転職エージェントとは、企業と転職希望者の最適なマッチングを図るサービスです。
転職希望者は基本的に、転職エージェントを無料で利用できます。
しかし転職エージェントを実際に利用したことがない人にとっては、どんなサービスなのか分かりづらく、利用に不安を感じやすいのも事実です。
そこで今回は、転職エージェントの仕組みや利用の流れ、転職サイトとの違いを、分かりやすく解説します。
また、日本に27,274社もある転職エージェント※の中から、優良転職エージェントを選ぶ方法もお伝えします。
- 転職エージェントと転職サイトの違い
- 転職エージェントの費用が無料なのはなぜか
- 転職エージェントに登録するメリット・注意点
- おすすめの転職エージェント
本当に役立った転職エージェントおすすめランキング12選を紹介
- ハイクラス・ミドルクラス層向け転職エージェント
- キャリアを活かせる好条件の求人が多い
- 外資系・日系大手企業に強い
- ハイクラス転職/管理部門の転職に強い
- 累計転職支援実績59万人(2024年5月時点)
- 30~45歳の転職成功者多数
転職エージェントとは
転職エージェントとは、転職を考えている人と人材を求めている企業の間に立って、双方のマッチングをおこなう人材紹介サービスです。
転職希望者が転職エージェントに登録すると、1人1人に担当者が付きます。
担当者が最初に実施される個別面談で、あなたの経験や希望をヒアリングし、その内容に基づいて、おすすめの求人を紹介してくれるという流れです。
キャリア相談から内定後までサポート
転職エージェントは、転職活動を最初から最後まで、トータルサポートしてくれます。
- キャリア相談
- 求人の紹介
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接の対策と日程の調整
- 内定後の条件交渉
- 入社日調整の代行
- 内定辞退の対応
- 内定後の連絡・アドバイス
転職エージェントは、ただ求人を紹介してくれるだけではありません。
選考対策、企業とのやりとりの代行、内定後のアフターフォローも実施している点が特徴です。
転職エージェントの費用は無料
自分に専属のキャリアカウンセラーがつくとなると、月に数万円もするような会費がかかるのでは…と思う人もいるでしょう。
転職希望者は、転職エージェントのサービスを、基本的にすべて無料で利用できます。
ただし個人が運営しているような転職エージェントや、ビズリーチのようなハイクラス向けの転職サービスは、有料のところもあるので注意が必要です。
転職エージェントの費用が無料な理由
転職希望者はなぜ転職エージェントを費用ゼロで利用できるのかというと、転職エージェントの費用は、企業が支払っているからです。
企業は「こんな人材が欲しい」ということを、転職エージェントに伝えます。
- 経験
- スキル
- 人物像
- 給与 など
転職エージェントは企業の希望条件に基づいて、最適な人材を紹介し、入社が決まったときだけ成功報酬(仲介料)を受け取るというビジネスモデルです。
転職エージェントが受け取る仲介料は、入社が決まった人の年収に応じて決まることが多いです。
だいたい年収の30%前後が相場となっています。
転職エージェントと転職サイトの違い
転職エージェントと転職サイトは混同されやすいですが、両者には違いがあります。
個別サポートを提供しているなら「転職エージェント」、提供していないなら「転職サイト」です。
特徴 | 転職エージェント | 転職サイト |
---|---|---|
サービスの概要 | キャリアコンサルタントによる個別サポート | 多くの求人から自分で応募 |
利用料金 | 無料 | 無料 |
履歴書・職務経歴書の添削 | 〇 | ✕ |
面接対策 | 〇 | ✕ |
企業とのやり取りの代行 | 〇 | ✕ |
条件交渉の代行 | 〇 | ✕ |
求人の種類 | 非公開求人が多い | 公開求人が中心 |
対象者 | 転職を真剣に考えている人 | 広く求人情報を探している人 |
企業情報の濃さ | 内部事情を教えてもらえる | 求人票に記載されている情報のみ |
個別サポートの有無
転職サイトとは、中途採用の求人を載せているサイトのことです。
転職エージェントと違って、転職のプロが求職者1人1人と個別面談を実施し、キャリアアドバイスと求人紹介をするサービスはありません。
自分で求人を検索して、好きなタイミングで自由に応募します。
