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社会人経験がある高卒での転職は、学歴が不利にならない求人ならあまり影響されることはありません
「高卒での転職は厳しい」とたびたび言われます。確かに高卒の人は、大卒と比較して応募できる求人が限られています。
しかし実際には多くの高卒者が転職市場で成功を収めています。
転職成功の鍵は高卒者向けに特化したサポートを提供する転職エージェントの利用にあります。
ここでは、高卒者が転職を成功させるための転職サイトを10選紹介し、それぞれの特徴や利点を詳しく解説します。
以下に紹介するサイトは高卒者特有のニーズに応え、キャリアアップや正社員への転職をサポートする機能を備えています。
初めての転職で不安を感じる方や社会人経験が少ない方向けのエージェント、20代のフリーターから正社員を目指す方、また30代や40代でもキャリアチェンジを考える方に適したサービスがあります。
転職サイトは高卒の学歴に関わらず、経験・スキル・個人の状況に合わせた求人を提供し、一人ひとりの転職活動を全力でサポートします。
高卒という学歴がハンディとなることなく能力や経験を活かして新たな職場での活躍を実現するために、転職サイトが力強い味方となります。
- おすすめの転職サイト・エージェント
- 利用動向
- おすすめの職種・業種
20代おすすめ転職エージェント22選!未経験・年収アップ・女性向けなど目的別まとめ【2024年最新】
- ハイクラス・ミドルクラス層向け転職エージェント
- キャリアを活かせる好条件の求人が多い
- 外資系・日系大手企業に強い
- ハイクラス転職/管理部門の転職に強い
- 累計転職支援実績59万人(2024年5月時点)
- 30~45歳の転職成功者多数
高卒におすすめの転職サイト・エージェント10選
高卒の方の中には、「大卒じゃないし学歴に自信がないから転職できるかわからない」「自分のアピールポイントが分からない」と不安な方も多いのではないでしょうか?
ひとりで転職活動をするのが心もとないといった方はサポートが充実している転職サイトやエージェントを利用するのが一番です。
そこでここでは、学歴に自信のない高卒の方でも使いやすい転職サイトやエージェントについていくつかご紹介します。
doda
dodaはパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの転職サイトです。
全国の求人にも対応しているので、地方での転職を考えている方やUターン・Iターン転職を考えている方にもおすすめ。
求人数がとにかく多く、「エージェントサービス」や「スカウトサービス」の質が高いと評判です。
求人紹介だけではなく、書類添削や面接対策、面接日・入社日の調整などを全面的にサポートしてくれるので、狙いたい業界がある方やひとりで転職活動を進めるのが不安な方でも安心。
基本的に幅広い職種を取り扱っていますが、中でもとくにIT・エンジニア関連の求人数が約20,000件以上と集中しているイメージがあります。
またスカウトサービスでは、「面接確約オファー」と呼ばれる通常の書類選考が免除された特別選考も用意されているので短期間で決めたい人はぴったりです。
自己分析や年収査定などのツールもあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
リクルートエージェント
求人数 | 約400,000件(非公開求人は約300,000件) |
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特徴 |
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リクルートエージェントは大手人材会社「リクルート」が運営する、国内最大手の求人案件数を誇る転職エージェントです。
求人数・非公開求人がとにかく多く、大手~外資系企業まで幅広い優良企業があると話題です。
また第二新卒や20代~30代の若手からハイクラス求人まで対応したエージェントなので、「経験やスキルに自信がない」高卒の方でも親身になってサポートしてくれるでしょう。
大手ならではの強いパイプがあるからこそ、豊富なクライアント企業と詳しい内部情報まで網羅しているといった強みを持っています。
とくにリクルートエージェントでは、選考段階や年収交渉といった交渉力に長けているといった口コミが多数寄せられています。
実際リクルートエージェントの利用者の早期退職率は低く、入社後のミスマッチも少ないといわれています。
短期で転職先を決めたい方はぜひ登録しておくといいでしょう。
マイナビエージェント
求人数 | 約64,000件(非公開求人は約18,000件) |
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特徴 |
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マイナビエージェントは20代~30代の利用者が多く、高卒から転職を考えている方にもピッタリの転職サイトです。
おもにIT・WEB・ゲーム・金融・メーカー・医療などの業界に強く、アドバイザーも専門のスタッフがつくので的確なアドバイスを期待できます。
カウンセリングによって自分の強みやアピールの仕方、効率的な転職活動の進め方などを教えてもらえるので、「何から転職活動を始めればいいかわからない」「どうアピールしたらいいの?」といった方にもおすすめ。
