新卒入社後3年目までなら第二新卒としての転職が可能で、「仕事を辞めたい」「転職したい」と違う会社で一からやり直いたいと考える人が増えています。第二新卒は一般的なキャリア転職とは異なり、未経験歓迎の求人もあるため、一般の転職と比べると、ポテンシャルや将来性での採用も期待できるのが、大きなポイントですね。
近年は、若手を積極的に採用する企業も増えているため第二新卒向けに特化した転職サイトも急増しています。実際のところ、第二新卒向けの転職サイトや転職エージェントって、どうなのでしょうか?
ただし、第二新卒という定義が決まっているわけではありません。この記事では、第二新卒の転職のメリット・デメリットやおすすめの転職サイトについて、情報をまとめてみました。
20代におすすめ転職エージェント22選!未経験・年収アップ・女性向けなど目的別まとめ
- 職種
- オールマイティー
- 公開求人数
- 200,034件
- 対応地域
- 全国
- おすすめ年代
- 20代~
第二新卒に実績のある、おすすめの転職エージェント
リクルートエージェント
転職実績No.1業界最大手の転職エージェントです。保有している求人数が最も多く、その8割が非公開求人で20万件以上あるのが特徴です。大手企業の案件も多数あり、大手に転職したいなら利用すべきエージェントです。
年間約1万人の第二新卒と接しているので、第二新卒ならではの、仕事に対する悩みや迷いなどにもキャリアアドバイザーがしっかりと相談に乗ってくれます。転職をすると決断する前でも、仕事に対する不安や迷いがあるときは今後のキャリアプランなど相談に乗ってくれます。
拠点も全国主要都市に19箇所あり全国を網羅しており、土日の相談が可能なのも有難いですね。
20代の転職に強いdoda
dodaはサポート力が高いと評判のエージェントです。大手企業をはじめ、優良企業の求人を豊富に取り扱っています。約80%が非公開求人で独占求人も豊富なので、他にはない希少な優良求人に出会える可能性が高いです。
全国に配置されたdodaの法人営業担当が、全国の大手上場企業など、多くの企業人事との接点を有しているため、未経験の業界を目指す方でも転職成功に導きます。dodaの利用者は幅広いですが、20代で転職成功している方も多いのは、未経験でものびしろを買われているという背景があります。
北海道から九州まで全国10箇所に拠点があり地方の求人も豊富で、各地で転職セミナー&転職相談会を多数開催しています。(オンラインセミナーあり)
※職種、年齢、経験を問わず、さまざまな方が利用し転職に成功しています。
UZUZ
UZUZは、第二新卒・既卒・フリーター・新卒向けの転職エージェントです。
これまで110,795名以上の就業サポートを行っており、人気・知名度ともに業界大手のサービスです。
サービスの特徴は、「一人ひとりにあったサポート」を受けることができるという点です。
これまで就業経験がない方などは、自分にはどのような仕事が合うのかが曖昧なことが多いです。
そういった方のために、UZUZには既卒・第二新卒の転職事情に詳しいアドバイザーがいるので自分に合った求人を紹介してもらえます。
面接練習やれ履歴書添削なども行ってもらえるため安心して転職活動を行うことができます
UZUZに関してさらに詳しく知りたい方は公式HPをチェック!
type転職エージェント
typeは人材紹介会社としての歴史が古いので、企業とのパイプが太く、年収交渉に強く
東京・神奈川・埼玉・千葉など関東メインの求人案件が豊富な転職エージェントです。1993年から長年転職市場の動向を分析しており、転職のノウハウがみっちりと凝縮されています。
キャリア・アドバイザーを含めても手厚いサポートを実施しており、type転職エージェント利用者の年収においては、約70%が前職よりも年収UPを実現しています。type転職エージェントは老舗企業ということもあって、求人企業は中小・ベンチャーが中心ですが、良質な求人が多く、非公開求人や独占求人も多数抱えており、IT・WEB関連、人材系、広告、金融業界などに特に強みがあります。
丁寧なキャリアカウンセリングに定評があり、未経験・異業種への転職についても親身なアドバイスが期待できますよ。東京・埼玉・千葉・神奈川限定ですがお薦めです!!