選考対策の有無
転職サイトでは、応募書類の作成や面接対策も、すべて自分1人でおこなわなくてはなりません。
一方、転職エージェントでは、担当者が応募書類の添削や面接対策を実施してくれます。
もっとも、「履歴書の書き方」「面接時のマナー」などがコラムとして掲載されている転職サイトは多いです。
しかし、担当者が1人1人にアドバイスをしてくれるわけではないという違いがあります。
企業情報の濃さ
応募する企業の情報は、転職エージェントのほうが得やすいです。
転職エージェントは、企業の人事担当と連絡を取り合っているので、内部事情に精通しています。
「具体的にどのような人材を求めているか」「雰囲気の職場はどうか」などを教えてもらえる可能性があります。
一方転職サイトでは、求人票からしか企業の情報を得られません。
履歴書を書いたり面接に挑んだりする際は、企業のホームページや口コミサイトなどをよく確認して、1人で企業研究をする必要があります。
企業とのやり取りの代行の有無
転職エージェントは、企業と求職者の間に立って、双方のやり取りを代行してくれます。
抵抗を感じやすい内定後の年収交渉も、転職エージェントに代行を頼むことが可能です。
一方で転職サイトでは、自分で企業と連絡を取り合って、面接日や入社日の調整をおこなう必要があります。
やらなければいけないことの負担の大きさ
以上の通り転職サイトは、自分で企業と連絡を取って面接日程を調整したり、履歴書や職務経歴書を自分1人で作成したりと、やらなければいけないことの負担が大きいです。
しかし一方で転職サイトには、転職エージェントにはないメリットもあります。
- 転職エージェントから応募を急かされる心配がない
- 電話やメールでのしつこい連絡に悩まされることがない
- 担当者との相性を気にしなくてよい
- 担当者の意見ではなく、自分の考えを大切にできる
転職サイトは、自分のペースで転職活動を進めたい人におすすめです。
また、すぐに転職するつもりはないが、どんな求人があるのかとりあえず見てみたいという人にも向いています。
加えて、他人の意見に流されずに意志決定したい人にも適しているでしょう。
転職サイトと転職エージェントは、1人で何社でも登録できるので、どちらにするか迷ったら併用がおすすめです。
まずは転職エージェントでキャリアに関するアドバイスを受けてから、転職サイトに登録して、自分でも求人検索をおこなうといいでしょう。
20代におすすめ転職エージェント22選!未経験・年収アップ・女性向けなど目的別まとめ
転職エージェントの役割
転職エージェントの目的は、「求職者に転職させること」と、「企業に人材を獲得させること」です。
転職エージェントの転職希望者に対する役割を、より具体的に整理すると、次の5つが挙げられます。
- キャリア相談に乗ってくれる
- 非公開求人を含む求人紹介をしてくれる
- 書類選考と面接のアドバイスをしてくれる
- 応募の際に推薦状を書いてもらえる
- 企業との日程調整・給料交渉などのやり取り全般を代行してくれる
キャリア相談に乗ってくれる
転職エージェントは、電話・オンライン・対面などで、あなたのキャリア相談に乗ってくれます。
今の職場に不満を感じ、転職したいと思っても、どんな仕事に転職すべきなのか方向性が定まっていない方もいるでしょう。
- そもそも本当に転職すべきか悩んでいる
- どんな業界・職種に転職すべきなのか迷っている
- 経験職と未経験職のどちらに転職すべきか迷っている
- 思い描いているキャリアプランが適切か判断できない
- 仕事で何がしたいのか分からない
- 仕事で活かせる自分の強みが分からない
転職エージェントはあなたの経験やスキル、希望をヒアリングしたうえで、どんな転職先を検討できるのか、客観的なプロの視点からアドバイスしてくれます。
自分一人では気づかなかった可能性や、これまでの経験が活かせる新たな分野を見つけられることも少なくありません。
漠然とした「転職したい」という思いが、はっきりとした「転職したい」という意欲に変わることがあれば、「もう少し今の仕事を続けてみよう」と転職をやめる場合もあります。
転職をするかどうか迷うのは時間がもったいないので、転職エージェントの力を借りて判断するのも1つの手です。
転職エージェントとの相談で見つかった自分の強みは、「自己PR」や「志望動機」でも武器になります。
非公開求人を含む求人紹介をしてくれる
転職エージェントは、キャリア相談の内容を踏まえたうえで、転職者の条件にマッチしている求人を紹介してくれます。