ひとりひとりに合った求人を紹介してもらえるので、マイナビエージェントはオリコン顧客満足度もナンバーワンといった確かな実績があります。
また大手や有名企業などの取り扱いも豊富にあるので、高卒出身でも経験やスキルがあれば充分年収アップ・キャリアアップが目指せます。
非公開求人も多いので、ほかのサイトにはない求人と出会いたい方はぜひ使ってみてくださいね。
リクナビNEXT
求人数 | 約100,000件以上 |
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特徴 |
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リクナビNEXTは転職成功実績30万人、転職者の約8割が実際に利用する大手の求人サイトです。
更新頻度も高く、毎週約1,000件以上の新着求人が掲載されているので新しい求人や情報を手に入れたい方は登録しておくといいでしょう。
また「スカウトサービス」があり、自分のプロフィールや経歴を登録しておけば提携エージェントから特別求人のオファーが来ます。
すぐに転職する予定がない方でも自分の市場価値について知れますし、現職が忙しくてなかなか転職活動に時間が割けられない人も効率的に進められるのでおすすめです。
サイトには転職活動を成功させるために役立つコラムやツール、「女性が働きやすい職場」「第二新卒向けの求人」などで特集も組まれているので興味のある方はチェックしておくといいでしょう。
ハタラクティブ
求人数 | 約3,000件 |
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特徴 |
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ハタラクティブは既卒や第二新卒、フリーター、ニートなど、学歴や職歴に自信のない方におすすめの転職サイトです。
求人自体も「未経験OK」「学歴不問」「正社員登用前提」といったものが多いので、高卒だけれど安定した企業で働きたい方は登録しておくといいでしょう。
職種としては、主に営業・事務・WEBデザイナー・施工管理・軽作業などをメインで取り扱っています。
転職サポートも充実しており、書類添削や面接対策、企業ごとの対策なども二人三脚でしっかりフォローしてくれます。
また、ハタラクティブでは実際に取材した企業のみ掲載しているので、職場の雰囲気や内部情報なども詳しいといわれています。
「ほかの転職サイトでは、職歴や学歴により派遣や契約社員ばかり紹介されてしまった」方はぜひ使ってみて下さい。
ただし、ハタラクティブは30代以降の転職には対応していないので注が必要です。
就職Shop
求人数 | 非公開 |
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特徴 |
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就職Shopは「株式会社リクルート」が運営する、フリーター・既卒の方向けに正社員求人を紹介する転職サービスです。
これまでの利用者は13万人以上で、利用者の約9割は20代がメインなので若手向きの転職サイトだといえるでしょう。
取り扱う求人は基本的に未経験者が対象となっており、学歴・職歴・社会人経験不問でも採用してもらえるものばかり。
なかには、高卒・中卒から入社した方もいるといわれています。
また就職Shopでは書類選考なしでそのまま面接に進めるので、「自分の経歴や学歴に自信がない」「書類選考に自信がない」方にもおすすめです。
首都圏や関西の一部(大阪・京都・神戸)に就職Shopの店舗があるので、興味のある方はまず無料の面談を予約してみるといいでしょう。
ワークポート
求人数 | 約68,000件 |
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特徴 |
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ワークポートはこれまで18年以上にわたって人材紹介をおこなってきた確かな実績のある転職サイトです。
おもに第二新卒や未経験からの転職実績が多数なので、高卒で学歴に自信のない方や異職種へチャレンジしたい方にはおすすめ。
業界としてはITやWEB系に強く、求人数だけで言えば大手の転職サイトに引けを取らないほどです。
またワークポートにある「みんすく」では、無料でエンジニアスキルが学べるスクールなども運営しています。
現在転職活動中でも自分のペースで学べますし、エンジニアスキルさえあれば転職活動時でもアピールにつながります。
「手に職をつけたい」「少しでも転職活動で有利になりたい」方はぜひ利用してみてくださいね。
就職カレッジ
求人数 | 非公開 |
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特徴 |
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就職カレッジは、フリーター・大学中退・既卒・第二新卒の方向けの、未経験の強い就職・転職サポートエージェントです。
就職エージェント部門においても、「自分に合う仕事が何かを一緒に考えてくれると思う」「就活が初めての方におすすめしたい」「安心して相談できると思う」の3冠を達成しています。
20社の集団面接会や書類選考なしで面接できる選考もあり、最短2週間で内定獲得ができるケースも!
