識が弱い
はじめての転職活動で面接官を納得させる退職理由をこたえるのは、難しいものです。第二新卒はある程度のキャリアを積んだ中途採用者と異なり、仕事で身につけたスキルや経験ではなく、ポテンシャルを重視される傾向があります。
後ろ向きの動機からの転職だとどうしても目的意識が弱くなり、応募した企業にここで働きたいという熱意を伝えることができません。
仕事に対するスタンスをアピールできない
面接官は志望者がどのように会社に貢献できるか知りたいと思っています。応募先でどんな仕事をしたいかまでは答えられていても、どのような姿勢で仕事をし、どのように企業に貢献できるのかアピールできずに、不採用になってしまうことがあります。
一貫性のある志望動機を言えない
どうしてもやりたい仕事があり前の会社ではそれが叶わないので退職し、やりたい仕事ができるこの会社に応募しましたというように、前職の退職理由から今回の応募動機がつながっていることが望ましいです。
特に前の仕事と応募先仕事の共通点がない場合は、志望動機が納得できるものでないと、場当たり的な応募の印象を与えてしまい、採用につながりません。
自分に合った企業を受けていない
条件ばかりに目がいく
応募する企業を、ネームバリュー、給料、福利厚生を重視して選び、不採用が続く第二新卒者もいます。誰の目にも魅力的にうつりワークバランスもよい企業の採用基準は厳しく、高い能力をもつ転職希望者だけが雇用されます。条件重視の転職では、好待遇に魅かれて入社したところ、拘束時間が異常に長く、ストレスも多いハードワークで、長続きしないケースもあります。
自分のやりたいことを優先している
転職サイトをチェックして、書かれている職務内容で自分のやりたいことをみつけて応募する人が、第二新卒にはいます。自分の適性を考慮していないので、イメージで決断してしまい、ミスマッチが起こりやすい傾向があります。入社して働きだしてから本当にやりたかった仕事ではないことに気づいて、また転職を繰り返す、というパターンに陥りがちです。
第二新卒が転職を失敗した事例3選
ココからは、第二新卒が転職を失敗した事例を3つ紹介します。
これまで多くの第二新卒の転職活動を見てきた著者だからこそ紹介することができる内容ばかりです。
是非参考にしてください。
- ネガティブなことばかり話す
- 求人の条件ばかりを見ている
- 大手企業ばかりを見ている
ネガティブなことばかり話す
多くの企業の面接を受けて、なかなか内定をもらえない第二新卒の方が多くいらっしゃいます。
なかなか内定を貰えない方の特徴として、面接でネガティブなことばかり話す傾向があります。
ネガティブな内容というのは、前の職場の退職理由です。
例えば、人間関係の縺れ・給料に対する不安などです。
これらの理由を前面に出して面接で話してしまうとかなり悪印象です。
面接官からは、転職をする目的=前の職場を抜け出すためという風に受け取られてしまいます。
よって、面接の際はネガティブな内容をポジティブに替えて伝えるようにしましょう。
求人の条件ばかりを見ている
前の職場の福利厚生に不満があって退職したという第二新卒の方をたまに目にします。
福利厚生への不満がある第二新卒の方は、求人票の条件ばかりを見てしまう傾向があります。
よって、希望する会社があったとしてもただ福利厚生が良いという理由だけで志望してしまいます。
その結果自分の意図していない質問やなぜ転職をしたいのかを話すことができずになかなか内定を貰えないというケースが多々あります。
よって、転職理由を伝える際は自分の理想とするキャリアや将来どうなりたいたいかを考えて面接官に伝えるようにしましょう。
大手企業ばかりを見ている
「大手企業ばかりを見ている」も第二新卒の方が陥りがちな失敗する転職理由です。
新卒で入社した会社である程度の知識・スキルを身に着けたという方が多いですが、実際はまだまだです。
1つの業界で、長年仕事をしてきた中途の方の知識・スキルはなかなか超えることができません。
よってなかなか第二新卒で、大手企業からの内定を勝ち取ることは難しいです。
事実第二新卒の募集が、多いのは中小企業です。
どうしても大手企業に内定を貰いたい場合は中小企業に転職してスキル・知識を身につけて2回目の転職でチャレンジすることをおすすめします。
第二新卒者で転職に成功する人の特徴は?
