転職したいと考える理由は人それぞれですが、最も転職しているのは30代で、転職世代と呼ばれています。若さとキャリアの両方をアピールできる20代後半から30代前半は、特に転職に適した年代ですね。
40才が近くなってくる30代半ばあたりは、積み上げたキャリアがウリになり大幅な年収アップも可能です。さほどキャリアに自信が無い30代後半なら、人生が大きく変化する転職のラストチャンスかもしれません。
30代の転職におすすめの転職サービスを比較し、情報をまとめてみました。
30代の転職サービスの選び方
30代の平均年収はどれくらい?
30代の平均年収はおおよそ450万円程度だとされており、女性の場合だと平均年収はおおよそ370万円~400万円未満、男性の平均年収は450万円~500万円未満だといわれています。
30代で年収アップを狙うなら転職エージェントを使うべき
転職世代でもある30代では、年収アップが一番できる可能性が高い世代なので、条件のよい求人を見つけることが重要です。ハローワークや転職サイトよりも、大企業や優良企業など通常の求人サイトではお目にかかれないような好条件で質の高い求人を扱っているのは、転職エージェント(人材紹介会社)です。
必要なポジションで即戦力となり、将来性も期待できる世代なので、クライアント企業側の採用意欲も高く、年収アップも期待できます。エグゼクティブ転職サービスを提供している転職エージェントもありますし、求職者は職務経歴書のチェックや面接対策など無料でサポートが受けられます。
内定後の年収や希望条件の交渉なども担当してくれるので、年収アップを狙うなら転職エージェントを利用するべきです。
キャリアアップを目指すなら「大手」か「ハイクラス特化型」がおすすめ!
キャリアアップや年収アップ転職を狙うなら、大手の総合型エージェントかハイクラスに特化したエージェントがおすすめです。なぜなら、総合型やハイクラス向けは非公開求人や業界へのノウハウや知識が豊富だからです。また、実績豊富なところを選べば、優秀なキャリアコンサルタントに担当されることも多く、自分のことを効果的に企業にアピールしてもらえるメリットもあります。
とくに30代の転職では20代に比べてマネジメント経験の有無が重要になるため、管理職など安定したポジションを紹介してくれそうな転職エージェントを選ぶことも大事です。さらに年収アップを狙っているのなら、「年収○〇万円以上の企業を紹介」「過去の実績で〇〇万円以上アップした!」といった謳い文句があるところを選ぶといいでしょう。
転職サイトやエージェントにはそれぞれ強みとしている部分が異なるため、大手型とハイクラス特化型との併用など複数の転職エージェントを併用することで、それぞれの転職エージェントの不得手部分を補えます。
30代転職の実績NO1のリクルートエージェント
業界最大手の転職エージェントで、幅広い業種・職種の求人が豊富です。全国対応なので地方の求人もあります。大手企業を中心とした良質な求人が多く、非公開求人も約20万件を保有しています。
転職支援実績が豊富で、異業種・異職種に転職した事例も数多く取り扱っているため、不動産仲介から他の仕事に転職したい人にもおすすめです。
サポート力が高く、求人提案力も高いので、キャリアにマッチする求人を色々と提案してもらえます。年収交渉も得意です。転職サポートの流れもスピーディーなので、今すぐ転職したい人も頼りになります。土日の相談が可能なのも有難いですね。
30代から未経験の異業種に転職するには?