「できるだけ早く就職先を決めたい」「いろんな企業と出会いたい」方にはおすすめです。
また就職カレッジでは、無料の就職講座も受けられます。
就職講座ではおもにビジネスマナーや自己分析・企業研究の仕方、履歴書や面接の個別対策などを学べます。
実際、無料の就職講座を受けた人は80%の高い内定率を実現しているといわれています。
サイトには、フリーター・ニート・既卒・第二新卒・大学中退・高卒・中卒・新卒・社会人などに分けて、転職のコツについて紹介しているのでチェックしてみて下さい。
DYM就職
求人数 | 非公開 |
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特徴 |
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DYM就職は第二新卒や既卒、フリーターなど、社会人経験がない方におすすめの転職サイトです。
企業とのパイプが強いので、書類選考が免除された特別選考へのルートが用意されているのが特徴です。
内定までのスピードも早く、実際1週間程度で内定獲得を実現した人もいるといった口コミもあります。
またDYM就職ではサポートも手厚く、書類添削や面接対策だけではなく、長期的なキャリアプランにもついてもきちんと相談に乗ってくれます。
すぐに決まるだけではなく、入社後のキャリアについても一緒に考えてくれるので、ミスマッチも低め。
東証プライム上場企業からベンチャー企業まで幅広い企業を紹介してもらえるので、「ひとりで転職活動を進めるのが不安」な方はぜひ登録してみてください。
アイデムスマートエージェント
求人数 | 約12,000件 |
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特徴 |
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アイデムスマートエージェントは株式会社アイデムが運営する、未経験・第二新卒・社会人経験3年以上・管理職・専門職の方などあらゆる転職者に対応したエージェントです。
求人エリアは主に関東7県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・群馬・栃木)、関西6県(大阪・京都・奈良・和歌山・滋賀・兵庫)です。
取り扱う職種としては、おもに営業や事務、ITエンジニア、クリエイティブ、技術系、医療、専門職系などが挙げられます。
ポテンシャル層~ミドル層向けの「一般登録型」、ハイクラス層~エグゼクティブ層向けの「サーチ型」があり、高卒でも最適な求人を紹介してもらえます。
ほかにも、「ポジションサーチ型」と呼ばれるこれまでの経歴を活かせる職場を紹介してくれるサービスもあり、レア求人との出会いを求める方にはうれしいポイントです。
第二新卒におすすめの転職エージェント&転職サイト15選!年収を上げるコツとは?