自己分析がしっかりできている
第二新卒者で転職に成功する人のひとつ目の特徴は自己分析がきちんとできている人です。
なぜ転職するのかという点が自分の中で明確なので、転職先選びを自分なりの基準をもってすすめることができます。仕事選びで譲れるところと譲れないところがあり、それに従って判断をするので、就職後のミスマッチが生まれにくいのが原因です。自己分析ができているとネームバリューなどに惑わされずに自分に合った企業の選び方もうまくなります。
企業研究を怠らない
第二新卒者で転職に成功する人のふたつ目の特徴は企業研究を怠らない人です。イメージで応募先を決めたりせず、企業情報をあつめ、ライフステージの変化があっても長く働ける企業を見つけることができます。
また応募する企業がどんな人材が欲しくて採用を行っているのかまで考慮しているので、同じ内容の応募書類や面接の答えを使いまわしたりせず、企業ごとの対策を周到におこなうので採用率が高くなります。
働きながら転職活動をしている
第二新卒者で転職に成功する人の3つ目の特徴は、退職を焦らずに働きながら転職活動をしている人です。転職活動に専念したいから、という理由で先に退職してしまうと、収入が途絶える期間が長くなる、職歴のブランク期間が長くなるという理由で、気持ちが焦って手当たり次第に応募してしまい、ブラック企業に転職してしまうリスクが高くなります。
今、第二新卒の転職市場はアツイ
転職業界ではこのところ売り手市場が続いており、どこの企業も若い人材の確保に力を入れています。従来通りの新卒採用だけでは、充分な人数が採用できないため、企業全体の約6割が採用に積極的な姿勢を見せています。
これまでは第二新卒の採用をおこなうのは、人が集まりにくい中小企業が中心でしたが、大手企業も第二新卒採用を始める動きが活発になってきています。第二新卒の転職者の中には新卒採用のときには手の届かなかった有名企業に、第二新卒で内定できたという人もいます。第二新卒は一度就職に失敗した人、入社してもすぐに辞めてしまった人というマイナスイメージで見られてしまうという懸念から、応募する企業のランクを新卒のときより落とす必要はありません。
企業が第二新卒に求めているものとは?
企業が第二新卒に求めているものを紹介します。
面接を受ける第二新卒側は企業側の視点があれば、うまく面接などで立ち回ることができ内定をゲットすることができるはずです。
また、企業側の視点を把握しておくことで自分に何を求められているかを把握して置くことが大切です。
下記が、多くが企業が第二新卒に求めているものです!
今の自分に無かったら、身に着ける努力をしましょう。
- ビジネスマナーがしっかりあるか
- 将来のキャリアプランがしっかりあるか
- 自分と新卒との違いがあるか
ビジネスマナーがしっかりあるか
企業側は、第二新卒の求職者がビジネスマナーがしっかりあるか否かを見ています。
なぜなら、第二新卒は一度企業に入ったことがある社会人経験者だからです。
よって、企業側からしたらビジネスマナーがあるだけで教育のコストが減るというメリットがあるからです。
よって、自分のビジネスマナーに自信がない方は身に着ける努力をしましょう!
ビジネスマナーは、下記方法で身に着けることができます。
本やWebサイトで学ぶ
ジネスマナーについて解説した書籍やWebサイトが豊富にあります。ビジネスマナーの基礎から応用まで、自分が身に着けたい範囲の情報を集めて学ぶことができます。
研修やセミナーに参加する
企業や団体などが開催するビジネスマナー研修やセミナーに参加することで、実践的なビジネスマナーを学ぶことができます。
先輩や上司に教えてもらう(まだ会社を退職していなければ)
職場で働く上で、先輩や上司にビジネスマナーを教えてもらうことができます。実際に仕事をしている人からのアドバイスやフィードバックは非常に役立つものです。
将来のキャリアプランがしっかりあるか
面接の企業側は、求職者に将来のキャリアプランがしっかりあるかを必ず質問します。
なぜなら、なぜこの会社に入りたいのか・どのようなキャリアプランを考えているかがとても大切だからです。
自分のキャリアを叶えるために、どんなことをしたいのかなど深堀りすることができます。
また、面接官側からしても将来のキャリアプランがある方が自社とのマッチ度なども測ることができるので入社前のミスマッチを防ぐことができます。
よって、もし前職を退職した理由が人間関係などネガティブな場合は自分がどのようなキャリアをこれから歩みたいのかしっかり考えるようにしましょう。
自分と新卒との違いがあるか
第二新卒は、新卒とは異なります。