リクナビNEXT
リクルートが運営する、国内最大級の登録者数と転職実績数を誇る、超巨大転職サイトです。
圧倒的な求人数と質、第二新卒向けコンテンツの充実度から、登録必須の第二新卒向け転職サイトと言えるでしょう。情報収集のためにも、転職エージェントと併用して登録しておくべき転職サイトですね。
はたらいく
地元や地域に密着した求人が多い転職サイトで、第二新卒や未経験でも応募可能な求人が多いです。リクナビNEXTでも掲載してない、はたらいくにしか載っていない求人が93%を占めています。UターンやIターン転職や、地方で働きたい人向け、地域性の高い、地元密着型のリクルートの転職サイトです。地方で就職したい20代や、地元に帰りたいと希望する第二新卒にも、おすすめの転職サイトです。
20代なら就職Shop ブラック排除・書類選考なし
20代/第二新卒向けの就職支援サービスで、利用者の9割が20代です。就職決定者の7割が未経験なので、正社員経験がない人でも採用されやすいです。訪問取材した企業の正社員求人のみを紹介しているので、ブラック企業はあらかじめ取り除かれています。
専任のキャリアコーディネーターが個別面談をして、求人紹介から書類・面接対策までサポートしてくれるので、就職活動に関する知識が少ない方でも安心です。
※対応地域は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、京都府、兵庫県です。
面談は電話・リモートで対応しています。
ワークポート
ワークポートは人材紹介業界で18年以上の実績を持つ転職サイトです。第二新卒限定というわけではありませんが、未経験からの転職実績も豊富なので第二新卒からの転職や異職種にチャレンジしたい方にはおすすめです。
取り扱う業界としては、おもにIT・WEB系が強く、約45,000件以上の求人があり大手の転職サイトに引けを取りません。最近では販売・サービス系・医療系などIT系以外の求人も取り扱っています。
また、ワークポートでは「みんすく」と呼ばれる無料でエンジニアスキルが学べるスクールを運営しています。転職活動中でもエンジニアスキルが学べますし、スキルを身に着ければより選考でも有利にはたらくのでぜひ利用してみてください。
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは、株式会社neoキャリアが運営する、第二新卒や既卒、フリーター、高卒、中卒をターゲットにした転職サイトです。
プロのキャリアアドバイザーから書類作成や面接突破のコツ、就職相談まで一貫してサポートしてくれるので、「そもそも自分に合った仕事が分からない」「就職活動の仕方について詳しく教えてほしいといった方でも安心して利用できます。
取り扱っている業界はITや通信、サービス系、メーカー、職種なら営業や事務、エンジニアの求人が中心となっています。
第二新卒エージェントneoは20代限定の転職サイトのため、30代以降の転職の場合はほかのサイトやエージェントを利用するほうが良いでしょう。
いい就職ドットコム
いい就職ドットコムは、ブラッシュアップ・ジャパンが運営する、第二新卒や既卒、20代で正社員を目指す方にオススメの転職サイトです。
若手を積極的に募集している企業の求人を数多く取り扱ってはいるものの、独自の厳しい基準に満たない企業は掲載しないので質の高さも保証されています。たとえば、「離職率が高い」「残業時間が多い」「非正規雇用求人」「若手向きではない職場」などは除外されています。したがって、転職後の早期離職やミスマッチも低めだと評判です。
またいい就職ドットコムは、転職アドバイザーの対応も親身に行ってくれます。自己分析サービスなども設けられているため、「自分に合った仕事が分からない」「アピールポイントや強みを知りたい」人にはおすすめです。
ハタラクティブ
ハタラクティブは社会人経験がない方が正社員を目指せるサポートに長けた、第二新卒や既卒など未経験やスキルに自信がない方におすすめの転職サイトです。