高卒におすすめの転職エージェント
高卒のフリーターにおすすめの転職エージェント
高卒のフリーターにおすすめの転職エージェントは、DYM就職です。
高卒30代におすすめの転職エージェント
高卒30代におすすめの転職エージェントは、dodaです。
高卒40代におすすめの転職エージェント
高卒40代におすすめの転職エージェントは、リクルートエージェントです。
高卒で転職サイトを利用する動向
転職は「高卒」より「社会人経験」が重要
企業が中途採用の人材に求めるのは即戦力です。
新卒は実務経験がないので学歴で判断するしかありませんが、最終的に企業が求めているのは学歴よりも、仕事に役に立つ経験やスキルです。
高卒の学歴をネガティブに捉えず、経験やスキルでアピールすることが大切です。
既に社会人経験がある場合には、前職で得たスキルや経験を前面に押し出したほうが効果的ですし、自然です。
新卒や既卒でない限り、転職活動では高校で学んだことをアピールする必要はありません。
高校で得た知識は仕事では役に立たないこともあります。
それよりも、実際に仕事をして得た経験をアピールしたほうが採用される確率が高いです。
社会人経験があるなら転職エージェントを利用するのが一番
転職を考えている人で転職サイトを見ている人は多いですが、その中で「エージェントを利用していない」という人も見かけます。
確かに転職サイトは気軽に求人を探すことができて便利ですが、それだけでは転職が決まるまでに時間がかかってしまいます。
転職を短期間で効率的に進めるためには、転職エージェントも併用して利用することをおすすめします。
転職エージェントとは、企業と就職希望者をマッチングしてくれるもので、転職サイトなどには載っていない非公開求人も紹介してくれるサービスです。
履歴書の添削や面接対策も行ってくれるため、学歴が不安で面接に自信が持てないという人にもおすすめです。
転職エージェントを選ぶポイント
スムーズに転職活動を行うためには、学歴に捉われず、スキルや職歴を重視してサポートしてくれるエージェントを選ぶことも成功のポイントです。
高卒者の転職実績が豊富なエージェントや、20代のまだ経験が少ない人に向けて展開している20代向けのエージェントを選びましょう。
さらに、学歴による転職後の給与差など、待遇についても相談・交渉できるエージェントならベストです。
高卒おすすめ転職エージェント・転職サイト15選【社会人経験あり】
転職サイト・エージェント | 特徴 |
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type転職エージェント | ・転職ビジネスの老舗なので企業とのコネクションが強く、繋がりがある企業は大手からベンチャーまで幅広い ・支援が手厚く丁寧なので、高卒の転職希望者にもおすすめ ・最大手に比べると小規模で、都市部以外の求人が少ない |
リクルートエージェント | ・求人数が最多で、非公開求人が75%以上 ・ハイキャリアからロースキルまで幅広い求人を保有。高卒OKの求人も1,000件近い ・多くの企業の情報を網羅しているので、面接・書類対策にも強い ・交渉力が高く、条件交渉に有利 |
doda | ・大手転職サイト。国内規模No.2のdodaエージェントサービスにも登録でき、非公開求人も閲覧、応募できる ・求人数が多い。80~90%が非公開求人 ・コンサルタントの専門性は低いが、書類対策が充実している |
マイナビエージェント | ・求人の80%が非公開求人で、独占優良求人も多い ・優良求人が多いのに最大手より登録者が少なく、高卒でもよい求人を紹介してもらえる可能性が高い ・営業職、ITエンジニア、メーカーに強く、地方求人もそこそこ多い ※現在20〜39歳まで関東・関西在住の方限定です。 |
パソナキャリア | ・求人数25,000件以上で、70%が非公開求人。独占求人も多い ・利益重視の大手に対し、社会貢献を重視しており、求職者の満足度が高い ・企業の満足度も高いので、優良求人が集まりやすい ・サポートが親身で、高卒でも利用しやすい ※現在24〜45歳程度で関東・関西・東海在住の方限定です。 |
リクナビNEXT | ・最大手の転職サイトで、転職する人の多くが利用している ・レジュメを登録することで、企業からのスカウトが受けられる。求人の質もよい ・情報量が多く、充実していて活用しやすい ・求人が幅広く、高卒で応募できる求人も多い |
転職サイト@type | ・求人数は他の転職サイトより少なく、2,300件程度だが、エンジニアの求人数はNo.1 ・希望条件に合う求人がメールで届くマッチングサービスとスカウト機能があり、効率的に求人を探せる ・エンジニアの求人を探したい人にはおすすめ |
マイナビ転職 | ・約8,290件の求人があり、82%が独占求人 ・幅広い業界の求人を掲載し、スカウト機能もある ・職種別職務経歴書の見本など、転職ノウハウのコンテンツが充実 ・キャリアアドバイザーによる職務経歴書の添削が受けられる(1回まで) |