30代からの異業種に転職する人の割合
「30代でも未経験の異業種転職なんてできるの?」と不安に感じる人も多くいるはずです。しかし実際、30代から異業種に転職する人の割合はおおよそ7割程度だといれており、そこまで珍しいものでもないのです。
もし未経験から異業種に転職するにあたって、経験やスキルがないことに負い目を感じているのなら、転職活動を本格的に始める前に仕事に必要となる資格やスキルを事前に身に着けるのもおすすめです。
未経験からでも採用されやすい業界・職種を目指す
未経験からの異業種転職で採用されやすくするためには、未経験でも比較的転職しやすい業界やつねに人手不足である職種を目指すのもひとつです。
- 営業
- 接客・サービス業
- 事務職
- 介護・福祉関連
- 運送
上記の業界や職種は人手不足や発展途上の業界だったりするので、比較的採用されやすいでしょう。事務職や営業であれば、どこの企業でも基本的にありますし、大手企業でも採用される可能性が高いのでおすすめです。
また介護・福祉関連は働きながら資格取得なども目指せるため、始めは未経験スタートのケースがほとんどです。実務経験や資格取得で資格手当や給料アップも可能なので、体力に自信のある方には向いています。
未経験から異職種にチャレンジするなら30代前半まで
未経験から異職種に転職するなら、30代前半までがリミットだと思っておいたほうが良いでしょう。なぜなら35歳以降になると、未経験で採用してもらえる求人そのものがほとんどなくなってしまうからです。
なお、35歳を境に転職では、スキルや能力の高さに追加してマネジメント経験や管理職経験の有無が重要となってきます。課長や部長、プロジェクトリーダーなどの役職があれば、どのような結果を出したのかの数値があるとアピールになります。
転職サイトを利用する
20代の若手なら無資格・未経験の異業種にチャレンジ転職も可能ですが、30代では基本的に厳しいのが現実です。スキルがほぼ不要な職種であれば可能ですが、未経験の場合は待遇がよくないことを覚悟する必要があるでしょう。
転職エージェントでは30代に未経験職種はまず紹介しませんので、どうしても未経験の職種に転職したいのであれば、転職サイトを利用して自分で応募することがおすすめです。
転職エージェントを利用する
未経験分野であっても、今までの経験や実績が活かせるような本質的なスキルが類似している職種や、異業界への横滑り転職などの場合は、即戦力として好条件で転職できるケースもあります。キャリアカウンセリングでキャリアやスキルの棚卸しでメリットと判断されれば、転職エージェントからの紹介や支援も可能です。
転職エージェントのキャリアカウンセリングを受けて、じっくり検討することをおすすめします。自分が知らない可能性や方向性を教えて貰える場合もありますよ。
正社員就職応援プロジェクト・東京しごとセンター
東京都の正社員就職支援事業です。東京しごとセンター正社員就職応援プロジェクトでは、30歳から54歳までの都内で正社員就職したい方を無料でサポートしています。
就活ノウハウやキャリアデザインなど、セミナー・研修受講は全て無料です。1日5000円の就活支援金支給制度や短期間のスキルアッププログラムなどもあり、就職活動がうまくいかない、面接が苦手、自分に合った仕事を探したいなどの手厚いサポートが受けられます。
東京しごと塾は、30歳から54歳の正社員就職を目指す方が、就活支援金を受給しながら5日〜2ヶ月の職務実習を通じて正社員就職を目指すプログラムが3コースあります。プログラム受講者の98%が「満足」と答えています。
すべて無料ですので東京都で正社員就職希望の方にはおすすめです!
ハローワークや職業訓練校はどうなの?
ハローワークも職業訓練校も公的サポートなので、基本的にはお役所仕事です。つまり無駄なサービスは提供して貰えないので、採用される可能性のある求人しか紹介して貰えないと思った方が良いでしょう。
職業訓練を受けても経験者優遇の求人では未経験とみなされますので、インターン制度や派遣などで少しでも経験を積むことが大切です。30代では遠回りに思えるかもしれませんが、未経験でステップアップしたいなら徐々に段階を踏むことも必要です。
30代で自営業・フリーランスから会社員に転職するには?
30代でキャリア不足な場合、派遣やフリーター、非正規などで職歴が良くない人や、退職後のブランクが長くなっている人など、「紹介できる求人が無い」として、転職エージェントで登録を断られるケースがほとんどです。
特に40代になるとハイキャリア人材で無ければ、登録できない転職エージェントが増えてきます。転職エージェントによって、若手人材メインの場合と30〜40代メインと違いがあります、複数の転職サイトやエージェントにチャレンジしてみてください。
もし自営業やフリーランスから会社員に転職するのなら、これまでの自分の成果も踏まえて以下の方法を試してみるといいでしょう。
求人数が多い転職サイトやエージェントを利用する
求人数が多ければ多いほど、より自分の希望に合った条件や職種など選択肢が増えます。転職エージェントでは「公開求人」と「非公開求人」の2種類があります。公開求人とはその言葉のまま掲載されている企業のことですが、非公開求人の場合登録をしなければ閲覧ができないことがほとんどです。しかし非公開求人の中には、給与面や待遇面などで条件のいい求人がそろっていることも多いといわれています。
したがって転職エージェントを利用する前は、公開求人と非公開求人のそれぞれの求人数の取り扱いをチェックするようにするといいでしょう。