利用者の90%以上は20代の若手で、かつ社会人経験の少ない人も正社員として採用されています。掲載している企業のほとんどはポテンシャル採用の求人なので、モチベーションが高い人であれば複数内定の可能性も充分あります。
ハタラクティブでは内定後のアフターフォローも整っており、働き方の条件交渉や見直しなどを代行してもらえます。転職サポートも充実しており、「担当者の対応が丁寧だった」「短期間で内定獲得できた」といった口コミも多数あります。
キャリアスタート
キャリアスタートは第二新卒や既卒、フリーターを専門にした転職サイトです。専門にしているからこそ、掲載している求人も第二新卒や既卒を積極的に採用しているので、内定率も高めと話題です。
またキャリアスタートが取り扱う企業には、大手企業や基本給や福利厚生、休日などが安定している優良企業への転職実績も多数あり、「未経験だけど大手企業に転職したい!」「ライフワークバランスを重視したい」といった方にもおすすめです。
キャリアスタートは基本的に全国エリアに対応していますが、拠点が東京にあるため東京や首都圏の求人が多い傾向にあります。したがって、地方住みの方やUターンIターンなどで地方での就職を考えている方にはおすすめしません。
転職サポートも丁寧であると評判なので、「細かい点までアドバイスしてほしい」「新卒で企業選びに失敗したので、じっくりとキャリアについて考えたい」といった方はぜひ登録してみてください。
マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’sは名前の通り、20代の転職に特化した転職サイトなので第二新卒の方にもおすすめです。
取り扱っている業界や職種の幅も新卒向けのサイトと同じくらい幅広いのも特徴で、以下のものが挙げられます。
- IT
- メーカー
- サービス
- 商社
- マスコミ
- 金融
- コンサルティング
- 不動産
- 物流
- 公的機関
また、マイナビジョブ20’sに掲載されている求人の8~9割は非公開求人だとされており、「ほかの転職サイトではなかなかいい求人に出会えなかった」「いつも書類選考で落とされてしまう」といった方は利用してみてください。
「自分に合った仕事が分からない」「自分の強みについて知りたい」方は、マイナビジョブ20’sには適性検査があるのでぜひ利用してみてくださいね。
DYM就職
DYM就職は第二新卒や既卒、フリーターなど、社会人経験がない方におすすめの転職サイトです。各企業とのパイプが強く、書類選考が免除された特別選考へのチャンスも用意されているので内定までのスピードも速いと評判です。実際、中には1週間で内定を獲得した人もいるといわれています。
サポートも手厚く、書類の添削から面接の練習だけではなく、ひとりひとりのキャリアプランについてもじっくり相談できるのもうれしいポイントです。DYM就職は18歳~35歳までが利用できるので、「年齢は高めだけれど、スキルや経験、学歴に自信がない」といった方でも安心して利用できます。
DYM就職では、定期的に転職イベントや企業とのマッチングイベントなども積極的に開催されているので、「とにかく早く転職したい」かたは相談してみるといいでしょう。
パソナキャリア
パソナキャリアは第二新卒に特化しているわけではありませんが、大手人材派遣会社パソナグループが運営しているだけあって求人数が豊富なので登録しておくといいでしょう。とくに非公開求人数が多く、きちんと事前に問い合わせをおこなったうえで掲載されているので安心です。
またパソナキャリアは、企業ごとの選考通過事例の分析や書類添削のサポートによって、書類選考か通りやすい傾向にあるといわれています。「なかなか書類選考が通らない」といった方は一度アドバイスをもらうのがいいでしょう。ほかにも、担当者のレスポンスの速さや対応もいいといった口コミも多く、親身に相談に乗ってほしい方にはおすすめです。
「第二新卒だけどより好条件で働きたい」「自分の適性をプロの視点から教えてほしい」方はぜひ登録してみて下さい。