新卒とは異なり1度社会を経験したことがある大人です。
よって自分が新卒で就職活動をしていたころとは違いがあるはずです。
自分では、簡単には思いつかないかもしれません。
そんな時は、自己分析を行い自分を見つめ直しましょう。
自己分析の方法として、主に下記が挙げられます。
自分の性格や価値観を知るために、自己診断テストを受ける。
自己診断テストは、自分自身の性格や価値観を知るためのツールです。
例えば、マイヤーズ・ブリッグス・タイプ・インディケーター(MBTI)や、カラー性格診断、ビジョンクエストなどがあります。
周囲の人からのフィードバックをもらう。
自分自身では気づかなかった自分の長所や短所を知ることができます。
ただし、フィードバックをもらうときには、受け取る姿勢が大切です。
目標設定をする
自己分析をする上で、将来の自分になりたい姿を明確にすることが重要です。
自分自身がなりたい姿を設定することで、現状とのギャップを把握し、自己分析に役立てることができます。
第二新卒転職で成功率を上げる3つのポイント
①自分に合う仕事を理解する
1つ目のポイントは、自分に合う仕事を理解することです。仕事を通じて技術や知識を身につけること、高い年収を稼ぐことなど人によって仕事の目的は違います。やりたいこと、やりたくいこと、自分が得意なこと、不得意なことをピックアップしてみます。今後どんなスタイルで仕事をしたいのか、自分なりの答えを見つけましょう。
第二新卒は、不安や自身のなさから、漠然とした気持ちで転職サイトで仕事探しをしてしまうことがあります。自分にあった仕事が明確でないと、知名度のある大企業だからという仕事の内容と関係のないところで、応募を決めてしまって失敗し、さらに自信を失って自尊心が低くなってしまうので、注意が必要です。
②納得感のある転職理由を準備する
2つ目は採用担当者が納得する転職理由を準備することです。転職理由は第二新卒の採用過程で必ず聞かれる質問です。準備不足だと前職の悪口になりがちなので、仕事を変える理由を前向きな姿勢で説明できるよう準備をしておきます。
第二新卒は、中途採用者と違って、仕事のキャリアが短いため、履歴書や職務経歴書で書ける「できること」や「やってきたこと」の内容が薄くなりがちです。短い社会人経験の中で身につけたスキルや自分を採用するメリットを採用担当者にアピールします。また第二新卒者には中途採用者のような経験と知識はありませんが、新しい環境に順応する柔軟性や、意欲的でフレッシュな印象は企業に売り込む武器になるのでうまくアピールします。
採用担当者は、第二新卒者を採用するときに前回同様、また直ぐに辞めるのではないか、という不安を持っています。企業の不安を解消するために、腰を据えて働く準備があることを説明しましょう。例えば長期的視点をもって仕事に望んでいく心構えをアピールすると効果的です。
③第二新卒や既卒向けのエージェントは利用しない
3つ目のポイントは、第二新卒専門の転職エージェントは利用しないことです。転職エージェントを選ぶときに、第二新卒や既卒向けのエージェントの存在が非常に気になります。普通の転職エージェントにはない第二新卒に適したサービスを期待してしまいますが、第二新卒専門の転職エージェントは、主に正社員の経験のない人をターゲットにしており、求人の質もあまり良くありません。
第二新卒で転職するのであれば、大手の総合型エージェントを利用するほうが、おすすめです。大手のエージェントは求人の質が高く、コンサルタントの知識やアドバイスのレベル、書類の添削や面接対策などの転職活動のサポートがはるかに充実しています。
第二新卒の転職相談はどこがおすすめ?相談先4選
①:転職経験のある先輩(おすすめ度:★★★★☆)
実際に転職経験がある先輩の体験談には、生の情報が詰まっているので、自分の転職活動にも参考になるところがたくさんあります。自身が目指す業界への転職をした先輩なら、実際に働いて得た業界の内情なども知れるので尚良いでしょう。その業界に就職するために必要な準備や転職活動の経験談を聞くことができます。
ただし、その先輩が社内の人なら相談は止めた方が無難です。転職したいことがばれると仕事を回されないなど、社内に居づらくなることも考えられます。
②:ハローワーク(おすすめ度:★★☆☆☆)
ハローワークのへ求人は無料で出すことができます。そのため、社員の定着率の低いブラック企業が求人を出している可能性が高いのは否めません。求人票からその会社がブラックかどうかを見極めるのは難しく、せっかく就職したとしてもブラック企業であれば、また転職を考えなければならない状況になるかもしれません。