また求人数が豊富であるところ以外では、スカウト機能があるところを選ぶのもおすすめです。フリーランスとして活躍してきた職歴や実績などを登録しておけば、自分から探さなくても企業からオファーが来るので便利です。
クライアントに正社員での採用を依頼してみる
長きにわたって業務委託として取引をしているクライアントに対して、正社員採用の依頼するのもひとつです。これまでの成果や実績があるためクライアントとの信頼関係も築けていますし、自分自身も仕事内容を把握しているのでスムーズに進みやすいメリットがあります。
また、これまで担当していた業務や仕事をそのまま引き継ぐ形になるため、入社後も即戦力として研修などなくても活躍できます。人間関係の方もある程度はクライアント側に伝わっているためやりやすいでしょう。
「ビジネスSNS」で自分の実績を発信する
これまでの自分の実績やスキルを「ビジネスSNS」で発信するのも有効です。「ビジネスSNS」とは、プライベートな情報発信で使用する目的ではなく、ビジネスシーンのみに特化したSNSのことです。
たとえば、InstagramやTwitter、Facebookなどで特定のハッシュタグや、仕事用のSNSアカウントを使って企業に見つけてもらうのです。同時に勤務地や職種などを掲載しておけば、転職サイトやエージェントに登録しなくても、企業から直接オファーや面接の機会を与えられるかもしれません。
「ビジネスSNS」を使った転職活動では、「自分の人柄を知ってもらえる」「面接や選考までのやり取りがスムーズに進む」といったメリットがあります。しかし一方で、「転職先として信頼できるか不明」「偽の企業アカウントからオファーを受ける可能性がある」といったリスクもあるため注意しなければいけません。
もし「ビジネスSNS」を使って転職活動をするのなら、オファーが来た企業がどんな会社なのか、具体的な給料や将来性などを自分でチェックすることが大切です。公式ホームページの有無や口コなどを見てみると、信頼性があるかどうかを見極められるでしょう。
30代が転職サイトで優良企業を見つけるには
多くの求人案件のある大手転職サイトで情報を集めることが必要ですが、求人案件の隠されたニーズを読み取ることも大切です。年齢制限が明記されていなくても、20代の若手人材を希望している求人に応募しても書類で落とされてしまいますね。「20代の若手が活躍しています」「20代中心の職場です」などは、20代を求めているサインです。
「経験不問」や「未経験歓迎」なども、伸びしろの大きな若い人が有利という意味です。30代向けの求人情報が多い転職サイトを利用することがポイントです。転職サイトの求人情報をしばらくウォッチしていると、いつも同じ企業が求人をしている、頻繁に募集しているというケースがあります。
条件が悪くて応募が少ない求人の場合は仕方ない部分ですが、さほど条件が悪くないのに再募集が多い求人は、離職率の高いブラック企業の可能性もありますので要注意です。
30代の転職市場
25歳~34歳は特に転職を活発におこなっている年代と言われており、30代前半まではまだ転職に有利な年齢だといえるでしょう。しかし30代の転職は20代の転職とは少し異なります。ここでは、30代の転職市場や事情について解説していきます。
30代は即戦力重視
新卒を含める20代はまだ個人の性格やモチベーションの高さなど、ポテンシャルを重視する傾向にありますが、30代は特定の職務に対する即戦力が求められます。これまでの実績や経験を数値化すれば、自然と強みを見つけることができるはずです。
未経験よりも同業界の方が転職しやすい
転職を活発におこなう年代に含まれる30代ですが、30代の転職において未経験職種へのチャレンジは難しいといわれています。なぜなら、一般的に企業では将来性を考慮して未経験からの転職は20代を中心に求人が出されているからです。
先にも述べたように30代は即戦力を重視され、未経験の30代は社会人経験が長い分、柔軟性に欠けると判断されることも少なくありません。とくに30代前半よりも後半の要はよりハードルが上がる傾向にあります。
また未経験職種への転職によって給料が下がる可能性もあるため、できるならまったくの未経験業界よりも経験がある同業界の転職の方がおすすめです。
さらに未経験での転職を考えているのなら、転職先の業務で役立つ資格や知識を身に着けておくと企業側にも好印象を残せます。
転職回数が多いと不利になる傾向にある
30代に関わらず転職回数を重ねすぎてしまうと、転職活動でも不利に働くケースがあるので要注意です。特に短期間での転職回数が多いと、「またすぐに辞められてしまうのではないか」とマイナスイメージにつながります。
退職理由についても聞かれるため、「新しいことにチャレンジしてみたくなった」など、なるべくポジティブな印象を残せるように伝え方を工夫するようにしましょう。
30代の転職でおおよそ約半数が給料アップ
給料アップのために転職活動をする方も多いはずです。業界や職種にもよりますが、30代の転職で早く半数近くの人が年収アップを実現しているといわれています。
しかし一方で、3割~4割程度の人は転職で逆に賃金が減ったというケースもあります。賃金が下がった理由についてはいろいろありますが、「残業が少ない職場に転職した」「未経験から異職種にチャレンジした」「地方での転職」といったものが挙げられます。
とくに30代女性の場合だと、出産や育児などのワークライフバランスを重視する傾向にあるため、福利厚生や時短勤務ができる職場への転職によって結果的に収入が減ることもあります。
30代の転職市場・求められる人材は?