エン転職 | ・エン・ジャパンが運営する転職サイト ・100%独自取材なので、求人情報が詳しい。約80%は独占求人 ・スカウト機能やメールによるマッチングサービスがある ・書類作成や面接のアドバイスなど、サポートサービスが充実 |
はたらいく | ・企業規模よりも働き方や職場の人間関係を重視したい人におすすめの転職サイト ・地元の中堅企業や優良中小企業の求人も多く、94%が独占求人 ・都道府県別に掲載されていて、求人検索しやすい ・転職の進め方のコンテンツが充実 |
キャリコネ | ・3,700万人の社員による企業データベースや口コミが閲覧できる ・62万件以上の企業が登録 ・働きやすい企業ランキングなど、他の転職サイトにないコンテンツが充実 ・学歴不問の求人が約14,000件あり、高卒にもおすすめ |
転職ナビ(旧ジョブセンスリンク) | ・掲載料無料なので求人が集まりやすく、1万件以上を掲載 ・エントリー条件が低い求人も多く、高卒でも面接まで進みやすい ・一方で悪質な求人も多く、求職者のリサーチ力が必要 ・最大2万円の転職祝い金がもらえる |
キャリアインデックス | ・40の転職サイトをまとめて使える転職サイト。ハローワークの求人も閲覧可能 ・色々な転職サイトに登録する手間が省ける ・学歴不問の求人が6万件近い ・応募の際はその求人を掲載している転職サイトへの登録が必要 |
Spring転職エージェント | ・外資系に強く、世界シェアNo.1。海外の勤務地も選べる ・非公開求人が80% ・転職支援が丁寧。学歴やキャリアに自信がない人も面談してもらえる ・1人のスタッフが求職者と企業の両方を担当するので、ミスマッチが起こりにくい |
転職活動を始めて3週間で内定を獲得&年収アップ転職に成功した著者が、実際に使った転職エージェントと転職サイトを紹介します。最速で内定を獲得するための転職エージェントの活用方法も解説しますので、これから転職活動を始める人は参考にしてください。
「高卒×社会人経験なし」おすすめ転職サイトを利用して正社員就職
自由の代償を痛感!高卒フリーターの生活は30歳から急降下
バイトリーダーの立場を任されると、本人はいっぱしの社会人のつもりになっているケースも多いですが、世間から見れば「正社員としての価値がないから就職できない人」にすぎません。
20代のうちは若さも体力もあり、親もまだ元気なので、いざとなったら実家という保険もあります。
フリーター生活の方が自由を謳歌できて素晴らしいとさえ思ったりします。
しかし、30代に入ると、正社員就職した同級生との差がどんどん広がり、経済面でも不安が出てきます。
就職組は年齢に比例して年収が上がっていきますが、アルバイトはいくら勤務年数が長くても時給はそれほど上がりません。
同級生たちの結婚や新居を購入が増えてくるのもこの年代ですが、フリーターでは結婚も住宅購入も厳しく、現実を知って不利な立場を実感する人が多くなります。
【悲報】30歳を超えた高卒フリーターは就職サイトにも見放される!
就職サイトはフリーター専門のものも含めて、基本的に20代までしか利用できません。フリーターOKの求人も、年齢制限が明記されていなくても、フリーターは20代までしか採用しない求人が大半です。
社会的にも30歳を超えたフリーターは能力がないとみなされるため、よほどアピールできる材料や経験がない限り、就職は難しいです。
実現可能な手段としては、現在のアルバイト先で正社員を目指すくらいしか、道がありません。
20代なら高卒社会人経験なしでも正社員になれる
高校卒業後、フリーターだった場合でも正社員を目指すことはできますが、年齢が高くなるほど難しくなります。いずれは就職するつもりなら、なるべく20代のうちに就職活動を始めた方がよいです。
大手・中小ともに人材不足の現在、20代の若い人材を求める優良企業も多いです。
特に、若い人材が不足している企業は、若さやアルバイトでの経験をポテンシャルとして判断してくれます。
使える資格を持っている場合は、それもアピールできますが、20代の場合は資格の有無よりも、アルバイトであっても社会に出て働いていた経験の方が評価されやすいです。
大卒フリーターよりもアルバイトでの豊富な場合も多いので、アルバイトで得たスキルや経験をしっかりアピールしていきましょう。
就職して脱・高卒フリーター!年収は今より必ずアップする
フリーターから正社員になると、年収は必ず上がります。
フリーターの収入は、時給1,000円×1日8時間×週5日で働いた場合で、月収16~17万円程度です。月収17万円として、年収に換算すると204万円です。
一方、大卒の新入社員の平均収入は給与が19万円程度、年収200~230万円前後です。
この数値だけ見ると、フリーターと大差ないように感じますが、これは税金や年金、社会保険料などを天引き後の手取り金額だからです。