また、ハローワークでも転職相談はできますが、職員は人材業界の専門家ではなく、派遣社員であることがほとんどです。そのため、優秀な担当カウンセラーに出会うのは難しいのが現実です。転職に慣れていない第二新卒者はあまり利用しない方が無難です。求人情報を見たければ、まずは転職サイトへの登録がおすすめです。
③:求人サイト(おすすめ度:★☆☆☆☆)
求人サイトは、コンサルタントのサービスがないので、転職に関して直接相談することはできません。しかし、転職関連コンテンツはとても充実しているので、必要書類の書き方などの情報を得ることができます。求人情報をみることができるので、希望する業界に求人は多いか、どんな職種を募集しているのか、給与相場はどのくらいかなどの目安を知ることができます。本格的な転職活動を始めるまえの情報収集のツールとして活用するのをおすすめします。
④:転職エージェント(おすすめ度:★★★★☆)
転職エージェントに登録すると担当のキャリアコンサルタントに直接相談でき、履歴書や職務経歴書の添削や面接対策も全て無料で受けられます。登録条件をもとに希望に沿った求人の提案もしてくれるので第二新卒で転職可能な求人を自分で探す手間が省けます。
また、転職エージェントは一般には公開されない独自の非公開求人を持っていることがほとんどです。自分では見つけられない求人案件も含めてた中から紹介してもらえるので、自分にマッチした求人が見つけやすくなります。
転職相談と併せて行いたい3つのコト
①:第二新卒者にどの様な能力が求められているのかをリサーチする
基本的なビジネスマナー・コミュニケーション能力・ポテンシャルなど、新卒者には備わってない能力が評価の対象に加わってきます。新卒のときとは、異なる視点で評価されていることをきちんと理解しましょう。
第二新卒の転職にとって大切なものは、新卒にはない「社会人経験」と新しい仕事に対する「意欲」や「柔軟性」です。転職先で長く働けるか、社内に溶け込み仕事ができるかなどの点を見られています。今の会社で得たビジネスマナーやスキル、それに加えて転職先でどんなことができそうかをしっかりとリサーチしておきましょう。
②:自分に合った転職先を調査
募集条件や対応スキルなど転職先の選び方を十分に熟知することも大切です。求人票をしっかり読み込むことはもちろん、分からないことはそのままにせず、理解できるまで調べたり、キャリアアドバイザーに質問したりすることで、転職後のミスマッチを防ぐことができます。
また、今の会社で自分がしてきたことをすべて棚卸し自己分析すると、自分に何ができて、何ができないのか、転職先に求めるものは何かがはっきりしてきます。自分に合った転職先を見つけるためにも明確にしておきましょう。
③:面接の練習を実施
第二新卒の転職で一番よく聞かれるのは、前職の退職理由です。企業側は「またすぐに辞めてしまうのではないか」という点を気にするので、悪い印象を与えないような面接の練習が必要です。前職に対する不満などは口にせず、転職先での今後のビジョンや仕事に対する熱意をしっかりとアピールしていきましょう。
中途採用者に比べ、社会人経験が短く実績もあまりないので、採用担当者を納得させる内容を準備することが必要となります。
自分が希望する業界の動きを確認する
自分が転職したい企業の業界の動きをしっかり把握することがとても大切です。
もし入社したい企業の業界がブラック・業績が悪いと自分の理想とするキャリアを叶えることが難しくなるかもしれません。
よって、自分が志望する企業の業界をしっかり調査することが大切です。
履歴書・面接対策を行う
志望する業界・企業が決まったら、次は履歴書の作成・面接対策です。
作成する履歴書は、第二新卒と新卒では大きく異なります。
よって、自分1人だけで制作すると知らない内に失敗することがあります。
また、面接対策も必ず行いましょう。
就活生のころのような大学や大手人材会社のような手厚いサポートはありません。
よって、面接対策も自分で行う必要があります。
履歴書の作成・面接対策などは、自分だけで行うのは限界があります。
そんな時は、転職エージェントなどに相談を行いましょう。
転職エージェントなら、1人1人に合わせた提案を行って貰えるので転職活動を安心しながら進めることができます。
第二新卒が転職に失敗しないために知っておくべき求人の探し方
第二新卒で転職するときの求人の条件
第二新卒歓迎の求人
転職サイトをチェックするときは、その求人が第二新卒歓迎かどうかを確認します。一度就職活動を経験し、社会人経験があること、新しい環境を求めてチャレンジする姿勢、年齢が若く柔軟性があることなど第二新卒のメリットに目を向けて採用に前向きな求人に応募することで、採用される可能性が高くなります。