30代といえば、社会人としての経験・キャリアが形成される働き盛りの年齢です。一方、30代は今後進むべきキャリアの分岐点となるケースも多く、現在の職場に対する不満やさらなるキャリアップや給料アップを目指し、転職を検討する人も少なくありません。
30代で転職を成功させるポイントは?
一口に30代といっても年齢の幅が広く、業種・職種によっても求められるスキルが異なりますので、それぞれに応じた転
職活動の方法で進めていく必要があります。以下に30代の転職で内定を勝ち取るポイントについて下記に紹介します。
客観的な自己分析
上述したように企業側は30代に即戦力としての活躍を期待する傾向があります。同業種・同職種への転職の場合、今までのキャリア・経験を新しい職場で生かせられることをアピールできるようにしておきましょう。
一方、異業種・異職種へ転職する場合、その仕事に対しての実務経験や専門知識がまったくの未経験ということになります。ただ、今までの実務経験で培ってきた社会人としてのマナーやプロジェクトの進行方法、対人関係のスキル、部下の指導、マネジメントなど未経験の仕事であっても生かせることはたくさんあります。
そこで、「これまでの経験・キャリアを新しい仕事に活かせる点」や「その仕事に就くための意気込みや心構え」などをしっかりと企業にアピールできるよう客観的に自己分析をすることが大切です。
自己分析をすることで、「転職先で自分が活かせるスキル・経験は何か」等自分の強みを把握でき、自分が企業に与えられるメリットを明確にアピールできるようになります。
転職先で経験・キャリアを生かし活躍できるための事前準備
新しい職場で必要とされるスキルや知識を身につけるため、できる限りの事前準備・対策はしておきましょう。具体的には以下の通りです。
転職先の業界・業種に関わる資格取得や勉強
セミナーやビジネススクールの受講や通信講座などを利用した独学による学習
常に最新の業界情報をキャッチアップする
以上、上記のような方法で新しい職場で必要とされるスキルを身に付けておくことで、面接の際、「新しい仕事への意気込み」として大きなアピールポイントになります。転職で内定を勝ち取るために、こういった努力や事前準備が必要不可欠です。
転職サイトのほかにエージェントも利用する
より効率よく転職活動をしたいのなら、転職サイトだけではなく転職エージェントも利用するのがおすすめです。転職サイトでは基本的に求人検索しかできませんが、転職エージェントでは密なヒアリングや選考対策が受けられます。他にもエージェントを利用するメリットには以下のものが挙げられます。
- マンツーマンのヒアリングによって、自分に合う求人を紹介してもらえる
- 給与交渉や面接日程・入社日の調整の代行
- 履歴書や職経歴書の書類添削・面接対策などができる
- 業界に精通しているため、実情や対策に強い
未経験から異職種への転職で「何をすればいいかわからない」「自分にはどんな職業が合うの?」といった方でも、自分に合った求人紹介を無料で利用できます。反対に、これまでの経験やスキルを最大限に活かせる職場を探している人にも、ハイクラス向けの転職エージェントで自分の市場価値を確かめられます。
30代が転職活動をする際に注意したいこと
ここでは、30代が転職活動をする際に注意すべき点をいくつかご紹介します。
譲れない条件や優先順位を決めておく
転職では、「自分がどんな会社で働きたいのか」「これまでの経験やスキルを活かすかどうか」などについて長期的な目で考えることが大切です。よくある勤務先の条件には以下のものが挙げられます。
- 年収
- 休日日数・勤務時間(時短があるかなど)
- 福利厚生
- 女性の働きやすさ
- 勤務先
自己分析も重要ですが、もし「自分に合う会社が分からない」といった方は、転職エージェントなどを利用してみるといいでしょう。
ただし、自分の中で譲れない条件を決めるのは大切なことですが、あまりにも自分の選択肢を限定しすぎると転職先が見つかりにくくなるので注意しなければいけません。「どこまでなら許せるか」といった妥協点をある程度決めたり、優先順位をつけることが大切です。
メールや電話などの折り返しは早めに対応する
