最近では、新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大で、ケガや体調不良だけでなく、コロナ疲れや慣れないテレワーク、在宅勤務による長時間労働やネット越しの監視、パワーハラスメントのストレスから鬱になり、休職せざるを得ない人が増えています。
休職中に転職活動してもいいの?
コロナ禍のテレワーク鬱や人間関係や仕事のストレスなど様々な理由から体調を崩し休職する場合、「就労不可能」であることの証明として医師の診断書の提出が必須となります。そもそも休職とは、現在の会社に復帰することを前提とする制度ですが、休職の原因が職場による場合、休職後会社に復帰したとしても根本的な解決にはなりません。このため、休職期間中に新たな職場への転職を目指すことは前向きな選択です。
実際、休職中に転職活動をすることは法律上、特に禁止されている訳ではありませんし、休職中に転職エージェントへの登録・利用する人もたくさんいます。そこで、今回は休職中にエージェントを上手に利用するためのポイントについて下記に紹介します。休職中の転職活動を真剣に検討している方は是非参考にしていただけると幸いです。
休職中であることを転職エージェントや応募先企業に報告する必要はある?
休職中にエージェントを利用する際、最も心配な点は、「就労不能」の病歴があることで、転職活動が不利になるのではないかという点でしょう。
例えば、エージェントに休職中であることが知れると、求人案件を紹介してもらえなくなる可能性がありますし、応募先の企業に不採用にされてしまうもケースも多々あります。
そこで、休職中に転職活動をする際、気を付けるべき2つのポイントを以下に紹介します。
① 休職していることを転職エージェントや転職希望先の企業に伝える必要はない
休職中であることをエージェントや応募先企業に報告することは自分にとってマイナスポイントとなりますし、伝えなくてはならない義務はありません。ただ、休職の原因である鬱や体調不良が治癒の見込みがあるのならよいのですが、再発の恐れがある場合、報告しておいた方がよいケースもあります。
② 休職中であっても会社に在籍している状態なので、経歴に現在の会社を現職として記載しても問題はない
休職中は、会社から給料をもらっていないため「無職扱い」となり、「経歴に現職の会社として記載してはいけない」と思う人が意外と多いのですが、現職として現在の所属企業として記載しても何の問題もありません。
本来であれば、病歴に関わらず本人のスキル・能力を基に採用されるべきなのですが、実際のところ求職者に「うつ病」などの病歴があることで採用を見送られてしまうケースも多々あります。そこで、休職期間中の転職活動においては、上記の2点を念頭に入れ、休職中であってもエージェント、企業側に病歴を報告せず、前向きな気持ちで転職活動をすすめていかれることをおすすめします。
休職中に転職活動することのメリット
休職中の転職活動であっても、上記の2つのポイントを抑えることで、効率的に転職活動をすすめられることを紹介しましたが、休職中だからこそ転職活動にメリットとなることも多々あります。以下に休職期間中の転職活動のメリットについて列挙します。
- 働きながらの転職活動に比べ、時間がたくさんあるため、精神的・肉体的にも余裕をもって転職活動に臨める
- 仕事に時間を取られることなく、希望先企業との面接をたくさん設定できる
- 転職に失敗しても、「元の職場に戻る」という選択肢も残っている
以上、休職中の転職活動ならではのメリットを大いに生かし、引け目を感じることなく効率的に転職活動をすすめていきましょう。
とは言え、やはり転職活動の際、サポートしてもらえるエージェント選びは重要なポイントです。下記に休職期間中の転職活動の際に利用するエージェント選びのポイントについて紹介します。
休職期間中の転職活動のエージェント選びのポイント
休職期間中の転職活動をスムーズに進めるためにいかにクオリティの高い転職エージェントを利用できるかが重要なポイントとなります。というのも、休職期間は基本的に3か月〜6ヶ月程度と限られているので、期間内にスピーディかつ有効に転職活動をすすめていく必要があるためです。
また現在は、ほとんどの転職エージェントではオンラインでの面談・カウンセリンに対応していますので自宅にいながら登録できますが、登録情報によるセレクションがあるので、それらも考慮してまずは数社を選び登録をして、通過状況を注意深く見守る必要があります。
今回は、休職期間中の転職活動におすすめのエージェントの特徴やポイントについて下記に紹介します。
- 休職中であることを差別しない
- 大手優良企業の求職案件をたくさん取り扱っている
- 履歴書・職務履歴書・志望動機などのサポート体制が充実している
- スピーディかつ臨機応変な対応
以上の3つの条件を満たすエージェントを利用することで、休職期間中の短期決戦でも有効に転職活動をすすめることができます。下記に上記のポイントを満たすおすすめのエージェントを紹介しますので是非参考にしてみてください。
リクルートエージェント
最大手の転職エージェントで、非公開求人だけでも20万件以上を保有しています。求人の幅も広いのでハイキャリア層からロースキル層まで対応でき、さまざまな業種・職種の求人が集まっています。圧倒的な求人量と幅広さから、「転職するなら必ず登録すべきエージェント」と言われています。
転職成功実績数もトップで、キャリアアドバイザーの質の高さにも定評があります。特に他社と比べ群を抜いて求人数が多いため、優良ホワイト求人に出会える可能性も高く、休職中の転職活動に登録必須なエージェントとしておすすめします。
拠点も全国主要都市に19箇所あり全国を網羅しており、転職サポートの流れもスピーディーなので、今すぐ転職したい人も頼りになります。土日の相談が可能なのもうれしいですね。
20代なら就職Shop ブラック排除・書類選考なし
最大手リクルートが運営する、既卒や第二新卒、フリーターやキャリアの浅い20代の人物重視の就職支援サービスです。様々な業界・職種の未経験歓迎求人が多く、実際に訪問取材した企業の正社員求人のみを紹介しています。書類選考なしで利用することができ、専任のキャリアコーディネーターが個別面談ののち、求人紹介から書類・面接対策までサポートしてくれます。
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dodaは人材紹介大手のパーソルキャリアグループが運営する転職エージェントです。丁寧で親身なサポートが強みのエージェントで、キャリアが浅い人に対してもキャリアコンサルタントが親身で丁寧にサポートしてくれます。履歴書や職務経歴書の添削を始め、面接対策などのサポートも充実しているため初めての転職でも安心です。
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