転職エージェントが紹介してくれる求人の中には、ハローワークや一般的な転職サイトには掲載されていない、「非公開求人」が含まれていることもあります。
非公開求人は、転職エージェントに登録した人しか見ることができません。
- 応募者が殺到するのを防ぐため。
- 質の高い応募者を求めているため。
※誰でも応募できる公開求人にすると、大手企業や優良企業の良質な求人に応募者が殺到してしまい、ふるいにかける手間とコストがかかってしまう場合があります。
非公開求人は、応募できる人数が多くはないため、魅力的な待遇なのにライバルは少ない傾向です。
書類選考と面接のアドバイスをしてくれる
転職エージェントは、履歴書や職務経歴書の書き方や、面接での受け答えの相談にも乗ってくれます。
履歴書の添削や模擬面接を頼んだり、「この質問に対してこのような回答を考えてみたが、改善ポイントはあるか」とアドバイスを求めたりすることが可能です。
アドバイスを受けたいときは、担当者にメールで依頼してみましょう。
- 履歴書や職務経歴書の書き方のアドバイス(志望動機・自己PRで伝えるべきポイントや、あえて記載しなくても良い部分など)
- 応募書類の添削
- 模擬面接
転職エージェントは企業と直接やり取りをしているので、企業がどのような人材を求めているかを知っています。
そのため、自分がどういった振る舞いをすれば受かりやすいのかを教えてもらえるのです。
特に大手転職エージェントや開設してからの年月が長い転職エージェントは、多くの転職者を支援してきた実績があります。
採用選考に対するノウハウが豊富な傾向です。
また、業界に特化したタイプの転職エージェントは、あなたが希望している業界・職種に対する理解が深く、より的確なアドバイスをしてくれることがあります。
自分だけで書類作成をしたり、面接対策をしたりすると、支離滅裂になるリスクがあるので、不安な人には転職エージェントの活用をおすすめします。
応募の際に推薦状を書いてもらえる
転職エージェントを介して応募する場合、履歴書・職務経歴書のほかに推薦状が添付されます。
推薦状には、次の内容がポジティブに記載されるため、採用側に好印象を残しやすいです。
- 企業にあなたを紹介した理由
- 応募書類や面接では伝えきれない、あなたの人柄
- あなたのスキル など
企業との日程調整・給料交渉などのやり取り全般を代行してくれる
転職エージェントは企業と転職者を引き合わせるだけでなく、企業と転職者の間に立って、双方のやり取りを代行してくれます。
- 面接・入社日程の調整
- 給料等、労働条件の交渉 など
求職者からすると、年収の交渉はしづらいものです。
「企業から不快に思われたらどうしよう」と不安を抱き、思ったように交渉できない人もいます。
しかし企業からすれば年収の部分で妥協してしまって、良い人材を逃してしまうことは、機会損失です。
転職エージェントが交渉してくれることで、お互いに大事なお金の交渉も、しっかりと進めてもらえます。
交渉が苦手な人にとっては、とても大きなメリットです。
またエージェントは、あなたが入社する時の年収に応じて、企業から報酬を受け取っています。
交渉によってあなたの年収が上がれば、転職エージェントとしてもメリットがあるので、遠慮せずに相談してみましょう。
おすすめ転職サイト17社徹底比較!求人数・機能から活用法まで解説
優良転職エージェントの特徴
残念ながら希望に合わない求人を紹介してくる転職エージェントや、担当者の対応が悪い転職エージェントも存在します。
あなたのキャリアを真剣に考えてくれる、優良転職エージェントを利用すべきです。
- 転職したい業界・職種と合っている
- 求人数が多い
- キャリア相談が丁寧
- 自分との相性がいい
基本的に転職エージェントのサービス内容は、どのエージェントでもほとんど同じです。
異なるのは、転職活動をサポートしている業界や職種の範囲、扱っている求人の数、自身の担当になるキャリアコンサルタントだと言えます。
転職したい業界・職種と合っている
転職エージェントには、2つのタイプがあります。
- 「総合型」…業界・職種・地域・年代問わず、幅広い求人を取り扱っている。
- 「特化型」…特定の業界・職種・地域・年代に特化した、専門的な転職支援をおこなう。
総合型の転職エージェントのメリットは、求人数が多いことや、自分では気づかなかった新たな選択肢を提示してもらえる可能性があることです。