転職エージェントや企業との直接的なやり取りがある場合、メールでも電話でも連絡はなるべく早めに返信するようにしましょう。在職中だと難しい面もあるかもしれませんが、返信が遅くなると「転職意欲が低い」とマイナスイメージにつながるおそれがあります。
いくら遅くても12時間~1日以内には何らかの返信をするように心がけるといいでしょう。
また、どうしても仕事の関係ですぐに返信できないのなら、前もって「平日の〇時から」や休日でも対応してくれそうなエージェントを利用するといいでしょう。
在職中に転職活動をおこなう
中には転職活動に専念するために、仕事を辞めてから本格的に転職活動を始める方もいるでしょうが、退職後の転職活動はどうしても経済面や精神面への負担が大きくなるのでおすすめしません。万が一、転職活動が長期化してしまうと、転職する目的が「よりよい職場に替えるため」ではなく、「お金を早く稼ぐため」といったものになり妥協してしまうおそれもあります。
また、転職が決まるまでのブランクがあると、選考でも不利になる可能性があります。空白期間をいたずらに空けてしまわないようにするためにも、転職活動は必ず在職中に行うようにしましょう。
合わない担当者は変えてもらうことも大事
転職エージェントを利用していても、「なかなか転職先が決まらない」といった場合は、上手く自分の希望が伝わっていないかエージェントとの相性が悪い可能性があります。自分の希望が上手く伝わっていない場合は、もう一度転職の軸を見直してみてください。
また、エージェントとの相性やなんとなく振る舞いに違和感があるといったケースはすぐに担当を変えてもらうようにしましょう。
- 強引に転職させようとする
- 何度もしつこく電話してくる
- 担当者の経験が明らかに浅く、アドバイスが役に立たないと感じる
転職エージェントといってもノルマがあるので、担当者の中には自分の希望や条件を聞かず、強引に転職を促してくる人もなかにはいます。また、業界や転職サポートの経験が浅いと、ハイクラス転職を目指す人には向かないこともあります。
転職活動が長期化する恐れもあるため、合わないと感じたら早めに担当者の変更を申し出るか、ほかの転職エージェントを利用することも視野に入れておくといいでしょう。
30代におすすめの転職サービス比較
年収アップを目指したい30代前半〜30代中盤におすすめ
実績No1のリクルートエージェント
リクルートグループならではの業界トップの求人数を誇る総合型転職エージェントです。
転職成功実績 No.1で、優良な非公開求人も豊富、とにかく求人案件数は圧倒的です。
多くの求人企業の中から条件のよい求人案件を選べるので、年収アップ率も高いのです。
30代前半の売り手市場世代の転職なら、登録必須ですね。
Spring転職エージェント
世界シェアNo.1のアデコが運営する転職エージェントです。これまでの経験の有無にかかわらず必ず面談してくれるエージェントなので未経験転職に最適です。専門分野に通じたコンサルタントが少数の求職者を担当するため手厚いサポートが受けられます。
外資系に強く、内資系を含め質の高い求人が揃っていて、非公開求人も多いです。キャリアコンサルタントが企業と求職者どちらも担当するため、他では聞けない選考通過のポイントを聞けるのもメリットです。
特に強い分野および業界は、外資系企業全般、国内企業の海外営業職、管理部門、MR、ITエンジニアなど
※20代〜40代で、一都三県、東海地方、関西地方の転職者限定です。
転職サポートが充実しているtype転職エージェント
type転職エージェントは、一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の求人案件をメインに取り扱っている総合型転職エージェントです。手厚い対応が人気で、年収アップにも定評があり、30代までの求人に特に力を入れています。求人企業はマネジメント職、IT系職種、30代までの営業・管理部門求人が豊富な人材紹介会社です。
他社エージェントと比較すると案件豊富なのもあり、30代で未経験の職種に挑戦したい場合も期待できます。
年収の希望などもしっかりヒアリングしてくれます。東京・埼玉・千葉・神奈川限定ですがお薦めです!!