経験やスキルが無くてもOK・ポテンシャル重視
未経験歓迎、業界未経験者歓迎をうたっている求人は、今すでに持っているスキルよりもむしろこれからの伸びしろに期待をしているので、キャリアの未熟な第二新卒にぴったりです。第二新卒は異業種への転職もさかんなので、チャレンジしたい業種で未経験者歓迎の求人を見つけた時は迷わず応募をしてみましょう。
人材育成制度がしっかりしている
自社の人材育成制度がしっかりしている企業には、第二新卒の採用に積極的な企業がたくさんあります。第二新卒は新卒よりもビジネススキルがあり、中途採用者よりも順応しやすいので重宝する、仕事に関する知識や能力はこれから伸ばしていけばよいという雰囲気があり、第二新卒の転職先として恵まれた条件を備えています。
企業の人材ターゲットに自分が当てはまっている
企業は採用をおこなうときに、性別や年齢層、経験やスキルのターゲットを絞って採用活動をすすめます。会社の中で不足している層を補うために採用をおこなうので、企業が欲しがる人材ターゲットに自分が当てはまっていれば、採用される可能性が高くなります。
企業の人材ターゲットは、誰もが目にすることができる求人広告ではつかみにくいことがよくあります。必然なく年齢や性別で応募を制限することが法律で禁止されているからです。正確な企業の人材ターゲットをつかむには、転職サービスでコンサルタントから情報をもらうことが近道です。
第二新卒におすすめの転職先
選択肢が実は多い第二新卒
第二新卒の転職先は幅広い選択肢があります。前職と特につながりのない未経験の業種や職種への転職は十分可能性があります。第二新卒の転職者には、新卒で落ちてしまった業界や企業に再挑戦して、見事に採用された人もたくさんいます。
第二新卒に注目する中小企業
売り手市場が続いているため、新卒が十分に集まらない中小企業は第二新卒の採用に前向きです。人材不足解消につながり、既に社会人経験のある既卒者は、新卒よりも社内教育のコストを抑えることができるので、新卒よりも積極的に第二新卒を採用する企業が増えています。
第二新卒が転職しやすい職種
・公務員
公務員の募集には一般枠と社会人採用枠があります。第二新卒ならどちらの枠でも
受験が可能なことがほとんどですが、社会人枠であれば科目の優遇措置があります。試験によって、受験資格が厳密に決められているので、事前のチェックが必要です。
・大手企業
新卒採用時に第二新卒の応募を認める大企業があります。前職と関連のある業種・職種を選ぶと採用の可能性が高くなります。
・営業職
一度正社員で営業職を経験している人は、どんな業界でも営業職として採用されやすい傾向があります。前職の実績をうまくPRして内定につなげましょう。
・コンサルタント
コンサルタントの転職は、第二新卒であっても中途採用と同等に扱われ、即戦力とみなされます。キャリアアップや年収アップのための転職も多く、実力があればそれなりの待遇が用意される実力主義の仕事です。
・大手一般職
大企業の一般職は今まで派遣社員の採用がメインでしたが、最近は事務作業のスペシャリストを自社雇用で育てていく傾向が見られます。すでにビジネススキルを持っており、高い語学力やパソコンスキルがある第二新卒は、採用の可能性が高くなります。
・SE
SE業界では、人手不足解消のため第二新卒を積極採用する動きがあります。特に中小企業ではその動きが強く見られます。前職でもSEとして働いていると即戦力として、採用の可能性が高まります。
求人情報は一度疑う
ブラック企業に注意
第二新卒の転職失敗には、ブラック企業につかまってしまうケースが多くあります。第二新卒歓迎、未経験歓迎を全面に出して求人を出している会社の中には、離職率が高いため大量に若い人材を採用する企業もあります。
雇用のミスマッチに注意
ハローワークや転職サイトで閲覧できる求人情報には、基本的に企業の良いことしか書かれていません。求人情報だけを鵜呑みにして転職するとミスマッチが起こりやすく、新卒採用のときの失敗を繰り返す恐れがあります。
企業の第二新卒の範囲は要確認
一般的に第二新卒とは新卒で正社員になって3年以内の人を指しますが、企業によって第二新卒の範囲は微妙に異なります。自分が募集要件を満たしているか、応募の前に確認が必要です。
自分に合った優良企業を転職エージェントに紹介してもらう
転職エージェント利用のメリット