しかし、自分が希望する仕事に疎い担当者に当たることもあります。
一方で特定の業界に特化した転職エージェントは、求人数こそ少なめですが、その業界に対する深い理解を持っているキャリアコンサルタントが多いです。
キャリアコンサルタント自身が、自分が希望する業界での実務経験を持っている場合もあります。
より深い知識や経験、希望する業界ならではの事情に基づいたアドバイスを受けることが可能です。
求めるサポートを明確にして、自分に合ったタイプの転職エージェントを選択すると、ニーズに近いキャリアコンサルタントと出会いやすくなります。
求人数が多い
転職エージェントが取り扱っている求人数は、多ければ多いほどいいです。
優秀なキャリアコンサルタントと出会えたとしても、取り扱っている求人数が少ないと、希望に合った転職先がなかなか見つかりません。
転職先選びにおいて、できるだけ妥協しないためにも、「非公開求人」やその転職エージェントだけの「独占求人」も含めた選択肢の多さを重視しましょう。
キャリア相談が丁寧
キャリア相談とは、あなたの経験・スキルや希望、悩みなどを聞いてもらい、今後の仕事についてアドバイスしてもらうことです。
このキャリア相談が丁寧な転職エージェントをおすすめします。
転職エージェントは、転職希望者を新しい会社に入社させないと、報酬を受け取れません。
多くの相談者をスピーディーに捌こうとするあまり、転職の方向性が定まっていない相談者に対して十分なキャリア相談を実施せず、雑な対応をしてくる転職エージェントもいます。
- 転職の意志が弱い人や、希望条件が曖昧な人への対応が雑
- そんな希望条件では紹介できる企業がない、と厳しく言ってくる
- とにかく転職することをすすめてくる
特に「やりたい仕事がわからない」という転職希望者には、親身になって優しく相談に乗ってくれる転職エージェントがおすすめです。
自分との相性がいい
キャリアコンサルトは人間なので、たとえば同じ「リクルートエージェント」のキャリアコンサルタントでも、性格や対応には個人差があります。
自分との相性も、転職エージェントを選ぶうえで重要です。
- 話しやすいか
- スムーズにやりとりができるか
キャリアコンサルトとの相性は、実際に会ってみないと判断できません。
インターネットで高評価の転職エージェントでも、キャリアコンサルトとの相性によっては、転職活動が上手く行えないことがあります。
複数の転職エージェントに登録をして、自分に合ったキャリアコンサルタントがいる転職エージェントを本命として活用していきましょう。
また多くの転職エージェントでは、後から担当者を変更してもらえます。
担当者との相性が悪いと思ったら、我慢せずに変更を申し出ましょう。
言いにくいかもしれませんが、「変更の理由」や「次にどんな人に担当してほしいか」も伝えたほうが、また時間を無駄にしてしまう可能性を減らせます。
転職エージェントを利用する流れ
転職エージェントに登録して、転職するまでの流れをご紹介していきます。
① | WEBからの登録 | 誤った情報や嘘の情報を登録しないよう注意 |
---|---|---|
② | エージェントから連絡 | 登録完了後に電話かメールで連絡がある |
③ | 面談とカウンセリング | 履歴書・職務経歴書に書かれている内容の確認や、希望条件、現在の活動状況などのヒアリング 1時間~2時間程度 |
④ | 求人の紹介 | 条件に合わない場合は断っても良い |
⑤ | 応募企業へ推薦 | 書類選考が免除される場合もある |
⑥ | 内定を得る | 内定後に勤務条件や入社日との調整をする 希望を伝えてエージェントに交渉してもらえる |
⑦ | 労働契約を結ぶ | 最後の調整・書類の準備などもエージェントがフォローしてくれる |
⑧ | 入社へ | 転職成功!おめでとうございます! |
転職エージェントの公式サイトから登録
まずは公式サイトから転職エージェントに登録します。
- 住所・氏名・生年月日・電話番号・メールアドレス
- 職種・業種・年収などの勤務先に関する内容
- 転職時期や勤務地などの希望条件
個人情報が多いので、不安になるかもしれませんが、正確な情報を入力しないと自分に合った求人を紹介してもらえなくなります。
また、後ですぐにバレるので、嘘の入力は避けましょう。
転職エージェントと初回面談
登録が完了すると、転職エージェント側から電話かメールで連絡が入ります。
登録後はいきなり求人の連絡が入るのではなく、まずは初回面談の日程調整です。