dodaエージェントサービス
定番の大手転職サイト「doda」の転職エージェントサービスは、親切で丁寧なサポートが人気です。dodaグルーブは、リクルートグループとは又別の求人案件が揃っていますので、求人の幅を広げるためにも併用登録しておくべきでしょう。
転職需要が高い30代キャリア人材なら、良質な求人情報を多数紹介してもらえますよ。
マネジメント経験を生かしたい30代後半におすすめ
エグゼクティブ専門 リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)
リクルートが運営する、年収600万円以上のエグゼクティブ専門の転職サイトです。一般的な転職サイトとは異なり、非公開求人を含めた中からヘッドハンターが求人を探してくれるのが基本なので、多忙なエグゼクティブも効率よく転職活動を進められます。もちろん、自分で求人検索することも可能で自己応募できます。
リクルートダイレクトにしかない求人案件も抱えており、グレードの高い案件も応募可能で、高収入を求めて中長期的な転職活動を求めているならおすすめといえます。
※全国対応、直近年収600万円以上の方のみの受付です。
世界最大級60年の実績ハイクラスエージェント ランスタッド
オランダで創業した世界最大級の総合人材会社でグローバルに60年間、毎年約20万人の転職サポート実績をもつランスタッド。管理部門(総務、人事、経理等)や経営・マネジメントポジションなど転職実績No.1で、ハイキャリア人材向けのハイクラス転職支援サービスが自慢です。
IT系専門職やコンサルタント職などのハイクラス求人も豊富です。大幅な年収アップや、キャリアアップのために、まずは登録して自分の市場価値を確認してみるのも良いでしょう。年収1000万超えを狙える求人も豊富なので、キャリアやスキルに自信のある年収500万以上の30代におすすめです。
※日本国内でも急拡大中で北海道から九州まで全国各地に117拠点があります。
ビズリーチ
基本は無料ですが、一部有料プランもあるハイキャリア人材向けのエグゼクティブ・高年収帯に特化した人材支援サービスです。ヘッドハントやスカウトが基本のサービスで、在職中から登録し、いい条件のオファーを待ちたい、忙しい30代ハイキャリア人材におすすめです。
マネジメント経験者・管理職や、レアなスキルの専門職など、ハイクラス向け求人に特化していて、登録には年収600万以上が目安となります。年収1000万円以上のハイクラスの求人が多く、中には2000万越えの求人案件もあります。
転職エージェントは、30代こそ上手に利用する必要があります。30代転職の目的別に転職エージェントの選び方をまとめています。おすすめの転職エージェントをランキング形式で紹介し、30代女性やフリーターに役立つ転職エージェントも紹介しています。
未経験の職種に転職したい30代におすすめ
リクナビNEXT
転職エージェントだけでなく併用登録しておきたい、リクルート運営の国内最大級の転職サイトです。更新頻度も高く、とにかく求人案件が多いので、チャレンジしたい未経験職種にガンガン応募することが可能です。35歳以上の転職にも強みがあり、スカウト機能で企業の人事や転職エージェントなどからオファーがあることもあります。
はたらいく
リクルートが運営する若手向け、中小企業とのマッチング向けの転職サイトです。20代・第二新卒・未経験応募可能な求人が多いので、未経験職種にチャレンジしたい30代前半ならギリギリOKかもしれません。
地域や地元密着型の求人が多く、応募が少ない求人なら30代でも熱意でチャレンジできるでしょう。登録しておくとスカウトがあるサービスもあり、30代だからと諦めないで登録してみる価値はありますね。
仕事と家庭の両立に悩む30代女性におすすめ
type女性の転職Agent
type女性の転職Agentは、年間10,000人以上の女性転職者を支援している転職エージェントです。25年以上の女性転職を支援してきたノウハウがあるので、復職やスキルに自信がなくて不安な方にはおすすめです。
また、type女性の転職Agentに掲載されている求人の80%は非公開求人といわれており、ほかの転職サイトやエージェントでは見つからなかった優良求人と出会える可能性も高いのもうれしいポイントです。女性に特化した転職サイトだからこそ、理想のライフプランに基づいた働き方に近づけます。