フリーターの場合は正社員が天引きされるものを自分で支払わなければならないため、実際の年収差はもっと大きくなります。正社員の方が確実に、手元に残るお金が多いです。
優良企業に就職したいなら企業情報の入手が必須
ただし、焦って就職先を決めるのは禁物です。正社員就職するメリットを享受できるのは、優良企業に就職できた場合に限られます。
正社員になった後のことも踏まえ、長く働ける企業を慎重に探すことが大切です。
高卒・社会人経験なしでも中小や零細企業は雇ってくれるところもありますし、その中には優良企業もありますが、エントリー条件が低い求人にはブラック企業の求人もあり、知らずに入社して取り返しがつかなくなってしまうケースもあります。
高卒フリーターの場合は焦ってブラック企業に就職してしまう可能性も高いため、ハローワークのように企業情報が入手しにくい媒体での就活は避けた方がよいです。
高卒フリーターは転職サイトよりも就職支援サービス
高卒フリーターの就活におすすめな求人媒体は、フリーター専門の就職支援サービスです。
ハローワークには「高卒」「未経験歓迎」などの求人もありますが、ハローワークは無料で掲載できるので、人材使い捨てのブラック企業の求人も多いです。
就職エージェントは掲載が有料なため、採用にコストを掛けていることが分かる求人サイトやエージェントから応募する方が安全です。
また、フリーター専門の就職エージェントなら、フリーターの雇用に積極的な企業の求人を紹介してくれて、詳しい企業情報を教えてもらえるので、ブラック企業を避けながらスムーズに就活できます。
社会人経験がある人は併用をおすすめしますが、社会人経験がない人は、エージェントを中心に求人を探してみましょう。
高卒転職の現実は厳しいと言われる理由
高卒だからといって転職できないわけではありません。条件や仕事内容にこだわりがないなら、高卒でもそれほど苦労せずに転職できます。
しかし給料・企業規模・仕事内容などにこだわる場合、大卒と比較して高卒転職の現実は厳しいです。
高卒でも理想的な転職を実現させたいなら、高卒向けの転職エージェントを利用するのがおすすめです。高卒・フリーター・大学中退者OKの求人や、業界・職種未経験OKの求人を中心に扱っています。特に20代・30代の高卒に向けた求人が多いです。高卒向けの転職エージェントは、学歴や職歴に自信がない人
「大卒以上」が応募条件の求人も多いから
「大卒以上」が応募条件の求人も多く見られます。
高卒と大卒の求人数の違いを、業界別に比較しました。
高卒が対象の求人数 | 大卒が対象の求人数 | |
---|---|---|
製造業 | 138,258件 | 279,200件 |
建設業 | 66,231件 | 88,200件 |
※高卒が対象の求人数の出典:厚生労働省令和元年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」、大卒が対象の求人数の出典:リクルートワークス研究所「大学求人倍率調査」
せっかく良いと感じる求人を見つけても、「大卒以上」が条件になっていて応募できない、ということがたびたび起こります。
企業が「大卒以上」を応募条件にする理由は、主に以下の通りです。
- 努力の証として信頼できるから
- 大学での4年間の学びに価値を見出し、期待を寄せているから
- 専門知識がある人材を見つけやすいから
- 応募者をあらかじめ絞り込みたいから
高卒は大企業への就職率が低いから
高卒は大企業への就職率が、大卒と比較して低いです。
次の表は、新卒採用を実施している企業の規模と、採用が行なわれた学生の最終学歴の関係をあらわしています。
従業員50人未満~100人未満の企業では、「大卒・大学院卒」や「専門学校・短大・高専卒」よりも、「高卒」の採用が多いです。しかし従業員が300人以上の大きな会社では、「大卒・大学院卒」が多く採用されています。
出典:行政法人 労働政策研究・研修機構『新規学卒採用の現状と将来』
これはあくまで新卒採用のデータですが、中途採用においても、大企業ほど大卒・大学院卒を採用する傾向が強いと考えられます。
高卒は大卒と比較して平均年収が低いから
高卒より大卒のほうが平均年収も高いです。
厚生労働省の令和5年の調査によると、高卒者の平均年収は281万9,000円でした。一方、大卒者の平均年収は369万4,000円となっています。高卒者と大卒者の平均年収の差は、約49.5万円です。
※厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」の「学歴別にみた賃金」第3表「学歴、性、年齢階級別賃金及び対前年増減率」より抜粋。年齢計には70歳以上の労働者を含む。
平均年収(高卒) | 平均年収(大卒) | |
男女合計 | 281万9,000円 | 369.万4,000円 |
男性 | 306万1,000円 | 399万9,000円 |
女性 | 230万5,000円 | 299万2,000円 |
高卒におすすめの職種・業種とは?