マイナビエージェント
新卒での就活で95%以上の学生が登録するマイナビグループの転職エージェントです。
20代〜30代の転職に強みがあり、クライアント企業との人事担当者とも太いパイプを持っています。転職業界では5本の指に入る大手ですが、登録者一人一人を大切にした親身なサービスが評判なので、未経験転職の相談もしやすいですね。転職の進め方、転職で遭遇するさまざまな悩みを、キャリアアドバイザーが解決に向けて支援してくれます。
マイナビエージェントは、利用者の満足度が高く、利用者の96.4%の人が「満足」と答えています。
首都圏・関西圏を中心に大手上場企業から人気ベンチャー、優良企業など豊富な求人がありますが公開求人はごく一部で、約80%が非公開求人です。
転職のプロがカウンセリングで、自分の強みの生かし方やスキルの確認、効率的な転職活動についてアドバイスしてくれます。キャリアアドバイザーの客観的なアドバイスで、自分では思いつかない新しい選択肢が見つかることもあります。
※現在、首都圏・関西圏に在住の20代〜30代のみ受付中です。
第二新卒の転職はメリットが多い
第二新卒から転職なんてできるのと不安な方もいますが、実は第二新卒は需要が高いともいわれています。ここでは第二新卒の転職事情や転職するメリットについて解説していきます。
第二新卒の人材価値
即戦力を求める転職市場においては、第二新卒の企業経験はキャリアとしては大したウリにはなりません。同じ土俵でキャリアのある人材と競うのは難しいですが、他の企業の色や社風、凝り固まった考えに染まってない、「伸びしろ」が魅力です。
第二新卒は若くフレッシュですが、社会人としての基礎的な素養があり、新卒採用よりも最低限のビジネスマナーを身につけていると、企業側は考えています。
つまり社会人教育の研修などを省けることは企業にとってメリットで、新卒とは別枠で採用している企業も少なくありません。その反面で何も知らない新卒者よりも、即戦力に近いスキルを期待されるのが第二新卒です。
スキルや能力が重視されにくい
第二新卒からの転職は社会人経験が浅い分、一般的な中途採用よりもスキルや能力が重視されにくいといった特徴があります。つまり、新卒ほどではないにしろ、基本的には個人のポテンシャルの高さが重視される傾向にあるといえるでしょう。
ただし一方で、第二新卒からの転職は言い換えればスキルや経歴をアピールできない分、自分の強みのアピール方法や伝え方が重要になっていくため注意しなければいけません。
「自分の長所が分からない」「新卒の就活で失敗してしまった」といった方は、エージェントなどを利用して今後のキャリアプランも含めて相談してみるのがおすすめです。
未経験の職種にチャレンジしやすい
第二新卒は20代がほとんどなので、未経験の職種にもチャレンジしやすいといったメリットがあります。一般的には30代~40代以降になると全くの未経験だと難しく、マネジメントスキルなどが必要になるといわれています。
しかし第二新卒だと、エンジニアなどの専門的な知識を要する業界や職種でも将来性があると採用される確率が高めです。
したがって、やりたいことが決まっている方であれば、なるべく20代のうちにキャリアチェンジしておく方がいいでしょう。
同業界への転職では即戦力として採用されやすい
第二新卒では未経験からのキャリアチェンジもできますが、同業界の場合だと研修やスキルがある分、即戦力としてより採用されやすい傾向にあります。
実際、第二新卒者の中には「仕事内容には不満はないけれど、人間関係がきっかけで辞めてしまった」といった方も少なくありません。もし同業界への転職を考えているのなら、新卒で学んできたスキルや経験などをアピールすると好印象を残せるはずです。
第二新卒から転職する際のデメリット
第二新卒からの転職はメリットもたくさんありますが、一方でデメリットもいくつかあるため注意しなければいけません。