パソナキャリア
パソナキャリは女性向けというわけではありませんが、ハイクラス転職向けの転職エージェントです。大手や有名企業とのパイプも強く、「年収800万円以上」など転職によって年収アップを実現した人も数多くいます。
ほかにも、パソナキャリアはサポート力も手厚く、各業界に精通した専門のキャリアアドバイザーによるカウンセリングやマンツーマンでの書類添削、面接対策などを受けられます。「転職サポートが丁寧なところが良い」「転職後の年収アップを目指している」方はぜひ登録してみましょう。
レバテックキャリア
レバテックキャリアとは、おもにITやエンジニアに特化した転職エージェントです。おもに東京を含めた主要エリアを中心に、大手からベンチャー企業まで幅広い求人を取り扱っています。。
年3,000回以上の企業訪問によって、企業の内部事情や企業が求める人物像などを把握しているので、内定率を上げながら効率的に転職活動がしたい人におすすめです。キャリアアドバイザーの中には、実際にエンジニアとして働いた経験がある人も在籍しているので安心して相談できます。
実際、レバテックキャリアの利用者の60%以上は転職を機に年収アップを実現させており、キャリアアドバイザーの年収交渉力も高いと評判です。
仕事も育児も充実できるリクルートエージェント
日本最大級の転職エージェントで、求人数No.1、転職成功実績No.1の最大手リクルートエージェントです。人材のスペシャリストたちが集い、転職情報に詳しいプロが担当してくれます。
各業界事情に精通した470名以上のキャリアアドバイザーの履歴書や職務経歴書のまとめ方など応募書類の添削や面接対策アドバイスも実践的です、転職イベント・企業セミナーなど無料セミナーも充実しています。
リクルートエージェント自身も女性活用に力を入れていて、女性の優秀なキャリアコンサルタントが多いことでも知られています。最適なワーク・ライフ・バランスで、仕事も育児も充実できる仕事を見つけるなら最大手リクルートがおすすめです。
拠点も全国19箇所に広がっています。地方での地元採用求人にも強いため、Uターン・Iターン転職を目指す人にもおすすめです。平日夜や土曜日の面談も可能です。
LIBZ(リブズキャリア)
株式会社LIBが運営する、『リブズキャリア』は、仕事もプライベートも大切にしたいキャリア女性のための転職サービスです。
プロフィールを登録すると経験・スキルなどに興味を持った企業から直接オファー(スカウトメール)が届きます、また社風との自分の相性データを加味したマッチングをする「カルチャーマッチング機能」が、入社後ギャップの少ない企業を選別して応募ができます。
キャリアアップ・働き方改善・育児からの社会復帰など、ライフステージに合わせて納得のできる条件や希望の働き方ができる企業を見つけることができ、また、働くママにオススメの「自宅や保育園の最寄駅に帰りたい時間」から検索できる「帰れる検索」など、ユニークな機能があります。
またキャリアパートナーの丁寧なサポートがとても評判が良いです。
※全国対応。2022年2月に女性限定ではなくなりましたが、メインは女性向け求人です。
マイナビエージェント WomanWill
人材サービス大手のマイナビが運営する、働く女性のための転職エージェントです。
女性キャリアアドバイザーが立ち上げ、女性に特化した転職支援を女性キャリアアドバイザーが担当します。
女性特有のライフイベントに配慮したカウンセリングや求人紹介が自慢です。医療系や美容系の求人が多めですが、多様な働き方が可能な幅広い求人案件も多数揃っています。
※現在20〜39歳まで関東・関西在住の方限定です。
東京しごとセンター女性しごと応援テラス
東京都の女性正社員就職支援事業です。結婚・出産・育児・介護などの理由で離職し、再就職を希望する30歳から54歳までの女性を対象としたプログラムです。(その他の理由の方も可能)
また、子育てや介護と両立して働き続けたい女性の就職活動のサポートや職業紹介も行っています。
未経験でも挑戦できる正社員事務職の専門知識、就職活動の進め方、パソコン実習、さらに再就職経験者や人事担当者との交流会、職場体験までを組み合わせた5〜12日間の充実した研修を無料で受けられます。
随時説明・相談会を行っています。すべて無料ですので東京都で就職希望の方にはおすすめです!