短期間で何回も転職を繰り返してしまうと、職務経歴だけですぐに辞めてしまうリスクのある人と企業から評価されてしまいます。第二新卒に人は、転職で絶対に失敗できないという覚悟が必要で、用意周到に準備をしながら転職活動を進める必要があります。
第二新卒で転職を成功させるには、転職エージェントに登録するのがおすすめです。非公開求人も含めた多くの求人の中から自分にあった求人を見つけてくれるので、失敗を回避することができます。
エージェントのフォローを活用
転職エージェントに在籍しているキャリアアドバイザーは、面接官を納得させるポイントを熟知しており、応募する企業の採用基準に合わせて、履歴書や職務経歴書などの応募書類の準備をフォローしてくれます。退職理由や志望動機のブラッシュアップや面接対策も行ってくれるので、本番の面接に落ち着いてのぞむことができます。
自分で何もかも準備する必要はなく、退職前に時間を有効に使って転職活動を段取り良く行うことができるので転職エージェントの利用は時間の節約になります。
第二新卒者の転職に強いおすすめ転職エージェント
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、第二新卒の転職実績ナンバーワンの総合型転職エージェントです。閲覧できる求人数が圧倒的に多く、非公開求人の中には第二新卒でも応募可能な有名企業がたくさんあります。新卒のときに手の届かなかった憧れのあの企業に、もう一度チャレンジしたいとリクルートエージェント経由で応募し、内定できた第二新卒もたくさんいます。
年間約1万人の第二新卒と接しているので、第二新卒ならではの、仕事に対する悩みや迷いなどにもキャリアアドバイザーがしっかりと相談に乗ってくれます。転職をすると決断する前でも、仕事に対する不安や迷いがあるときは今後のキャリアプランなど相談に乗ってくれます。
拠点も全国主要都市に19箇所あり全国を網羅しており、土日の相談が可能なのも有難いですね。
マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’sはマイナビエージェントから生まれた20代・第二新卒の転職希望者専門の、転職サービスです。若い層の転職について熟知したキャリアアドバイザーが担当につき、個別のキャリアカウンセリングをおこないます。アドバイザーは希望や適性を考慮しひとりひとりに合った求人を探して紹介してくれます。マイナビグループに集まる非公開求人の質の良さには定評があり、第二新卒の立場を理解し、積極的に採用したいという企業の求人が多数集まっています。
若手の支援に慣れたコンサルタントが在籍しているので、若い求職者特有の悩みや事情に沿ったサポートが受けられます。都市部の求人が中心で、地方求人は少ないです。
※現在20〜29歳まで関東・関西在住の方限定です。
マイナビジョブ20’sはマイナビエージェント以外の第二新卒におすすめの転職エージェント・サイトに関しては下記をチェック!
「第二新卒におすすめ転職エージェント16選!選び方のコツや転職のポイントについて解説」
「第二新卒におすすめの転職エージェント&転職サイト15選!年収を上げるコツとは?」
第二新卒が失敗せずに転職した事例紹介
最後は、第二新卒が失敗せずに転職した事例を3つ紹介します。
転職に不利と言われる第二新卒の方々がどのように転職に成功したのか紹介します。
是非参考にしてください!
23歳:広告代理店内定
私は、前職がIT系の企業でした。そんな私が広告代理店に転職した理由はキャリアアップの為です。
面接前には、企業のホームページやSNS、業界ニュースなどを調べ、企業の雰囲気や特徴を把握することも大切です。後悔しない転職活動を行えるように情報収集を徹底しましょう。
25歳:貿易会社内定
新卒で入社した会社を2年で退職して貿易会社へ転職しました。初めての転職で緊張しましたが収入もアップしよかったと思います。また、転職活動の際にいろいろお手伝いしてもらえた転職エージェントさんにはとてもお世話になりました!第二新卒の皆さんも必ず転職エージェントを利用することをおすすめします。
まとめ
これまで第二新卒が転職を成功させるために、知っておきたい求人の探し方を紹介してきました。
・第二新卒歓迎の求人
・未経験者歓迎の求人
・人材育成制度が整っている企業
・人材ターゲットに自分が当てはまっている求人
これらの条件が当てはまる求人に応募することで転職の成功率が高くなります。
また第二新卒が転職を成功させるためには中小企業や、公務員、大手企業、営業職、コンサルタント、大手一般職、SEなどの仕事が狙い目です。
上手に転職活動をすすめるために転職コンサルタントを活用し、自分にあった仕事への就職をかなえましょう。