たとえば今回は第二新卒向けの転職サイトや転職エージェントについてご紹介してきましたが、なかには第二新卒向けではない企業や業界もあります。理由としては会社によって異なりますが、「第二新卒よりも新卒として一括採用したい」などが考えられます。
また新卒としての在職期間があまりにも短すぎるとなると、「忍耐力がないのではないか」「自己分析や就活をきちんと行っていないのでは?」とマイナスイメージに働く可能性もあります。
不本意に企業に対してマイナスイメージを与えないようにするためにも、なるべくポジティブな理由で辞めてしまったことを伝える工夫をするようにしましょう。
第二新卒向けの転職サイトの選び方
第二新卒向けの転職サイトが増えている
終身雇用制の崩壊により、一生を同じ企業で定年まで勤めあげるというケースは貴重となっています。
中途採用や転職も珍しくない時代ですが、近年は新卒で就職後に数年で退職する人も激増していますね。新卒時の就職活動では見えなかったミスマッチなどが増えている傾向もあり、厚生労働省の「新卒の離職状況」によると大学卒業者の約30%が3年以内に何らかの理由で離職する第二新卒となり、年々増加しています。
キャリアを積んでいない新卒離職者が多くなり、企業側も積極的に若手の採用意欲も高いため、第二新卒の人材市場は拡大中です。企業側から見た第二新卒採用のメリットは以下の通りです
・基本的なビジネスマナーや働き方のノウハウを持っているので基礎研修などをする必要がなく教育するためのコストが削減できる
・まだ以前に勤めていた企業のカラーに染まっていないので、新卒と同様に指導・教育しやすい
・若く、体力や吸収力もあるポテンシャルの高い人材
以上の3つの理由で、転職市場で第二新卒に対する企業側の期待感は概ね高く、企業によっては第二新卒の定義を広げ、「30歳以下はすべて第二新卒」としているところもあります。
実際、現在の仕事や待遇に不満を抱ききつつ我慢して今の会社に留まっても、年齢と共にスキルや経験が重視されるようになり、次回転職しようと思ったときには転職の選択の幅が狭まってしまうことにもなりかねません。
そこで、将来的なキャリアアップ、報酬アップを目指し転職を検討する第二新卒の方は、今がキャリアチェンジのチャンスと捉え、是非前向きに転職を検討してみてはいかがでしょうか?
現在では第二新卒向けの転職サイトや転職エージェント、若手向け人材サービスも充実してきました。若年層や第二新卒向け転職サイトも数多くありますが、新卒での就活時と同様の間違いを犯さないように、転職サイトや人材サービス選びが大切です。
第二新卒が転職で成功するポイント
転職は人生の分岐点でもある大イベントです。失敗しないためにも事前の対策はしっかりとしておきましょう。今回は第二新卒の転職・成功のポイントについて以下に紹介します。
情報収集
第二新卒の転職で1番多い失敗は、情報収集不足によるミスマッチです。正しい企業情報を把握できていなかったため、実際に働いてみるとブラック企業と同様に悪環境でイメージとは程遠く、またすぐに辞めてしまうケースも少なくありません。
このようなミスマッチを防ぐために、希望する業界・業種の市場動向や転職希望先の企業情報など必要情報をしっかりと収集することが大切です。
自己分析
上述したように第二新卒は、若さやポテンシャルの高さ等、転職に有利な点はたくさんあります。反面、「またすぐに辞めてしまうのではないか」と危惧される傾向があるので、自分のスキル・経験に加え、仕事に対する意気込みも明確にアピールする必要があります。
そのために客観的に自己分析をして「自分の強み」や「転職先で生かせるスキル・経験はどんなことか」を明確化しておく必要があります。そして、「自分が入社することで会社に与えられるメリット」や「自分のキャリアビジョン」についてもしっかりとアピールできるようにしておきましょう。
第二新卒からの転職で年収アップを目指すコツ
第二新卒からの転職でスキルや経験がなくても、年収アップは充分目指せます。ここでは第二新卒からの転職で年収アップを目指すコツについていくつかご紹介します。