高卒で就職・転職でき、かつ長く安定しながら働ける職種には主に以下のものが挙げられます。
未経験でもチャレンジしやすいのでおすすめです。
- 営業職
- 大手メーカーの工場勤務
- ITエンジニア
営業職
学歴を重視されにくい職種のひとつとしてまず、営業職の仕事が挙げられます。
営業職は業界にもよりますが基本的には未経験でも採用される可能性が高く、学歴よりもポテンシャルや入社後の結果を重要視される傾向にあります。
また営業経験があれば、転職する際も同じ職種であれば異業界への転職もできるので、職種の中でもかなりニーズの高いものだといえます。
ただし営業職はお客さんの都合によって動かなければいけない業界もあり、かなりハードな職場もあるためそこは事前に把握しておいたほうが良いでしょう。
コミュニケーション能力に自信のある方や行動力のある方、とにかく同世代よりも早くたくさん稼ぎたい方にはおすすめです。
大手メーカーの工場勤務
学歴に自信がないけれど安定した働き方がしs対方は、大手メーカーの工場勤務がおすすめです。
メーカーの工場勤務と聞くとさまざまな企業がありますが、大手であることがポイント。
なぜなら、大手であれば給与の昇給ペースが決まっていますし、残業や有休取得率、産休・育休取得実績など福利厚生や休日の管理などがしっかりしている可能性が高いからです。
一方、中小企業のメーカの工場勤務の場合だと、雇用制度が古く柔軟性に欠けることが多いのでライフワークバランスを重視したい方にはあまりおすすめできません。
地方での転職の際でも工場勤務なら募集されていることが多いので、ぜひチェックしてみるといいでしょう。
ITエンジニア
将来性を考えるのなら、プログラマーなどのITエンジニアを目指すのもひとつです。
IT業界そのものの中でもエンジニアは特に需要が高く、一度スキルや経験を身に着けておけばどこの企業でも通用するのでおすすめです。
また20代であれば高卒や未経験でも採用されやすく、研修制度が充実しているところであれば安心して学習できます。
覚えることはたくさんありますが、できる言語などが増えれば責任のあるポジションに慣れたり、収入アップも目指せるのでチャレンジする価値は十分あります。
高卒におすすめ就職支援サービス7選【社会人経験なし】
転職サイト・エージェント | 特徴 |
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就職Shop | ・20代、新卒、第二新卒、フリーターの就職支援に特化 ・未経験求人を多く取り扱っている ・主に首都圏や関西の求人を取り扱っている ・専任のキャリアコーディネーターが書類や面接対策のサポート |
ジェイック | ・20代の就職支援に特化 ・綿密なヒアリングで、やりたい仕事がハッキリしていない人にも、合いそうな求人を提案してくれる ・若年層に特化している分、求人の質はイマイチだが、キャリアに自信がない人も就職が決まりやすい |
いい就職.com | ・既卒、第二新卒の正社員就職に特化 ・首都圏だけでなく、大阪、名古屋の求人もある ・ビジネスマナーセミナーなど、社会人経験がない人向けのセミナーも開催 ・電話やメールでも求人紹介が受けられ、地方在住でも利用しやすい |
Re就活 | ・20代がメインターゲットだが30代も利用できる ・対応エリアが全国なので求人が豊富 ・スカウト機能とメールによるマッチングサービスがあるので、効率よく求人を探せる ・カウンセリング力は他社に比べるとイマイチ |
マイナビジョブ20’s | ・20代、第二新卒向け転職エージェント ・若年層の就労支援に慣れており、「何がしたいのか分からない」など若年層の求職者に多い悩みにも的確なアドバイスができる ・キャリアに自信がない人も親身にサポートしてくれる |
・20代がメインターゲットだが、他の年代も利用できる ・1都3県の求人のみだが、地方在住でもサポートを受けられる ・社会人未経験者向けの求人が常時1,000件以上 ・カウンセリングが丁寧で、正社員採用確率も業界でもっとも高く78.9% |