初回面談では、希望条件のすり合わせが実施されます。
- 自分の経歴
- 保有スキル
- 転職の動機
- キャリアビジョン
- 年収・業界などの希望条件
事前にスキルの棚卸しをしておき、できるだけ希望条件も整理しておきましょう。
初回面談は電話やオンラインで実施されることが多いです。
中には対面でのキャリア相談をおこなっている転職エージェントもあります。
相談の時間は1~2時間ほどです。
なお転職意欲が低い人は求人紹介を後回しにされる可能性があるので、転職の意思が固まっていないとしても、初回面談で「相談だけしたい」と明言しないことをおすすめします。
また時間にルーズだったり、挨拶がきちんとできなかったりすると、紹介される求人案件にも影響が出ることがあります。
社会人として基本的なマナーを守った振る舞いをしましょう。
また服装は、必ずスーツでなければいけないということはありませんが、デニムやTシャツのようなカジュアルな服装は避けてください。
清潔感のある服装を心がけましょう。
求人紹介
初回面談が終わると、面談で伝えた希望条件に基づいて、担当者が求人情報を送ってくれます。
応募したい求人があれば、キャリアアドバイザーに連絡しましょう。
求人紹介の方法は、転職エージェントの公式サイトのマイページや、メールです。
なお紹介してもらった求人だからといって、興味がなければ応募する必要はありません。
書類選考と面接
求人に応募した後は、まず書類選考が実施されます。
書類選考を突破すると、1~3回ほどの面接です。
書類選考や面接では、履歴書・職務経歴書を担当者に送って添削してもらったり、「面接で聞かれそうな質問に対する回答を考えてみたが、改善点はあるか」と相談したりすることができます。
転職エージェントに相談したいことがあれば、マイページやメールで担当者に連絡してみましょう。
採用選考に関するアドバイスは、無料で受けられます。
内定
最後の面接まで無事に突破し、内定を獲得できたら、入社するかどうか意思決定をおこないます。
年収の交渉や入社日の調整などは、転職エージェントを介しておこなうことが可能です。
また同時に、今勤めている企業に退職する旨を伝えて、退職日のすり合わせを行いましょう。
転職エージェントによっては、入社後も定期的に連絡をくれます。
「入社前に聞いていた条件と違う」「ブラック企業だったため、また転職したい」などの悩みがあれば、相談することが可能です。
使うべきおすすめ転職エージェント
転職エージェントは、自分と相性の合ったキャリアコンサルタントに出会えるかどうかによって評価が変わってくるため、口コミや評判だけでは判断が難しいです。
多くの人が優良と判断した転職エージェントであっても、自身のスキルに見合った知識を有していないキャリアコンサルタントが担当になるケースもあるので、複数登録をして、それぞれ面談してから見極める必要があります。
実際に転職エージェントを活用するために、まずは大手総合型エージェントに3件登録するのがおすすめです。
使うべき大手総合型のおすすめ転職エージェントを、3つご紹介します。
転職エージェント | 特徴 |
---|---|
doda | 求人数が多く、特に有名な転職エージェント。扱う業種が幅広い。全国対応。転職エージェントに相談せず、転職サイトの機能だけを使うこともできる。 |
ビズリーチ | ハイクラス向けの転職エージェント。好待遇求人が見つかる。即戦力採用が前提なので、未経験者には不向き。 |
type転職エージェント | キャリアアドバイザーからの手厚い支援が評判の転職エージェント。特に一都三県、ITエンジニア・営業職・ハイクラスの求人・転職に強い。 |
doda
求人数 | 24万2,630件 |
---|---|
未経験者 | 〇 |
タイプ | 総合型(ハイクラス向け) |
全国対応 | 〇 |
- 求人数が多い
- 多くの転職希望者が使っている
- 転職サイトの機能もある
dodaは求人数が多く、特に有名な転職エージェントです。
dodaは転職エージェントと転職サイト、2つの顔を持ちます。
dodaに登録したからといって、必ず転職エージェントサービスを利用する必要はありません。
求人検索をして、担当者を介さず、自分で応募できる求人も多いです。
dodaの求人情報は、かなり詳細なので、気になる企業の条件を比較しやすいです。
面接対策や応募書類の添削といった、サポートの質にも定評があります。