自分の市場価値を把握する
自分の市場価値を正しく把握しておけば、第二新卒でも優良企業でも採用される可能性があります。反対に、自分の市場価値を知らないままただ転職活動を進めていると、企業から見定められたりブラック企業に転職する恐れもあるため要注意です。
ほかにも、自分の市場価値を把握するメリットには以下のものが挙げられます。
- 自分の適正年収がわかり、企業選びの基準になる
- 転職時に年収交渉ができる
- 自分の不足しているスキルや身に着けるべき知識を認識できる
- 長期的なキャリア形成が立てやすくなる
「社内ではそこまで評価されていなかったけれど、一般的に見るとアピールできるものだった」なんてケースも少なくありません。自分のスキルに見合った年収が具体的にわかれば、より好条件の企業が見つかる可能性もぐっと上がります。
なお自分の市場価値を知るには、転職サイトやエージェントに登録してこれまでの職務経歴を入力したり、直接キャリアアドバイザーに相談してみるといった方法があります。
大手企業に転職する
転職によって年収アップを実現する人の多くは、会社の規模が大きいところに転職している傾向があります。第二新卒でも一通りの業務を理解していれば、中途採用ほどではないにしろ大手企業でも即戦力として採用される可能性もあるためチャレンジしてみるのもひとつです。
大手企業は年功序列なので、順当に働いていれば徐々に給料が上がっていきます。ほかにも福利厚生や待遇、手当などが充実しているので業界や会社として安定しているのもおすすめポイントです。
ただし、大手T企業では業務が細かく分かれている関係で仕事の範囲が限られていることも多く、「裁量の広い職場で働きたい」人はベンチャーや中小企業で働く方が向いているかもしれません。
必要なスキルを身に着ける
未経験からの転職や自己分析で不足しているスキルがあるとわかれば、資格取得やスキルを身に着けてから転職するのもひとつです。例えば、ITエンジニアや営業関連、WEB関連の仕事は資格やスキルがあればあるほど優遇されやすい傾向にあります。
もちろん未経験からでも転職ができる企業もありますが、すぐに転職したいわけではない方やなかなか内定が決まらない方は独学でもスキルや知識を磨いておくことをおすすめします。
第二新卒向け転職サイト・転職エージェントの活用方法
転職活動にも様々な方法がありますが、偏った情報収集や情報収不足は失敗の元です。そこで、おすすめしたいのが転職サイト・転職エージェントの活用です。今では、転職サイトや転職エージェントを活用した転職活動がメインとなっていますが、両者それぞれの特徴があるので下記に紹介します。
転職サイト
転職サイトはWeb上で幅広い求人情報を提供するサービスなので、1人でコツコツと求人を探し、自分のペースで積極的に活動できる人に向いています。
転職エージェント
転職エージェントは、キャリアアドバイザーからの求人紹介や面接対策、履歴書・職務履歴書の添削等、幅広い視野での転職活動のサポートを受けられるサービスです。求人数は転職サイトに劣りますが、転職活動が初めてで何をすればよいのか分からず転職のノウハウを教えてほしい人や1人で地道に転職活動をするのが苦手な人におすすめです。
第二新卒向けの転職サイトがおすすめできない場合もある
第二新卒向けの転職サイトや転職エージェントは、元々は若年層の既卒・フリーターが正社員を目指すための就職サポートをメインとしているケースが多いのです。
既卒での就職浪人やフリーター人材と、厳しい就活を乗り越えた経験のある第二新卒とは、ベースとなる部分が大きく異なります。
第二新卒は新卒入社後の社内研修等でビジネスマナーも身についていますので、正社員を目指すための意識改革や生活改善などの就活サポートは不要ですよね。
若年層向け・第二新卒向けとされている転職サイトでは、求人案件も中小企業の営業ばかりが目立つのも求人の質としては残念な部分で、正直物足りないです。
第二新卒からの転職はエージェントの利用がおすすめ!