女性の求人に特化した元祖とらばーゆ
女性の転職を「とらばーゆする」という時代もあった、大手リクルートグループの老舗の女性専用の転職サイトです。女性の転職情報ではNo.1で、女性向視点でのコンテンツ内容も充実しているので、転職希望の女性なら外せないサイトですね。
30代女性が転職を成功させるためには?仕事選びのポイントについて紹介
30代女性が転職を成功させるコツ
女性に強い転職サイトを選ぶ
転職サイトはたくさんありますが、それぞれ強みとしている年代や業界、サポートの充実度などは異なります。「大手の転職サイトに登録してるから大丈夫!」と思うのではなく、女性限定の転職サイトやエージェントを選ぶのがおすすめです。
女性に特化した転職エージェントでは、女性のライフスタイルに合わせた求人を紹介してくれる可能性が高いメリットがあります。たとえば「未経験でも転職できる」「産休・育休制度の取得実績がある」「女性比率が多い職場」など。エージェントも女性が多いので、細かい希望についても言いやすいのもうれしいポイントです。
女性への偏見がない企業を選ぶ
30代女性で転職を成功させるには、30代女性に対する偏見がない企業を選ぶのがもっとも効果的な方法です。30代女性に偏見がない企業とは具体的に、責任のあるポジションに女性がいるかどうかです。
たとえば、管理職やマネージャー職が独身の女性だったり、社長が女性だったりする会社などを指します。このような会社は、他の男性が中心となって会社づくりをしてる企業よりも女性への理解度が高い傾向にあります。求人情報を見るときや面接の際には、「女性の管理職はいますか?」「女性比率がどれくらいですか」と質問するといいでしょう。
ほかにもこれまでのキャリアを無駄にしない働き方が出来る企業や、キャリアアップサポート・資格取得支援制度がある企業を選ぶと良いでしょう。復職してからでも正社員として活躍できるのか、働き方の参考にできる女性はいるかどうかなどを確認してみてください。
家庭や子育てと両立できる求人を選ぶべし
30代女性の転職では子持ちやこれから出産を控えている方もいるでしょう。転職をする上で、家事や育児が両立できるであろう環境が整っているのかどうかはとくに気になるポイントだと思います。しかし、求人票だけ見ても「本当に家事と仕事が両立しやすいか」はなかなかわかりませんよね。
「女性が働きやすい!」といったキャッチコピーだけではなく、以下の特徴があれば比較的女性が働きやすいと言えるでしょう。
完全週休2日制
会社によっては休日出勤などがあるところもあるため、いつ休みかどうかを把握するのはかなり重要です。特に土日休みであれば、子どものイベントにも参加しやすいので、「土日は休みですか?」と聞くようにするよ良いでしょう。
短時間勤務や在宅勤務ができるか
短時間勤務や在宅勤務がつるされている企業であれば、子どもの年齢が小さくても送り迎えができるので安心です。しかし短時間や在宅勤務の場合、ほかの正社員の人と比べて給料が低くなるおそれがあるため注意が必要です。
またフレックスタイム制といったコアタイムさえ守れば、好きな時に出社して退社できる企業であれば給料の減額といった影響もそこまで受けにくいのでおすすめです。
産休・育休取得実績の有無
求人票で女性に優しい企業かどうかを確認するには、「産休・育休実績」の欄をチェックしておくといいでしょう。
反対に、産休・育休実績が全くないといった場合、「出産したら退職するという風潮が残っている」もしくは「会社自体が前時代的な社風である」「普段から勤務時間が長い」傾向にあるため要注意です。
産休・育休の実績が多ければ多いほど、女性が長く勤務できる会社だということがわかるので、育児をしながらでも確実にキャリアを積み重ねていきたい人にはおすすめです。
30代独身女性は「手に職」をつけるか「管理職」を目指すのがおすすめ
社会人経験もある程度あり、仕事の基礎が身についている30代は、実はよりスキルを高めるのに適した時期にあたります。もし転職を考えているのなら、「手に職」をつけたり、「管理職」を目指したりしてキャリアアップを図ることをおすすめします。
また、女性のキャリアを築きやすい転職先としては、女性の管理職の多い企業や資格支援が充実している企業を選びましょう。
もし、そこで上手くいかなくても、資格と経験が次の転職では役立つと考えるのもひとつの手です。自立した女性として、きちんと食べていけるか、どんな40代を迎えるかを真剣に考え行動できる最後のチャンスです。
まとめ
30代人材は転職においては売り手市場ですが、キャリアも年収も人それぞれに異なります。キャリアの有無や保有スキルにより、実際には転職に苦労するケースも少なくありません。マネジメント経験がない30代後半人材の場合は、応募できる求人もかなり少なくなってくるでしょう。特に未経験職やキャリアチェンジを考える30代なら、ポテンシャルで採用される20代の頃とは格段に厳しいシビアな現実があります。
転職エージェントにて、今までのキャリアの棚卸しとカウンセリングから転職の可能性や、自分の強みをプロに発掘して貰うことがポイントになります。30代転職では、幾つかの転職エージェントを併用登録して、サポートを受けながら活動することが基本です。転職サイトは補助的に考え、情報収集やコンテンツを参考にするために活用するのがおすすめです。
ハイキャリア人材なら別ですが、一般のケースでは40代になると転職はかなり難しくなります。できれば30代のうちに、転職を成功させておくことが大切です。
転職エージェントもさまざまあります。大手の転職エージェントに断られても、諦めずにトライしてみましょう。