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若者正社員チャレンジ | ・東京都からの委託により、パーソナルキャリアが運営 ・ニートやフリーターを含む、29歳以下の正社員就職に特化 ・直近2年以内に、正社員の職歴が1年を超えない20代が利用できる ・働いてから決められるのでミスマッチが少ない |
高卒の転職なら正社員就職支援サービスもおすすめ
高卒フリーターの人は、エージェントや既卒・フリーターの就職活動に特化した就職支援サービスを利用することで、正社員への道が開けやすくなります。
若年層の求人数や、入社実績が豊富な就職支援サービスを選ぶのがおすすめです。
入社実績が豊富=書類選考や面接対策など、就活に関するサポートが充実しているということなので、効果的に自分をアピールできます。
自分で探した求人に応募したいという人でも、履歴書の添削や面接対策だけ受けて、自分が探した求人に応募する際にアドバイスを受けた内容を実践することで効果が得られます。無料でサポートをしてくれるので、就職や転職で悩んでいる人は利用してみましょう。
東京しごとセンター
東京都の正社員就職支援事業です。東京しごとセンター正社員就職応援プロジェクトでは、30歳から54歳までの都内で正社員就職したい方を無料でサポートしています。
就活ノウハウやキャリアデザインなど、セミナー・研修受講は全て無料です。
1日5000円の就活支援金支給制度や短期間のスキルアッププログラムなどもあり、就職活動がうまくいかない、面接が苦手、自分に合った仕事を探したいなどの手厚いサポートが受けられます。
東京しごと塾は、30歳から54歳の正社員就職を目指す方が、就活支援金を受給しながら5日〜2ヶ月の職務実習を通じて正社員就職を目指すプログラムが3コースあります。
プログラム受講者の98%が「満足」と答えています。
すべて無料ですので東京都で正社員就職希望の方にはおすすめです!
高卒の転職でよくある質問
高卒が多い業界は?
文部科学省『学校基本調査』によると、高校生の就職先は製造業が多い(39.9%)です。
高校生が就職した業界を、多い順にご紹介します。
- 製造業
- 39.9%
- 卸売業・小売業
- 10.6%
- 建設業
- 8.6%
- 公務(他に分類されるものを除く)
- 7.3%
- 運輸業・郵便業
- 6.1%
- 宿泊業・飲食サービス業
- 5.2%
反対に高卒で就職した人が少ない業界は、IT等の情報通信業(1.2%)です。
リクルートエージェントは高卒でも使える?
はい、リクルートエージェントは高卒でも使えます。
リクルートエージェントでは、最終学歴や年齢の利用制限が設けられていません。
最終学歴が高卒だからといって、登録や求人紹介を断られることは基本的にないでしょう。
高卒の就職率は?
令和6年3月高卒者の就職率は、男女合計で98.0%でした。
内訳を見ると、国公立の高校生の就職率は98.2%、私立は97.0%です。私立のほうが就職で有利なイメージかもしれませんが、実際は国公立の就職率が私立をやや上回っています。
男女別の就職率は、男子98.4%、女子97.2%です。男子のほうがやや就職率が高いと分かっています。
なお就職率がもっとも高い都道府県は、福島県と富山県(いずれも99.9%)でした。反対に就職率の低い県は沖縄県(90.7%)、神奈川県(91.9%)、千葉県( 95.3%)と続きます。
※出典:文部科学省「令和6年3月高等学校卒業者の就職状況に関する調査」
高卒転職ならスキルや経験の有無が重要に!
既に社会人経験がある高卒での転職は、学歴が不利にならない求人ならあまり影響されることはありません。
転職サイトや転職エージェントをいくつか併用して広い範囲の求人を探していけば、転職も難しくはありません。
社会人経験がない高卒フリーターの場合、20代のうちなら正社員就職は可能です。
30代40代になってくると、就職エージェントなども利用できなくなってかなり厳しいです。
高卒で就職エージェントを利用したいという人は、自分に合ったエージェントで転職活動をしましょう。