未経験者、若手、ミドルまで、幅広い層におすすめです。
dodaの評判・口コミを徹底調査!特徴やサービス内容までくわしく紹介
ビズリーチ
求人数 | 11万1,093件 |
---|---|
未経験者 | × |
タイプ | 総合型(ハイクラス向け) |
全国対応 | 〇 |
- ハイクラス向けの転職エージェントの中でも求人数が多い
- 年収アップに強い
- 厳選された求人が集まっている
ビズリーチは、ハイクラス向けの転職エージェントです。
経営者層・管理職・専門職向けの求人が多いという特徴があります。
取り扱っている求人の年収水準が高く、年収1,000万円以上を目指すことも可能です。
ただ、登録には審査があります。
誰でも登録できるわけではありません。
しかし豊富な経験を持つ40代や50代にはおすすめの転職エージェントです。
ビズリーチの評判・口コミは最悪?ばれるって本当?悪質・ひどいと言われる実態を徹底解説【2024年最新】
type転職エージェント
求人数 | 求人総数:2万7,979件 非公開求人数:1万7,829件 |
---|---|
未経験者 | 〇 |
タイプ | 総合型 |
全国対応 | 〇 |
- 「type」ブランドが長年培ってきた転職ノウハウを持っている
- 一都三県の求人が多い
- 特にITエンジニア・営業職・ハイクラスの転職支援が得意
type転職エージェントは、キャリアアドバイザーからの手厚い支援が特長です。
特に一都三県の転職支援には強いです。
また、営業やITエンジニアの転職支援にも強みを持ちます。
未経験から挑戦できる仕事もあれば、経験を活かせる仕事もあり、幅広い人におすすめです。
type転職エージェントの評判は悪い?口コミから特徴やメリット・デメリットを徹底調査
転職エージェントを利用する時の注意点
転職エージェントを利用する前に知っておきたい注意点を、3つ解説します。
- 年収が高い企業への応募を強くすすめられる場合がある
- 連絡がしつこいと感じることもある
- 希望と異なる求人を紹介されることがある
年収が高い企業への応募を強くすすめられる場合がある
転職エージェントはあなたの転職が成功して初めて、企業から報酬を受け取れます。
そのため、応募を強くすすめてくる場合があります。
また転職エージェントの報酬は、応募者の内定後の年収が高ければ高いほど増えるので、応募者自身が希望している条件よりも年収が重要視されることがあります。
しかし応募をごり押ししてくる転職エージェントや、年収が高い企業を優先的におすすめしてくる転職エージェントは、あなたのキャリアを真剣に考えてくれているとは言えません。
応募を急かすことなく、応募者の希望に沿って求人を探してくれるエージェントを探しましょう。
連絡がしつこいと感じることもある
転職エージェントから頻繁に求人紹介が届き、「しつこい」「確認が大変」と感じる人もいます。
連絡がしつこいと感じたら、担当者にメールの頻度を減らしてもらえないか相談してみるのもひとつの方法です。
ただし転職エージェントは、できるだけ多くの内定者を出そうとしているので、転職の意志が強い人に対して優先的に優良求人を紹介するケースも見られます。
「連絡がしつこい」と言ってしまうと、転職の意志が弱いと判断されてしまい、チャンスを逃す可能性がある点には注意が必要です。
希望と異なる求人を紹介されることがある
転職エージェントは、希望と異なる求人を紹介してくることがあります。
- 希望条件の共有が不十分
- 自分の希望条件が厳しすぎて、他に紹介できる求人がない
- 新たな選択肢として提案してくれている
もし自分の希望条件を転職エージェントが誤解していると感じた場合は、再度メールやマイページのメッセージ機能で、希望条件を伝えましょう。
それでも改善されない場合、担当者の変更や、他の転職エージェントへの乗り換えを検討してみてください。
人材紹介会社一覧とおすすめランキング! 人材紹介会社の驚くべきメリットと気を付けたいデメリット
転職エージェントは転職活動をサポートしてくれるサービス!
転職エージェントとは、担当のキャリアコンサルトが、転職活動を無料でサポートしてくれるサービスです。
キャリアコンサルタントによって今後の転職活動が大きく変わってくるので、自分と相性がよく的確なアドバイスをくれる担当者と出会えるまで、さまざまな転職エージェントを試してみてください。
まずは転職エージェントに登録するところから、転職活動をスタートさせましょう。