第二新卒なら転職エージェントの利用がおすすめです
第二新卒は新卒での就活時とは異なり、ポテンシャルだけの採用を期待するのは甘いです。
新卒にはない将来性をいかにアピールできるか?が重要になります。
転職エージェントでは自分自身では分からない自身の強みや隠れた方向性などを、キャリアカウンセリングでしっかり把握して、マッチする求人案件を紹介してくれます。
キャリアカウンセリングから履歴書・職務経歴書の添削や面接対策、応募企業との交渉やスケジュール調整までサポートして貰えるのも、有難いですね。
サポート体制が充実した、第二新卒向けの転職エージェントは利用価値が高いです。
第二新卒に大手転職エージェントをおすすめする理由
第二新卒向け転職サイトや中小の転職エージェントよりも、大手の転職エージェントの方が求人の数も多く、質が高いです。第二新卒の転職活動は新卒での就活とは異なり、ポテンシャル重視でありながらも社会人経験やビジネス感覚も重要な採用ポイントになります。
大手転職エージェントは、社会人の転職に特化しているので第二新卒向けのサポートも適格で、レベルの高い優良企業への転職も可能です。第二新卒向けのサポート体制をとっている大手転職エージェントも多く、大手ならではのブランド力で、企業への推薦や入社交渉も期待できますね。
一般の転職サイトは第二新卒の転職に役立つ?
転職サイトは、求人が公開されており登録すると自由に閲覧できるので、活用する価値はあります。ただし転職サイトではサポートが無く、全て自力で転職活動する必要がありますし、求人の質は大手の転職エージェントの方が高いです。
新卒での就活時には、情報不足や内定への焦りからミスマッチがあり、ブラック企業に入社してしまうケースもあり、数年で退職に至ることも致し方ないでしょう。ただし、同じ失敗を繰り返すことはできませんよね。
内定を確保するには、書類作成や面接対策など、転職のプロのアドバイスやサポートが、特に重要になってくる部分です。「早期の退職理由」と「志望動機」を応募企業に納得できる説明をひねり出すのは、自力ではなかなか敷居が高いです。
失敗を回避するためにも、転職エージェントを利用して情報収集を行い、ブランクは短く速やかに転職することがおすすめです。転職エージェントでプロのサポートを受け無駄な応募を避けることで、転職活動の長期化やミスマッチを事前に防ぐこともできます。
ハロワなどの公的機関は第二新卒の転職に使える?
ハローワークなどの公的な求人サービス機関は、求人する企業側も無料で利用できるため、転職サイトよりも中小企業や個人商店などが多く、求人の質が低いです。中にはブラック企業が含まれている場合もあり、お役所仕事なので求人内容のチェック体制が甘いのも事実です。
ハローワーク職員も公務員でお役所感覚ですし、公務員以外は派遣や契約スタッフでプロ意識は無く職員の質も低いため、あまりおすすめできません。
大手をメインに複数の転職エージェントに登録し併用して活動しましょう。
転職サイトで求人情報を適宜チェックしながら、有効活用するのがおすすめです。
まとめ
第二新卒として転職活動するのは、決して珍しいことでは無くなりました。
ただし、新卒での就職活動が上手く行かなかったのは間違いありませんし、一度失敗したという事実は経歴に残ります。同じ失敗を二度も繰り返すわけにはいきませんので、第二新卒なら転職エージェントを利用して、確実に転職を成功させることが大切です。
第二新卒にも在職期間や経験値によって状況はいろいろですので、まずは転職エージェントでしっかり相談してみましょう。第三者の分析やプロ目線でのカウンセリングは、本当に貴重ですし、自分では見えなかった新しい世界がきっと開けるはずです。
若手に特化した中小の転職エージェントよりも、信頼できる大手転職エージェントを幾つか併用登録してガンガン活動しましょう。更に、必要に応じて転職サイトで情報収集し、有効に活用することがおすすめです。
スペック的に既卒やフリーターに近い第二新卒であれば、変なプライドは捨てて真剣に活動していくことも大切です。離職している場合は、無職期間・ブランクを長期化させないようにしましょう。
新卒での経歴は無かった事にはなりませんし一生ついて回りますが、キャリアを構築し直すことは可能です。第二新卒からの転職を、ぜひ成功させてください。